9月25日、オイスカ・インドネシア総局と現地企業エトスアグロ社が共同で運営する農業技術研究センター(以下、センター)の第2回の研修生入所式が行われました。センターは、東ジャワ州バニュワンギ県の中心地から車で40分ほどの場所にある、エトスアグロ社が所有するキワタ(綿の木)の農場の一角に位置しています。
当日は同県の県知事ほか、現地政府の農業担当部局関係者や台湾の国立大学教授、日系企業関係者など100名超が集まり、盛大に入所式が開催されました。県知事はスピーチの中で、最近訪問した台湾や日本で見た農産物の質の高さに驚かされたことに触れ、海外からの協力を得ながら魅力的な農産物を出荷できるよう研鑽してほしいと研修生を激励しました。
若者の農業離れはインドネシアでも深刻で、こうした現状を打破するためにも、センターが魅力的な農業を切り開いていくことが求められる中、10月中旬には、エトスアグロ社のサヌシ社長をはじめ、センターの所長らがオイスカ・インターナショナルの国際理事会に出席。各国で進む人材育成の取り組みなどについて学びを深める姿が見られました。