内陸防風林の本数調整伐実施 当日編
昨日のブログの続きです。
3月2日(土)は、前日ボランティアリピーターの皆さんが準備してくれた現場で
名取北高校の野球部(とそのOBたち……選手とマネージャー)の皆さんが伐採を行いました。
この日は気温が低い上に風が強く、とにかく寒い!
早く体を動かしたい気持ちがありつつも、まずはしっかり説明を聞きます。
写真は、指導者の佐々木さん(松島森林総合)によるデモンストレーション。
2人一組になって伐採開始。のこぎりで切っていると、
だんだんと木の重みでのこぎりが動かなくなるので一人が上で幹を押します。
女子マネージャーコンビは浅野さんの指導のもと手際よく作業。
昨年のボランティアでもマネージャーさんたちが活躍していたなぁ~~~。
今回はJ:COMさんの取材が入り、生徒さんたちの作業の様子を撮影。
インタービューを受けたマネージャーさん。カメラを前にして、
「昨年も参加しました。自分の地域なので、自分たちの手で作業した海岸林が
防災や減災につながるのはうれしい」と、ハキハキ話していました。さすがです!
J:COMでの放送についてはこちら
伐採した木は、林外に運び出すため、運びやすい長さに切ります。
最初はうまく動いてくれなかったのこぎりがだんだんスムーズに。
あまり太くないので、運ぶのはさほど大変ではなかったのではないかと思います。
このころには、体も温まってきているのではないでしょうか。
上の写真が伐採後のもの。一列切ると、こんな風に林内が明るくなります!
そしてずっとずっと遠くまで見えるように。
寒い中、皆さんありがとうございました。
内陸防風林の本数調整伐実施 準備編
本部・啓発普及部の林です。
3月2日(土)に名取北高校野球部とそのOBたちによる本数調整伐の体験が行われました。
前日には、地元の、いつもの、力強いボランティアさんたちが集まってくださり
下枝や雑草・雑木(このエリアは湿気が多くヨシが生い茂っていました)を刈り取り、
本数調整伐がスムーズに行えるよう準備をしてくださいました。
まずは松島森林総合の佐々木さんの案内のもと、プロチームが作業したところを
見学させてもらい、枝の切り方、切った枝の集積の方法などを教えてもらいました。
こちらは空港の滑走路のすぐ脇にある内陸防風林。
今回の私たちの作業現場は、海岸の防風林のすぐ後ろ。
5本植えてあるうちの真ん中の1本を切ることになりました。
下の図がイメージなのですが、左は、5本の木のそれぞれの枝はぶつかり合い、
人が中に入ることはできません(左から2本目と3本目の間に人がいるのが、分かりますか?)。
右の図は中央の木が切られたことで、人が中に入れる状態になっています。
ただ、この中央の木を切るためには、その作業をするためのスペースを作らなければなりません。
それが前日に行われた「準備」です。下の図を見てもらうとわかる通り、伐採する対象の木と
その両隣の木の枝を、人が作業できるぐらいの高さまで(地上から1.5mぐらいまで)切るというもの。
こちらが作業前と作業後の写真です。
左の写真は地面から生えているヨシと左右のマツの枝が混み合っていて
中に入るのが困難な状態。一方右の写真は伐採する木
(写真の右の列が対象のマツです)とその左隣の木の枝を切り、
地面のヨシもきれいに刈り取った状態です。
ずっと向こうまでよく見えるようになりました!
はいつくばってヨシを刈り、のこぎりで枝を落としていく作業がこちら。
枯れたクズも残っているうえに、凶暴なバラもいたるところに生えていて
「いたたたたたた……」と何度口にしたことか。
おかげで高校生が安全に作業できるようになりました!
皆さんありがとうございました。
本当にキレイ!!!
明日は当日編です!
