2009年1月6日

活動推進の中核となる人材の育成にむけて 中堅指導者招聘研修を実施

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  • プロジェクトを立案する演習など実践的に研修を行った(プロジェクトマネージメント研修にて)
    プロジェクトを立案する演習など実践的に研修を行った(プロジェクトマネージメント研修にて)
    中堅指導者研修の主な内容
    中堅指導者研修の主な内容

    2007年に行われた国際理事会において、年々多様化する海外の現場に対するニーズに対応し、さらなる地域開発・環境保全を推進するためには組織強化、後継者育成が急務であることが確認されました。これを受け、08年10月 21日~11月7日まで、オイスカの各国プロジェクトの現場で活躍するスタッフを対象に中堅指導者招聘研修を実施しました。本研修は、①プロジェクトの質の向上に寄与できる人材の育成、②将来的に各組織のマネージメントを担える人材の育成、の2点を目標に実施され、カンボジア、インド、インドネシア、フィリピン、スリランカ、タイから選ばれた6名が講義やワークショップ、各種施設の視察に参加しました。研修内容は表の通りです。以下に主な活動をご紹介します。
    オイスカ特別講義:オイスカ全体の理解促進を目的に実施。オイスカの理念についてあらためて確認したほか、他国の活動やその課題などについて情報を共有しました。「日本国内の組織形態や資金調達の仕組みについて学んだことは、適切な業務遂行に役立つ」との感想が聞かれました。

    ネイチャーゲーム指導員研修:プロジェクトの質の向上を目的に実施。すでにネイチャーゲームを実践している国もありますが、(社)日本ネイチャーゲーム協会の指導の下、あらためて環境教育リーダーとして必要な知識や技術を体系的に学びました。講習後、参加者の一人は、「リーダー養成の仕組みなども参考にして、より良い人材を育てていきたい」と述べていました。

    プロジェクトマネージメント研修:組織強化を目的に実施。㈲人の森から講師を迎え、各自が所属する組織の分析を実際に行いながら、プロジェクトマネージメント手法の基礎を学びました。演習を通じて、各組織の課題とそれに対する取り組みが明確になり、帰国後に実践したいとの声が聞かれました。
    研修の締めくくりには、これからの活動において中堅指導者が果たすべき役割について討議を行いました。その中で、オイスカの人材や知識の効率的な活用に向けて、ネットワーク構築をめざした行動を起こすこと、またその具体的な方法について計画されました。今後は、計画を実現するために参加者同士が引き続き連絡を取り合いながら具体的に行動するとともに、本部事務局でも必要なサポートを行っていきます。
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    090106-11本部・国際協力部 塚本史緒
    担当として研修に参加する機会を頂戴し、非常に多くのことを学びました。印象に残ったのは、講義中さりげなく理解度の遅い人を助けたり、毎日の終わりに参加者全員で自主的にレビューを行ったりしている研修生の姿です。初めて会った人同士がオイスカの仲間としてあっという間に団結を深めていく姿を目にし、今後も国を超えた絆を強めて欲しいと感じました。

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