2014年12月11〜13日、東京ビッグサイトで「エコプロダクツ展2014」が開催され、オイスカは3ヵ所のブースで国内外のエコプロダクツを紹介しました。「子供の森」計画では環境かみしばい〝世界の森のおはなし〞を紹介したほか、やまなし水源地ブランド推進協議会として国産木材を活用した家具や現在開発を進めている木造モバイルボックス〝coya（コヤ）〞を展示しました。

　先の東日本大震災では、木造の仮設住宅が「心が落ち着く」「やすらぐ」と好評であった一方で、ニーズに応えるための迅速かつ大量に必要な資材の供給に課題が残りました。その反省から誕生した〝coya〞は、通常時はカフェや救護所などとして活用し、災害時には2ｔトラックで運搬可能で設置も容易という、利便性を追求した製品です。ユニット式で組み合わせ次第で用途が広がる〝coya〞について、来場者からは「木のぬくもりが感じられる心地よいスペース」「海の家として活用したい」「普段はイベント会場の救護所として、災害時には医療拠点として活用してはどうか」といった声が聞かれました。 さまざまな意見を踏まえ、実用化に向けて開発を進める予定です。