大阪マラソン あれこれレポート3
レポート1では、主にEXPOを、レポート2ではマラソン当日の様子を報告してきました。
今日は、責任者吉田の様子をご報告します。
すでに吉田が報告している通り、今回は26キロ地点で断念という結果になりましたが、
たくさんの方々に応援してもらうことができたことがよかったのではないかと思います。
何よりも素敵なエピソードとして紹介したいのは、床屋さんに応援してもらえたこと。
吉田のお気に入りの?髪型は丸坊主。普段は自宅でバリカンを使って自分で整えているのですが
11月に大阪で開催したトークイベントの直前は、忙しくて丸坊主ができず、大阪市内の床屋さんに
でかけました。下の右の写真でも着用している大阪マラソンのウインドブレーカーを着ていたため
マラソンの話になり、チャリティランナーとして走ることを伝えたところ、寄附をくださったそう。
(その時の様子をこちらで報告しています シンカブル チャリティランナーページ)
そして今回もマラソンを前に、気合を入れるためにそちらの床屋さんに予約を入れ、「丸坊主」にしてもらったところ、ご主人からプレゼントをいただいたのだそうです(下の左の写真。右手に持っています)。あったかグッズや甘いものが入っていたそうですが、その話を聞いて私もうれしく、あたたかい気持ちになりました!
完走はできなかったものの、今できることは、やり切ったと本人は思っているようです(私もそう思います)。
そして、マラソンの後のお楽しみ(マラソンではなく、こちらが主目的!?)、ランナーさんたちと応援団との打ち上げに向かう途中の様子がこちら。
階段を下りる時、膝がガクンとなるらしく、反対向きになって下るのが一番安全とのこと。
同じ年の杉本さん(前日のEXPOでもお手伝いいただき、当日は朝早くから雨の中の
応援団に加わっていただきました)に見守られながら一歩ずつ階段を下りてきました。
実際同じタイミングで、バタンと音がして、ランナーさんと思しき方が
階段で膝をついてしまっていたので、これが正解なのだと思います。
後ろ向きで階段を下りる吉田ですが、心の中は前向き!
おそらく、この時点ですでに来年も走る!と決めているのではないかと思います。
3勝目指して頑張ってもらいたいものです。
関西支部としての大阪マラソン2024
東京本部の吉田です。2014年以降、寄付先団体に選ばれている大阪マラソン(出走者32,000人)、今年も2月25日(日)に無事終わりました。「海岸林再生プロジェクト」の大きな収入の1つです。
毎年、ランナーを買って出てくれる職員や会員さんと、いつもと違う環境で会えることは大きな楽しみの一つです。職場の後輩たちが頼もしく見えます。
膨大な時間を練習に費やし、雨の中を走った17名のチャリティーランナー、極寒下の応援・写真撮影や、寄付集めに協力いただいた方々、今年もチャリティーランナーを出していただいた、化学総連(東京)、CKD(小牧市)、ワイルドグース(豊田市)、ネクスタ(大阪市)、関わっていただいた皆さまに心から御礼申し上げます。
凍える手でのぼりを掲げ、雨に濡れながらの応援
昨年の4月から関西支部事務局長を兼務することとなり、大阪マラソン組織委員会から正式に寄付先団体に認定されたのが9月。支部にとっても大きい事業との認識で、支部会長の上村良成さん(JR西労組委員長)とともに、お互い困難を承知で走ろうと決めました。上村会長はヘルニア、私は肉離れに悩まされましたが、会長は見事に完走。
私は26㎞でリタイアという結果でした。私のマラソンは2勝2敗・・・です。途中、支部の岡崎昌三前会長(ネクスタ名誉会長)のサプライズの「大声援」があり、本当に感激。涙が出そうになりました。
募金集めは、名取の大槻さんが提供してくれたサツマイモ(20kg×15籠)を本部事務所入口で毎日販売。そのおかげで規定額の7万円越えを達成。練習は歩くことから始めたものの、12月からの肉離れが治らず歩くばかり。走るより練習時間をとられましたが20km、30㎞を繰り返しこなしました。携帯電話の歩数計では、同年齢の上位2・3%を日々維持しました。でも、歩くのと走るのは大違い。15㎞あたりまでしか走れませんでした。またもや、護送車の寒々とした雰囲気と落ちこぼれ感もたっぷり味わった、自分なりの挑戦には満足しています。
大阪には今年6回、毎回2・3泊以上出張してきました。これまでの大仕事としては、11月のトークイベント(フィリピン北部の活動報告)があり、会場に70名、オンラインで70名にご参加いただきました。上村・吉田ラインの事実上のデビュー戦となった訳ですが、小さいけれどイキのいい輪ができました。今回のマラソンでも、その輪の中から新たな裏方さんとなっていただきました。
