オイスカ写真展 開催中!!!

2013年7月11日( カテゴリー: 本部発 )

写真の力をとくとご覧あれ

写真の力をとくとご覧あれ


国際協力ボランティアの木村です。
7月3日(土)~20日(土)まで国連大学の中にある地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)にてオイスカ企画展として「LOVE故郷~日本と世界で育むふるさと~」を開催しております。
日程
開館:火曜日─金曜日(10:00─18:00) 土曜日(10:00~17:00)
休館:日曜日・月曜日・祝日は休み
入場料無料!!
アクセス
東京メトロ表参道駅より約徒歩5分
JR、東急、京王井の頭線、東京メトロ渋谷駅より約徒歩10分
詳しくは…
オイスカ企画展 http://www.oisca.org/news/?p=5051
この企画展の一部のブースに「海岸林再生プロジェクト」のパネル展も行っております。先日、私もその準備をしに行きました。皆様がパネル展示で感動できるように照明の当て具合や展示の仕方に趣向を凝らしました。
パネルの制作に当たっては株式会社ニコン様からご支援して頂きました。「写真の力で復興支援」をテーマに今回の企画展ではお世話になっております。
残り、一週間ですが、皆様、是非、是非、見にきてください。
このGEOCが目印です

このGEOCの文字が目印です

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公益財団法人 フォーリン・プレスセンターの福田です。
当センターは、海外メディアの日本での取材活動を支援していますが、
そうした活動の中で、合計37ヵ国、47名の記者が、海岸林再生プロジェクトを取材しています。
2013年6月1日~3日にかけて、「第5回アフリカ開発会議(TICAD V)」が、横浜市で開催されました。
同会議を取材するため、アフリカ地域等の記者5名(英国、ウガンダ、マラウイ、南スーダン、モザンビーク)が
外務省の招聘により訪日し、視察先の一つとして、東日本大震災の被災地である宮城県を訪れ、
海岸林再生プロジェクトを視察取材しました。
視察では、津波で破壊された「名取市海岸林再生の会」会長の鈴木英二氏の自宅跡や
海岸林防波堤工事の様子を高台から 見て回りました。鈴木氏の自宅跡周辺の様子を見て、
記者たちは、「ここに人々が住んでいた家があったとは想像できない」と話し、さらに洪水被害を受けた
モザンビークの記者は、「モザンビークでの洪水被害の様子を彷彿とさせる。一見、日本とは思えない」
とコメントを残しました。
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海岸林再生プロジェクトにかける思いについて「再生の会」の鈴木英二氏、森かづ子氏から話を伺うと、
「 これほどの災害に遭遇しながらも、前向きに力強く立ち向かっていくという気持ちがすばらしい」と
記者たちは話し、思いを形にする人々の意思の強さに感嘆していました。
その後、クロマツの育苗場を視察し、プロジェクトの現状と展望について話を伺い、
さらには草むしりまでお手伝いさせていただきました。
モザンビーク記者と南スーダン記者は手慣れた様子で積極的に参加しており、コツを教えてもらいながら、
まるで過去にも参加したことがあるかの様に、その場に溶け込んでいました。
特に南スーダンの記者はその手際の良さを買われ、 担当者の方から滞在延長のオファーを頂いたほどです。
同国では長く続いた紛争状態の影響などから、支援慣れしてしまった若者の就労への意識改革が課題なのだそう。
同記者は、「年齢に関係なく、これほど高い意識を持ってプロジェクトに取り組む人々は本当に尊敬に値する。
災害と紛争という違いはあるが、モチベーションの高さと笑顔で作業に取り組む人々の様子は広く知られるべき」
とコメントを残しました。
今回の視察取材を通じ、海岸林再生プロジェクトとプロジェクトに関る人々の思いが、
記者たちを介して多くの人に届くことを期待したいと思います。
 
私が初めて同プロジェクトを知り、現地を視察したのは、2011年の10月でした。
プロジェクトの発展・苗の成長状況などについては、吉田課長からのニュースレターで情報を得ていましたが、
実際に訪れてみると、思っていた以上に、大きな変化がありました。
2年前、山積みになっていた瓦礫・流された家の土台は撤去・整備され、
海岸線沿いでは本格的な防波堤建設に向けて工事が行われ、さらには、
育苗場のクロマツが青々しく育っている様など、プロジェクトが多くの人に支えられ、
着々と進行しているということを改めて強く感じました。
現地へ伺う機会は少ないですが、その分、海岸林再生プロジェクトとそこに関る人々の思いを
多くの海外の記者に知ってもらえるよう、微力ながら、今後もお手伝いさせていただければと思います。
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やっぱりハワイならこの人でしょうー。

