2016年5月7日

「子供の森」計画 in メキシコ 訪日研修生OGが活躍 「すべての子どもにCFPを」

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  •  2月24・25日、メキシコ南部のプエブラ州テウアカンで「子供の森」計画(以下、CFP)の活動が行われました。2015年4〜6月に中部日本研修センターで短期研修を受けたジュディス・フローレスさんが活動の一端を担い、実現したものです。24日、在メキシコ日本国大使館の青山健郎参事官を主賓に迎え行われた記念式典では、オイスカ・メキシコ総局のホセ・マーチン・アテラ・エチェバリア会長がオイスカの理念を説明し、CFPへの理解と協力を呼びかけました。25日には3つの学校がCFPに参加するに当たり合同説明会および種や苗の贈呈式を実施、その後、絶滅危惧植物の保護が進められるサン・マルティン地区で植樹を行いました。
     ジュディスさんは、オイスカ・メキシコのCFPは、貧富の差や子どもたちを取り巻くあらゆる状況に左右されない、すべての子どもたちに必要なプロジェクトとし、「皆が団結し苦労や夢を分かち合い友情を築いていけるようなプログラムにしたい」と語っています。植樹には視覚障害や身体麻痺のある子どもらも参加し、自然観察や希少種の学習をしながら共にパタデエレファンテ(象の足の意)を植えました。
     互いの違いを尊重しながら力を合わせ、未来に向かい地域の文化や生物多様性を守り、地球全体を慈しみ育んでいける大人に育ってほしい。そんな思いで、メキシコでの活動は続いていきます。

    植樹地で子どもたちと
    植樹地で子どもたちと
    記念式典で。ジュディスさん(右)と青山参事官
    記念式典で。
    ジュディスさん(右)と青山参事官

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