7月26日、27日のボランティア

2019年8月7日( カテゴリー: 現場レポート )

こんにちは、浅野です。
少し遅くなりましたが、7月26日にANA労連61名、7月26日-27日に東京海上日動12名がボランティアに来てくれました!
26日午後に集合し、全員で溝切開始!
場所は7月20日のボランティアの日のつづき。
D
D
この日は前の週から一転して30℃近い晴天…。
慣れないスコップでの作業のうえ、
水を含んで重くなった土やツルハシを使わないと掘れないほど固い土もあり、
小まめに休憩をとりながらの作業でも皆さんヘトヘトでした。
おかげ様でやりたかった箇所は掘り終え、それまで溜まっていた水を流すことができました。

通水式にみんな感嘆の声をあげていました

通水式にみんな感嘆の声をあげていました


残念ながら元々設置されていた排水枠の深さが足りず外まで流すことはできませんでしたが、
溜まっていた水は翌週にはほとんど乾いていました。
左下で水が止まってしまいました…

左下で水が止まってしまいました…


これでこの夏は水に悩まされることなく成長できそうです!
ANA労連のみなさん

ANA労連のみなさん


翌日、東京海上日動の方々にはツルマメの抜き取りとつぼ刈りをしてもらいました。
場所はサミットレイバーユニオンの方々のつづき。
時間が足りず、残ってしまったツルマメをきれいにとってもらいました。
小さいツルマメもしっかりと…

小さいツルマメもしっかりと…


10歳のT君も頑張ってくれました

10歳のT君も頑張ってくれました


シェアミーティングでは皆さん来年も参加したいと言ってくださり、
職場に紹介して誰か連れてきます!と言ってくださる方も。
D
また来年皆さんにお会いできることを楽しみにしています!

大活躍つるはし隊!

2019年8月6日( カテゴリー: 現場レポート )

みなさんこんにちは!インターン生の森です!
7月26日のボランティアにも参加させていただきました!
今回は午後からのボランティアだったのですが…
image1 (2)
何という日差しの良さでしょう…30度超えてるんじゃないかってくらいの暑さでした!
そんな暑さの中…今日も溝切りです!みなさん作業の前から暑い暑いと言っていました。。笑
今回の企業のボランティアのみなさんは合計80名ほどで、10歳の男の子もお父さんから買ってもらった新しい靴を履いて作業に参加してくれました!
いざ、溝切りを開始すると!!
最初の表面の掘りは順調だったのですが、下の方に進むにつれて、
固い…固い!!他のボランティアの方々も苦戦しておりました!
この日は場所柄なのか、本当に土が固かったんです。
そこで登場したのが!つるはし隊のみなさん!
つるはしは、固い地面をほぐすのに使われます。
つるはしを使えば、あんなに固かった土があっという間にほぐしやすくなります!
これで作業もスムーズに進めることが出来ました!
image2 (2)image3 (2)

つるはしを使って作業を行なってくれていたみなさんです。

無事にこの日も通水式を行なうことができました!
みなさんありがとうございました!

みなさんこんにちは!インターン生の森です!
7月20日のインターンでは、公募のボランティアの日ということで、たくさんのリピーターさんと、企業さん、私の後輩の名取北高生も来てくれました!なんとなんと、最年少は4歳。。すごいです!
朝、リピーターさんとお話をさせて頂いて、就職のお話、お仕事のお話、ボランティアへの思いなどを聞かせて頂きました。わたしの気持ちも話すと理解して聞いてくださって、とても嬉しかったです!
今回も、溝切りを中心に作業を行っていきました。
溝切りの作業をしていると、土が重い重い…。重い土と格闘していると、何回も参加して頂いているリピーターさんが!慣れた手つきで土をほぐしてくれました!

そのときに埋まっていた石です(大きい!)

そのときに埋まっていた石です(大きい!)


