吉田です。12月14日夜、オイスカで購入したばかりの書籍「松がつなぐあした」を載せ、車で宮城に向かいました。明日朝から3日間、配らねばならない方にフル稼働で届けられるように。往路は雪の心配ないとみて、東北道を。

まずは、お世話になってきた方々に早くお届けすること。まずはオイスカ宮城県支部の役員の方々、再生の会、行政当局ですが、今回の大きなミッションはメディアの皆様を重点的に。なにより、存在を知ってもらわねばなりません。買ってくれる人がいなければ、絶版になってしまいます。「たちまち重版!」としなければなりません。海岸林チーム、本気で頑張っています。

これは小林さんの本、あくまでも売り物。オイスカで少々買ったからと言って、ばら撒くような配り方をしてはならない。往路の車でそう戒め、この3日の時間の使い方を考えながら、気合を入れました。

翌日朝、窓の外は真っ白。車ですから心してかからねば。雪も雪だし、時刻指定のアポイントばかりでは、訪問先が減ってしまうので一部にさせていただきました。コロナで会えなかった方とも会えましたし、毎日あっという間。一日10軒回る日も。でも、年末までずっと宮城にいたいぐらいでした。帰りは大雪。17日夜、雪のリスクが少ない常磐道をゆっくり走りました。

必ず多くの方に読んでいただけると思っています。忙しすぎて、まだ、「はじめに」「目次」「おわりに」ぐらいしか読めていませんが。

12月19日、名取市内の河北新報購読者の方約11,000軒に折込を手配。寄付チラシと書籍広告チラシが届きます。

12月19日、名取市内の河北新報購読者の方約11,000軒に折込を手配。寄付チラシと書籍広告チラシが届きます。


12月1日~1月15日まで、JR名取駅で写真展をやっています。剝がれていないか、一応確認に行きました。

12月1日~1月15日まで、JR名取駅で写真展をやっています。剝がれていないか、一応確認に行きました。


絶対に真っ先にお持ちすると決めていた方。前のオイスカ宮城県支部事務局長の小野さん。もし、宮城にオイスカ会員がいなければ、宮城県支部がなければ、そして事務局長がこの方でなかったら、震災1年前に佐々木勝義さんとの出会いはなかった。宮城テレビ放送の設立に大きく関わった方でもあります。

絶対に真っ先にお持ちすると決めていた方。前のオイスカ宮城県支部事務局長の小野さん。もし、宮城にオイスカ会員がいなければ、宮城県支部がなければ、そして事務局長がこの方でなかったら、震災1年前に佐々木勝義さんとの出会いはなかった。宮城テレビ放送の設立に大きく関わった方でもあります。


小野さんのご自宅前。山のほうには、ほかにも届けたい方はたくさんいたのですが、タイムアップ。何とか宮城中央森林組合には行けました。

小野さんのご自宅前。山のほうには、ほかにも届けたい方はたくさんいたのですが、タイムアップ。雪が少ないうちに何とか宮城中央森林組合には行けました。

「海岸林再生プロジェクト」にご支援くださっている企業で、
担当者としてプロジェクトに関わり、ボランティアにも参加して下さっていた吉岡さん。
退職を機に、オイスカで一緒に仕事をするお仲間になってくださいました!
そんな吉岡さんのブログです。
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海外事業部人材育成担当の吉岡です。
海岸林再生プロジェクトの新作動画が公開されたとのインフォメーションを見て、
早速拝見させていただきました。どれも感動ものでした!
「海岸林これまでとこれから」の動画は、2011年からの活動内容がコンパクトに纏められています。これまでの10年間、プロジェクトは計画通りに順調に進捗していますが、プロジェクトスタート時のオイスカをはじめ関係者の皆さんの大変な苦労と努力があったからこそ、同じベクトルに向かってブレずに進んできた事が良く分かります。「何としても、名取の海岸林を再生させるのだ!」というプロジェクトに関わる全ての皆さんの熱い思いと高い志に「あっぱれ!」ですね。

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クリックすると動画が見られます


 
「ある日の海岸林ボランティア」の動画撮影日には、私もボランティアとして参加していましたので、動画の中で、私もツルマメエキストラの一員として出演しています。これまで、ボランティアに12回参加させていただき、家族には毎回「今回は、1日中ツルマメ草の抜き取り作業」「今回は、溝切りと草刈り」と作業内容の報告はしていましたが、家族は、実際にどの様な現場でどんな作業を行なっているかは知らなかったので、ここはお父さんが頑張っている姿を見せて、ポイント稼ぎの絶好の機会と思い、この動画を家族全員で視聴。
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クリックすると動画が見られます


しかし、一緒に見た娘から「お父さん、サボってるー。気合が入っていなーい。」と早速厳しい「喝!」を頂戴してしまいました。(反省‥)
サボる吉岡

インタビューに答えている男性の後ろで作業をしていた姿が映り込んでいました。たまたま立ち上がって腰を伸ばしていただけなのに……サボっているように見えた!?


