3月5日、バングラデシュのダッカ郊外にあるオイスカ・バングラデシュ研修センターで、ダッカ日本人会による野菜の収穫体験が行われました。ダッカ在住の日本人会会員と小中学生、合わせて約40名が参加し、ゴボウやネギなどの日本野菜に加え、現地在来種の豆などを収穫しました。普段、都会暮らしをしている参加者たちは、久しぶりに触れる土の感触を楽しんでいる様子でした。子どもたちも、土の中からニンジンやジャガイモが出てくるのが興味深いようで、小さな手で一生懸命に作業していました。
日本に比べ、安全な食品を確保することが難しいバングラデシュでの生活。鶏舎から産みたての温かい卵を採った際には、参加者から「明日は卵かけごはんだ!」と喜びの声も聞かれました。有機農業研修の副産物である農作物ですが、大勢の日本人の方々が喜ぶ姿は、オイスカスタッフや研修生の励みとなるとともに、研修生が有機農業の成果を実感するという大きな意味もあります。
現地では、今後もこのような行事を続けていきたいと考えています。