こんにちは
海岸林担当の鈴木です。
ご寄附をくださる方、現場のボランティアで募金をしてくださった方に気持ちばかりのお礼として差し上げていたこのハガキ、
プロジェクトではおなじみのico.さんに制作していただいたもので、5パターンあります。
全部で5000枚作り、2年半程でほぼなくなってしまいました。
プロジェクトにご協力くださった方がハガキの枚数分・・・こう思うと協力してくださる方の多さを感じます。
何しろ、ハガキが完成してダンボールで届いた時にはずっしり重く、ハガキの束がたくさんで当分はなくならないだろうなぁと思っていましたから(^-^;
次のノベルティを考えるという楽しい仕事に取り掛かったのが4月
ico.さんに相談し、
ご提案いただいたのが
〇大人のぬりえ絵葉書 〇サンクスカード 〇ブックカバーやしおり 〇ステッカー など
どれも捨てがたいところでしたが、結局ステッカーに!
リピーターボランティアさんは、
「もうもらったからいいよ~」とお断りされる方もいらっしゃいます。
そんな方のためにも
「I’m a Supporter of Natori Citizen’s Forest」(私は名取市民の森を応援してます)
という文字を入れて、
お断りされる方には、職場の方やご家族へのお土産にしてください!とお渡ししようかと思っています。
プロジェクトの宣伝係も務めていただければありがたいなぁなんて・・・(*^^*)
ラフ画の段階から、まわりのスタッフから「かわいい~!」と好評でした。
できあがったのが↓こちらです。
それぞれにタイトルを付けてくださっています。
このタイトル、ステッカーに書いてあるわけではないので、どこにも出るところがなくもったいないのでここでお伝えします。
モグラのタイトルにセンスを感じますね(*^^*)
浅野はパソコンのハードディスクにペタペタと
私はいちばんのお気に入りのカニを手帳に
吉田はパソコンに(私が貼り付けちゃいました)
ステッカーたちが色々な人との橋渡し役になってくれればいいなぁ
ご寄附くださった方へのお礼は、明日か明後日くらいにハガキからステッカーに切り替わる予定です。
ico.さん 今回も素敵な作品を制作してくださりありがとうございました!
広報室の林です。
休日は、ちょっと現場の動きから離れたゆるネタで……。
前回のボランティアの日の前日、朝コンビニで昼食を買ってから
事務所に向かいました。肌寒かったその日、私はカップ麺を購入。
お昼休憩に入ると、浅野は電子レンジでお弁当を温め始めました。
「今日は寒いから」と麻婆丼。
浅野と私が食べ終わったころ、何やら作業を続けていた吉田がやってきました。
浅野が翌日のボランティアさんの名簿づくりに取り掛かっているその横で
吉田が食べ始めたのは、なんと麻婆丼!
食べる時間帯も、お昼休みにやることもバラバラな二人ですが
ランチ選びのセンスは同じなんだ~。一緒にいると似てくるのですね。
浅野は、自分が食べたかった丼ものがなかったから
たまたま選んだだけだと主張しましたが……(笑)
実はとっても仲良しさん♪
こんにちは、浅野です。
ちょっと前になりますが8日のボランティアの日にひな鳥を見つけました。
ボランティアの方がつぼ刈りをして進んでいった後を点検していると
モゾモゾと視界の隅で何かが動いたので見てみると、巣から飛び出ているひなが!
1羽ではなく、5羽…。すぐに作業をしていたボランティアの皆さんに注意を呼びかけ、
近くに飛んでいた巣とひな鳥をもとにあった場所に戻しました。
午後にもう1度確認すると、親鳥が戻したのか自力で戻ったのか…くちばしが上を向いていました。
これでご飯ももらえるし、一安心。
その1週間後の15日、今度はマツの枝の間に巣を発見。
ボランティアに来ていた凸版印刷労働組合の方が「タマゴあるー!!」と
声をあげてくれたので近くで作業していた方にも伝わりました。
何度もお伝えしていますが、タマゴやひな鳥を見つけたらそこはスルーしてください。
草を刈ってしまって周りからよく見えるようになると、カラスやキツネなどに襲われてしまいます。
マツの上に巣を作っているのは初めて見ましたが、巣立つまで無事でいてくれることを祈ります…。
植栽地でよく見かけるヒバリの繁殖期は7月までのようです。
まだまだタマゴやひな鳥を見つける可能性がありますので、皆さん気を付けてくださいね!