 

こんにちは、浅野です。
先月、香川県立高松北高校の学生がボランティアに来てくれたことはそれぞれのブログでお伝えした通り。
http://www.oisca.org/kaiganrin/blog/?p=27892
http://www.oisca.org/kaiganrin/blog/?p=28031
その時のお話の続きです…。
高松北高校には応援部があり、チア・リーダー・マネージャー部門の3部門があるそうです。
スポーツの応援だけでなく、地元のケアハウスなどでも活動をしていて過去に全国大会出場経験もある強豪校。
今年はコロナの影響で活動が少なくなってしまったようですが、今年の夏にはNHKでも取り上げられていました。
その時の様子はこちらでご覧いただけます。
→ https://www.nhk.or.jp/matsuyama/post/club.html
今回ボランティアに参加してくれた中にリーダー部門に所属している学生がいたため、
私たちに向けてエールを送ってくれました。
校長先生から動画掲載の許可をいただいたので、こちらにUPさせてもらいます。

気迫のある応援に涙を流すスタッフもおり、その場には来ていなかった東京のスタッフも動画を見て感動していました。
また先日、校長先生から参加した学生のレポートが届いたので一部抜粋してご紹介します。
【たくさんの人がかかわるこのプロジェクトに関われたことがとても光栄なことだと思いました。あくまで地元の人が主役・中心ということを忘れないこと。】
【このプロジェクトを絶対に成功させるという強い気持ちが伝わり、機会があればまた参加したいと思いました。】
【多くのボランティアの方々の積み重ねによって、自然がつくられているのだと思うと、嬉しかった。】
【私たちのこの作業がいつの日か、名取市の希望につながる手助けになればと思った。何事も自分から行動しなくてはならない。】
【人の話をしっかり聞いたり、すばやく動いたりなど、普段の生活でも大切なことがボランティアの現場ではとても大切だと学びました。】
【とてもきつかったが、終わってから溝を見ると、とても気持ちよく「こんなにやったんだ」という達成感があった。】
事前に資料に目を通してから参加してくれた学生たちでしたが、実際に見て体験することでさまざまなことを感じてくれたようです。
また来年も来てくれると嬉しいですね。

吉田です。昨日公募始めました。来年も再来年も、仕事内容の基本は変わりません。

3月27日、4月17日、5月15日、6月5日・19日、7月3日・17日、8月21日
9月11日・25日、10月16日、11月6日・13日

いずれも土曜日、9時~17時。 お申し込みは、HPインフォメーションより

ただ、コロナ禍への対応と、地元を中心とする個人参加者が増えているため、今までと違う3点があります。
企業・労組・学校等ご担当者の皆様には、ご注意いただきたいと思っております。
また、状況次第で、中止判断や募集人員増もあり得ます。

①定員は各回先着50名。コロナ禍により、2020年から人数に上限を設けました。

②公募日に企業団体15名~20名で参加の場合は、先着1団体のみとします。
14名以下の場合は今まで通りどうぞ!!
21名以上の場合は、原則公募日以外で東京本部海岸林担当と調整させていただきます。
効率などを考え、従来通り、他団体と合同開催をお願いすることがあります。
地元高校生・大学生の参加希望も増えており、個人スペースも極力確保したいという考えです。
ご理解いただきますよう、よろしくお願いします。

【2021】企業団体ボランティア受け入れ推奨日

③名取市内にホテルが増えました。美田園駅にはスーパーホテル。
名取事務所まで徒歩30分ですが、間違いなく便利です。
名取市サイクルスポーツセンター併設の「輪りんの宿」は、車がない方には
集合場所の名取事務所にアクセス難ですが、なんと言っても海岸林が上から見られます。
後日、宿泊体験記をblogにと思いますし、HPボランティア公募欄にも参考情報を書いてみます。
ルートイン名取は総合力で我々の定宿に変わりありませんが、
せっかくなら、いろいろ試してほしいなとも思います。

