葛刈りあと1ヵ月 ~9月6日(土)公募ボランティア54人~
吉田です。5月末から開始した今年の葛刈りは後半戦。先週の仙台トヨペット269人で始まり、9月末まであと1ヵ月。この日の公募で54人、19・20日の住友化学労組20人、27日のUAゼンセン20名、28日の公募日70人ぐらい?(東京海上35人・鹿島建物東北支店10人・東洋紡労組6人・仙台トヨペット10人など)本当は10月第1週までやりたいところですが、今年は全国育樹祭in宮城(10月4・5日)の対応があって切り上げざるを得ません。
今迄ほどではなく、海に近いため南東の風が届きやすい場所でしたが、それでもも暑かったです。20分仕事・10分休憩のペースでした。用心していたハチに刺されてしまった方もいました。皆さん、本当にありがとうございました。とても精度の高い仕事が出来たと思います。
これから来られる方は、こちらの作業説明をご覧ください。*この時期は毛虫はいませんhttps://oisca.org/kaiganrin/blog/2025/06/11/%e8%91%9b%e5%88%88%e3%82%8a%e4%bd%9c%e6%a5%ad%e3%81%ae%e6%b3%a8%e6%84%8f%e4%ba%8b%e9%a0%85%e3%80%80%ef%bd%9e%e6%af%9b%e8%99%ab%e3%81%ae%e3%81%93%e3%81%a8%e3%81%aa%e3%81%a9%e3%82%82%ef%bd%9e/

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(手前はオイスカ協定区外。葛に覆われ日光を奪われているクロマツ林)











(四つん這いで進む)


(JR連合会長)

大阪マラソン2026 チャリティランナー募集中(締切10月16日)
7月25日、大阪マラソン組織委員会より「大阪マラソン2026」(2月22日(日))のチャリティパートナー(寄附先団体)に認定されたとの通知をいただきました。2014年から連続認定いただいています。
https://www.osaka-marathon.com/
あわせて、チャリティランナーの募集も開始しました!締め切りは10月16日です。今年は40名の出走を目標に募集します。ぜひお知り合いの方にもお知らせください。
https://www.osaka-marathon.com/2026/runner/entry/apply_c/
第14回JR名取駅東西通路写真展 ~9月28日(日)まで
吉田です。いつも、とっても簡素な写真展ですが、震災から15年で14回目の名取駅写真展です。市民の皆さんに見てもらいたく、ずっと続けています。通りがかることがあれば、ぜひご覧ください!





【ご案内】柚原結女さん(東北大農学部3年)のウズベキスタン体験をゆっくり聞く会
急ぎの告知です。忙しい彼女が少しゆっくりできる夏休みに、温めていた勉強会を!ということで。
9月27日(土) 公募ボランティア日の翌日です。じっくり時間をかけて話してもらいたいと思います。
(ちなみに、すでに6人申込あり)


日 時:9月28日(日) 10時~12時
場 所:JR名取駅西口1階コミュニティープラザ
*無料駐車場は東口です。希望の方は事前連絡ください。先着10台。
*会終了後、駅東西通路の写真展を撤収します。
過去最大人数での葛刈り
吉田です。よりによって、仙台で観測史上最高気温37.1度(仙台空港34.1度)を記録した日でしたが、仙台トヨペット全社員の半数以上269人と、指導陣の宮城中央森林組合・松島森林総合14人、リピーター6人、職員3人による葛刈りは無事終わりました。
指導陣は8時から名取事務所で最終打合せ。開始直後、仙台トヨペットご担当から「危険な暑さ。社長判断で、今日は半日で切り上げたい」と電話がありました。日中は風がありそうなので、昼で様子を見るつもりでしたので少しガッカリしましたが、「承知しました!」と返答。打合せ中の森林組合ベテランからは「冷静な判断だ」と複数の声。全員納得。スパッとさすがの判断!と思いました。
普段のボランティア受け入れと何もかもが違いました。2018年まで実施した500人規模の植樹祭のような形式です。朝はだいぶゆっくりなのが違うぐらい。
8時半過ぎから指導陣車両10数台で現場確認。そして9時半から同社車両70台が続々と集結。すったもんだの連続(笑)10時10分の定刻から開会式・諸注意・簡単なKY(危険予知)活動。そして約90台が6班に分かれ、班長車を先頭に縦列で4m幅作業道を移動して各現場へ。11時前から作業開始。20分作業・10分休憩×3セット。
ボランティアにお願いした場所としては、過去最悪の現場でもありました。私が刈った葛の根は、大きいサツマイモ以上の直径20㎝。事前資料とわずかな当日説明で、作業精度は決して高いとは言えませんが、思っていた場所の6割以上に人の手を入れることができました。それでも森林組合の佐々木君が言いました。「人海戦術に勝るものはない」と。皆さん、本当にありがとうございました。この続きは9月6日の公募日以降、今月末まで。
佐藤社長とは長いお付き合いをさせていただいています。当日は朝一番に来て、指導陣の現場確認にも同行し、社員と同じように作業し、全社員が帰るのを見届け、指導陣とゆっくり談笑してお帰りになりました。トップのこういう姿が社風になっていくのかなと。「やり方を再検討して、必ず来年も!」とのことでした。望むところです!
今回は、15年前の立ち上げから行動を共にしてきた森林組合、松島森林総合、ボランティアが年に1度、朝から一緒になって作業することの意義を感じました。作業班のみんなにもボランティアの仕事を知ってもらう機会でもあり。身内の結束を固めるこれ以上ない機会でした。年に一度のこういう機会を続けたいと思いました。
また、2014年の初植栽以来10年以上、夏も冬も一緒に頑張ってきた森林組合の土井さんが病気で急逝され、この日の作業時間帯は告別式。火葬の時間に手を合わせていた人もいたそうです。我々らしい弔いが出来たと思います。ご冥福を心からお祈りいたします。





