さすがの手際の良さですね。。。!
さらに、作業の様子をドローンで撮影して頂いていました!
わたしも少しカメラをのぞかせて頂きました。
image2
本当に臨場感がすごかったです!!マツの細かい様子までしっかりと写っていました!
そしてそして、作業の最後にはみんなで通水式をしました!溝は深かったので、背が小さい子供達は
大人に協力してもらって溝と溝の間の土をスコップで削っていきました!
勢い良く水が流れていく所は何度見ても感動します!
image3
作業が終わって解散式ではボランティアのみなさんに感想を言っていただき、何回も参加して頂いているリピーターさんや、初めて参加した方からの感想、双子の兄弟での感想発表など(私自身双子なので勝手に親近感が湧いていました。。笑
今までで一番盛り上がった解散式でした!
募金もみなさんご協力ありがとうございました!

暑さ対策

2019年8月4日( カテゴリー: 現場レポート )

広報室の林です。

急に暑くなってきました。
私は今年はまだ、汗が止まらないほどの
暑さを名取の現場で体験していませんが、
(ほかの現場では体験しました。若者が脱落する中、
自分の暑さへの耐性の強さに驚きました!)

前回のボランティアの日、こんな作業着の方を発見!

CIMG5310

分かりますか?作業着に丸いものがついています。
拡大してみます。

CIMG5309

はい、小さな扇風機です!
日頃、屋外での作業が多いこちらの皆さん、
夏はこの作業義を着用するのだそう。
冷たい空気が送風されるわけではなく、
外気が入ってくるだけとのことですが、
あるとなしでは大違いとのこと。
暑いところからエアコンがきいたところに行くと
ス~っと冷たい空気が入ってきてヒヤッとするそう。

ここまでの作業着ではなくても
保冷剤を首にまいたり、凍らせたペットボトルで
体を冷やしたりと皆さんそれぞれ工夫されています。
これからの作業時は、皆さん、暑さ対策をお忘れなく!

東北への愛と絆の深まり
豊田推進協議会の2019年海岸林再生プロジェクトツアーに、本年は32名の参加をいただき6年連続の活動となりました。この活動を継続することで東北への愛と絆が年々深まって来ました。今年の活動は植えられたクロマツの周りの草刈りや排水路づくりでした。参加者全員が鎌を持って丁寧に草刈りをしました。文字通りの手作業でよい汗をかきながら一心不乱に精を出しました。32名の結束の力は大したもので想定以上の成果を挙げる事ができ、達成感に浸る事が出来ました。
歴史的な事業の意味
この活動に参加して学んだことですが、海岸林再生事業は歴史的大事業ということです。東北では400年も前から海岸のクロマツが人々の生活を守ってきたのです。昔から太平洋の海岸では冬はヤマセという季節風が吹き日常的に潮風や塩分を含んだ砂の被害に悩まされてきたそうです。これを防ぎ農地と人家を守るため、まず海岸林にクロマツを植えることが何より大切ということが住む人々が暮らしの知恵として代々受け継がれてきたのです。そして海岸にクロマツを植えだして400年「枯れては植え」を繰り返して今日に至っていたのです。海岸にクロマツを植える事は今の時代で言えば社会のインフラ整備と言えるでしょう。
オイスカにとっても歴史的事業
2011年大震災発生直後からオイスカの提案で、名取市にて2020年までに100haに50万本の植林を民間の力で実施という大目標を掲げてスタートしたこの事業もほぼ大詰にきました。植林は終わっても私達の様なボランティアの維持管理作業は続きますがこの活動もオイスカが呼び掛けていただいたお陰で喜んで継続して参加してこれました。オイスカの目的の中に災害発生時の緊急支援及び復興支援の取り組みがありますがこの海岸林再生事業はオイスカ60年の歴史の中でも目的達成のため際立った事業であると私は評価しています。
オイスカ豊田推進協議会  会長 光岡保之                                          (オイスカ理事・愛知県支部会長、元豊田市議会議長)
20190709_100402 DSC_1203

