あまりわからないけど……
広報室の林です。
先日倉本がビフォーアフター写真を紹介していましたが、
こちらも撮りました!
これがビフォー
こちらがアフター
全面刈るわけではないので違いが分かりにくいかもしれません。
それでもこのチームは佐々木指導員から
とっても高い評価を受けていたツボ刈りチーム。
だんだん刈り取る円が小さくなってきてしまう人も
いますが、このチームはいつまでもこんなにしっかり
刈ってくださっていました!
第一三共さんがメインのこのチーム。
溝切りについては佐々木さんからの説明を受けただけで
体験できなかったのですが、これだけの見事なツボ刈りをする
チームですから、きっと溝切りも吉田が喜ぶ
豪快な仕事をしてくださるのではないかと、次回に期待しています!
6月は現場にいた割に、雨ばかりで現場をじっくり踏査する機会はありませんでした。そんな中、松島森林総合の純子さんが、いかにも女性らしく、おいしい食材に見える籠に大量のアミタケを引っ提げてきました。「吉田君、持っていく?」と言いつつ、3歩歩いたら完全に忘れられてました。私も山の会社にいたときは、よくタマゴダケを持って帰りました。林業労働者の楽しみの一つです。
6月27日、ドローン撮影の打ち合わせで現場を案内していると、浅野さんが早速キノコ発見。わが社の海岸林女子3人は一様に、何かを見つける、変化に気づくのがとにかく早い。もともとのセンスだと思いますが、どう考えても進化してると思います。プロって早いです。
事務所に持って帰って、再生の会の皆さんに聞いてみました。アミタケかもという意見もありましたが、どうも違うなと。地元で70年の菊池さんは、誰が何と言おうと超慎重な意見。「わからないのは食べない」と揺らぎない。5回以上言ってました。
岩手県林業技術センターの方に、アミタケ発生情報とともに、発見したキノコの写真を送って伺ってみると、すぐお返事くださりました。
「アミタケが発生したとのこと、大変興味深いです。 若い林齢から発生するというアミタケの習性が反映されていると思います。 ソース(着菌場所)が気になりますが、元々苗木に菌根が形成されていたか、胞子が土壌に混入、生存していたのでしょうね。 苗木の生育が良いとのこと、何よりです。 お送りいただいた画像は、チチアワタケのような印象を受けました」
食べれる食べれないも大事ですが、チチアワタケが出るということも、マツ林として健全かつ良好な道を歩んでいるということの証明の一つ。育苗場の菌根菌の存在は、2013年から確認していますし、ショウロが出た時もありました。そこから現場に菌が移った可能性は高いでしょう。発見場所は2015年植栽地。うちの現場でトップ2の悪い土壌という嬉しいオマケ。しかし、それにしても最高の育苗場に恵まれたと思います。オーバーかもしれませんが、苗畑で菌を見たとき、「松に運がついてる」「強運も実力のうち」と清藤先生や佐々木統括と話したものです。
食べられるキノコも、これからたくさん出るでしょう。手順さえ踏めば、チチアワタケは食べれないわけではないようです。味は「B級」という人もいますが。
2回目のボランティア受入れ
こんにちは!インターン生の森です!
6月29日のボランティアの日も、あいにくの雨でしたが…たくさんのボランティアの方々に来ていただきました!!
なんとわたしの後輩である名取北高生まで!!
作業の合間に進路相談をしたり、企業のボランティアのみなさんにちょっとしたインタビューを行いました。「どのような思いでこのボランティアに参加されているのですか?」とインタビューさせていただくと、東日本大震災や、阪神淡路大震災で実際に被災して…復興の力になりたくて参加しました!という方々がいらっしゃいました。
みなさんありがとうございます!
そしてなんと!!
こんなものを見つけました!
これはなんと…4つ葉ではなく!!!
5つ葉のクローバーなんです!!
広報室の林さんが見つけて下さいました(*゚∀゚*)
わたしは5つ葉のクローバーは見たことなかったのでとってもびっくりです!
作業の合間のびっくりの出来事でした!
最後に、つぼ刈りがとっても上手だったボランティアさんの
つぼ刈りの写真です!とってもきれいですね!
わたしも負けないように頑張ります!!
広報室の林です。
クロマツが多湿に弱いということ、
たびたびこのブログでも説明しています。
先日のボランティアの日は、雨の中、
こんな光景も目にしました。
ボランティアの大槻さんが
顔に泥を跳ね飛ばしながらツボ刈りをしていました。
そう、ここは特に雨がたまりやすいところ。
草を刈ると根元に水がたまっているのがよく分かります。
こういうところのクロマツはそうとうつらいはず。
成長にどんな影響が出るのかがよく分かる現場がありました。
この写真、赤丸のところ、水がたまっているところに
小さな苗があるの、分かりますか?