【インターン】イベント成功の秘訣~事前準備の大切さ~
皆さん、こんにちは。
インターン生の柴﨑翔吾です。
本日は9/2に総勢約270名で行われる大規模クズ刈り作業に向けた打ち合わせに同行させてもらいました。このようなイベントは、どうしても当日の活動に目が行きがちですが、当日の成功の裏には運営側の、細部にもこだわった入念な準備があるのだと改めて感じました。
当日のタイムスケジュールやクズ刈りのエリア割り振りを関係者全員で確認するのはもちろん、ボランティアの方々が熱中症になったりハチに刺されてしまった時の対応はどうするのか、対応するために必要なものは揃っているのか、トイレはどこにあり、使用できる状態なのかなど、本来なら起こってほしくないことなどへの対応についても話し合っていたのが印象的でした。自分は大学でチームスポーツの部活に入っていますが、やりたいことが上手くいかなかった時の対応まで事前に考えておくことはとても重要だと感じています。事前に対応を考えておければ当日の焦りもなくなり、二次的なトラブルも最小限に防げると思います。


今まで自分は仕事と部活を繋げて考えたことはほとんどありませんでしたが、繋がってくる考え方は沢山あるのだと感じる一日となりました。
事前準備では会議だけでなく、実際に防災林の中に入って行って状況の確認も行いましたが、その中でハチに遭遇しました。森林組合の方々にその場で対応をしていただきましたが、これが当日起こってしまうとパニックに繋がってしまいます。想像するだけでなく実際に行って、確認することも大切なのだと思いました。

本日の打ち合わせに参加された方々の本当に凄いところは、このようなイベントを何十回何百回と経験してきて尚、この1回のイベントのために入念に準備をしているという部分だと私は思います。だからこそのプロフェッショナルなんだなと。私もこのような姿勢を見習い吸収していきたいと感じました。

