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海外ニュース
6月8日、農業復興支援での種籾配布用に、ミャンマー農林業研修センター周辺地域で栽培したオイスカ種(フィリピン種起源)などの種籾約1260kgを載せたトラックが研修センターを出発、翌日ヤンゴンに到着しました。この種の種籾は配布を行うデダイでは普及していないものですが、現地カウンターパートであるミャンマー農業公社(MAS)に紹介したところ、将来的な普及も期待してぜひ試してみたいとの要望があったものです。また、同時にMASと各農村での種籾の配布量について調査を進めています。
9日~10日にかけて、エヤワディ管区在住の研修生OBの農業被災状況を調査していた、研修センタースタッフ1名と研修生OB1名がそれぞれヤンゴンに戻りました。2名からの報告を受け、調査対象となった7名のOB研修生のうち5名に対して、OBフォローアッププログラムの特別枠での緊急貸し付けを決定しました。 12日、デダイのネィヤウンカー村、イェチョー村で計255世帯に米・油・にんにく・ロウソク・ライターなどの支援物資セットを配布しました。これらの村は、稲作とココナッツ栽培を主に行っていますが、サイクロンの被害で種籾は塩水に漬かり、水牛や牛の80%を失いました。ココナッツも塩水の被害で品質が劣化しています。現在、田を起こすための機械の台数も、状態も不十分で、種をまく準備もできない状態です。