やっと、最近「海岸林は10年経ったから終了?」と聞かれることが少なくなってきました。
まだ、これから数か月は聞かれるでしょうけど。(笑)
来年度からSDGsの10年、第2次10ヵ年計画です。
来年はオイスカ創立60周年。オイスカは次の10年でどんな結果を出すのか、
オイスカ一同、計画づくりに忙しくなっています。

次世代からのお申し出は、今のところ一度もお断りせずやり繰りできました。ひとえに、先生方の工夫と理解のおかげだったと思います。(11月2日:香川県立高松北高校33人。感動しました)

次世代からのお申し出は、今のところ一度もお断りせずやり繰りできました。ひとえに、先生方の工夫と理解のおかげだったと思います。(11月2日:香川県立高松北高校33人。感動しました)


東京本部インターンの女子大生たちも、本格的な調査の一員として2日間参加(11月13日)

東京本部インターンの女子大生たちも、本格的な調査の一員として2日間参加(11月13日)


ひさびさ、昼休みに「青空教室」。名取と乾燥地造林つながりで、オイスカのウズベキスタンと中国・内モンゴルの現場責任者の富樫智博士による紙芝居(11月14日)

ひさびさ、昼休みに「青空教室」。名取と乾燥地造林つながりで、オイスカのウズベキスタンと中国・内モンゴルの現場責任者の富樫智博士による紙芝居(11月14日)


ほぼほぼ個人参加、地元中心に50名が安定して申し込んでくださるようになりました。でも、地元だけでなく、まだ初めてという人にも機会をと思います。(11月14日)

ほぼほぼ個人参加、地元中心に50名が安定して申し込んでくださるようになりました。でも、地元だけではできませんし、まだ初めてという人にも機会が必要と思います。(11月14日)

コロナ禍で名取に行きたくても行けない多くの方たちに、見ていただきたい! よかったら、お知り合いにご紹介ください!

①書籍「松がつなぐあした」紹介動画 (3分)

*東京本部、鈴木さん・浅野さんの手づくり!! 最後の一言と表情が、日頃の小林さんらしい・・・


②海岸林これまでとこれから (13分半)
*10年を記録してくれたプロカメラマン塚本公雄さんの手で、次の10年を念頭に置いて作成しました。オイスカ緑化技術参事の清藤城宏先生が語っている「10年前の調査で根周りが小さかった」と話す場面などが、これから延々続く「本数調整伐」をする理由と考えてください。最強の海岸防災林めざし、数10年かけて5,000本/haを約1,000本/haに減らします。

③ある日の海岸林ボランティア(9分)
*同じく塚本さんの制作です。コロナ禍のなか再開した9月~10月の様子を中心に撮影しました。

④ドローン撮影「2020年9月 名取市海岸林復旧状況」(8分)
*建設業の三立重建さんの協力で制作。今年11月の各年度植栽地の生長モニタリング調査速報値などを紹介しています。

 

吉田です。オイスカタイのブログによると、向こうは南部ラノーン県のマングローブのモニタリング調査ををやっていました。インドネシアもジャワ島北岸各地で、同じことをやっているはずですが、名取でも。

こちらは、名取の2014年初植栽以降の調査報告集 (*2020年度は報告書作成中。来年3月頃公開)

オイスカ緑化技術参事の清藤城宏先生は、海のこっちで調査結果をもとにCO2固定量の算出をサポートしています。今回はタイでは初めての調査。海岸林よりも先に、2008年からタイ南部のマングローブを支援いただいている住友化学・労組の植栽地(合計250ha以上だったと思います)をサンプルに、試験的に調査を実施しました。「初めてだから不慣れだし、すごく人手がかかることがわかったけど、もっとしっかり調査したい」と駐在代表の春日さん。

見渡す限りが現場。桁違いの広大さ

見渡す限りが現場。桁違いの広大さ。政府とオイスカの協働の現場は全長80㎞。当然、全景は写真には納まりません。


水路を行くにしても、迷路どころではありません。

水路を行くにしても、迷路どころではありません。


たまに行くだけなら、楽しいだけですが、ここが現場なら、すべてが大変です。

たまに行くだけなら、楽しいだけですが、ここが現場なら、すべてが大変です。


春日さん、頑張ってます。歩くだけでも大変です

春日さん、頑張ってます。歩くだけでも大変です


オイスカ研修生OBでスタッフのエーク君。青い棒は何でしょう・・・?

