先日のボランティアの日、植栽現場の草取りに皆さんが汗を流す中、
その人は一人、みんなと違う作業をしていました。

そう、この人はプロジェクトの記録を一番初めから撮影してくださっているカメラマンT氏。
担当の吉田が2011年4月にヘリコプターから被災した海岸林を撮影した時こそ
同行しなかったものの、吉田への撮影指導をしたのはT氏でした。
初めての現場入りの時からずっとずっとT氏は写真と動画を撮影し、オイスカに提供してくださっています。
これまでプロジェクトを紹介するビデオも何本か編集してくださっており
(ウェブサイトのトップページ 右側に動画が並んでいます)今回は、プロジェクトに関わってくださる“人の思い”を中心としたインタビューが撮影のメインでした。
いつも全体が撮影できるよう、機材を抱えて高い所に上ります。
育苗場なら防風ネット。これは植栽地の防風柵の上。
客観的にプロジェクトを見守ってくれている強力なお助け隊員です。

コンテナ苗の除草は、まだ続行中
今日(9日)も再生の会は、コンテナ苗の除草。
露地蒔き苗床と違い、ちょっと繊細です。 草を抜くと、クロマツも必ず動いてしまいます。 たかが草取りと言っても、細心の注意が必要です。 地元からは「ちょっとボランティアでは難しいかな?~」との声もあります。 露地蒔き苗床の草はもう枯れてゆきますし、ボランティアの方々の ご尽力で小さなものばかり。10月に入ったらもう終わりです。
Oさんはまた工夫。ホームセンターで小道具を購入したそうです。 商品名は「おばあちゃんの知恵」
来年以降は、露地蒔きはなくなり、すべてコンテナ育苗になります。 (高さ・太さが足りない「留年組」を除き) 2年生コンテナ苗はこの秋で「太く」なりました。 それに対して、1年生コンテナ苗は秋伸びが足りません。 「カリ分が不足したのかな~」 種苗組合組合長からは、合格をいただいてはいるのですが。
明日は終日コンテナの引っ越し。6人出勤します。 それが終わったとしても、除草はまだまだ続きます。
9月20日のボランティアの日に参加して
こんにちは。
本部・啓発普及部野木です。
9月の海岸林ボランティアの日に合わせ、約2年半ぶりに現場に行きました。現場に行くこと自体が 久しぶりで、ボランティアの方の受け入れも上手くできるかドキドキでしたが、 なんとか無事に作業を終えることができました。
普段、私が担当している森づくりの現場とは違うことが多い「海岸林再生プロジェクト」の現場で感じた疑問を、プロジェクト担当の吉田や参事の清藤先生(緑化技術担当)に聞いてみました。
(東京にいる準備の段階で)
Q1 黒系の色の服は蜂が寄ってきやすいと聞きますが、紺色のTシャツでも大丈夫ですか?
A1 蜂などの虫は見たことないよ。 それより熱中症が怖いので水分補給できるものを忘れず用意してきて下さい。
(クロマツを植栽した場所で)
Q2 森づくり活動では必ずヘルメットをかぶっていますが、どうしてここではかぶらないのですか?
A2 作業内容、それから、上から枝が落ちてきそうな木がない周りの環境から不要と判断しています。
Q3 クローバーが繁茂していますが、畑の土壌にクローバーが与える良い影響と同じように
この植栽地でもよい影響があるのですか?
A3 飛砂・乾燥・高温障害防止につながると考え刈り取りに執着していません。
また、畑と同じく土を良くする効果もあると思います。
Q4 マツの苗が完全に枯れているのか、これからもう一度再生するのかという判断は
どのようにすればよいのですか?
A4 その判断は補植をする際、講習を受けたプロの判断に任せています。
ボランティアの方には、そこまでの判断はお願いしません。 枯れている場合も、補植すべきか、その場所の水捌けを考え一本一本判断します。
(草刈り作業中に)
Q5 今回刈りきれなかったエリアはどうなるのですか?
A5 2014年半年のボランティア1,200人で15haを3周しました。草の茂りがひどい場所を集中的に。
その日の作業が残ってしまっても、次回のボランティアがすぐに来てくれます。
来年度からは、管理面積も30haになり、草はさらに生えてくると予想している ので、
プロにも下草刈りを行ってもらいます。
(生育調査:モニタリング)
Q6 モニタリングでは主にクロマツの何を調査しますか?
A6 今回、ボランティアの方にも手伝っていただいたのは、幹の太さ、 地面から一番上の葉っぱまで高さ。
成長している芽の部分から一番上の 葉っぱまでの3項目。
2ヵ月前の調査からどれくらい成長しているか確認します。
Q7 迷わないように現場まで行くにはどうしたらよいでしょうか?
A7 HPのボランティア募集のページに地図があります。活動内容もよく読んでから来てくださいね。
実際に参加してみて感じたこと。
①やはり木陰が一切ない場所なので、作業の時には日焼け止め・帽子は必需品
②道具の片付けを手伝ってくださる方がたくさんいるので、たわし・雑巾がもっとあれば効率よくできると感じたので、バザーなどで探してみます!
③作業の際は、両手があくリュックなどが、肩掛けのバックより断然よい
今年のボランティア受け入れは残すところ2回となりました。
参加したことがある方もない方も、ぜひご参加ください!