はじめまして!
6月からオイスカ名取事務所にインターン生として来ている森みなみです。
まずは自己紹介をさせていただきます!
名前 森みなみ
大学・専攻 東北福祉大学 社会福祉学科 3年
出身 宮城県 村田町(蔵の町です!)、県立名取北高校出身。
今までボランティアなど、積極的にはしてこなかった私ですが、地元宮城の復興の役に立ちたい!
たくさんの自然と触れ合ってみたい!と一念発起し、このプロジェクトに応募させて頂きました。
精一杯頑張りますのでよろしくお願いいたします。
ここからは6月15日の活動についてお話します!
この日はなんと、あいにくの雨でしたが…たくさんのボランティアの方々に参加して頂きました!
みなさんきちんとカッパや長靴など、雨対策はバッチリでした!
朝の説明会が終わり、バスに乗って現場に向かいました。
バスの中での海岸林の説明も、すごく真剣に聞いていらっしゃいました。
現場に着くと、初めに鎌の使い方と葦、ツルマメについて教わり、二手に分かれて作業開始です!
日光を遮りマツの成長を妨げてしまうツルマメを抜きながら、葦を刈っていきました。
でもすごくツルマメの葉っぱが他の葉っぱと見分けがつきにくく…苦労しました。
だんだん見分けられるようになっていきたいです!
さらに、マツの木にハチの巣ができていたりと、見たことのない光景ばかりでした!
休憩時間は、ボランティアの方々がたくさん話かけて下さり、就職活動のお話をしていただいたり、
相談に乗っていただいたりしました。ありがとうございます!
そしてリピーターさんはすごく作業がスムーズでした!あっという間に草が刈られてきれいになっていきます!
私もそれを見て頑張らなければ!と思いました。
作業は思っていたよりも早く進んでいたようです。
みなさん休憩時間は楽しんだり休んだりしていましたが休憩時間が終わるとスイッチが入り黙々と作業をしていてとっても頼もしかったです!
作業は雨のため午前中で終了しました。
ボランティアの皆さん、「やりきった~!」という人もいれば、「もう少しやりたかった~」とおっしゃっている方も
いらっしゃいました!最後はみんなで海を眺めてから、バスに乗り、事務所へ帰りました。
事務所に帰った後も、ボランティアの方々に「どこの大学なのか」や「どうしてインターンシップをしようと思ったのか」など
たくさん質問を頂いたり、話しかけて頂いたりしてとてもうれしかったです!ありがとうございました!
これから、8カ月間インターン生としてたくさんのことを身に着け、成長し社会に還元していけるよう精いっぱい頑張ります!
3月から溝切りに取り組んできた最多湿ゾーン。
化学総連と全積水化学労連の皆さんと一緒に溝切りをしていると、
多湿、スス病に加え、何者かに「かじられた」2018年植栽の幼苗が。
プロの鈴木純子さん曰く「ネズミかな~」。
いずれも珍しくありませんが、「三重苦」というのは初めて見ました。
酷ですね。
ですが、多湿は人力で改善しますし、スス病は1・2年すると自然治癒します。
ネズミも致命的なまでは、かじっていない。
私は生き延びると思いました。
2018年植樹祭で植えてもらった海側最前列、防風垣を大きく越えて成長し、
その分、潮風に直接晒されている2014・15年植栽地など、よく見ると、文字通り「犠牲木」として、
苦しんでいるクロマツをたくさん見かけるようになりました。
少しづつ、世の役に立とうとしているように見えます。
そもそも、潮風を入れれば四重苦ですね。
6月15日、化学総連の皆さんは昨日も仕事したし、
昼過ぎに帰らねばならない彼らは、ホテルに帰って風呂に入れるわけでもなく、
濡れるのが分かっているので、作業はご辞退いただきました。
今日から来る京セラ労組22名と凸版印刷労組45名には午前中だけと
していただいて、雨天決行で葦の下刈りに入っていただきました。
損保ジャパン日本興亜環境財団からの海岸林インターン3代目、
県立名取北高校出身で東北福祉大学3年生の森さんは今日が初日。
そういえば、初代の内川さんは9月から、一般参加の申し込みを
送ってくれました。2代目の大和田さんは元気かな?
