■東京/会社員男性
<社会的意義について>
グループ企業全体に呼びかけられた企画に、共にボランティアとして参加した方から「壮大なテーマである印象を感じた」と感想をいただきました。
私も非常に大きなプロジェクトであり、社会的意義のあるプロジェクトであると強く感 じています。また、日本の中では中規模の空港ではあるが、戦略的に重要な仙台空港の近 隣であることが、社員としては壮大ながらも親近感の沸くプロジェクトとなっており、仙 台空港や東北に関わりのある社員の多くがボ ランティア企画に参加しているのも事実です。
一 方で、仙台・東北にあまり関わりのない方にとって社会的意義があるのかどうかが今後の課題でもあるように感じています。事実、関わりのない方からすれば壮大ではあるものの身近に感じることは難しいのかもしれません。社会的意義をそうした人にもうまくア ピールすることがことができれば社内でも広く募金活動を展開 したり、そこ から派生した新 たな取り組みも行えるのではないかと考えています。
<活動の進め方について>
これは社内の進め方としての課題かもしれませんが、今後の活動の中では本プロジェクトにど こまでどのように関われるのかを見出さなければいけないと感じています。これまでの取り組みの中で、ボランティア活動に関する社員の意識の強さを非常に強く感じました。
一 方で、非常に意欲はあるものの、日々の仕事内容はかなり特殊なものが多いため、言うなれば活動に当って何か実用的なスキルを持ち合わせているわけではありません。「知っている」「行ったことがある」程度の経験だけでなく深い知識やスキル、経験を蓄積しなければな らないとは思いますが、同時に、せっかく意欲があるのだから技術的には素人レベルでも違った形で支援できる方法はないかを検討し、意欲をうまく吸い上げて活かしていくことが必要です。
もしかすると、そうした観点で取組みを継続して行くことができれば、事業成果としてだけではなく、逆説的に復興支援という形で社会的な意義を持たせることができるのではないかと感じています。

震災から一ヵ月後に発表された宮城県震災復興基本方針では、
復興を達成する期間を10年後(平成32年度)としています。
当時、海岸林再生プロジェクトの立案に向けて動き出していたこともあり、
自分なりに読んでみて、あまりの果てしなさに茫然とした記憶があります。
当然、その大方針に重ねあわせながら、チーム海岸林メンバーや行政関係者と立案をすすめました。
県震災復興計画と、海岸林再生プロジェクト10ヵ年計画を重ねると
●復旧期(3年):H23年~H25年 (大量の苗木を生産する体制を整えよう)
●再生期(4年):H26年~H29年 (植栽がピークを迎えるだろう)
●発展期(3年):H30年~H32年 (長い育林に向けた、地域に根差した実施体制を準備しよう)
7月25日の河北新報社に、『復興「再生期」へ専門家8人提言』との小さな記事がありました。
宮城県は、復興計画策定に関わった県復興会議委員の意見を、再生期の施策に反映させるための懇話会を行ったそうです。
「2014年2月には、再生期の施策の実施計画を策定する」との事でした。
「復興」の実現、「新しい東北創造」。
それに向けた実践部隊の一端を担うべく、大方針に沿って、各方面と強力なタッグを組んでゆこうと思います。
私たちは、来年からの「再生期」突入を強く意識し、日々を過ごしています。
■大阪/労働組合役員
当労組としては、今回の「海岸林再生PJ」の魅力(意義)は、
①末永く支援ができること
②信頼できるOISCAの事業であること
③ 松林というみんなの共有資産を育て、見守ることができること
。。。かなと考えています。
①に関しては、これまで数多くの震災復興支援に接してきましたが、どれも 単発で、 継続性がないものが多かったと考えます。もちろん震災直後の物的、金銭的支援は何よりも大切かと考えます。しかし、本当の復興を考える と、精神的であったり、心の拠りどころとなるような支援を継続的に行う必要があるのではないかと考えていたときに、OISCAの 「海岸林 再生プロジェクト」に出会いました。また、オイスカ関西支部の黒田事務局長にご紹介いただき、本当に末永い支援ができるのだろうか、途中で頓挫しないだろう か。。。等と要らぬ心配をしておりましたが、初めて電話で話したとき、「間違いない」という思いが強くなり、また、名取で担当者とお会いしたときに確信に変わりました。これからも会社と協働で末永く支援させていただきたいです。