5月19日(日)に「子供の森」計画親善大使の来阪・トークイベントを企画中です。そして2024年度は、関西からの「海岸林ボランティアツアー」が実施できるよう準備をしています。一人でも多くの理解者を増やすべく、一つひとつの行事が次につながるよう心掛けています。点を線に、小さな輪が面に広がるよう努力して、次の大阪マラソンでは、出走者を倍増させたいと思います。
大阪マラソン あれこれレポート2
昨日に続き林からのご報告。今日は当日のマラソンについて。
これまでも何度か応援を経験していますが、今回は初の雨。ランナーの皆さんもレインコート姿。
(実際には、晴れの日でもスタート前・直後の体の冷えを防ぐためにレインコートを着用している
ランナーさんがたくさんいるのですが……)
私たち応援団は、スタート地点、19キロ地点、22キロ地点、37キロ地点、ゴールなど
地下鉄で移動しながら各チーム2ヵ所ぐらいで、ランナーの応援、写真撮影をしました。
ランナーズアイでは、応援するランナーが今どこを走っているのかが分かる上に、現在の応援地点を
登録すると、そこを通過する予想時間まで表示されるので、それを頼りに「あと少しで●●さんが来る」
「●●さんはあと10分ぐらいかな」などと言いながら、大勢のランナーの中からオイスカのランナーを見つけようと必死!! しかもとにかく寒い! 手がかじかんでなかなか撮影がうまくできません。
というのは、撮影下手の言い訳???かもしれません。ついでにもう一つ言い訳をすると、レインコートのせいで、ゼッケンが見えにくく、ランナーさんを見つけるのに一苦労……。
個人的には、関西支部の岡崎前会長に思いがけず遭遇し、声援を送ってもらえたことがよかった!
実は、地下鉄の駅のお手洗いを借りに行った際に、ばったり駅構内で前会長と遭遇。
これからご自宅へ向かうところだったのですが、「もうすぐ(現)上村会長と吉田が来ます!」
と伝え、応援地点に合流してもらいました。残念ながら上村会長は見逃してしまいましたが、
悠々と走って来る吉田はすぐに見つけることができ、岡崎前会長に激励してもらうことができました。
岡崎前会長、寒い中、本当にどうもありがとうございました! 奇跡の遭遇でした!!
オイスカのチャリティランナーさんの中には、ずっとイヤホンで音楽を聴いていて
声援を送っても気づかないまま通り過ぎる方もいれば、我々応援団の存在に気づき、
わざわざレインコートの前をあけて、ゼッケンとロゴマークをこちらに見せて
近づいてきてくれる方もいます(それなのに写真がブレてしまった……ごめんなさい)。
必死にゴールを目指すランナーさんに、あまり負担をかけてはいけないとの思いもありつつ、
でもこちらに近づいてきてくれるのは本当にありがたく、こちらの応援にも力が入ります。
応援団からは、「ランナーさんにはもう少し分かりやすい目印をつけてもらいたいね」との声もありましたが、まずはこちらの撮影技術を向上させなければ……と感じました。寒い中の撮影となるため、プロのカメラマンは手がかじかんでうまく動かなくなるのを防ぐため「無駄打ち」をしているのだと教えてもらいました。今回は、ランナーに声をかける係と、撮影する係が分かれている時の写真が上手に撮れていた気がするので、来年に活かしたいと思います。
ランナーの皆さん、応援団の皆さん、寒い中、本当にありがとうございました。
大阪マラソン あれこれレポート1
本部・啓発普及部の林です。
2月25日に開催された大阪マラソン、今年も行ってきました!!
(こちらは浅野さんからの報告 「大阪マラソン2024、無事終了しました!」
まずは23・24日のEXPOからご報告。
EXPOは登録を行うランナーが集まる場であり、スポンサー企業が大きなブースを出して
さまざまなPRをしたり、ランナー向けのグッズを販売したり。外にはキッチンカーや
屋台が出て、おいしいものも盛りだくさん。そして、寄附先団体として参画している
オイスカも小さなブースで、チャリティランナーさんの激励や活動の紹介を行いました。
カラフルな手袋でつくったオイスカのマークはちょうど子どもたちの目線になり、「かわいい!」と
寄ってきてくれる子たちがたくさんいました。ここには応援メッセージのほか、ランナーには決意を
書いてもらいました。
このブースの準備から2日間の対応、片付けまで一手に担っていたのが浅野さん。
他団体さんとの交流、情報交換もしながらたくさんの来場者とコミュニケーションをとっており、
短い休憩時間にはこんな感じでブースの陰に隠れて昼食をとっていました。
2日間でランナーだけでも3万人超、その友人やご家族なども入れると5万人を超える人たちが
集まったのではないかと思います。ブース運営はボランティアの皆さんにもご協力いただきました。
皆さん、どうもありがとうございました。
明日は当日のマラソン編です!