やっぱりハワイならこの人でしょー


国際協力ボランティアの木村です。
6月末のこと。出張中、上司である吉田さんを迎えに仙台空港に行った時、人だかりを発見。近くまで行くと、ハワイアンダンスのショーでした!!期待してステージの前へ・・・しかし、センターで踊っていたのは黒人の男性・・・映画の『フラガール』を想像していたのでちょっと残念でした。
6月から週3便、仙台空港─ホノルル線が就航(往路は仙台─新千歳空港経由─ホノルル、復路はホノルル─仙台直行便)したそうです。震災で一時は空港としての機能を失った仙台空港ですが、2年が経ち、ここからホノルルまで行けるようになるとは驚くべきことだと感じました。
現在、名取市にある仙台空港は国管理空港です。しかし、宮城県や地元企業などは仙台空港の民営化を希望しています。そのような動きがある中でこれから、仙台空港は民営化に向けて加速しそうです。現在は空港周辺にホテルはありませんが、官から民に移行することによりホテルをはじめ、アウトレットなどの商業用施設が増えると予想します。
震災後の町づくりは地域の人たちにとても必要なことだけど、震災があったことを忘れないような 町づくりにもしていかなければならないと思います。
オイスカとしても10年先、20年先を見据えてプロジェクトを進めています。町づくりにも長期的な視点を持つことが必要だと思います。

ミャンマーからの寄附に思うこと

2013年7月8日( カテゴリー: 本部発 )

センター前

センター前


ミャンマーから非常に大きな支援をいただきました。
世界最貧国と言われることもある国からの支援で、現地の貨幣価値として、100万円を越える大金です。
金額もさることながら、この協力の背景をご紹介させていただきます。
1995年に着工した研修センターに、当時私は経団連自然保護協議会ミッションの随行員としてヤンゴンから丸2日かけてたどり着きました。一面の「土漠」でした。
 ミャンマー農林業研修センター
国柄・人柄がとてもよく、すぐに「ビルきち」(ビルマが大好きな人)になりました。
あの国からと思うと、心から嬉しく。
駐在代表の藤井啓介氏(東京農大卒、駐在歴7年)からのメール、 ほぼ原文を使用しました。
彼の文末の言葉、とくに読んでいただきたいと思います。
オイスカミャンマー農林業研修センターが長い時間をかけて集めた寄附金をレートが良くなった今、
訪日農業研修生4名に託しました。 ここに至った経緯を紹介します。
センター内での体操風景

センター内での体操風景


 
協力してくれたのは、センタースタッフ、研修センター卒業生、イエサジョ郡の村々からの寄付(普段オイスカ・ミャンマーが事業で対象としている村々の人達)、パコックやイエサジョの市街地にあるオイスカの商品を
扱っている商店、政府関係者等からでした。そして、今回の寄附金を集めるのに最も重要な役割を果たしたのは、他でも無い我々のセンターのスタッフでした。
3月11日のニュースは、ミャンマーでも発生直後から大きく取り上げられ、自分も日本人だからという事で、スタッフや地元の知り合い等から、自分の家族や知り合い、そしてオイスカ関係者の安否を心配する声を連日掛けられました。
その後私自身も日本人として胸が張り裂けそうな思いでいる時、あるスタッフが私に今回の災害に対して何か自分達にもできないだろうかという話をしてきました。
その日の夜の定例ミーティングの場で私は彼らに以下の様な話をしました。
センター付近の風景