②については、なんといってもこれまでタイ植林ボランティアでお世話に なってきた OISCAのプロジェクトであるということが信頼できる大きなポイントですが、いち早く国や自治体と折衝し、地元の方々を巻き込む形で立ち上げら れたプロジェクト形態が、非常に信頼に足るものでした。
③都市や街、港を復興するという物的な公共事業は国に任せて、地元の方の 生活の場 であり、心の拠りどころであった松林を再生するという事業が意義深いと思います。また、上記①②とも重なりますが、東北の復興支援に関われた証として「松林」があり、それが育っていくというのは、何と言ってもすばらしいことだと思います。
日本人の農耕民族としての特性なのか、競争社会に疲れたからかわかりま せんが、先日の床替作業で、土と苗を相手に、植えていくという作業に心が癒されたように思いま す。また、日本人は、じっくりと 見守って育てることが得意と思うだけに、これからの松の育成を見守るということも大変楽しみです。
新木場での営業:「ご寄附のお願いチラシ」設置してください
国際協力ボランティアの木村です。
東日本大震災から2年以上が経ち、震災の風化ということが言われつつある中、震災のことを忘れないように、そして、多くの方に「海岸林再生プロジェクト」を知ってもらうためにチラシ設置を進めようと首都圏を中心にいろいろな所にお願いに上がりました。
先日、オイスカ首都圏支部の会員さんのご紹介で新木場にある木材業者、組合などにおじゃましました。オイスカの全体的な国内活動では、林野庁などの官庁との連携は強いのですが、木材を卸したり、加工したりする業者や団体とは関係が薄かったことを実感しました。オイスカは1980年代から植林活動を始めています。そのため、同じ木を扱う者同士、協力し合うことができると思い、私自身、今回の営業には力が入りました。
結果、新木場にある木材業者、組合のほとんどにチラシを配布することができました。その数は全部で約1200部。
訪問先では、木の合版の技術、木の市場、木工ショップを見ることができました。オイスカの植林活動では、良い森を作るために間伐を行い、そこに新しい木を植えています。そこで切った木の利用法など、木材加工業者などから技術を学ぶことが大いにあると思いました。私は特に海外の研修生にはそういった技術を学んで欲しいと考えています。
この7月は名取市の現場や本部事務所から離れ、外回りに力を入れたことでオイスカが外部からどう見られているのか少し、勉強できたように思えます。
最後に宣伝になりますが、是非、「海岸林再生プロジェクト」のチラシを手に取って、支援をしていただきますよう、よろしくお願い致します。
まだまだ続きます。
■神奈川/20代男性
私はこれまで会社のサポートによりOISCAさんが主催された海岸林に関連する活動に参加することができました。これまでの活動を通して、OISCAさんが成し遂げた意味・社会的意義は、「心・伝・物」で表現できると考えております。
まず初めに「心」ですが、震災直後からOISCAさんは現地仙台に乗り込み活動されていたと伺っております。その中で、この2年間の活動を通して、現地の人々の心を掴み、また被災地とそれ以外の地域の人々との心の繋がりを築いていただいたと感じております。決して平坦な道のりではないことは重々承知しておりますが、絶対に海岸林を再生させるという熱い想いが、これまでの成果に繋がっているのではないでしょうか。
次に「伝」ですが、その昔海岸林を作成した際は、「愛林碑」という形で、後世の人々に海岸林の存在を伝えてくれたと思いました。そして現代になった今、新たな海岸林の再構築に向けて、OISCAさんは我々各企業に対して海岸林の大切さや仙台の今を伝えていただいていると感じております。