本部・啓発普及部の林です。
昨日のレポートに続き、今日は吉田の「学んでもらおう精神」について。
現場に来られたボランティアさんからは、
「吉田さんが丁寧に説明してくれたから理解が深まった」
といった声を聞く機会が多く、普段のボランティア活動日でも同じなのですが
やはり、若い人たちにしっかり学んでもらいたい、教えたいという気持ちが強いのを感じます。
その気持ちを受けて、熱心に説明を聞く人たちであればあるほど
吉田の「学んでもらおう精神」は高まっていきます。
今回、中部日本研修センターの研修生たちは、ボランティア活動後も1泊し、
翌日の東京発夜の11時過ぎの夜行バスで愛知に帰ることになっていました。
翌日は震災伝承館を訪問したり、ゆりあげ朝市で好きなものを買ったりしようと
計画を立てていたのですが、その前に前日の作業の現場を見にいくことになり、
増田神社のそばに植えられた内陸防風林を視察しました。
その際、樹齢100年を超えるであろう松の一群にあるものを見つけ、
即席のレクチャーが始まりました。
私たちが見たものは、根元が朽ちて倒れかけているクロマツ。
吉田が始めたのは「こんな時、どう対処するか」「どう伐採するか」のレクチャー。
大きなクロマツが倒れかけ、上の方が別のクロマツにかかっています。
彼らは国に帰ったらそれぞれのふるさとで森づくりを担う人材です。
吉田としては、林業会社で働いていた時に体験したこと、学んだことを
余すことなく伝えようと考えているのだと思います。
この後も屋敷林の視察をし、彼らが国に帰った後、
災害に強い森づくりができるよう、そして安全に森の管理ができるよう
日本の事例が現場で活かせるように解説をしていました。
「海岸林再生プロジェクト」で培ったものが、彼らを通して
海外のプロジェクトのにつながっていくのはオイスカならではのことだなぁと
あらためて強く感じた研修生たちの研修でした。
若い人がいる現場
本部・啓発普及部の林です。
2月10日のボランティアレポートを武原君、中屋さんが書いてくれました。
この日は若い人がたくさん現場に集まってくれうれしかった!
後列左から、今年の名取のインターン和泉君、新年度からオイスカ職員になる武原君、2年前のインターンの畑君、前列左から中部日本研修センターのバボ君(バングラデシュ)、シャン君(フィリピン)、今年の本部のインターン中屋さん。
バボ君とシャン君はセンターで一緒に活動したこともあるし、海外のオイスカの現場で活動する彼らのお父さん、お母さんに、私は若い頃大変世話になっていることもあり、この現場で研修の受け入れができてこれもうれしかった!
彼らは熱心に勉強していました。育苗場で説明をする吉田の話をメモを取って聞き、写真を撮り、じっくり観察し、長さを確かめ……。日本語が充分ではないため、きちんと理解ができているか確認するために、いくつか質問を投げかけると、自分たちが学んでいる農業と重ね合わせながら話を聞き、しっかりと吉田の説明が理解できているようでした。
実際、センターに帰ってからシャン君がFacebookに投稿していた内容を見ると、育苗場での説明も、間伐の目的も、切ったクロマツがどのように活用されているかも正しく書かれていました。スバラシイ!
そして若くて力持ちの彼らは、現場でとても頼りになりました。
日頃農業で鍛えている彼ら。普段とは違う作業でもすぐにコツをつかんでしまいます。
シャン君は作業をしながら「間伐の目的は分かってる。でもSAYANG」と話してくれました。
フィリピンの言葉でSAYANGは「もったいない」「残念」の意味。
こんなに大きく育ったのだし、たくさんの人がここまで管理してきたのだからとの
思いを抱いていたようです。私も同感。そんなふうに感じてくれていることもうれしかった!
