2012年3月28日

「海岸林再生プロジェクト」ニュースリリース 3月28日

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  •  PRESS RELEASE                                                                                 平成24年3月28日

    公益財団法人 オイスカ  

    ~「海岸林再生プロジェクト10カ年計画」~

    海岸林再生に向け50万本の育苗を開始します

    3月30日(金) 初めての播種を行います。

     公益財団法人オイスカ(本部:東京都杉並区、会長:中野良子)は、3月30日(金)9時~12時頃、宮城県名取市下増田字北原東(500番地付近)の育苗場にて、「名取市海岸林再生の会」(会長:鈴木英二氏)と共に、宮城県産のマツノザイセンチュウ抵抗性クロマツと普通クロマツの初の播種(約44,000粒)を行います。また、4月26日(木)には名取市内にてお披露目式を予定しております。 

    私どもは、東日本大震災によって被災した海岸林の再生に向けて、まず第一に行わなければならない事は「被災地住民の雇用を伴う種苗生産拡大」と考え、震災直後から住民・行政・林業事業体・専門家と共に協議・調査を続けてまいりました。9月22日には、国・自治体の復興計画に沿い、国内・海外の一般市民・団体・企業等の民間活力を活かした長期復興支援に取り組むことを盛り込んだ「海岸林再生プロジェクト10ヵ年計画」を発表し、2月29日には被災地農業従事者の方を中心に「名取市海岸林再生の会」を設立しました。

     仙台平野一帯では、伊達政宗の時代(約400年前)より海岸林が造成され、その甲斐あって荒廃地が農地に変わり、飛砂や塩害、強風や高潮から人々は守られてきました。しかし、東日本大震災による津波により、被災地域全域で3,659.2ha(林野庁調べ)の海岸林が被害を受けました。

    特に宮城県はその大半の1,753.3haを占めており、再生には600万本(オイスカによる試算)以上のクロマツや広葉樹等の苗木が必要と考えられ、このプロジェクトでは、「種苗生産拡大への協力」を行います。名取市の海岸林周辺に居住していた被災者から、「再度、自分たちの手で海岸林を復活させたい」とのの声がオイスカに届いた事を受け、宮城県林業種苗生産事業者登録講習の受講、 宮城県農林種苗農業協同組合への加入、育苗場の確保・整備、資機材等の基本的環境整備、種子の買い取り等に協力して参りました。今後も、播種から植栽まで3年程度を要する育苗に対して、地元被災者が収入を得ながら取り組めるよう、支援します。

     今後、海岸林の存在意義について積極的に広報・啓発活動を推進するとともに、活動への「寄附金」を呼び掛けております。団体概要およびプロジェクトの詳細については、以下のURLをご参照ください。

     【寄附金受付口座】

    郵便振替        00100-6-482316         口座名: 海岸林再生募金 
    三菱東京UFJ銀行 永福町支店 普通預金 0054080      口座名: 公益財団法人オイスカ 

    【お問い合わせ】   公益財団法人 オイスカ  啓発普及部 吉田俊通、広報担当 林久美子 

    〒168-0063 杉並区和泉2-17-5  当日携帯:090-9827-4627(吉田)、Tel03-3322-5161(代表) 
    Fax 03-3324-7111  E-mail  oisca@oisca.org  HP https://oisca.org/kaiganrin

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