最後に「物」ですが、OISCAさんのこれまでの活動を通して、海岸林のメインである松だけではなく、現地の人々への仕事の提供や、我々のような人々へのボランティアに参加する機会の提供など、直接海岸林に関係しない部分においても貢献されていると感じております。
長くなりましたが、私はこれからも自分たちのためではなく、仙台で暮らすこれからの人々のために非力ながら海岸林再生プロジェクトに参加していきたいと考えております。

先週の続きです。 ■宮城/航空関連会社社長
1、子供のころから当り前に存在し馴染んでいたあの松林が、人の手によって植えられ、 その後ずーっと人の手が加えられて継承されていたことを、初めて知りました。
2、併せて、日本の森、里山について本を読み話を聞き、初めて認識を深めました。
3、そして、この初めて知ったことを、周囲の人に得意がって話しました。
こんな、私のような人が、この2年間に全国に何人か生まれた、ということは、 大変大きな出来事で、意義深いことだと思います。たぶん、この機会がなければ、 何も知らずに私はそのまま死んでいたでしょう。もっとも感じるのはそのことです。
それと、鈴木会長とオイスカさんの出会いがあり、被害があった140kmの中で、 仙台空港を含むこの5kmにオイスカと縁ができたことは大きな意味があります。 間違いなく仙台空港は、空港民営化でこの何年か、全国的に注目を浴びます。 宮城県も、空港活性化を、震災復興の目玉と位置付け、最大の動きをとっています。 また、今年仙台空港は、大増便で過去最高の定期便が就航します。 国際線も増えます。人がたくさん来ます、注目されます。
そんな時に、モデル的に空港前の海岸林が再生されていくのは、 「やるのはこの場所しかなかった」いう、なんか運命的なものすら感じます。 ・・・・ということで、私としては、大変良い出会いをさせて頂いたと、感謝しております。 まあ海岸林の周りに人がいないこともあり、むしろ地元の盛り上がりに欠けていると思いますが、 自治体、学校等、これから海岸林の意義を含めて授業にでも組み入れてもらえば、 その家族ともども、大きな盛り上がりになると思います。 子供たち同士でも電車で空港までくれば、バスや自転車で移動できる仕組みでも作れば、 仙台空港とセットで、飛行機見ながら喜んで参加する人増えるんじゃないでしょうか。
書いているうち、出なきゃいけない時間になりましたのでこれで失礼します。 私は「目立たず騒がず人知れず、あなた百までわたしゃ99まで」を基本で、 取り組みたいと思ってますので、よろしくお願いします。
おかげさまで、苗は順調に育っています。
宮城は連日雨続き。
佐々木統括曰く、「春の少雨の分が、まとめて降っている感じ」。
我々は、乾燥続きの頃をいつも思い出すのです。
今月初旬にニコン本社を訪問した際だったか、雑草も「おがってる」(良く育っている)などと雑談したところ、その場で「除草ボランティア」を緊急募集を決めて下さり、7月26日にニコングループとして、宮城と首都圏を中心に23名が除草ボランティアをしてくださいました。やはり、地元の雇用が主体。仕事を奪い過ぎてもいけないのでボランティア実施の加減は常に「いずい!」(悩ましい)のです。でも、正直言って助かりました。地元の人と一緒にできればいいのですが、今回はお休みの日とぶつかってしまい。
朝からどしゃ降り。
ですが、草は抜けやすく、涼しくて、作業は予定以上を消化。
指示をきわめてよく聞いてくださったのが印象的。
出来栄え抜群!全員ずぶ濡れ。でも楽しかったですね。
社員さんとの対話の時間も多くて、また強力な味方が増えた気がします。除草のレポート、個人個人の思いは、社員さんが自主的にブログ原稿を寄せて下さることになっています。
東京からの女性参加者の声で「家庭があるので日帰り参加できるのがよかった」という素朴な声も、その方の表情を見ながら聞けて、心から同感することもありました。今後のボランティア導入に向けて、我々も数多の場数を踏むことも大事なのです。
梅雨明け以降は、草も本格化。
(夏には海岸の砂浜の地表温度は70℃にもなる季節です)
9月21日(土)終日、除草ボランティア公募します!!