凸版印刷労働組合 執行委員の嵯峨さんから
メールをいただきましたので紹介いたします。
先日は海岸林再生プロジェクトに参加させていただきありがとうございました。
雨天で厳しい状況でしたが、クロマツの森を取り戻す大きな仕事に携われた喜びと、
大きく育った未来のクロマツを想像する楽しみを感じています。
今回の研修でも改めて震災を知り、
その時自分ならどうするか想像し考え、
復興に携わり、文化に触れる等を学習できました。
中でもクロマツの作業は大変貴重な時間になりました。
微力ながらも貢献ができましたし、自然のこと、震災のことも教えていただきました。
そして、昨年より大きくなったクロマツに我々は元気をいただきました。
夜の懇親会では個人でリピートするぞとの声も多くありました。
短い時間の作業でしたが、密度の濃い時間だったと思います。
吉田さん、浅野さん、佐々木さんを含め対応いただいた皆様には大変感謝です。
本当にありがとうございました。
今後もいろいろな形で海岸林再生に関わっていきたいと思います。
よろしくお願いします。
*実働約2時間半で、凸版労組は少なくとも約800本のクロマツを葦などから救出。
京セラ労組は、葦に加え、芽を出したばかりのツルマメ抜き取りも含め
約500本のクロマツを直接的に世話してくれました。
ボランティア10,000人と安全
じつは、6月14日の化学総連と全積水化学労連98人の中に、
いつのまにか、2013年に開始した公募ボランティア10,000人目の方がいました。
では、ボランティア一人目は誰?というと、公募前に遡り、
2011年津波直後からプロジェクト立案に向けた情報収集を
無償でしてくれた、プロ中のプロ、佐々木勝義さんです。
「クロマツ苗木生産の資格を持ち、経験実力があるのは何人?」
「林業種苗法とは我々にとってどういうこと?」
たくさんの「一級情報」を私に授けてくれました。
5月24日の初陸上調査隊はもちろん、プロジェクト案件形成一切に関わってくれました。
2012年は、ボランティア受入の試験的実施を、何度か育苗場で行っています。
2013年は、育苗場の除草作業のみ。はぐれ白鳥が近寄ってきて、女性のお尻を突っついた。
2014年は、植栽地16haの下刈をボランティアのみ、プロ抜きで完了出来ました。
2015年は、植栽地が27haになり、プロとボランティア併用の下刈を始めました。
2016年は、県立名取北高校の生徒が、初めて来てくれました。宮城県民率も4割に。
2017年は、リピーターで普通救命講習受講。20歳前後の若い宮城県民が増加。
2018年は、年間ボランティア約2,300人。
昨日、98人と別れたあと、佐々木勝義さんに言われました。
「10,000人も安全に受け入れ続けていることを労働監督署が知ったら、絶対に表彰される」
涙が出そうになるほど、たぶん忘れられない一言となりました。表彰されなくていいですが。
名取事務所の佐々木廣一統括も、安全に対する釘を刺し続けてくれています。
勤めていた神奈川の林業会社、サトウ草木の佐藤社長は、雨の日を出勤扱いにして
実践的「安全衛生講習」をしてくれたことを思い出し、ちょっと寝れなくなりました。
名取に来るプロも、ケガも事故もしていません。
ボランティアリピーター育成を重視する戦略を立て、2012年から受け入れをはじめ、
リピート率4割に達しているいま、リピーターが円滑な運営のみならず、
全体の安全にも目を配ってくれていることにも感謝しています。
重視する理由は「安全配慮義務」の一環なのです。
