2012年11月26日〜12月2日、マレーシアの地方地域開発省よりダト・イブラヒム・モハマド事務次官ら総勢8名が来日しました。同省が実施する農民の所得向上や雇用促進を目指した農村開発プロジェクトの参考にすべく、日本各地の取り組みを視察しました。
一行は、農産物直売所と果物の流通の仕組みを学ぶため、JAとぴあ浜松によるファーマーズマーケット(静岡県浜松市)、道の駅くつき新本陣(滋賀県高島市)、JAにじ園芸流通センター(福岡県うきは市)などを訪問。うきは市では、髙木典雄市長を表敬し、両国の農村振興事業について活発な情報交換を行いました。また、京都では西陣織ミュージアム「織成館」を訪ね、西陣織の歴史背景を学び京の伝統産業にも触れました。イブラヒム事務次官は、「農家が値を決め農作物を直売するファーマーズマーケットのようなものをぜひ取り入れたい。今回の視察で学んだことを、事業の参考にしたい」との感想を述べられました。
また、山梨県ではオイスカと丹波山村が推進する、企業による森づくりなども視察、オイスカの活動にも理解を深めていただく良い機会となりました。