3月12日、衆議院第一議員会館でオイスカ国際活動促進国会議員連盟(以下、議連)設立50周年記念行事が開催されました。当初は2017年10月に開催される予定でしたが、選挙の影響により延期されていたものです。
議連は1967年3月に設立され、現在は69名の議員によって構成されています。ほぼ毎年、国会議員を海外に派遣し、現地のオイスカ活動を視察するとともに、日本人駐在員や研修生を激励。また、現地政府に対し、さらなる理解促進と協力の要請を行うなど、半世紀の長きにわたりオイスカの国際協力活動を側面から支えてきました。
記念行事当日は国会議員20名が出席、全国の会員、支援者など250名以上の参加者で会場は埋め尽くされました。経済同友会の小林喜光代表幹事による「地球と共存する経営」と題した記念講演に続き、海外開発協力事業や国内の森づくりをはじめとするオイスカの活動について報告がなされました。その中で、西日本研修センターにおける1年間の農業研修を3月に終え、帰国を直前に控えたミャンマー研修生スイ・スイ・ミンが、研修成果発表としてのアクションプランを披露し、帰国後の活躍を誓いました。
第二部のレセプションは、6ヵ国の大使を含む11ヵ国の駐日大使館関係者らも駆け付け、11名の研修生も加わり国際色豊かな会となりました。冒頭、主催者を代表して登壇した議連会長の石破茂衆議院議員は、50周年を記念した支援金などをオイスカの渡辺利夫会長と中野悦子理事長に贈呈しました。「著しい人口減少に直面している日本が国際社会に対してできること、お願いすべきことが新たに出てくるはず」と国際協力の新たな局面に触れ、「オイスカやその理念に心を寄せてくれる人たちの志ある活動が、今後ますます重要になってくる」と挨拶。来賓の中根一幸外務副大臣、礒崎陽輔農林水産副大臣から、オイスカの国際協力活動を支えてきた議連への感謝の意が伝えられると、会場は大きな拍手に包まれました。