防風垣の近くのマツはしっかりと育っているのに
同じ時に植えられたマツがほぼ成長していません。
ただ耐えているという状況でしょうか。
こういう子を見ると、溝をつくって
助けてあげたいなぁと思ってしまいます。
広報室の林です。
29日のボランティアの日、130名を超える参加者の中に
すてきな親子が3組いらっしゃいました!
親子その1
クロマツに絡みついたツルマメを、マツにチクチク
されながら一所懸命取り除いてくれているこの少年と
そのご両親。東京から始発の新幹線で来てくれました。
彼らのお母さんは、学生時代、オイスカが主催する
「30日間植林ボランティア」でフィリピンに行ったメンバーの一人。
私が引率したグループにいたBさんです。
彼女とは、もう25年のおつきあいになります。
オイスカで広報室のお仕事をお手伝いしてもらっていたこともあれば、
彼女が海外赴任していた時に、現場で活動に関わってもらったことも。
エネルギーあふれる彼女の息子さんたちですから、
そのパワーには目を見張るものがありました!
(詳細はまた機会があればご紹介します!)
親子 その2
お父さんと一緒にやってきたお嬢さん。
聞いてみたら名取北高校の生徒さんだそう!
学校でボランティアのチラシを見て、参加しようと思い
お父さんに声をかけて一緒に来てくれたとのこと。
親御さんに連れられてお子さんが参加するケースは
これまでもありましたが、高校生がお父さんを誘うのは
かなりのレアケースかもしれません。
親子一緒に写真を撮り忘れてしまったのが残念!
親子 その3
こちらも子どもさんから声をかけてのすてきな親子参加!
埼玉から来てくださったSさん親子。
右側の息子さんが、組合が派遣したボランティアに参加した
経験者。お父さんが宮城県出身ということもあり
ご両親を誘ってきてくださったのです!
お母さまも「(ボランティアに行こうという)気持ちはあっても
なかなか自分では来られないから、いい機会だった」と。
皆さんとても真剣に作業に取り組んでくださいました!
ありがとうございました。
実は私も2013年9月のボランティアに両親を呼んだことがあります。
まだ植栽が始まっていない段階でしたから、
作業は育苗場の草取りだけで視察がメインでした。
「孫と一緒に参加したら?」と声をかけているのですが
まだ返事がありません。前回同様こちらからチケットを送ってしまおうかと。
前回は新幹線でしたが、今回はセントレアから飛行機で。
眼下に広がる広大な海岸林を見てもらえたらいいなぁと思います。
皆さんも、親子でボランティア、いかがですか?
こんにちは、浅野です。
6月29日のボランティアの日のこと…。
労済労連のMさんとAさんとお昼休憩中に話していたら
「吉田さんってこっちの人じゃないんですか?」という話になり、
「出身は神奈川で今は昭島ですよー」と伝えると
2人が「え!?昭島??」という反応をされたので、
「はい。●●です」と駅名を伝えると「えぇー?」という驚きが…。
私がハテナを浮かべていると…
「俺らもその辺なんですよ!」「めっちゃ近い!」という言葉が。
お2人は高校の同級生だったそう。
「後で吉田さんと話してみますっ!」
午後の作業も終わり、帰る前に
「このお2人●●(駅名)らしいですよー」と吉田さんに伝えると、
「そうなんだよ!さっきも話したんだよ!」「すごい近くてさぁ…●●ってラーメン屋知ってる?」
「あぁーわかります!!」などと地元の話が繰り広げられていました。
最後には「あーあ、俺悪いことできねぇなぁ」と吉田さん。
地元が一緒じゃなくても悪いことはしないでくださいね!