オイスカ研修生OBでスタッフのエーク君。青い棒は何でしょう・・・?


住友化学の森、2008年植栽地看板前。この根の中を歩いて。

住友化学の森、2008年植栽地看板前。この根の中を進む


青い棒は手づくりの「測竿」。継ぎ足して樹高を計測します。

青い棒は手づくりの「測竿」。継ぎ足して樹高を計測します。10mまで計測できるそうです。


こちらは名取のクロマツの樹高計測。継ぎ足すのではなく、カーボン竿のように伸びますが、1本3万円・これは最大8mまでしかできません。

こちらは名取のクロマツの樹高計測。継ぎ足すのではなく、カーボン竿のように伸びますが、1本3万円・これは最大8mまでしかできません。


胸高直径の計測。樹高とともに測定して材積を算出します。

胸高直径の計測。樹高とともに測定して材積を算出します。


計測位置の詳しいことはわからないですが、時にはこのように。

計測位置の詳しいことはわからないですが、時にはこのように。

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彼に頼みたいだろうね

彼に頼みたいだろうね

オイスカタイブログ:「マングローブ植林地で計測 ~どこでも樹高計測器~」(10月22日)

オイスカタイブログ:「植栽地調査2回目」(11月12日)

いつかGIS(地理情報システム)ですべてわかるようになるのでしょうけど、昔、足で稼いだ計測は、重要であり続けるはずです。過去は計測できないでしょうから。

吉田です。そもそも海岸林ブログは、嫌々始めたというのが正直なところでした。

書き始めたのは、オイスカの元同僚で、その後、今治FCの運営にも参加し、スポーツによる地域振興などを専門とする大阪成蹊大学教授の菅文彦さんのアドバイスで始めました。今日で震災から3,564日。ブログは2,358回目。半信半疑で始めましたが、支援者の皆さんへの状況報告に有効だとつくづく思うので、これからも続けます。

オイスカでもっと続けているのが、オイスカタイ駐在代表の春日智実さん。私の社会人人生の最初の後輩です。

オイスカタイブログ:「タイの田舎やタイ人の暮らし、どうでもいい日常のつれづれまで」

写真右が春日さん。撮影は旦那でオイスカタイ事務局長のヤットさんでしょう。

写真右が春日さん。撮影は旦那でオイスカタイ事務局長のヤットさんでしょう。

彼女は東京本部、四国研修センター、青年海外協力隊でスリランカ駐在ののち、2002年に、私が上野動物園に寄贈される2頭のゾウの調整で出張する同じ日にタイに着任しました。以来18年、駐在代表として「天才としか思えない」(タイ政府天然自然環境省ラノーン県・パンガー県マングローブ責任者)と言われる働き。もちろん、名取にはタイのスタッフを伴い、何度も来てくれてます。東京本部海岸林チームの林久美子さん、鈴木和代さんとも、20年以上の同僚です。

春日さんとはLINEでも繋がっているし、彼女のブログはずっと読んできました。オイスカタイと我々は共通点が多い。見習いたいことばかり。励みにして頑張りたいと思います。タイはマングローブだけで2,000ha以上再生させたんですよ。

「口下手な漁師と生きるための釣り」(1999年のマングローブ再生開始前を知る村人への、最近のインタビュー)

昨日のオイスカタイのブログ「これからの10年」

オイスカタイの昨日は、役員・スタッフ全員集まって今後10年の計画編成について会議

オイスカタイの昨日は、役員・スタッフ全員集まって今後10年の計画編成について会議


私は日本国内4つの研修センターの10っヵ年計画に関する会議に参加。3月からこの準備してきました。シンポジウムはコロナのため来年度に延期。

昨日の私は、日本国内4つの研修センターの10ヵ年計画に関する会議に参加。3月からこの準備してきました。シンポジウムはコロナのため来年度に延期。

吉田です。今週は在宅勤務で、あっという間に毎日が過ぎてゆきます。

タイトルに対する結論として、今年必ずやると計画したことはやり終え、今年も結果を出せたと考えています。東京本部が動けなくても、名取事務所の佐々木統括を筆頭に、盤石の体制で雇用を維持し、名取市海岸林再生の会、宮城中央森林組合、松島森林総合の実行力が炸裂したと思います。そして、追加工事分を含め、海岸林再生プロジェクトとしての植栽は完全に終了し、確実な育林作業を継続しています。

