2013年11月28日~12月5日にかけて、オイスカ・インターナショナルの中野良子総裁がインドを訪問し、北インド総局、南インド総局の役員、会員らと意見交換を行ったほか、「子供の森」計画をはじめとする活動を視察しました。
両総局は独自に資金獲得に努めプロジェクトを推進しており、特に南インド総局では、貧困地域において飲料水の供給や女性のための職業訓練といった40ものプロジェクトを展開しています。
いずれも世界銀行などからの資金を活用し、州政府と協働で実施しているものです。村への安全な飲み水の供給を目的とした水源地プロジェクトを担当するスリジットさんは、中野総裁に進捗を報告し、「貧困削減など社会の問題解決に貢献できることを誇りに感じている」との思いを伝えました。
また、オイスカ高等学校(静岡県)を卒業した留学生が集まり、同校の学園長でもある中野総裁を囲む同窓会が、 デリーとカリカットで開催されました。
研修生や技能実習生OBらも参加し、近況を報告する中、日本企業に勤務するカシシ・マルホトラさん(06年卒業)は、”時間厳守”や”物を大切に扱う”などのよい習慣が身に付いたことに感謝し「日本語を話すインド人は大勢いるが、日本人の考え方や心が分かる人は少ない。寮生活を通じてそれらを学んだ私たちだからこそ両国の発展に大きな貢献ができる」と語り、今後のさらなる活躍を約束しました。