6/29、ツボ刈りビフォーアフター
広報室倉本です
6月29日のボランティアの日、私も行ってきました。
前々から雨の予報があったので、半ば雨中の作業を覚悟しながら迎えた当日でしたが、午前と午後前半は曇り空に涼しい気候と活動するには汗もかかず割と良き天気。
作業は終日ツボ刈りとツルマメ草の抜き取りです。
マツが半分ほども隠れるほどの一面のシロツメクサや、その他雑草諸々をマツの力枝をそこねてしまわないよう慎重に刈っていきます。
この日、海岸林でのボランティア活動が初めてという方の多い中、みなさんテキパキと丁寧に作業をされていて、ベテランのような仕事ぶり。
皆さんあまりに綺麗に草を刈っていくので、私も写真を撮る仕事を一瞬忘れて、草刈りに没頭してしまっていました。(ボランティアに参加していたある小学生兄弟に、叱られてしまいました・笑)
さらに、午前、午後の作業通して集中を切らすこと無く、休憩時間すら自ら切り上げて引き続き作業される方もいて、指導員が「休憩してくださいね」と念押しする場面も。気持ちのこもった作業は、きっとこれからのマツの元気につながっていくだろうと思います。
そして、今回作業をしつつ感じたことは、やはり水はけの悪さ。
草を刈ると、前日の雨がそのまま残っているかのよぅな水たまりが出現。
この日は不安定な天候で溝切りはできませんでしたが、今後の活動においても溝切りがまだまだ必要そうだなあとあらためて実感しました。
また、ツルマメも一見無いように見えてちょこちょこと伸びてきていました。
他の草の多いところでは、見つけるのに苦労するかと思いますが、これからのボランティアの日で、ツルマメをしっかり見つけられるように特訓すると、瞬時に四葉を見つけられるようになる能力も開花するかも。
排水路、崩れずに日々流れています
名取の6月は、過去数年と比べ平均並みの降水量。去年は明らかに少雨。植えたばかりの苗木にとっては幸運。根腐れがほとんどなく活着率は99.8%でした。
仙台空港降水量
今年3月から2018年植栽地の溝切りには、ボランティア615人が頑張ってくれました。
6月末、あらためて様子を見てみると、崩れもせずに、流れてる、流れてる。
ありがたいです。汗をかいてくださった人の顔が次々に浮かびました。
東北の7月は多雨との長期予報。
まだまだ、溝切りしたい場所は山ほどありますが、焦っても仕方ない。
無理せず進めていきたいと思います。
プロチームも会心の進捗(宮城中央森林組合と松島森林総合)
6月のボランティアは390名。雨続きで下刈りメインでした。
一方、プロチームは例年以上の人数を早々から投入し、そろそろ70haの下刈り1回目を終える勢いです。宮城中央森林組合は2016年~2019年植栽地を担当し、6月5日から下刈りを開始。今年の植栽は残存林の林間植栽わずか2ha3,000本。施肥の必要がない箇所でした。今年は暖冬の影響か、草の出足も早かったですが、毎日5人から15人投入。
また、松島森林総合は、内陸防風林と、2014・2015植栽地を受け持ち、5月23日には最も草の激しい内陸防風林の下刈りに着手。6月は樹高2m~4mの海岸林植栽地内のマツをかき分け、部分的に繁茂している雑草をつぶしています。それと並行して、クズ・ニセアカシアの繁茂地を把握しています。7月中旬からは、満を持して薬剤枯殺にかかります。
ボランティアもプロも、すべて前倒し。明らかにこれまで最速の進捗。10月の第1週には2回刈りゾーンを含め、例年通り、プロ・ボランティアが一丸となって、しっかり仕上げたいと思います。
再生の会は、来週から2020年植栽用45,000本の苗木を現事務所地内に引っ越しします。 こちらも1年前倒しで育苗場の返還準備です。
JR連合の中山部長が、6/29~30の感想を寄せてくださいました
JR連合 組織・政治部長 中山耕介
6月29日3度目の「海岸林再生プロジェクト」のボランティア活動は、あいにくの雨模様の中で行うこととなりました。
JR連合は、労働組合のモットーでもある〝助け合い・支えあいの精神〟のもと、東日本大震災の被災地への連合救援ボランティア活動やカンパ活動に取り組んでくるとともに、2007年から「富士山の森づくり」で連携してきたオイスカの同プロジェクトに対して寄付をおこなってきました。2015年からは自分たちが寄付したものがどの様に活かされているのか、また、東日本大震災からの復旧復興がどのように進んでいるのかを、体感して知るために、全国のJRから数名ずつ参加者を募り、隔年で現地でのボランティア活動を行ってきています。
私自身は、2年ぶりの作業となり、前回見たクロマツたちがどのくらい成長しているのか、現地入りする前から楽しみにしていました。2年前に〝つぼ刈り〟や〝つる豆抜き取り〟を行ったクロマツたちを見ると、確かに20~30cmほど背が伸び枝も増えて育ってはいたものの、正直、2年でこんなものなのか、とも思いました。しかし、後から、津波の被害を免れ所々に残存するクロマツの樹齢が120年と聞き、立派に育つまでは相当時間がかかることを改めて実感したように思いました。
他の植物らに負けないくらい育つように手間暇かけなければならいし、成長したクロマツを間伐する作業も膨大にあると伺いました。まだまだ気の遠くなるような作業が残っているなかで、同プロジェクトの取り組みが持続され、かつ、何よりも、地元地域の関与が欠かせないと感じました。
今後も、主体性をもった地元住民、地元自治体などの連携・協働が行われることを切に願うとともに、私たちの組織としても、私個人としても微力ながら支援させていただきたいと思います。
最後に、今回、作業後に仙台市の震災遺構「荒浜小学校」を見学した際、震災前の荒浜地区にあった海岸林の写真や模型で元々あった壮大な海岸林の姿を目にし、同プロジェクトの意義だけでなく、その難しさをも改めて感じました。