それにしても、こんなに大勢来ていただけるなどとは、まったく考えていませんでした。
私たちにとってはうれしい日でした。プレスリリースとか、記念品とか一応考えました。
この中で私が一人だけ選んでいいなら、この人と思う人もいます。
ですが敢えて、そういうパフォーマンスはすべて止めました。
まだ道半ば。単なる通過点ですし。
2018年植栽地の多湿地帯溝切り1st完了 ~化学総連&全積水労連98名~
6月14日、化学総連&全積水化学労組連合会の計98名が、
例年通り来てくれました。
次の日は雨。男性が多い。リピーター多数。
草刈りか?溝切りか?どちらを先にするかと言えば、答えは簡単。
2018年植栽からまだ1年、決して強くない苗木を、一刻も早く多湿から解放したい。
「名取の海岸林では、降った雨の8割を、即、根元の外に排水する」これが我々の目標です。
3月以降のボランティア450名の手を借りてきた、2018年植栽地の多湿地約4haの溝切りに。
このうち我々の力で解決できるのは約2ha。残る2haはサイクリング道で囲まれていて
手出しが出来ません。
「今日は、1stステージが終わるとイイなぁ」と思っていました。
1stとは手出しができる2haのうち0.6haの最多湿ゾーン。
サイクリング道からも水が流れてくる低い場所。
排水先から見ると最上流。「遊水池」から最長500mほど距離があり、排水は難儀。
去年は大雨になると池になり、水鳥がマツの横を泳ぎ、土壌及び根系調査をする
研究者の方は、50㎝穴を試掘しただけで水が湧いて唖然としていました。
8班に分かれ、長さ10m~40mのLサイズ「枝溝」を、怒涛のように合計18本(補修を除く)。
少なくとも1,200本以上のクロマツに、直接的環境改善したことになります。
帰るときには、「これ以上無理」という姿、申し訳ないと思うぐらいの表情でした。
3月からのボランティアによる溝切りは、我々にとって当然一連の流れ。
バトンリレーのようなものです。遊水地への応急処置的水路は完成済み。
全体改善は、少なくとも10月までかかるとは思いますが、
今夜の雨で早速、ガンガン水が流れる事でしょう。
懇親会に招いていただきました。
ジンギスカンとビールの飲み放題・食べ放題で、皆さん、別人のよう。
予定通り、さっきと同じ人たち?という感じで。
私もホッとしました。皆さん、本当にありがとうございました!
遠方からありがとうございました!
広報室の林です。
先日、九州のオイスカの会員さんたちがボランティアにきてくださいました。
80歳越えの方もいらっしゃる、シニアメインのグループです。
もう4回目!とおっしゃる方も……。シニアといっても本当にお元気。
特に女性たちは本当にお元気。
雨が降る寒い中、作業に取り組んでいただきました。
全国の会員さんが来られるとき、お世話してくださるのがIさん。
宮城県にお住いのため、いつもボランティアに参加してくださり、
会員さんたちのお世話もあれこれしてくださいます。
福岡県の筑後市から参加された方は、ANAのメンバーの中に
筑後市出身者がいることを知り、大喜び。こんなところでね~と。
その元気なお姉さんたち。
最後に防潮堤の上で撮影をしたのですが、足腰がつらくて
防潮堤に上るのが大変という数名もちゃんと隅に載せてねと。
はい、下にいたお姉さんたちも載せましたよ。
企画してくださったKさんが「来年は宮城じゃなくて、富士山のボランティアに
行くことにするかも……」と話しているのを聞いた何名かは
「個人でも参加するから。Iさんも手伝ってくれるしね」と。
皆さん毎年ありがとうございます。
来年もお待ちしています!