9月2日(火)仙台トヨペット全社員の半数以上269人で葛刈り予定
吉田です。県内最古参の法人会員の一社であり、海外緊急募金などにも長く協力くださり、震災後すぐに海岸林再生プロジェクトにも協力の手を挙げていただいて以降、環境にやさしいエンジンオイル販売益の一部を毎月寄附継続、新人社員さんたちが毎年毎月ボランティアに来ている仙台トヨペットさんと大掛かりな作業をします。佐藤社長を筆頭とする社員269人が一斉に葛刈りに挑みます。普通この人数は絶対にお断りします。ですが、これまでの継続の甲斐あって、「今年と去年のリピーターだけで80人来れる」ことが受け入れを決めた理由です。これができる会社はさすがに他にはありません。県内各店舗から車70台で見えます。指導陣の車を入れたら80台以上になるでしょう。
先方ご担当からも、気合が伝わってきます。8月には店長会議で説明の機会をいただきました。そのうえで作業マニュアルが全社員に配布されています。
それに対し、指導陣はいまのところ20人。宮城中央森林組合から10人、松島森林総合から3人、ベテランボランティアが4人(伊藤、小野寺、杉本、石見)、オイスカ職員は3人(吉田、浅野、山本)。大阪万博住友館副館長の杉本さん(住友化学労組元書記長)は、このために大阪から日帰りで来てくれます。プロは説明は苦手だけど存在感は抜群(笑)。ハチ刺され等のさらなる緊急時に不可欠。500人で一人30本植えた過去5回の植樹祭に匹敵するスペシャルな体制です。
現場は航空機誘導灯のすぐ南。対象地は楽天スタジアム敷地面積と同規模の約5ha。これまではプロの受け持ちだった場所です。かなり酷くなっています。
当日スケジュールは、指導陣は8時半に名取事務所集合、裏方打ち合わせ。朝10時に旧北釜集落に70台が集合し開会式。その後、6班に分かれて駐車した車両70台は、指導陣の各班長が先導し、1列縦隊で林内を誘導灯方面に進んで駐車。各6班の受け持ち場所で最終作業指導。お昼は千年の丘公園で弁当配布。トヨペットさんは、来年も継続前提で全員分の鎌を買い、指導陣の弁当まで用意くださります。解散は開会式と同じ場所で16時。慌てず、欲張らず、余裕をもって楽しく進めて、解散前後には、堤防できっちり「黄昏タイム」を取りたいです。
8月30日(土)14時から仙台トヨペット、森林組合、松島森林、オイスカ、リピーター指導者で最終下見と打合せ。31日(日)、1日(月)は、現場の段取りと諸準備。プロの目のハチの巣探しを含めて段取ります。

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私の2025年度の葛繁茂状況メモ
吉田です。2ヵ所の広葉樹Zoneは、プロの担当エリアなので彼らにお任せしていました。ですが、うち1ヵ所(空港真東の名取市有林・全長200m×幅10m)に、9月中にボランティア投入することになったため、8月2日(土)今期初めて、歩いてきました。クモの巣だらけ、葛だらけ、藪も藪で歩くのが精一杯(笑)
農地側から雑木・葛・ニセアカシアが最も侵入しやすく、長年難儀してきた場所です。隣接する農地の廃タイヤは撤去されたため、蚊の襲来は幾分か少なくなりましたが、それでもあっさり刺されました。
コロナ禍以降、広葉樹Zone2ヵ所の整備も、調査も、突き詰めきれていない現状がありました。今後まず9月の葛刈りと、ニセアカシアを含む雑木の薬剤枯殺、そして11月の林床整理・生育状況調査に加え、この冬は防風垣解体など行って、環境整備に努めたいと思います。

(全長200m×幅10m)

(手前は農地)


林内に入ると・・・調査できる環境にない「藪」

手前:2016年植栽コナラ・ヤマザクラ

9月に薬剤故殺予定

(下の写真は同じ日に植えたヤマザクラ)

葛の侵入を許している箇所






完全駆除に至らず



完全駆除に至らず

吉田です。津波警報が解除され、大雨が降った翌日、いろいろな鳥が水浴びする様子を何度も見ました。鳥も雨を喜んだようです。
コチドリが作業道のど真ん中を拠点に子育てする様子も見ました。車で10m以内に近づいても逃げません。今年はムクドリとオナガの群れをよく見ました。


























名取北高校2年生たちとの生き物観察
吉田です。7月31日朝と8月3日朝、名取北高校2年生たちと、東京本部の学生インターンの寺田さん、ボランティアの伊藤さん、三浦さん、教員の平田先生とともに生き物観察に出かけました。
去年の学校での総合学習での講演・フィールドワークに参加し、今年の仙台防災未来フォーラムで発表した小野君(ギター部)をリーダーに、異文化交流部、剣道部、サッカー部、野球部の男子5名がメンバー。「なとりこどもファンド」の助成を受け、9月中旬に名取の海沿いの生き物を紹介するリーフレット製作し、それを活かして各方面で発表するそうです。
三浦さん曰く「(鳥は)この時期は端境期」。渡りシーズン前で、見つけられる種も限られます。それでも前回6月に続き、張り切って出かけました。総合学習を統括する野球部顧問の榊先生も「簡単に見つけられないということも分かってほしい」と言っていました。
手伝ってくれた大学生の寺田さんが、彼らのために「話し合い方」をアドバイスする有用資料を作ってくれました。僕がお願いしたわけではなく、自主的に。これにはびっくりしました。我々にとってもずっと使える資料だと思っています。







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