詳しくは、近日HPにて公開!
昨日の続きです。
■神奈川/男性
1.このプロジェクトは「海岸林は社会インフラ」との 認識を広げていると思います。
さらに、海岸林を失った農業関係の被害とともに、住宅が増え人口が 増えている名取市のサラリーマン世帯の飛砂被害や塩害も取材して、ビジュアルで訴えれば、もっとインフラの認識が広まると思います。
2.現地住民が当事者の主体性をもって活動し、周囲は応援するという一 般的スタイルに加えて、当事者の収入になる方式を導入したことは、日本の被災地支援・復興支援のあり方に新機軸を実践的に提起した意義があると思います。私がボランティアで活動している場所でプロジェクトのパネル展示をしましたが、「当事者の収入になる方式」を話すと、ほ とんどの人が「それはいい」と反応しました。私もそう思う一人です。長期間の活動ですから。
3.こうしたプロジェクトには、国・県・市・当事者・周囲の民間協力者 を結ぶコーディネーターの存在が必要であること、各方面にネットワークと経験を持つ非行政組織がそのコーディネーターにふさわしいこと、「当事者の収入になる方式」で海外の緑化を推進してきたオイスカが、まさにうってつけの組織であることを内外に示しています。
4.このプロジェクトはオイスカの存在を広く日本国内に知らしめたと思 います。この私もこのプロジェクトの応援を機にオイスカを初めて知りました。私のボランティア仲間もオイスカを知っ ていた人は稀でした。
5.クロマツ育苗の宮城県内の生産能力では必要本数に100万本ほど不 足と言われている中で、名取市100ヘクタール分50万本を生産することは、なんといっても物理的・実務的に大きな貢献です。県も市も喜 び、たよりにしているのではないでしょうか。
6.海岸林再生に関して、オイスカはそのすばやさと発想力・ネットワー ク力が社会的に大きなインパクトを与えました。復興に直接携わる機関・人々を大いに激励していると思います。
7.また、復興支援の気持ちのある一般の人々、被災現場の復旧・復興に 直接関われなくて「何かすまないなという気分」になっている人々や、協力した義捐金がどう被災者に渡ったのか疑問をもってしまい、その後 の協力に二の足をふんでいる人々に、「これなら協力できる。」という機会提供のひとつになっていると思います。私もその一人です。
8.来年から植栽が始まれば、その後の草取りや補植など「保育」が加 わって膨大な作業が継続して発生します。その作業を担う組織・人材(リーダー)・人手(ボランティア)が必要であり、この点もオイスカの ネットワーク力が期待され、且つ実現可能と思わせる実績を残していると思います。

昨日の続きです。
■宮城県/匿名
木を植えたいだけ(シンボリックな活動を行いたい)の団体が多い中、OISCA は海岸林再生を長いスパンで捉え、
継続的に携わっていこうとしている姿勢に共感を覚えます。
また、技術面においても、仙台湾の土壌や気候的条件を踏まえ、奇をてらうのではなく、これまで培ってきたことを基本に進めようとしていることに安心感があります。
さらに、ソフト面において、被災された地域の人たちの就労の場を提供するなど、地域みんなで海岸林を再生させていこうとする意識を醸成し、地域に根付いた活動 となっていることは素晴らしい。 これは、特に難しいと思う。
県外からやってきて、地元との関わりもなく自己満足で何やらやっていると見られ、地元から浮き上がってしまう団体が多い中、OISCAさんはこれまでの海外でのノウハウなどからかと思いますが、地域とつながっていること良いと思います。
以上から、私たちはOISCAさんの活動を応援してゆきます。












