海ごみゼロウイーク(5/30~6/8)
5(ご)・3(み)・0(ゼロ)
5月30日 ごみゼロの日
6月 5日 環境の日
6月 8日 世界海洋デー
これらに関して、環境省と日本財団による「海ごみゼロウィーク」が
呼びかけられているのを知ったので、我々もと思って参加登録しました。
5月31日、住友化学&労組の皆さんも「ぜひ!」と言ってくださったので、
作業の一環で北釜地区の造林協定区内でゴミ拾いをお願いしました。
昨年秋からゴミ拾いも我々の作業として取り組みはじめ、半年で3回目。
26人・20分で、可燃9袋・不燃2袋。あっさり解決。
名取市クリーン対策課は「すぐやる課」。
市の専用ゴミ袋に分別して即報告すれば、即回収してくれます。
投棄される場所は、一般の人が車を止める5ヵ所と決まっています。
閖上地区だけは広範囲。数十人いても1時間以上かかります。
3月に拾ってからは、ほとんど捨てられていない。(今のところ)
モノはさまざま。Re up10本、リポビタンデー20本、レモン味缶酎ハイ30本、
大五郎5本、車の灰皿のものまとめてとか、工業用オイル10本など、
同じ銘柄まとめ捨ては目立つ。グレープフルーツの皮数十個、長ねぎ切れ端や、
ベッドのばね、1mの発泡スチロール数十本など変わり者も。
防潮堤の向こう側のものは、日本銘柄が大半。国内のどこかから。
本気で拾うなら、その作業に限定して、数百人で何度もする必要があります。
一般ごみも多いですが、目立つのは漁業用の大きなウキなどの漁具。
魚を入れる大きな発砲スチロールは、初夏から秋にかけての海風に吹かれ、
防潮堤をのり越えて造林地に飛んできます。台風などの後はクロマツ林内に。
これを拾うのは、西風に変わる秋が良し。100haの広範囲に点在。
車を数台出して探して回ります。
震災から丸8年、3,000日。
海に来る人も増えましたが、比例してごみが増えるのは残念。
小まめに懲りずに続けて、捨てにくい雰囲気を醸し出すしかないですね。
広報室の林です。
先日花壇自動車大学校の作業後、翌日のボランティア活動の
準備と各エリア視察のため、吉田と現場に戻りました。
ブログ読者の皆さんは、すでにご存じの通り、
吉田は一度現場に行くとなかなか戻りません。
いつまでもどこまでも見たくて仕方がないのです。
こんなふうにゴミが捨てられているのを確認したり、
何ヵ所か樹高を図ってみたり。
ある程度、作業を終えた帰り道、カラスが何かを食べているのを発見。
それが生きものらしいことを確認すると、吉田は車を飛び降り、
大声をあげながらカラスに向かって走り出し、
驚いたカラスがくわえていた獲物を落として飛び去ると
嬉しそうにその獲物を横取りし、記念撮影。
獲物はフグだったようです。
カラスが食べているもの、横取りしますか?普通??
カラスにとってはとんだ災難。
こんな吉田の趣味?に付き合わされた私にとっても災難。
いつかカラスの逆襲に遭わないといいのですが。
育苗場のいま ~なんとキレイな~
5月30日の再生の会は、女性2人出勤。
S子さんは、風はあるけど暑いなか、事務所周りの鉄屑や岩など危ないものを取り除き、
昼過ぎからは育苗場の散水。Kさんも加わるようだし、僕も圃場を見るために一緒に。
去年種を蒔き、来年植える苗木が45,000本があります。
つい1ヵ月前まで白かった頂芽から、穂が一斉にすくすく伸びる時期。
伸びたての柔らかい穂が、風になびいて揺れている。
「ほんとにきれいだね~」思わず3人同じことを思ってウットリ。
しばし、ウットリ。
育苗場での仕事を8年、主力中の主力として担ってきたS子さんもKさんも、
僕がビデオを撮り出すと、「(私を撮ると)高くつくよ~」と言いながら小走りして畑の中に。
*進んで画の中に入るのは記憶にない。しかも小走り。
「(防風柵に)登って撮ったら!」
*映り具合を気にして指示するのは、この前の名取北高校野球部みたい。
これが見れるのも今年が最後。
来月初旬に来る人たちにもできるだけ見せてあげたい。
林のボランティアレポート4 ~はじめて見た!~
長野県内で初報告会(後援:長野県経営者協会)
5月24日、長野県経営者協会に後援いただき、オイスカ県支部主催の
活動報告会で、31名の方に聴講いただくことができました。
話し手は、ホームページに掲載している「よみがえれ!海岸林」を
書いてくださっている、小林省太元日本経済新聞社 論説委員兼編集委員。
(オイスカアドバイザー)
「第3者的視点を交えて・・・」と必ず話されます。
ときどきお供をさせていただいて、聴講者になりきるのですが、
