今年4月に発生した熊本地震の後、オイスカは同19日より被災地支援募金の受け付けをスタート、7月末までに全国から145万7300円が寄せられました。西日本支部と熊本県推進協議会が中心となり現場のニーズを調査し、西原村農業復興ボランティアセンター(以下、農ボラセンター)と連携した支援を決定。震災後などにボランティアの受け皿となる自治体のボランティアセンターでは、農業復興に関わる作業に人を派遣できないことから、同村では有志が農ボラセンターを立ち上げ、農家の要請に応じ畑の草刈りや作物の収穫などを手伝う活動を進めていました。
オイスカでは、6月下旬から9月下旬にかけて、ボランティアの受け入れや農ボラセンターとの調整を担うスタッフを現地に派遣し、主に各町内の共有地や河川敷などの草刈りを実施したほか、避難所生活が長引き、農地の管理に手が回らない農家の畑で除草や管理作業を行うなど、延べ222名を受け入れ活動を続けてきました。農家の方たちからは「これ以上農業を続けられないと、諦める気持ちになっていたが、ボランティアの皆さんのおかげでもう一度頑張ろうという気持ちになった」といった感謝の言葉が寄せられました。
全国の皆さまからのあたたかいご支援に深く感謝し、今後も国際協力活動で培った経験をもとに、国内でのさまざまな活動を行っていきます。