2015年12月5日

マレーシア 第4回「マラ公団・オイスカ ビジネスフォーラム」サラワク州クチンで開催

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    マラ公団、サラワク州政府など多くの関係者の協力の下、
    開催されたビジネスフォーラム

    10月12〜14日、今年で4回目を迎える「マラ公団・オイスカ ビジネスフォーラム」(以下、フォーラム)が、サラワク州クチンで開催されました。日本から赴いた企業、200社を超える現地マレーシア企業、またスリランカやブルネイからも参加を得たフォーラムは、同州の首席大臣によるマラ公団への強い働きかけから同地での開催となりました。

     

    レセプションでは日本からの参加者が登壇する場面も
    レセプションでは日本からの参加者が登壇する場面も

    サラワク州はマレーシアの大穀倉地帯であり、天然資源も豊富で今後の開発が期待されています。フォーラムの開会では州政府の歓迎の言葉に続き、今後の開発の方向性についての共有と、同州地域回エネルギーへのサラワク回廊開発機構からは「再生可能エネルギーへのサラワク回廊〜発展への機会とルール〜」と題して投資の状況および展が紹介されました。翌日にはフォーラムの様子やオイスカと現地カウンターパートであるマラ公団との協働の歴史などが新聞4紙に掲載されるなど、オイスカの取り組みに対する関心の高さがうかがえました。
    午後にはマッチングセッションがスタート。テーブルに着く日本企業のもとには途切れることなくマレーシア企業が面談に訪れ、日本企業の担当者も現地の生の情報を得ようと真剣な面持ちで話に耳を傾けていました。マッチングの実現に向け具体的に動き出しつつある案件もあり、今後の展開が期待されます。サラワク州の伝統的な舞踊や劇が花を添えた夜のレセプションでは、日本人参加者が飛び入りで登壇するなど、友好を図る場ともなりました。

    14日にはサラワク州の魅力のひとつである大自然や文化に触れるため、オランウータンを野生に戻す取り組みを進めるマタン・ワイルドライフセンターや、同地に住む代表的な7民族の文化や生活様式を紹介するサラワク・カルチュラルビレッジを視察。前日
    の真剣なビジネスマッチングに向けた話し合いから一転、リラックスした雰囲気の中で同国への理解を深めました。
    本フォーラムは、オイスカを通じ日本で技術を身に付けた研修生や技能実習生OBが、ふるさとマレーシアで起業し経験を積み、次なるステージへと飛躍するため日本とのつながりを持ちその挑戦を応援することを目的として始まりました。現在では、その枠にとどまらない企業同士での連携や企業と大学の共同研究などが進んでいます。オイスカ会員企業とマレーシアを中心とした各国企業、また教育機関との連携をサポートし、相互理解と発展を促す取り組みに期待が高まっています。

    4 時間にわたり行われた現地企業とのマッチングセッション
    4 時間にわたり行われた現地企業との
    マッチングセッション
    地元の新聞で大々的に報じられた
    地元の新聞で大々的に報じられた

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