7月17日、オイスカ中部日本研修センターと愛知県支部は、愛知県の豊田市コンサートホールで2010オイスカデー生物多様性シンポジウム「富士山と生物多様性の恵み」を開催しました。同イベントは、今年10月に名古屋市で開催される生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)のパートナーシップ事業です。コンサート、式典、生物多様性に関するプレゼンテーションや講演と、盛りだくさんの内容で、環境問題について我々が取り組むべきことを、来場者と一体となって考えることができました。 特別講演として、アルピニストの野口健氏が「富士山から日本を変える」というテーマのもと講演を行いました。講演では、清掃登山で訪れたエベレストや富士山の現状や活動の実体験から得た知識などを語り、ゴミ問題と生物多様性の保全についてメッセージが伝えられました。「状況を見て、事態を知ることが行動につながる」と話す野口氏は、多くの人が協力して環境問題に取り組むことの重要性を示しました。
また、企業や小学生などが、各自が取り組む環境活動のプレゼンテーションを行い、活動成果を紹介しました。海外植林から国内の活動まで、生物多様性の保全に対する思いを込めた発表となりました。