7月20日、160人に参加いただいた公募ボランティアの日、
今年度助成をいただいているトヨタ環境活動助成プログラムの
ご厚意で、名取市海岸林全長5㎞のドローン撮影をしていただきました。
予定としては、秋ぐらいでしょうか。同プログラムHPに
3分程度の動画として公開されましたらお知らせします。

撮影は夜明けから。
朝4時半に集合。航空法の関係で仙台空港の
離発着が始まる7時半まで、海岸林全域を存分に撮影。

ドローン撮影チームは、J.ドローン㈱。
自主的に全域を歩いて下見をしてくださり、打ち合わせも十分。
防潮堤沿いの作業道5㎞を、車で運転しながら、ドローンを追尾。
目視できる範囲内で操縦。非常にスムーズに撮影完了。

地上撮影チームは、160人の作業風景やインタビュー。
270mの溝切りやつぼ刈りの様子は、地上と上空から。
かなり特異な森林ボランティアの絵になるでしょう。午後は曇りでしたが。

また、今回のドローン撮影画像を2次利用したいと考えています。
数年先に本数調整伐が控えていますので、作業設計に使えないかと。
樹高を測定するために3Dにしてみようと思います。
伐採作業設計のための調査はかなり大変なので。

名取事務所で見た夜明け

名取事務所で見た夜明け


DSCN4760
DSCN4762

6月と7月のキノコ

2019年8月1日( カテゴリー: いきもの )

キノコの種類と、発生数が少し増えた気がします。
先日ブログで触れた、チチアワダケを筆頭に、ほぼ全域に
10種類ほど確認しました。

ただ、再生の会の人たちに見せても関心薄。理由は明快。

食べられない、食べられても旨くないから。

ボランティアの人たちも関心薄。
きっと、あわよくば収穫しようとなど誰も考えていない。
考えるわけもない。美味しそうにも見えない。

ただ、正確なところは専門家にお聞きするつもりですが、
発生が目立ってきているのは、キノコとクロマツが共生して、
健全な森になっていることのバロメーターでもあるかと。

これからはトンボがたくさん飛びます。
今日は、顔と尾の先がコバルトブルーで3㎝ぐらいのイトトンボを
東京海上のボランティアさんが見つけました。

秋にかけて観察を続け、生き物の変化も記録したいと思います。
190722 2014植栽国有林 (7)190722 2014植栽国有林 (2)

190722 2014植栽国有林 (16)
190722 2018植栽防潮堤沿い (4)
190722 2016植栽閖上 (2)
190722 2014植栽国有林 (15)
190722 2016植栽閖上 (7)
20190614_160320

夏休み前にゴミ拾い

2019年7月31日( カテゴリー: 現場レポート )

北釜海岸の入口ゲートに、誰かがゴミ拾いをして、
分別された指定のゴミ袋10袋ぐらいが置いてありました。
そういう方たちの存在はありがたいですね。

7月22・23日、サミット・レイバー・ユニオンさんたちにも
閖上の一部で拾っていただきました。
夏休み、梅雨明け前にスッキリ。

ですが、7月27日に東京海上の方たちとその場所に行ってみると
早くもティッシュペーパーの空き箱、空き缶などが。

もう少しマメに、通るたびに拾わないとダメかな・・・
かなりがっかり。

大勢の手があれば、ほんの10分ぐらいで、簡単に集めることはできますが。

大勢の手があれば、ほんの10分ぐらいで、簡単に集めることはできますが。


スッキリしました。でもここが車で埋まると、ごみを捨てても知られにくい。

スッキリしました。でもここが車で埋まると、ごみを捨てても知られにくい。

水と有機物

2019年7月30日( カテゴリー: 現場レポート )