バボ君はスーパーボランティア大槻さんに「作業の後の点検」の重要性を教えられていました。
みんなが切った後、切る位置が高すぎるものは足を引っかけてしまうこともあるからあんまりにも高く残っているところは切るようにと。最初は自分がやったところじゃないのに……とちょっぴり不満げだったバボ君ですが、納得し、せっせと切り始め、「こんなに俺が切ったぜ!」と得意顔。
いつもと違う現場で体験をすることは本当にいい勉強。彼らもそう感じてくれたはず。
そして彼らにいろいろな場面で、そんなことまで??と思うほど、
しつこいぐらいに話をしていた吉田の「学んでもらおう精神」もすごいなぁと感じました。
明日はその「学んでもらおう精神」について報告します。
オイスカの熱い想いに触れた海岸林ボランティア②
なぜクロマツ・アカマツを植林するのか?なぜ間伐するのか?それぞれには必ず理由があり、なぜ?を大切にすることも学びました。私は直感で行動することも多く、何をするにも大切な心得であるため今回のボランティアでは人として、これからの人生においても大切なことを学ぶことができたのでは?!と思います。
11日は中浜小学校や震災復興伝承館に訪れ、震災の被害について学びました。災害の怖さと復興までの歩みを知り、こうして自分が生きていることの尊さを痛感しました。
ニュースで見るのと自分の目で見るのでは、被害の深刻さの感じ方が全然違い、恐怖を感じました。
名取の海岸林に訪れて、オイスカ職員の方々から植林に関することだけでなく協力してくださっている地域の方々との関係性を構築し、大切にしてくことが如何に重要であるかを学びました。専門性と人間力の両方を兼ね備えたオイスカの方々はいつまでも私の憧れです。
また、ベテランボランティアの大槻さんが別れ際に「ありがとう!」と握手してくださったこと、本当に嬉しかったです。素敵な方々によって支えられている取り組みであることを実感し、胸が熱くなりました。
自分の想いを真剣に伝え行動に移すことで地域の方々の暮らしを守り、繋がりを広げることができる。そのことを間近に見て感じることができ、オイスカの活動に対する想いに触れることができたことで、やはり自分も自然を守り人と自然の繋がりを広げることができる活動がしたいと改めて感じました。
自然環境を守る、再生するということは単に緑を増やしたり生態系を回復するだけではなく、人々の繋がりや地域コミュニティの活性化に繋がることを感じ、人を巻き込む力やコミュニケーションの取り方など、人として大切なことを学ぶことができた貴重な機会となりました。自分も吉田さんのように熱い想いを行動にし、周りの人々を巻き込んで地域のため自然のために行動できるようこれから色々と頑張ります!
楽しくも学びのある機会を作ってくださった全ての方に心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。またぜひボランティアに参加したいです!
オイスカの熱い想いに触れた海岸林ボランティア①
皆さんこんにちは!現在東京本部でアルバイトをさせていただいている元CSOラーニング生の中屋美里です!
2月9日から11日の3日間、オイスカが宮城県名取市で行っている海岸林再生プロジェクトの現場に訪れ、間伐作業の体験をさせていただきました。
私は2022年5月からの半年間、オイスカ・インドネシアのスカブミ研修センターでインターンをさせていただいたのですが、インターン期間中にマングローブの植林地に訪れ、広大なマングローブの森を見て感動したことが今でも強く印象に残っています。
そこで、日本国内で復興プロジェクトとして取り組んでいる海岸林の現場も見てみたいという想いと、今まで被災地に訪れたことがなかったこともあり、「名取に行きたい!」と思うようになりました。そして東京から約6時間かけて移動し、念願の海岸林の現場に到着しました!
車中では研修生やオイスカ職員の方と色々なお話ができとっても楽しかったです。
9日は翌日行う間伐作業のための印づけを行い、その後職員の方に海岸林を案内していただきました。インドネシアで見たマングローブの森を思い出し、これだけ広大な森が森林組合や再生の会の皆さん、ボランティアの方々によって大切に育てられたと思うと、自然を再生させることができるのは人間であり、自然に生かされている私たちは保全の責任と敬意を持つことが大切であると改めて感じました。
10日はいよいよ間伐作業です。本部職員の吉田さん、林久美子さん、浅野さん、ベテランボランティアの方々と中部の研修生2名、4月からオイスカ職員になられる武原さん、同じCSOラーニング制度でインターンをしていた和泉さん、畑さんと計550本のクロマツを間伐しました。
元気に育っている木を切るのは心が痛かったですが、クロマツが防風林としての役目を果たすためには必要な作業で、切った木はチップや堆肥などに再利用されていること等を学びました。私も慣れないノコギリを使用しながら作業しました。翌日には足腰が筋肉痛で、作業中も木を一本切るのにもかなりの体力を使うため、自然を維持管理することは容易ではないと身をもって経験することができました。