フィジーでは、1月8日から4日間に亘って降り続いた雨で各地で洪水が発生、1万人以上が避難する事態となりました。オイスカがフィジーでの研修の場としている国立青年研修センターでも、近くを流れる川から溢れ出た水で養魚池や農場が水没、種苗場が流出する被害を受け、冠水が引いた20日以降は被害状況の確認や整備作業に追われました。
フィジーでは、近年、大雨による洪水被害が増加していますが、この背景には、はげ山となった山の保水力の著しい低下、環境対策の遅れなどがあり、吉田孜オイスカ・フィジー駐在代表は、「『子供の森』計画による植林活動や環境教育にさらに力をいれていく」との決意を新たにしています。