兄弟

2012年4月5日( カテゴリー: 海岸林あれこれ )

宮城県名取市の海岸林は約400年前伊達正宗が遠州(今の浜松市あたり)
から取り寄せたものだということは以前も紹介しました。
それを知った浜松市在住のオイスカ会員・中村憲次さんが
浜松市の各ポイントのクロマツの写真を送ってくださいました!
海岸だけではなく、町の中にも大きなマツがあります。
写真は、姫街道の松並木。姫様道中の絵も描かれています。
伊達正宗が取り寄せたのは、沿道のマツでしょうか?
それとも海岸のマツでしょうか?
いずれにしても浜松に今ある樹齢400年ぐらいのクロマツは名取のクロマツの兄弟なのではないかと思えてしまうのです。

クリック募金にご協力を!

2012年4月4日( カテゴリー: 本部発 )

「海岸林再生プロジェクト」へのクリック募金が新たにスタートしました。
1回クリックすると1円が寄附される仕組みです。(1日1回です)
クリックする人に負担はありません。Aily&Partnersがクリックした人に
代わって寄附をしてくれるのです。
ぜひ毎日コツコツクリックしてください。
mixiクリック募金ページはこちら→「クリック募金」
(※登録が必要です)
↓ こんなページが開いたら「クリックして募金」をクリックしてください。

インターンの秋山君

2012年4月3日( カテゴリー: 現場レポート )

いつもこのブログを書いてくれるインターンの秋山君は「名取市海岸林再生の会」の皆さんからとても人気があります。
おばさまたちからも「秋山さん、秋山さん」とかわいがってもらっています。
普段は寡黙で必要なこと以外ベラベラとしゃべらない男ですが、作業の合間には笑顔で皆さんとの会話がはずんでいる様子!
秋山君は大学を休学してインターン体験をしていますが、「海岸林再生プロジェクト」での体験が大学に通っている以上に学びの多いものであるといいなぁと思います。
先月のオイスカの月刊誌にも登場していますのでご覧ください。
インターン生の素顔に迫る!
 

土地の神様

2012年4月2日( カテゴリー: 現場レポート )

3月30日に播種を終えました。
「種子をまきました」
そうひとことで言ってしまえばそれまでのことなのですが、
クロマツの種子はホームセンターで買える訳ではありません。
種子を手に入れるためにもいろいろな下調べと準備、調整が必要でした。
3.11以降の担当者の奔走、地元の人たちの再生への思い、寒い中現場で準備をしてきた人たちの苦労・・・。
そういうものを知っているだけに特別な思いで迎えた3月30日。
播種の作業の前に土地の神様に、とみんなでお神酒を捧げて手を合わせました。
クロマツお助け隊長たちは、今年の3.11に行われた追悼イベントにも行かず、その日も畑にいました。
前を向いて、常に土と向き合ってきた隊長たちにこの土地の神様もきっと力を貸してくれるはずです!
芽が出るまで約3週間。祈る思いでその日を待ちます。

播種を無事終えました

2012年3月30日( カテゴリー: 現場レポート )

これが種子です!


本日、3月30日は本プロジェクトの記念すべき初播種が行われました。
松くい虫(マツノザイセンチュウ)の抵抗性クロマツと普通クロマツです。
われらがクロマツお助け隊長の呼びかけのもとに、地元の方々総勢20名が集まっての作業となりました。地元のテレビ局や新聞社のカメラが何台もあり、責任者からは「みなさん、あがらないように」との声かけもありました。
播種の作業を順番に写真でご紹介します。
 

石が多いということでまず石拾いから。
 
 
 
 

地ならしをした後、苗床の両脇に並び、1メートル四方に約12グラム(約1000粒)ずつ播いていきます。
参加した皆さんは、地元の農家の方々で、野菜作りはベテランですが育苗は初めてのこと。種苗組合から指導者(右から2人目)にお越しいたいてアドバイスをもらいます。
 
 
 

見えますか?土の上にパラパラと種子が播かれているのが。
一ヵ所にかたまらないように、まんべんなく播くのが案外難しかったです。そして、この体勢、腰が痛くなる!力は要りませんが、丁寧に根気よく作業していくことが大切。種苗組合の方から「育苗は女性にむいている仕事だ」と聞かされていましたが、なんとなくわかった気がします。
 
 
 