センター付近の風景


「今、日本で大変な災害が起きた事は皆さんも承知していると思います。今回は、自然災害の多い日本でも未曽有の大災害と言える規模になるのは確実でしょう。皆さんの第2のふるさととも言える日本の事だから皆さんが
心配してくれているのは私もとても有り難く思います。そして、皆さんはあの2008年のサイクロン・ナルギスの被害で多くの善意を日本からも受け取ったのを覚えていると思います。その時の恩返しという意味で、今回の災害に対して皆さんが何ができるかと私は聞かれたが、私からは具体的に何をしなさいという指示はしたくないです。ただ、皆さんの想いが、そして何らかの行動が被害に遭われた多くの日本人を必ず励ます事になると思います。被害に遭われた方々にとって、今必要な支援は多岐に渡ると思われます。その方達の緊急、そして復興に確実に活かされる支援であれば、その額や量が多い少ないは問題では無いのです。何ができるかと考えているよりも、皆さんの想いを今からすぐに行動に繋げたらどうだろうか」
その後、彼らが自分達で自主的に寄付を集めはじめました。
スタッフ自身からの寄付のみならず、普段私達が支援をしている周辺の村にも支援を呼びかけていったのです。普段は支援される側の村人達が、スタッフの呼びかけに応じそれぞれが少ないながらも善意の寄付をしてくれました。
そして、村人以外の普段オイスカと関係のある人達、そして今はセンター外に住んでいる研修生OB達も続々と寄付の呼びかけに応じてくれました。
また、2008年に私達がサイクロン支援活動をした地域の人がわざわざ遠いセンターまで寄付金を持って来てくれた事もありました。
「あの時にオイスカ、そして日本の方から受けた恩を忘れた事は今まで無い。
今回は自分達に支援を届けてくれた日本が大変だと聞いて、どうしても届けたいと思って持ってきたんだ」
と言って、皆で集めた寄付金を大事に持って来てくれました。
上記の様な額が、それも他国の災害に対する寄附金として集まったというのは、ここミャンマーでも恐らく異例の事だと思います。
ミャンマー

ミャンマー


今回の出来事を通じ、これまでの私達の活動の意義が 実はここにあるのではという思いを強くしました。
つまり、私達が取り組んでいる国際協力活動とは、一方通行のやり取りでは無く、双方向の絆を深めるのに大事な役割があるのだと思ったのです。すぐに目に見える成果と言えないかもしれないが、もっと大事な精神的な繋がり、お互いを思いやる関係を私達オイスカとミャンマーの人達はこれまでの取り組みを通じて築いてこれたのだと思いました。
これからも、私達オイスカ・ミャンマー事業はこの大事な絆をより多くのミャンマー人と築き、そして深めていく事ができればと思っています。
 
毎年の洪水

毎年の洪水

女性陣のキモチ

2013年7月5日( カテゴリー: 現場レポート )

女性が勢揃いでしたが、
発言をされません


育苗事業では女性の関わりが欠かせません。
会員の半分近くは女性です。
関係者一同が集う「名取市海岸林再生の会」の通常総会・懇親会。
懇親会で私の隣に来て下さった女性たちのコメントを幾つか紹介します。
********
「今までの人生では経験しなかったことばかり。皆さんの支援のおかげです。
広い世界を知る機会に恵まれたと思っています。もっと勉強したい。
この前はアフリカの熱心な記者さんたちと草取りしたのが楽しかった。
私たちにも研修の機会を下さいね。また海岸林の本も貸してね。
でも、マンガだと読みやすいわ。一晩で2冊も読めたし
(襟裳岬の海岸林造成の小冊子)」
********
「まだ農業の収入は、震災前の4分の1。でも、家を建てることになりました。
税金も払わなければいけないし、これからは本当に大変です。
この活動に参加して、もちろん家計も本当に助かっています。
この前、支援者の方たちと一緒に作業したことで、私たちは支援者の事を
もっと知らねばならないと、ようやくそのように思えるようになりました。
ぜひ、これからはもっと支援者と一緒に汗を流し、彼らを知る機会を下さい。
私たちは寄付して下さった人のおかげで、この仕事ができているんですよね」
********
「仙台市で植栽されたクロマツが枯れてしまったという新聞記事を読んで、
みんなで悲しい思いをしました。その中には私たちが昨年育てた苗(1,000本だけ
1年生苗を育苗技術研鑽のために購入し、出荷の練習をした)もあるんですよね。
計画を立てる人たちが努力をしていることを聞いているだけに、一方的な記事に
憤慨しました。私たちが来年植えても枯れてしまうこともあるかもしれません。
むかし(昭和40年)、名取の一番海側に植えたときもクロマツですら枯れてしまった
事も知っています。それでも何度も植え直して大きくなったのよ」
********
「ぜひ、2011年9月のときのように(被災地住民と蔵王町の育苗農家や、
県の技術センターを繰り返し視察)、研修をしたいよね。
去年、風の松原(秋田県能代市)と、由利本荘市の海岸林をみんなで視察したでしょ。
行政と市民が協力して名取よりも大きな海岸林を守っている姿、
何種類もの広葉樹を植えたけど全滅して、やっぱりクロマツを植えている現場を見ました。
またいつか、遠くなくてもいいから、海岸林視察や、
育苗農家の様子を見に行って、色々な人から教えてもらいたいね」
********
「私たちは女性だから、そこら辺の事しか見えていないけど、きめ細やかに仕事を
する点では男の人よりも自信があります。女性らしさを活かしながら、
この大きな仕事を頑張るからね」
********
同じ自治会の皆さんです。

