2009年11月15日、沖縄県沖縄本島北部山原地域の国頭村安波地区で「村制施行100周年記念植樹祭」が行われ、オイスカも共催団体として参加しました。沖縄固有種で絶滅危惧種ヤンバルクイナの生息する地域での、「『一島一森』で花と緑の美ら島づくり」をスローガンとする「全島緑化県民運動」の一環となる事業です。昔から村人は、「貧しくても乱伐は止めよう、必要な時は森と木に感謝して伐採しよう、伐採後は必ず木を植えよう」と言い伝え、森を守ってきました。
はじめに、国頭村環境教育センター「やんばる学びの森」で記念式典が行われました。宮城馨村長らの挨拶があり、オイスカからは新屋敷道保組織部長が挨拶に立ち、オイスカ活動や沖縄に学ぶ海外研修生を紹介しました。
式典後、安波ダムを造る際に発生した、残土置き場だったという植林地に移動。総勢500名が、イジュ3500本をはじめ、オキナワウラジロガシなど4820本を植えました(イジュはツバキ科の常緑高木。白い花をつけ、琉歌に多く歌われる)。オイスカからは、愛媛県支局から参加の23名を含め、沖縄県支局会員、フィリピン・タイの研修生など計36名が参加しました。なお、本プロジェクトは3年計画で実施されます。