私にとっても新鮮なコメントが必ずあります。
岡村郁男オイスカ技術顧問の姿が。岡谷からわざわざ。
50年以上、技術者として海外開発事業の中心となってこられた方です。
「今年こそ、必ず名取に行きたい。どうやって行くといいかなあ~」
85歳を超えたいまも、ミャンマーの技術指導に通い、長期滞在されるので、
なかなか予定があいませんでした。小林さんと一緒に来てもらうといいな。
長野県支部は創立から40年以上。
「飢餓の島」と呼ばれたフィリピンネグロス島の養蚕普及プロジェクトへの
蚕糸関連中古機材や、ミャンマー中部乾燥地帯のオイスカ農林業研修センターへの
農業資材を、県内に呼びかけとりまとめ、輸送費を募金してまかなうなど、
オイスカの国際協力を長く支えてくださってきた支部です。
1991年の巨大サイクロンで2万人が亡くなったバングラデシュ南東部への
マングローブ植林訪問団にも長くご参加いただきました。
「海のない県で海岸林の話をするのは・・・」と冒頭小林さんは話しましたが、
県内で活動報告会をするのは初めて。寄附者の人数は決して多くないのですが、
ずっと継続くださっている方が何人も。ほぼオイスカの会員です。
これからは時々お邪魔して、内外の現場の状況をお伝えしながら、
やりがいを感じてもらえる活動を一緒に考えたいと思います。
林のボランティアレポート3 ~プロとセミプロ~
広報室の林です。
先日の花壇自動車大学校の学生さんの活躍は何度か報告しました。
この日は、若い力で大きな大きな溝を掘ってもらいました。
指導者Kさんも本気モード。
深さと幅を「だいたい」ではなく「しっかり」守るよう
測量用の赤白ポールを使って指導しています。
吉田もお伝えした通り、上は1m、下は60㎝に掘らなければなりません。
上が広すぎると、防風柵が乗らなくなってしまうこともあります。
深さがバラバラだと水が流れません。
学生さんたちが掘ったところをこうしてKさんが確認していきます。
私の目でちょっと深そうに見えたところを、学生さんに
「大丈夫??」と聞いたら
「Kさんが測ってくれて大丈夫といっていました」
「お手本のようだと褒めてもらいました!」
「あんなに褒めてもらえるんだったら俺、
整備士にならないでここで働こうかと思った」
と、みんな褒められたことを喜んでいました。
そんな指導員KさんをサポートするのがスーパーボランティアOさん。
学生さんたちがこうしてどかしてくれた防風柵150m分、
これを戻してくれたのは翌日のボランティアの皆さんでした。
学生がどかすときは、溝がない(あるいは深くない)ので
移動させるのもそう難しくはありませんでした。
しかし、幅1m、深さ50㎝以上の溝が完成したところに
防風柵を戻すのは簡単なことではありません。
2人が溝の中に入り、溝の左側にいる人たちから右側にいる人達に
上手に渡していかなければなりません。
みんなで声を掛け合います。防風柵を持たない周囲の人たちも
全体の安全確認をしながら、タイミングと位置の指示出しをします。
セミプロOさん。この時どこにいるかというと……
ここ!!!
上の写真のちょっと奥の方の防風柵にまたがっています。
ただ座っているのではありません。
少し離れた高い位置から見て、防風柵がまっすぐキレイに並ぶよう
微調整の指示を出しているのです。その指示は極めて的確。
150m分の防風柵がまた元通りに(元よりキレイに?)設置されました。
ボランティアの皆さんによる作業がスムーズに進むのは
プロとセミプロの指導員お二人のおかげなのです。
こんにちは、浅野です。
この前の出張の時に植栽地を車でまわっていたら、
2014年植栽地の法面で珍しい生き物を見つけました。
なんとなく具合が悪そうで全く身動きをとらなかったので「まさか瀕死!?」と思い、
通り過ぎてからもちょっと様子を見ていたのですが、やっぱり動かず…。
さすがに心配になって車を少しバックしてみると、立ち上がって元気に走っていきました。
演技かいっ!!
そういえば「狸寝入り」という言葉もあったなぁ…と思い、「狸寝入り」の由来を調べてみると
“タヌキは臆病な動物で、驚いた時には倒れて一時的に気を失い、眠ったようになる”と書いてありました。
昔は猟師がこれによく引っかかっていたようで、倒れたタヌキを持っていこうとしたその時に
タヌキは目を覚まして走って逃げるといった具合に騙されていたようです。
当の本人は騙すつもりもなく、びっくりしすぎで気を失っていただけなのにちょっと気の毒ですね。
犬に吠えられるだけでも気を失うみたいなので、車にびっくりして固まっちゃったのでしょうか?