2020年10月5日現在 実績報告

山田司郎名取市長に、高所作業車20mの高さから、名取市海岸林全景をご覧いただきました。*私が手前の写真で申し訳ありません。

山田司郎名取市長に、高所作業車20mの高さから、名取市海岸林全景をご覧いただきました。*私が手前の写真で申し訳ありません。


見ていただいた名取市南端付近から見た全景。手前は2015年植栽地。右手前は2020年5月植栽地。

南端から見ていただいた名取市海岸林全景。手前は2015年植栽地。右手前は2020年5月植栽地。この風景は多くのメディア取材でも取り上げられました。

残念だったのは、ボランティアの受け入れが例年比の15%程しか出来なかったこと。再開した後、今まで1度に100人以上受け入れるなどしていましたが、定員50人に減らしました。雨にも祟られ、初の雨天中止もありました。残念そうに帰っていく女子高校生のことが、忘れられません。

11月3日、臨時ボランティアの日。生長モニタリング調査

11月3日、臨時ボランティアの日。生長モニタリング調査

今年は明らかに少雨でした。上半期のボランティアが中止となっても、その少雨のせいか、ツルマメの生長が異常に遅く助けられました。最高レベルのツルマメ繁茂500m×10mの集中地帯を引き抜きに行ったのは、ボランティアを再開していた10月上旬でした。まだ来年、予断を許しませんが、これまでのボランティアの努力でツルマメを駆逐しつつあるのかもしれません。

もし、コロナがなければ、排水溝LLサイズ(上100㎝×下50㎝×深70㎝)を最低でも1,500mは掘っていたことでしょう。11月のボランティアで50m、香川県立高松北高校の生徒さんで250mは掘りましたが。こればかりはやり残した感があります。でも、また来年やればいい。

香川県立高松北高校33名。すごかったです。校長先生が小林省太さんの講演を香川で聴いたことをきっかけにコロナ禍にも関わらず実現。

香川県立高松北高校33名。すごかったです。校長先生が小林省太さんの講演を香川で聴いたことをきっかけにコロナ禍にも関わらず実現。


いろいろな溝名がありますが、「高松北高校溝」と認定。実質2時間あまりで250m修繕。初めて来たのに。気持ちが入るとこういう仕事になるという証。

いろいろな溝名がありますが、「高松北高校溝」と認定。実質2時間あまりで250m修繕。初めて来たのに。気持ちが入るとこういう仕事になるという証。

これまで10年で270回、約35,000人に聞いていただいた活動報告会のチャンスも相当失いました。ですが、マルエツ労組60名や、オイスカ高校50名をはじめ、林野庁主催の第58回治山シンポジウムで話題提供の機会ををいただき、700名の専門家に情報をお届けできたのは光栄でした。

そもそも10年前、このプロジェクトを立ち上げた直後、様々な方にアドバイスを求めて歩きました。その中で、今もオイスカ本部でボランティアをして下さっている河野さん(元国際協力銀行理事)から、「吉田さんにとって、このプロジェクトの危機って何ですか?」と聞かれました。「考えられる危機を念頭に置いて、仕事を進めてゆくのがよい」と助言いただきました。その時考えた4パターンを常に忘れず、危険の芽は未然に防ぐのが私の仕事でもあったと思います。4パターンとは、①吉田の不祥事・不測の事態、求心力喪失など吉田ネタ、②チームの空中分解・仲違い、③オイスカそのものの危機、④火山噴火やまた津波が来るなどの天変地異。かなり、重要なアドバイスですから、かなり真剣に受け止めました。

その一環で、私がいなくなることもあり得るということを前提に防御網を敷きました。つまりは人材育成です。私の後釜という「点」だけでなく、取り巻く外部の皆さんを「面」的に考えて実行してきました。気が付いたら、多士済々、想像以上の大きなチームになっていました。

さすがに、ウイルスなどイメージできませんでしたが、当初から危機管理を「面的」にも考えたのは良かったと思っています。つまり、私がいなくても仕事は進むということです。また、とくに支援者など、関わる皆様にとって「オーナーシップ」を感じられること、つまり「自分事」と考えてもらえるよう工夫し、一同で努力しました。

今年はさすがに、収入も落ち込み、補正予算を組まねばならないか・・・とこの前まで思っていました。ですが、その必要はないかもしれません。総じて言うと、今のところ、影響を最低限に食い止めることが出来ていると思います。多くの皆様にあらためて御礼を申し上げます。引き続き、抜かりなく頑張ります。

