2015年2月27日

オイスカ・パプアニューギニア 国際機関も活動を高く評価国連開発計画からの支援が決定

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     パプアニューギニアでは、コスモ石油エコカード基金の支援により「熱帯雨林保全プロジェクト」が進められています。活動地域の中で、東ニューブリテン州にあるアラバム、ライゲル、マラナギの3村(以下、ARM)における取り組みに対し国連開発計画(UNDP)より支援の申し出があり、2014年12月、現地オイスカ組織との間で協定書が交わされました。ARMでは植林や農業指導、女性の生活改善のための織物の講習を行い生計向上を図るなど、さまざまな面から熱帯林の保全につながる活動を進めてきました。その取り組みが、地域社会のみならず国際機関からも高く評価を受けたかたちとなります。
     同地に住むバイニン族の中には、かつては自らの生計向上のため、熱帯林の破壊につながることを知りながらオイルパーム企業を積極的に誘致する姿も見られました。しかし、オイスカとコスモ石油㈱のこれまでの活動ならびにUNDPからの支援を得たことで、部族を統括する組織の代表は「今、我々には生計向上に向けた新しい道があることが示された。そしてそれが我々の文化や伝統をも守ることを認識した」と語っています。さらに「今後一切、オイルパーム企業誘致による村々の開発をやめ、バイニン山脈をなすマルンガ村からトリウ川(東西ニューブリテン州境界)までの原生林を保全する」との宣言を出しました。
     オイスカは今後も各機関と協働・協力し、持続可能な社会を目指し、そこに住む人々と共に地域に根差した活動を進めていきます。

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