2014年6月27日

オイスカ・インドネシア 谷復興副大臣が中部ジャワ視察相互扶助の考えに触れる一幕も

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  • クラテン県知事(左から二番目)を表敬する谷復興副大臣(左から三番目)
    クラテン県知事(左から二番目)を表敬する谷復興副大臣(左から三番目)

    オイスカ国際活動促進国会議員連盟事務局長の谷公一復興副大臣が、近年における自然災害について、当時の状況の聞き取りや復興状況視察のため、4月29日〜5月2日、インドネシアを訪れました。
    谷復興副大臣は5月2日、中部ジャワ州クラテン県のスナルマ知事を表敬。その後、オイスカスタッフらの案内で多くの犠牲者を出したジャワ島中部地震(2006年発生)被災地に赴きました。オイスカは当時、同州に位置するカランガニアル研修センターを拠点に緊急支援活動に着手し、中期的支援の一環として地震で倒壊した小中学校の再建にも協力。その8校のうち、訪れたクラテン県クムド第一小学校およびクボンダレム・ロル第一小学校では、校長や集まった保護者らから当時の状況について説明がなされました。

    クボンダレム・ロル第一小学校で集まった保護者や子どもたちと
    クボンダレム・ロル第一小学校で集まった保護者や子どもたちと

    10年に大噴火を起こしたムラピ山近郊では、砂防施設や、山頂に最も近いスレマン県ウンブルハルジョ第二小学校に足を運びました。オイスカの研修生OBらを調整役として行われた同地での支援活動に、ジャワ島中部地震の被災者がボランティアで応援に駆け付けたエピソードなど、ゴトン・ロヨンと呼ばれるインドネシア特有の相互扶助の考え方に触れる一幕もありました。視察を通し、谷復興副大臣からは「再建された学校で、元気
    に学び、遊ぶ子どもたちの伸びやかな表情がとても印象的だった。オイスカ活動の素晴らしさを再認識するとともに、東北の復興に取り組む私の背中を押してもらった気がする」といった感想が聞かれました。

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