2019年1月31日

フィリピン ネグロスシルク事業が新たな段階へ全国への養蚕業の拡大を目指す

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  • 1月10日、在フィリピン日本大使館にて資金贈与契約書に署名をした羽田浩二大使(左)と石橋幸裕駐在代表(日本大使館提供)

    2019年1月、開始以来二十有余年を経過したネグロスシルク事業を発展させた「ネグロスシルク事業を基盤とする養蚕普及全国展開支援事業」(以下、支援事業)がスタートしました。これは、フィリピン政府から全国への養蚕普及に向けた協力要請を受け、フィリピン科学技術省所管繊維研究所(PTRI)、農業省所管繊維開発局(FIDA)などと協力して立案したもので、外務省NGO連携無償資金協力を得て3ヵ年計画で行われます。

    支援事業は、ベンゲット州(ルソン島)、アクラン州(パナイ島)、東ミサミス州(ミンダナオ島)を対象地域とし、各州の養蚕振興リーダーやモデル農家の育成に向けたセミナーや研修をネグロス島で実施するほか、日本人専門家の派遣、各州の代表者の訪日研修も計画。さらに、繰糸機械導入による製糸機械の整備も予定しており、養蚕普及拡大による繭の増産、良質の生糸生産を目指します。

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