718人のボランティアのおかげで

2024年8月11日( カテゴリー: 現場レポート )

 吉田です。東京・宮城・大阪の3点移動の日々で、ブログの間が空いてしまいました・・・

 7月中旬~8月初旬は、労済労連39名、オリエンタルランド労連20名、マルエツ労組42名(写真がまだ届いてなくて紹介できませんが)、UAゼンセン14名、これに地元ボランティアの助っ人指導者が多数。

 おかげさまで、5月末~7月初旬、14回、総勢718人のボランティアのご尽力で、名取市海岸林北半分の葛刈り今期1回目はほぼ100%終わり、1部の箇所では2回目に入っています。毛虫騒ぎがありましたが、まだ誰もハチには刺されなく、もちろん事故もなく。

 ボランティアの内訳は、男女比7:3、宮城県民率32%、南関東42%、初参加者率66%、22歳以下9%。男女比5:5、県民率4割、初参加者率5割、若者率1割以上を目指したいところです。

 8月下旬~10月上旬では、名取市海岸林の南半分を担当するプロの助太刀にも入ります。北半分の2回刈りも並行しながら。

7月13日 労済労連の皆さん

7月26日 オリエンタルランド労連の皆さん

8月3日 UAゼンセンの皆さん

7月のいきもの

2024年8月10日( カテゴリー: いきもの )

 吉田です。7月はじっくり林内を歩く余裕がなく、歩いても葛の場所確認ばかりで。それでも初物が2つ。名取の海岸林にはまだセミはほとんどいないと思っています。いつかセミだらけになるのでしょうけど。タヌキはまだ子どもらしく、ボケーっとこちらを見ていました。2匹いました。大人になったらまず写真は難しい。少雨でキノコはあまり見かけませんでした。8月23日はじっくり歩く日に決めています。

7月16日、大阪マラソン組織委員会より「大阪マラソン2025」(2月24日(月・祝))のチャリティパートナー(寄附先団体)に認定されたとの通知をいただきました。2014年から連続認定いただいています。
https://www.osaka-marathon.com/

あわせて、チャリティランナーの募集も始まりました。締め切りは10月16日です。今年は40名の出走を目標に募集します。ぜひお知り合いの方にもお知らせください。
https://www.osaka-marathon.com/2025/runner/entry/apply_c/

 吉田です。7月16日(火)宮城県立名取北高校1年生240人に講演する機会をいただきました。4月には2年生全員に。海岸林再生プロジェクトから最短距離の高校。自分で考える力を持った若者がいる、プロジェクトにとって最も大事な存在の一つ。OBの方たちは森林組合職員として名取の海岸林で連日作業してくれている人にも(娘さんが在校生)、寄付者の地元企業、市役所にも大勢います。8月からオイスカ宮城県支部事務局長に就任する佐藤康夫さん(前東北ガス社長)も聞きに来てくれましたが、息子さんもOBと。

 2015年、地元新聞社「河北新報」の記者さんが、当時の校長先生に海岸林再生プロジェクトを紹介下さったことからご縁が続いてきました。卒業式前日の全校生徒対象の講演会やボランティア説明会の機会を何度もいただきました。自分の意志で、自分で申し込んでボランティアに来てくれた生徒さんは、歴代野球部員や、奉仕部、サッカー部、バトミントン部、弓道部の「有志」、個人一人で、友人と、親御さんと・・・300名に迫るかと。でも、これまで14年の海岸林ボランティア合計は約13,000人ですからまだ多いとは言えません。

 コロナ禍で生徒さんとの直接接触の機会は途絶えてしまいましたが、それを復活に導いてくれたのが野球部顧問で「生物」専門の榊先生(35)。今年も3月2日に野球部全員で間伐に来てくれました。2023年度は、3年生の生物の授業やフィールドワーク、まとめなど6コマで生徒さんと接しました。そして学校全体の総合学習見直しを彼がとりまとめ、3年間かけて自分の関心を探求する「地域理解講座」の一角に海岸林を据えていただきました。海岸林だけは全校生徒対象に、常にトップバッターで講演する配慮をいただいています。

 講演は1時間。涼しかったこともあり、運よく体育館で。クロマツ林は何のために存在するのか知っている人が地元に多数いなければなりません。私がこの世を去ってからも、「海岸防災林」として維持管理は続けねばならないと話しました。生徒さんは全員タブレットを使ってたくさん質問があつまり、240人の前で挙手で質問する生徒もいました。彼らは宮城県南部全域から通う1年生。私もいくつか質問しました。名取の海に来たことがない生徒は半数以下でしたが、遊泳禁止の海、シラスの北限、クロマツ林の存在を知るのはわずか。まず、夏休みに海を見に来てほしい、そしてクロマツを見てほしい、捨てられているゴミも見てほしい。まず、海岸林の存在を知ってほしい。それが皆さん高校生ができること。そして3年間で1回でもいいからボランティアに来てほしいなどと伝えました。

