首都デリーでは、インドで進むガンジス川浄化国家計画について聞き取りのため、その一翼を担っている世界銀行やJICAインド事務所を訪問。“聖なる川”も汚染が激しく、どのような解決策があるか、オイスカができる支援方法を模索する機会となりました。9日には一行を歓迎する晩餐会が開催され、平松賢司駐インド大使、キラン・リジジュ内務担当閣外大臣らも列席。和やかな雰囲気の中、中野総裁にアグラに本部を置く国際組織Respect Age Internationalより、卓越した年配者へ送られる顕彰の授賞式も行われました。
10・11日にはヒンズー教の聖地バラナシを訪れ、ガンジス川で沐浴をする人々の横を火葬された死者の灰が流れる様子など、汚染の状況を船から視察。市中から流入する汚水を処理するための方策といった課題の大きさに、愕然とさせられる場面もありました。またオイスカ・バラナシ支局の発会式に参加。式にはバラナシ市長も姿を見せ支局誕生を祝うとともに、今後のオイスカの取り組みに大きな期待を表明。会長となったV・N・シン氏は地元の名士で、「世界に広がるオイスカの一員となることに喜びを感じている」と語りました。
一行の訪問は、インドにおける開発協力の新たな歴史の1ページを飾るものとなりました。