同じ自治会の皆さんです。


 
********
「第一育苗場で仕事をしていると、流された実家の場所が見えるので、
時々涙が出てしまうんです。未だに海の方に行くのも、車に乗るのも怖くて・・・。
それでも、昔から知っている人同士でおしゃべりしながら仕事をするのが楽しいのよ」
********
********
「この仕事に出会えたご縁を感じます。海岸林を再生させようという仕事に
どうして出会えたのか不思議でなりません。家も仕事も失いましたが、
本当に仕事が楽しい!」
********
細やかな仕事がとても多いのが育苗です。

細やかな仕事が多いのが育苗です


 
多くの女性から声をかけていただき、向上心が強まっていることを再確認できました。
担当者冥利に尽きる、何とも言えない嬉しい収穫でした。
2年が経過したんだなあと、実感しました。
必ずご意見を反映させていきたいと思います。

♪名取発の大ヒット曲!

2013年7月4日( カテゴリー: 本部発 )

再生の会総会のあと、たくさんで繰り出しました。女性ももちろん。
「団十郎さん、団十郎さん」と、言っているけど、まったく訳が分からない。
名取駅からしばし南、とんちゃん屋(ホルモン焼き)の2階、
「団十郎」と書いた緑色のネオンのスナックへ。
しばらくしたら、カラオケの画面に、マスターご本人が。
僕の後ろではご本人がまるでお客さんのように歌いはじめた。
え~ まさか~

♪ダンダン ドゥビドゥビ ドゥバダ!… 
「ああ宮城県 第2章」(2011年8月発売)
http://www.youtube.com/watch?v=-b_tF3ElpoI
「ああ宮城県」(1976年)
http://www.youtube.com/watch?v=-UZxUoZTbjI
40年前のヒット曲、そして震災を経てその第2章を唄う、
まさにご本人なのだそうです。 しかも、名取市ご出身。
帰京後、ネットで調べてしまった。
事態を飲み込むのに時間がかかった。
皆さんも是非聞いてみてください。
覚えちゃうんじゃないでしょうか。
みなさん曰く、
「第1回定期活動報告会in名取」(今冬予定)は団十郎さんに歌ってもらうか~」
われわれらしく、悪くない。

広葉樹もスクスクと

2013年7月3日( カテゴリー: 広葉樹, 現場レポート )

たった1列ですが、一万粒近く播きました

たった1列ですが、一万粒
近く播きました


東京と同様、肌寒い。いや、寒いという日が続きました。
仙台では七夕飾りが始まったのに。
名取は、「乾燥、低温、曇天、濃霧、小雨」という感覚です。
ラジオでは「暑くなる」と言っていましたが。
三井物産環境基金の助成を得て、広葉樹種苗生産にも取り組み始めました。
まったくの素人ながら、少しでも取り組んでみようと。
種苗組合の専務さんは「この前、ケヤキが1年後に出たなんて話聞いたよ~」。
組合長からは「苗木づくり70年。まだまだ分からないことだらけ」と、名取市再生の会の総会で聞きました。
野菜農家と山林種苗農家がそれぞれいるわけですから、やっぱり奥が深いのですね。
5月18日に種を播き、5月末には発芽を確認しました。もう、見慣れた姿で、若々しい色です。我々が植えたいと思っている場所では、広葉樹は1割あれば十分という生産計画です。もし、少し多めに育てることができたら、市に寄贈すること、市民に配布することも一応選択肢に入っています。
幹を太く仕立てたいと考え、間隔を広めに播いてみました

幹を太く仕立てたいと考え、
間隔を広めに播いてみました


7月第2週に生育本数調査をします。 数が少ないですから、調査は精度高く、数値報告できると思います。
話しはかわるのですが、今年はアメリカシロヒトリが多いなんて「噂」を聞きました。
草取りをしていると、ヨトウムシも去年以上に出てきました。「今年は虫が出る予感がする」と佐々木統括。
1に除草、2に除草。3に観察。
症状出たら即対処。
苗木づくりの行動原則です。
 

コンテナにも播いてみました。
発芽していない穴も


見るたびに伸びている気がします


クリ⇒海岸林 なかなかイメージが
わかないかもしれませんね

再生の会 第1回通常総会

2013年7月2日( カテゴリー: 現場レポート )