 次は10月16日(水)のフィールドワーク。何としてでも海岸林の現場で説明を聞きたいという1・2年生のために、大型バスを1台予約してあります。

「松がつなぐあした」の著者が贈る言葉 ~松のバトンタッチ~
https://www.youtube.com/watch?v=P2IjcHriqWY&t=17s

*いつか来る機会のために、著者の小林さんや私の部署の女性たちが、北高の生徒さんたちへのメッセージをあらかじめ動画にしてくれていて、講演でも使いました。

 吉田です。朝、まず窓の外を見て確認するのか、風の吹き具合。この日も予報とおり昼前には多少の風は吹いてくれるなと思いました。仙台は30℃と予報が出れば、こちらは2℃ぐらい低いと予想します。いまのところ、困るような暑さの日もなく助かってます。

 今日は労済労連、北海道~宮崎県からの36名と、地元リピーター4名。7月6日の公募日76名、8・9日のサミット・東急ストア労組さん23名の続きの「葛の島1ha」へ。その島の海側、南北200m×東西20m(0.4ha・クロマツ1,500本)と面積は少ないけど高密度の葛刈りの現場。バスを降りて1㎞近く歩かねばなりません。朝は合流場所の北釜防災公園でしっかりトイレに寄り、防潮堤でゆっくり風を浴び、作業前にはきっちり水分をとって取り掛かりました。

 宮城中央森林組合の皆さんも頑張っています。今日の現場に行く作業道沿いの草刈りをしていたので、運よく皆さんにも働きっぷりを見てもらえました。サミットさんたちが帰った後は雨続きで、刈った葛の葉の色はまだ茶色に変色するには至っていませんでした。

 今日もそうでしたが、このプロジェクトを始めてからずっと、、女性陣の働きっぷりには考えさせられるものがあります(オイスカの職員も)。いつも感心します。名取の海岸林の仕事は女性とマッチするようです。初めてうちの現場に来たら、最初はだれでも戸惑うと思います。でも、帰るころには執着心をもって仕事をしている。

 名取市海岸林北半分は、1回刈り完了まで、あと少し。お盆前には終えたい。今日も怪我なく、無事に終えることができました。本当にありがとうございました。9月以降、もう一度残党刈りに来ます。

 皆さんが帰った後、訳あって現場に戻ったところ、タヌキ2匹と遭遇。ボーっとしていたので子ども(宮城弁で「こっこ」)でしょうね。写真は後日。地元リピーターの三浦さんも、夜の鳥の生態系を確認するため、レコーダーを仕掛けに来てました(笑)留鳥のフクロウ、ヨタカの鳴き声などを期待して。

 吉田です。震災以降ブログ更新2,783回目。ようやく梅雨らしくなってきた名取。今期ボランティアで初めての雨模様。先週の公募日に続き、「全体約1haの大きな葛の島(間伐後クロマツ本数約3,750本)」に23名が挑みました。

 到着寸前まで強い雨。北釜防災公園の見学しながら雨が止むのを待ち、そのあと現場に向かって、バスを降りてから1㎞近く歩く現場です。まずは、「ウオーミングアップ①」。Keepしておいた小面積で葛とはどれか理解してもらう。その次の「ウオーミングアップ②」は先週の公募ボランティア日の葛の残党狩り。あれだけ頑張っても、どうしても残党が残ります。おそらく最低もう一度刈る必要があるかと。初日終わるころには、ほぼ全員しっかりと慣れた状態に。泥だらけの濡れネズミになって。

 翌日も梅雨空。残る半日は今年未開の地で「本番」。毛虫もハチもいない模様。昨日作っておいた進入路から葛の密林に突入。林業のプロのように「四つん這い」、「匍匐(ほふく)前進」で、マツとマツの間の根元に躊躇なく突入してくれます。いつも思いますが、普段の仕事とまったく違う環境で、男女を問わず、見事な姿です。先週、オイスカ本部の別の部の部長が手伝いに来てくれて、「これ毎週やってるの?」と驚いてました。地方のオイスカの農業現場、海外の緑化プロジェクト現場、どこも同じだと思います。これがオイスカ。そもそも、森林の現場は多かれ少なかれこういうものです。

 先週の79名、この日の23名で、「葛の島1ha」の4分の3が終わりました。残りは、20日の労済労連46名、26・27日のオリエンタルランドグループ・フレンドシップ・ソサイエティー20名でなんとか仕留めたいと思います。

 5月末~7月末のボランティア568名が食らいついてくれた名取市海岸林北半分の1回刈りが間もなく終わります。順調です。7月末のマルエツ労組、8月初旬のUAゼンセンのみなさんは、そのすべての残党狩りをお願いするかな?それとも、南半分で働くプロゾーンの助太刀かな?・・・考えておきます。