第2次10ヵ年計画では「本数調整伐」という未知の難関が待っています。ですから、第1次の達成感や感慨は一切ありません。

またみんなで頑張ろうぜ!(11月14日ボランティアの日)

またみんなで頑張ろうぜ!(11月14日ボランティアの日)

『松がつなぐあした』 読書レポート

2020年12月10日( カテゴリー: 本部発 )

本部・広報室の林です。

昨日、吉田が報告していた通り、小林さんが上梓された本
『松がつなぐあした』が届きました。私も吉田同様、
編集段階で一切目にしていませんでした。

老眼鏡がないと本が読めなくなってから、
平日の夜に自宅で読書をすることはほぼありません。
それでも週末まで待てず、早速読んでみることに。

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週末の引っ越しに備え、机や椅子、ライトなどは
他の部屋にまとめてしまっていたのですが、
何となくちゃんと机に向かって読みたく、
椅子とライトだけ部屋に戻し、空になった押し入れを
机がわりにして読書スタート。
手元には本にも登場する「名取市海岸林再生の会」会長
鈴木英二さんからいただいた赤ワインを置いて。

本に親しんでいないからか、頭の悪さか、
人や数字、聞いたことがない言葉がたくさん出てきたり、
時系列でないストーリー展開だったりすると
何度もページを行ったり来たりしてしまう私ですが、
この本は、ワインが半分減ったあたりで読了。
自分も関わってきた現場の話だし、
本のベースになっている「よみがえれ! 海岸林」を読んでいたこともあり
私にとっては「復習」で、すらすらと読み進めることができました。
もちろん「よみがえれ! 海岸林」にはなかった部分も
大きく加筆されていて、「あの人からこんな話も聞いていたんだ~」という
おもしろさもたくさんありましたし、
付録部分の松くい虫に関する解説もあらためて勉強になりました。

学生時代、オイスカの現場の取材にきた新聞記者から
「事実ではなく真実を伝えるのが仕事」と聞き、
事実と真実は何がどう違うのかがよく分からなかったけれど
当時の私にとって、とても印象に残る言葉でした。
ふと、そのことを思い出しました。
この本に綴られていることが真実で、
そしてそこにたどり着くには、人の感情や心情を理解しながら
(あるいはしようと努めながら)その人たちの話を聞くという
とてつもない膨大な作業があったことを、私は小林さんを見て知っていたし、
それをこの本から感じ取ったからだと思います。

まったくプロジェクトのこと、名取市のことを知らない人は
どのように感じるのだろうかというのが気になります。
そして、プロジェクトに関わってきた方々がどう感じたのかも聞いてみたい。

早く書店に並び、多くの人が読んでくれることを期待しています。

吉田です。

元日本経済新聞論説委員兼編集委員の小林省太さんが、2018年から全国のオイスカ会員や海岸林寄付者に13回に分けてお届けしてきた、おなじみ「よみがえれ!海岸林」のリメイク、バージョンアップ版が、12月7日14時33分、とうとう本になって届いたと、本当にうれしい浅野さんからのLINEがありました。

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帯が赤。個人的には納得の色。

今週末11日から店頭に並び始め、13日からAmazonでも販売が開始されると聞いています。

東京本部海岸林女子の手づくりプロモーションビデオも公開予定です。

本屋にない場合はどうぞご注文ください。出版社は「愛育出版」です。

今日はオイスカ四国支部から「500部」の申し出がありました。支部の皆さん、ありがとうございます!

それを聞いた中部日本研修センターの小杉所長は「すごいな!ならば、愛知が500部以下じゃいかんな。支部会長と事務局長と相談します」「1月24日に小林さんに豊田市で講演をお願いしてるけど、前日か翌日にもう1回お願いできるといいな」と。

四国のおかげで、火が付きました(笑) とにかく、永く一人でも多くの読者に恵まれるよう、全力を注ぎます。

この販促チラシは、12月19日に名取市内の河北新報購読の方約10,000軒に折込チラシします。

この販促チラシは、12月19日に名取市内の河北新報購読の方約10,000軒に折込チラシします。

私は「よみがえれ!海岸林」からバージョンアップされる過程の原稿を一切読んでおりません。オイスカの著作でないためでもありますが、本音は一読者として待っていました。じつは・・・今週金曜日まで、在宅勤務。まだ数日読めません。

どこで読もうかな・・・

先月、東京本部の私の机の横で仕事中の小林さん。

先月、東京本部の私の机の横で仕事中の小林さん。

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