広報室の林です。

小さな溝の両脇にあるクロマツが
菜の花かタンポポのように見えるのは私だけでしょうか?
CIMG5345

ほら、なんだか下の葉が緑で
上が黄色で……。
CIMG5350
ここは、背の低い雑草に覆われていたのですが、溝を掘った時の土を
クロマツの周囲に置いたため、その雑草が見えなくなったところ。
でも、マツの根本の部分から少しだけ草が顔を出している状態。

拡大するとこんな感じ。
マツの葉が黄色くなってしまっているのが花に見えたのです。
nanohana
中央の写真、土が黒いヘドロのような状態なのが分かりますか?
これを見て指導員の佐々木勝義さんが言いました。

「ここのマツが苦しんでるのは、水が多いだけじゃないんだな。
ヘドロになっちゃってる。臭いもするでしょ。
普通、山砂は無機物なんだけど、ここは有機物があってヘドロ化してる。
酸素もない状態だから苦しいんだな」と。

そこで作業をしていた方からは
「うん。作業してる時、臭かった~」との声が。

臭いは別として、海岸の乾いたさらっさらの砂浜に育つ
クロマツにとっては、本当につらい状況なのだろうと思います。

国内外で長く農業指導に携わるオイスカの先輩方は
土づくりに長け、土の改良・改善のために働く微生物なんかにもとても詳しい。
でもそうした勉強・経験をしてこなかった私には、この土をどうしたら
改善できるのかといった考えがまったく浮かばず、
かれこれ四半世紀もオイスカにいるのに情けない限りです。
(長くフィリピン、バングラデシュ、ミャンマーなどで指導をされている
80代のO先生が「微生物を扱う人は精神を整えることが大事」と話をされたメモを発見。
私の精神状態では微生物に正しく働いてもらえそうもありません……)

それでも皆さんが水を抜いてくれたことによって
花のような黄色になってしまったクロマツも少しずつ元気になることでしょう。

皆さん、ありがとうございました!

日照不足と多雨

2019年7月29日( カテゴリー: 現場レポート )

今年の保育は、植栽開始の2014年以来、最速のスピードで進み、
下刈りは2巡目に入っています。プロ、ボランティアともに充実した
戦力を投入できたことが最大の要因です。

そのおかげで、溝切りの進捗も、予想を上回っています。
約4haに対し、2Lサイズ本線だけで450m。支線はその倍以上。

ですが、下刈りが順調だったもう一つの要因は「日照不足」と「低温」。
これによって雑草の成長スピードが遅かったのでは。
北東からの冷たい風「やませ」の日も、雨の日も多かった。
降水量は平年並みながら、少雨だった去年と比べれば倍。
フタモンアシナガバチも巣を作ろうとしていない。
今年のキノコは、種類・発生量ともに明らかに増加。

ツルマメは、いつも通り6月から抜き取り。2ヵ月弱で相当駆逐できました。
7月22日午後~23日午前、サミット・レイバー・ユニオンの40名は、
小雨の中、2日ともツルマメ。3.6ha・18,360本のクロマツの周りで
ゆっくり芽を出し、のんびり成長しているツルマメを
一掃してくれました。

お盆明けは、またものすごい草になるでしょう。
ところで、来年の今ごろはオリンピック。
ボランティアは減、天候は酷暑、草は増ってことがあるのかも?

2016年から毎年ツルマメに巻きつかれて変形したクロマツを、サミットの若い方が、見つけて知らせてくれました。2016年から毎年ツルマメに巻きつかれて変形したクロマツを、サミットの若い方が、見つけて知らせてくれました。

2016年から毎年ツルマメに巻きつかれて変形したクロマツを、サミットの若い方が、見つけて知らせてくれました


芽が出たばかりのほんの数㎝のもの、マツの根元から出て見つけづらいもの、徹底して抜き取りました。

芽が出たばかりのほんの数㎝のもの、マツの根元から出て見つけづらいもの、徹底して抜き取りました。


ヒラタケのように見えますが、おいしくはないそうです。

ヒラタケのように見えますが、おいしくはないそうです。

2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
月別アーカイブ

ページトップへ