 吉田です。青森・岩手・千葉・大阪・奈良、そして宮城の超リピーター、UAゼンセン24名、第一三共20名、仙台トヨペット20名(毎回20才代がメイン)、宮城県庁水産林政部の4名、宮城の高校生2名など合計79名が、昨年葛刈り出来なかった場所に挑みました。バスを降りてから1㎞ぐらい歩くアクセスしにくい現場。今週のサミットレーバーユニオン&東急ストア労組、来週の労済労連、(再来週のオリエンタルランド労連・・・?)ぐらいの手がかかりそうな難所、「全体約1haの大きな葛の島(間伐後クロマツ本数約3,750本)」です。

 でも、ここが終わったら、名取市海岸林の北半分は、小さな局地戦を残して1回刈り完了です。お盆明けからは、南半分のプロのゾーンの助太刀と北半分の残党刈りです。

 ボランティアの存在、私の原動力です。いつもに増して、そう思った出張でした。皆さんが来てくれなかったら出来ません。しかも今回は、仙台トヨペットの若い衆に加え、角田高、仙台一高からの2人。若い人が来るというだけで心底嬉しい。このプロジェクトの成績表の一つです。

 では、いつも撮影を買って出てくれている岩手の佐々木さんの写真で、「葛のジャングル」レポートします。

 作業後は、いつもの終礼。今回も感想を何人か話していただきました(各社のアピールも含め)。

 今回は県庁から4名、空港東の県造成盛土を指揮した方もお嬢さんと来てくれました。終礼では、来年秋、宮城県での全国育樹祭などを全開でアピール。育樹祭関連行事として、名取で海岸防災林のシンポジウムすることが決まったそうです。

 吉田です。日曜日を挟んだ宮城出張。たまの休日と北高野球部の甲子園予選の初戦がジャストミート。相手は仙台二高(強豪)。応援に行くと決め込んでました。今年3月も北高野球部はボランティアに来て、がっつり伐採してくれました。その後、1年生が大勢入り、顧問の榊先生も喜んでいました。

 試合会場はちょっと遠い大崎市の鹿島台中央球場。休みだから気分を変えて、石窯パン工房「ばーすでぃ」の焼きたてパンをブランチで、気ままなドライブ。

 先制点は北高。残塁の多さとミスの少なさで試合が決まる気配。両校ピッチャーは見事にストライク先行、継投して投げ合い。文字通りの好ゲームが進みました。

 野球を見に行くといつも、集中し過ぎて頭が痛くなる・・・暑さ対策で途中2回の休憩があり、ほっと一息。見事なリズムで豪快に太鼓を叩いている選手たちの近くに行きました。私も高校・大学と最上級生になる前まで最後の1席争いが長く、応援団の選手にもシンパシーを感じます。

 結果、接戦を北高が制しました。二高の選手を見てしまうと、つられて泣いてしまうので、足早に球場を出ました。私の高校3年の最後の大会(ソフトテニス)をつい思い出しました。酷い暴風が吹き続いて、サーブのトスがままならず、ラリーどころではなく、好きな人の目の前でボロボロな初戦敗退でした。引退後、そのショックが1年ぐらい続き、読書以外まったくする気にならない、引きこもり的暗黒時代になりました。その読書、読書、読書と、家出して働きながらいろいろな人に出会ったことなど…で長いトンネルを抜けました。

 7月16日、北高1年生240人に海岸林について講演します。これからの北高の全校生徒さんに知っていただく仕組みが出来ました。若い人たちのために、何か一つでも役に立ちたいと思います。その講演の前の12日(土)、野球部は2回戦。労済労連ボランティア受け入れがあって応援には行けません。15日㈷の3回戦に行けますように!

 吉田です。この備忘録代わりのブログも2,780回目です。

 雨が少ない6月でしたが、この日も雨の予報がいつの間にか晴天に。第一三共、第一三共東北医薬営業部と労働組合、仙台トヨペット、IBEX Airlines、草加市社会福祉協議会の「チーム草加」など66名が集いました。宮城県在住在勤の方が60%。東北とすると70%。20歳前後の若い世代20%。女性率25%。

 まず最初に、0.02haほどの葦刈り。これはウオーミングアップ。66人で実質30分(休憩除き)で完了。四方をサイクリング道に挟まれて雨水の排水口がなく、単なる湿地帯、葦群落となっています。毎年2回刈っています。

 終礼では恒例の「感想タイム」。各社の営業トークを楽しみにしてます。

 順序でいえば終礼・解散で、順序が違いますが、下の写真は名取海岸林恒例の、作業終了直後「黄昏タイム」。暑さと疲れで、堤防の上で皆さん根っこが生えてました。

 吉田です。名取での植栽・溝切で活躍した唐鍬、苗木袋を10セット、3月にフィリピン最北部アブラ州への出張の際、持っていきました。強烈なはげ山100ha造林で使います。「とても使い勝手が良い!もし出来れば、追加10セットを」と現地からメッセンジャーが届きました。唐鍬は植栽だけでなく、山火事に備えて防火帯をつくるときも年2回役に立つはず。

 現地の様子は、オイスカ本部ブログに3回連載で書きました。よかったらご覧ください。

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