演技ではなかったみたいですが、とにかく元気でよかった。
今までため糞で存在は紹介してきましたが、キツネと同様に夜行性なので姿を見たことはありませんでした。
私の中ではタヌキは「狸」里の獣とも書くように内陸のほうに住んでいる生き物だったので、本当に海岸にいるんだ!とちょっとうれしくなりました。
このまま色んな生き物が住み着く豊かな森になってくれることを願います。
広報室の林です。
先日、指導員のSさんと現場を歩いていた時のこと。
四つ葉の群生地帯を発見しました!
私は、特に探しているわけでもないのに、普通に歩いているだけで
四つ葉のクローバーが目に飛び込んできてしまう体質?でして……。
ただ、この群生地帯、ちょっと違うのは六つ葉も大量にあること!
四つ葉は普通に存在。探しても五つ葉はなく、六つ葉だけが見つかる。
少し離れたところにいたSさんに
「ここ、四つ葉と六つ葉が群生していますよ!」と伝えると
見に来たSさん、株ごと持ち帰って育ててみるとのこと。
Sさんによると葉っぱビジネスなるものがあるそうで。
四つ葉は、幸せを呼ぶラッキーアイテム。
そこで結婚式のお料理などに四つ葉を添えて
祝福の場を演出するということが喜ばれるからと、
四つ葉をハウス栽培してビジネスにつなげている農家が
テレビで紹介されていたのを見たのだそう。
その話を聞いた私は、栽培するまでもなく、
ここでこんなに大量に収穫できる四つ葉がビジネスにつながったら
プロジェクト支援につながるのに……と、その日は四つ葉の群生地帯を
見つける度にそればかり気になってしまいました。
ちなみにSさんは、毎年年末に本部事務所に届く
おいしいイノシシを仕留めてくださる女性。
鴨肉をいただいたこともありました。
この日も車で移動中、ハトが2~3羽いたのを見て
「わぁ~おいしそう、あのハト~!」と。
さすがSさん、見るところが違う。
株ごとスコップで掘って軽トラックの荷台に乗せたSさん。
「水をたっぷりかけてあげたかったんだけど、なかったから
サイダーかけといた。植物は甘いの、すっぱいの、好みいわないからさ」と。
豪快な人だなぁ~。
*********
余談ですが。この翌日のこと。
四つ葉と五つ葉の群生地帯を見つけたので、
ボランティアにきていた女子高生たちに教えると
「わ~四つ葉初めて見た~~!」といった声とともに
「五つ葉は縁起が悪い。家にあると火事になる」という
気になる新情報がもたらされました……。
諸説あるようですが、私も個人的にはあまり枚数が多いより、
形がかわいい3~4枚がベストのように思います。
広報室の林です。
今日は現場で撮影されたちょっと不思議な風景の写真をご紹介。
なんとなくオイスカが海外で取り組んでいる
砂漠緑化の現場に見えてしまって……。
現場はこんな感じ↓
これはウズベキスタンで進むプロジェクトの写真。
灌木を植え、そこに寄生する漢方薬を育て、
地域住民の生計向上もあわせて行う取り組みです。
(内モンゴル、ウズベキスタンの活動ブログ)
乾燥という点では、海岸は砂漠に近いのかもしれません。
堤防と盛土の間にある緩衝地帯にたくさん灌木のような
ものがもこもこと茂って、黄色いきれいな花を咲かせています。
マメ科のエニシダだと聞きました。
確かに花がマメ科の植物っぽい。
緩衝地帯に生えているので「花がきれい~~~」と
のんきに楽しんでいますが、これが現場に繁茂したら
「エニシダめ~~~!!」となるのかもしれません。
植栽地には生えてこないことを願います。
広報室の林です。
18日のボランティアの日は、午前はカラスノエンドウ、
午後はクローバーのつぼ刈りに没頭しました。
カラスノエンドウにマツが覆われてしまっている繁茂地帯。
少しずつ作業を進めていきます。
ちょうどこの辺りでちょっとした事件が……
それは後ほどご紹介。
せっせと作業を進め、このような状態に。
どうですか? 隠れていたマツたちが姿を見せました!
映える(「バエル」と読んでください)写真にしたいと
左手前にこんもりと抜き取ったカラスノエンドウを
積み上げてみましたが、ちっとも映えませんでした……。
ただ、中央右寄りに小さな草の山が残っているのが分かりますか?
これが事件の跡なのですが。
実はカラスノエンドウを抜き取ってる作業中、
私のほんの数十センチ先の草の茂みからいきなり鳥が飛び立ち
「うわ~~~~~!」と大声をあげて皆さんを驚かせてしまいまして……。
私はびっくりしすぎて、鳥が何だったのか分からなかったのですが
周囲にいた方はキジじゃないかと。確かに大きかった。
かわいそうなことをしたね~、また戻ってこれるようにここは
草を残しておこうとみんなで話し、たまごを覆うように草を残してあるのです。
親鳥、戻ってこられたかなぁ…?