6月20~27日、訪日研修生OBフォローアップ調査のため、西日本研修センター副所長の豊田敏幸がカンボジアを訪れました。カンボジア総局発会以降の研修生受け入れは2005年度に始まり、15年度までに23名が日本で学びを深めました。
帰国後の主な活動拠点となっているのは、首都プノンペンから北東に車で3時間ほどのコンポンチャム県です。農業が盛んな地域で、OBの多くはコショウ栽培農家の経営をはじめ農業関連会社や地元NGOに勤務するなど多方面で活躍、「子供の森」計画の推進を担う姿もありました。同国北西部に位置するバッタンバン県では、地元の大学と連携し研修生OBのワンナが中心となり有機農業のデモンストレーションファームを運営する計画も進んでいます。
カンボジアでは海外の縫製工場の進出や外国への出稼ぎの増加などで、農業従事者が減少しています。同国の基幹産業である農業の未来が明るいものとなるよう、OBの活躍に期待がかかります。