99回を数える国際青年養成講座が4月4〜9日、中部日本研修センター(以下、センター)で開催され、会員企業6社1団体の新入社員22名が参加しました。本講座の特色は、専門講師を招き、新入社員に必要な礼儀・マナーを体験的に習得するほか、規律訓練・トイレ掃除・生命の循環学習(鶏の解体)などオイスカ独自のプログラムにあります。センター施設を活用し、完全合宿制により早朝から21時まで講義や実習が続く5泊6日の厳しい研修です。
「なぜ規律訓練など軍隊のようなことをやるのか」「鶏を絞めるなんて絶対にできない」と不安を抱えていた参加者も、さまざまなプログラムを通じチームワークやコミュニケーションの重要性に気付き、できないと思っていたことを乗り越えることで自信をつけ大きく成長した様子が見られました。
海外の人材を育成する現場であるセンターに蓄積されたノウハウは日本人の青年育成にも活かされており、このような取り組みの広がりに期待がかかります。