3月30日に播種をしたクロマツ。
毎日毎日芽が出るのを心待ちにしていますが、まだ顔を出してくれません。
3週間ぐらいで芽が出てくるとのことですが・・・・・・。
4月26日に育苗場のお披露目式が開催されます。
東京からもたくさんの会員さんや支援者の皆さんが来てくださいます。
ぜひ芽が出てきているところをお見せしたいと思っているのですが・・・。
ちゃんと出てきてくれるかなぁ??早く出ておいで!!
昨日は抵抗性クロマツの1年生苗の植栽を行いました。
昨年の春に播かれて、1年かけて成長した苗を宮城県農林種苗生産農業協同組合から1000本買いました。
これがその苗です。1年で種からこれだけ大きくなるんですね!
先日私たちが播いた種が、1年後ここまでになるのが楽しみです。
プロジェクトで育苗に取り組むのはみんな初めてクロマツを育てる人たち。今年は育苗の「練習」の気持ちで取り組みます。そのひとつの「練習」として1年生の苗を手に入れて育てることに。来年想定されることを今年のうちに練習しておくのです。今年播いたクロマツの成長を待たず、前倒しで植林ができる!ということもあるかもしれません。
昨日の作業の様子です。
棒で穴をあけて、1㎡に約70本を植えていきます。
棒で穴をあけて、1㎡に約70本を植えていきます。
水をまいて、寒冷紗をかけて作業終了!
天気もよく、日差しの暖かさが感じられる一日でした。
マツは強いか、弱いか
2012年4月11日( カテゴリー: 海岸林あれこれ )
マツは海岸や山の上の方、岩場など他の植物が生えないようなところにも根を下ろします。
よほど強い植物なのだろうと思っていたのですが、生態学的には弱い樹種だといわれているのだそうです。
他の樹木と一緒に生えていたら負けてしまう弱い木だからこそ、他の樹木が生えない、競争のないところを選んで根を下ろしているのだそう。
「海岸林再生プロジェクト」に関わるようになり、いろいろなところに生えているマツが気になるようになりました。
先ほどの話を聞いた後は、さらにマツが生えている環境も気になるようになりました。
先日、オイスカの中部日本研修センターがある愛知県豊田市を訪問した折、鞍ヶ池公園に足を運ぶと、園内の岩山からマツが元気にすくっと伸びていました。
ちょうど桜が美しい時期で、公園にはたくさんの人がいてみんな桜の花を愛でていました。そんな中、他と争わず、あえて厳しい環境を選んでひっそりとたたずんでいるマツはやはり弱いのではなく強い木なのではないかと感じました。
先月播いたクロマツの種も、強く元気に育ってもらいたいものです。