男性たちが播いているのは種子ではありません。お母さんたちが種子を播いた上に土をかぶせています。こちらは種子のようにパラパラと丁寧に・・・ではなく、豪快にばさ~ばさ~と種子が完全に見えなくなるようにしっかりとかぶせていきます。
 
 
 

次はたっぷりと水をまきます。翌日の天気予報は雨、ということで、みんなちょうどいいタイミングでの播種ができたことを喜んでいました。
 
 
 

水をまいたら、上から薦(コモ)をかぶせます。保湿、保温といった役目があります。強い風が吹きますから、土や種子が飛ばされないようにするという目的もあります。芽が出てくる直前までかけておくのだそう。
 
 
 
 

薦の上からさらに寒冷紗をかけます。これも薦同様、保温や風除けの役目を果たします。これで本日の播種作業終了!
 
 
 
 

皆さん、おつかれさまでした!
 
 
 
 
また少しずつ当日の様子を報告していきます。

お別れ・・・

2012年3月29日( カテゴリー: 本部発 )

あと数日で今年度が終わります。
年度の終了とともにお別れしなければならないのは、数ヵ月間お世話になったこの携帯電話。
これは、国際協力NGOセンター(JANIC)を通じて、震災復興支援活動を行うNGOにソフトバンクから無償で貸し出していただいたもの。東京の事務所と名取の現場との連絡などに大活躍をしてくれました。
いろいろな支援の形がありますが、日々本当に助けられたこの「震災ケータイ」(と私たちは呼んでいました)は、とてもありがたい支援のひとつでした。
お世話になりました。ソフトバンクとJANICに感謝!

苗床づくり

2012年3月28日( カテゴリー: 現場レポート )

3月22日、苗を育てる苗床を作りました。
今年種子を播くのは横1m×縦0.5mの苗床4列です。
1列(50㎡)に約40,000粒の種を播くことになります。
 
 
 
朝9時前に地元の農家の方々が集合し、打ち合わせしてから作業開始です!
最初に窒素肥料、化成肥料などの肥料を散布しました。
その後トラクターで耕転し、通路となる床間をつくって完成です。
 
 
 

完成!!
播種は3月30日に行います。

昨年10月には東京・成田空港からボーイング787に乗って160名以上の方が現場視察に来てくださいました。
前回は、被災した海岸林の視察が中心でしたが、今回は、「海岸林再生プロジェクト」がどのように動き出しているのかを見ていただけます。
仙台空港集合なので、遠方の方にとっては大変かと思いますが、是非ご参加ください。
【日程】
2012年4月26日(木) 12:30~18:00
【スケジュール】
12:30  仙台空港3階待合室A・B 集合※昼食をお済ませの上、ご集合ください
       待合室A・Bにて活動説明会
14:15  バスで育苗場へ移動
14:30  育苗場視察・育苗場周辺への記念植樹
15:30  海岸林等視察
17:00  解散(仙台空港・仙台駅東口にバスが出ます)
       ※楽天×オリックス戦観戦希望者のためKスタジアムを経由
【参加費】 5,000円
【服装】  平服、運動靴
【持ち物】 申込用紙・防寒具・雨具・飲料
【お申込み・お問い合わせ】
JTB法人東京 本社営業部 第四事業部
電話 03-5909-8076/FAX 03-5909-8086
担当:栗山・小久保
締め切りは4月12日です

休眠中

2012年3月26日( カテゴリー: 現場レポート )

今、クロマツの種子は冷蔵庫に入っています。
種子は播く前に休眠状態に置くことが必要です。
室内に置いておくと、発芽力がなくなってしまいます。
クロマツの種は3℃~5℃が保管に適した温度ということで、
冷蔵庫がぴったりなわけです。

卵(右上に見えますか?)やヨーグルトと一緒に休眠中


左が松くい虫に強い抵抗性クロマツの種子、右が普通のクロマツの種子です。
写真では種子が良く見えるようにしていますが、普段は袋を二重にして保管しています。

名取の特産品

2012年3月23日( カテゴリー: 現場レポート )

今日は名取の特産品・セリを紹介します。
ここのセリは400年近くの歴史があります。(海岸林と同じですね)
最近、私の家近くのセリ畑の収穫が終わったようで、今が旬なのかも・・・しれません。
澄んだ地下水が豊富なこのあたりは、セリの栽培に適しているようです。

先日セリ鍋をいただきました。葉っぱから根っこまですべて食べられて美味しかったです!

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