2009年11月3日に発表された秋の叙勲で、中野良子(財)オイスカ会長に旭日中綬章が贈られました。
これは、長年にわたって民間の立場から国際協力に貢献するとともに、政府や政府機関の審議会の委員などを務め、国家に多大な寄与を行ったとの理由で受章に至ったものです。
叙勲の伝達式は11月11日に外務省で行われ、中野会長は引き続き宮中で行われた天皇陛下への拝謁に臨みました。
中野会長は1974年に創立者の後を継いでオイスカ・インターナショナル総裁に就任。その後、83年に(財)オイスカ会長に就任、以来今日に至るまで、発展途上諸国を対象として人材育成や持続可能な農山村の振興のための具体的な活動を精力的に推進、国内外からの高い評価を得る組織へと育て上げました。
またこの間、NGOの代表として外務省や環境庁などの各種審議会や国際協力に関わる国際協力銀行(JBIC)や 国際協力機構(JICA)などの政府系機関の各種委員を務めるとともに、国土緑化や社会教育分野の団体役員なども務め、わが国の発展および国際的な地位向上に尽力してきました。
今回の受章について中野会長は「これまでオイスカに関係したすべての人に贈られたもの。これからも皆さんとともに自信と誇りを持って日本のため、国際社会のために微力を尽くしていきたい」との感想を述べています。