勢揃いの第1回通常総会


6月27日、名取市海岸林再生の会の第1回通常総会が行われました。
会員は育苗に実際に参加している人、25名で構成しています。今回は、会員とオイスカスタッフのほか、県、市、種苗組合、森林組合が来賓として参加しました。
総会の議事は、
①平成24年度事業報告・決算
②平成25年度事業計画・予算
③定款改正
主な内容は以下の通りです。
2012年2月29日に設立総会を開催し、オイスカと委託契約を締結。
全国の支援者からオイスカに寄せられた寄附をもとに、
再生の会会員は労働の対価を得ながら、苗木作りを開始し、
昨年度、10万粒の播種、9万本の育成を行った。
また、苗木生産技術の向上・研鑽のため、種苗組合主催の講習会、自主研修会、
先進海岸林の視察研修を行った。
全国の支援者等を対象に、海岸林の重要性、クロマツ植栽の必要性について
理解を深めて頂くためのイベントを行い、啓発を図った。
オイスカに寄せられた全国からの寄附約767万円と、名取市からの補助金約100万円などをもとに1,287時間の労働が行われ、現時点で、来年度20ha植栽分の態勢を整えることができた。
平成25年度事業計画・予算に関しては
1.苗木生産計画
①2年生苗木9万本の育成
②抵抗性クロマツ・普通クロマツ・広葉樹播種
2.コンテナ苗増産体制の拡充
H26年度春にコンテナ播種予定67,500粒分の資機材の拡充。
今後は、「抵抗性クロマツ・コンテナ播種」が事業の大半になってゆく見通し。
3.H26春植栽に向けた体制の構築
H24年度に林野庁東北森林管理局仙台森林管理署から発注された名取市治山工事は
90haとなっており、H25年度中に相当面積が完成するとみられ、それに対応する体制の 構築を図る。
4.会員の技術習得・研鑽
種苗組合や県の講習会に班長だけでなく、会員も参加したい。
(女性複数からの意見。出席していた種苗組合組合長がその場で了承)
5.海岸林再生事業の啓発普及活動
育苗が軌道に乗ったことなども勘案し、今年から名取市や宮城県内での啓発活動に
今まで以上に取り組む。具体的には、仙台駅西口改札前での写真展、それを経て
名取市文化会館での第1回定期活動報告会(1月末ごろ・400人規模)を検討する。
以上の活動全体で、最低7,200時間(前年度比6倍)の労働が行われる見通しで、
オイスカを通じて全国から寄せられた約1,654万円の予算が承認されました。
「感謝」という言葉が幾度も出てくる、温かいご祝辞を宮城県からいただきました。

「感謝」という言葉が幾度も出てくる、
温かいご祝辞を宮城県からいただきました

国際協力ボランティアの木村です。
名取への出張は6回目になりました。
再生の会の方へのインタビューが目的でしたが
草取りも一緒にやってきました。
6月の視察ツアーのブログでも書かせていただいたのですが、
「草取りは笑顔にさせる魔法」
でも、実際に長時間やっているとかなり 疲れます。
暑い日はさらに大変。
だから「地獄のような草取り」だと身をもって体験しました。
インタビューでも、皆さん草取りが一番しんどいとおっしゃっていました。
疲れる、抜いてもすぐに生えてくる、暑いなど 弱音が出てきますが、
大友淑子さんは 「草が生えれば、私の仕事になる。
何もしないより、 みんなでおしゃべりをしてやれば楽しい。
草取りは天国のようだよ」 と明るく話してくれました。
さらに「男性は草取りのような単純作業は嫌いなんだよ」と・・・・・・。
自分のことだ!!と思ってしまいました。

草取りを見守る大友淑子さん(中央)

僕の草取りを見守る大友淑子さん(中央)

土に戻ろうとする忍者 「夜盗虫」

土に戻ろうとする忍者 「夜盗虫」


国際協力ボランティアの木村です。育苗上に新たな敵が現れました。 草取り中に土のなかから出てきたイモムシ。
じっくり観察していると、穴を掘って、土に 戻ろうとしていました。
現場統括の佐々木さんに尋ねると、この虫は 「ヨトウムシ」という名前で、 昼は地中に眠っていて、 夜になるとマツの根や葉を暴食するそうです。 マツだけではなく、多くの野菜、花、果樹に 被害をもたらす害虫です!!
漢字では「夜盗虫」と書くそうで、まるで、 忍者のような虫だと思いました。
今月25、26日で殺虫剤を散布したのですが、次の日に しぶとく、 何匹か生きてたそうで、私も実際に発見し、 潰しておきました。
これから、ヨトウムシ、そして雑草軍とのたいへんな戦いが始まります。
うわーグロテスクです↓↓

うわーグロテスクです

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