通称:「静砂垣(せいさがき)」 = 工事名称:「防風柵工」
この構造物が、国の発注で名取の植栽現場にも建設中です。
漢字が示す「砂を静める」目的の、海岸林になくてはならない構造物です。
請け負った会社の従業員の方にとって、並々ならぬ厳しい重労働と推察します。
昔から、全国どこの海岸林でも行ってきたことです。
人力で延々杭を打つ音が、名取の海でも響きます。
これまで当ブログでも、名取の現場でも見ていただいた「△」のものは、ハードルフェンス = 工事名称:「防風垣工」です。
防風柵・防風垣の原理はこちら。
(提供:北海道森林管理局)
襟裳岬では、「ハードルフェンスとハードルフェンスの間に、静砂垣を組み合わせる」、まさに今名取で工事をしている方式と同じものでした。
これまで当ブログでも各地のモノを紹介してきました。
*当ブログ右欄、カテゴリー「海岸林あれこれ」より。
●静砂垣(防風柵)
千葉県館山市・平砂浦*竹製
秋田県由利本荘市・岩城海岸*杉製
北海道・襟裳岬海岸林*カラマツ製
9月8日、森林総合研究所 材木育種センター 東北育種場主催のセミナーに
オイスカ・再生の会7名で聴講に来ています。(in 仙台市民会館)
3名のご挨拶、7名の発表があり、清藤参事は挙手して2度の質問。
発表要旨を箇条書きします。
・「マツノザイセンチュウ抵抗性」がクロマツ生産の大前提。
今後東北で500万本の苗木が必要。
(*植栽し完全に活着した本数。育苗の途中や植栽現場で枯れることを
計算に入れると更に多く播種せねばならない)
・東北の供給力は年36万本。計算上も種子・苗が不足。供給力の飛躍的向上が必要。
(私の理解では、抵抗性クロマツ開発に成功している県は、
静岡・鹿児島など数県。ただ、東北では震災前年に成功した宮城のみ。
青森・岩手・福島でも抵抗性クロマツが必要になる)
・優良種子さえあれば、もっと生産力を上げられる。
震災前の東北産の抵抗性クロマツ品種は全国シェア1割。
現在は全国の6割に達しており、東北での新品種開発は順調に進んでいる。
この他、採種園の生産力を極限まで上げる、種子生産の飛躍的向上、
東北独自の挿し木技術開発の取り組み中。今後大規模実証実験も検討。
・東北3県の植栽基盤盛土造成工事は260haが完成・着工。
(私の理解では、海岸林向けに出荷された宮城県産のクロマツはこれまで27万本。
すなわち植栽が一番進んでいる宮城県では54ha程度が植栽完了。
うち75,000本、15haがは私どもで実施したことになる)
・海岸では露地蒔き苗よりコンテナ苗のほうが活着率が良い結果が出る見通し。
参考条件として、昨年よりも今年のほうが天候が良い。
・100年後のクロマツ成立目標本数は、300~800本/ha(植栽時5,000本/ha)
・植栽基盤盛土の粘土質土壌が風化すると、浸透力が低下する。
植栽後の保育として、排水環境改善として深さ10cmほどの
「溝切り」が効果あり。(私たちはプロとボランティアなどの人力で実施)
・植栽後の病虫害として、アブラムシの大量発生によるスス病、
マツツマアカシンクイムシによる新芽の枯損が見られた。
・東北地域山間部では震災後の空中散布中断の影響などで
マツノザイセンチュウ病が拡大中。(岩手・宮城県境、福島・宮城県境など)
抵抗性クロマツが必要なのは沿岸部だけではない。
(私どもも内陸防風林を今後実施予定)
黒松杯ママチャリ・タイムトライアル
震災前、名取市海岸林の真ん中で、「ママチャリ レース」やってたのご存知でしょうか? 軍団でボランティアに来てくださる仙台の「グリーンハウザー」の社員さんは 大勢で出場していたそうです。前の日から泊りで。
私にとっても忘れ難い「名取市サイクルスポーツセンター」という4階建てで、 宿泊施設、レストラン、閖上海浜プールを有する施設が、名取市北端の閖上にありました。 それが再建に向けいよいよ動き始めました。 市のHPに「名取市サイクルスポーツセンター基本計画策定業務委託について、 公募型プロポーザルを実施いたします」という公示が出ていました。
2011年5月24日~26日、我々オイスカ陸上調査隊8人の行くべきポイントの一つとして、 「高いところに登って上から見る」という子どもみたいなことを、誰の反対もなく一致。 岩沼市の下水処理センター、名取市のサイクルスポーツセンターの存在を航空調査で把握済み。 着いた途端、それぞれ登れるところを探し始め、登り始め。あっという間に屋根の上。 簡単ではないですよ。ちょっとでも間違えたらケガじゃすまない。 先頭切ってやってたの、50・60歳の大人ですよ。 私はヘリの調査で見ていましたが、改めて茫然。 名取の海岸林や沿岸部全域が上から見えるのですから。 以来半年、建物内部のがれきをかき分け、割れたガラスを踏み、 必ず行ったのが名取市のこの建物でした。視察した中野良子会長も、太田猛彦顧問(東大名誉教授)は、ここで幾度もがれきの中で昼食を。 2011年の秋には、がれきの集積場になり、取り壊されました。
今、我々の植栽現場の北側には、1周約4kmのサイクリングロード基盤が完成しています。 数年先、ボランティアの皆さんも、ここに泊まって、朝、自転車に乗って、 現場に向かう時が来るのでしょう。仕事のあとは風呂。 「自分が向き合った森」を眼下に見る贅沢を、多くの方が味わうのでしょうね。 グリーンハウザーの社員さんの話のあと、 「黒松杯 ママチャリ・タイムトライアル」が頭に刻まれました。
出場資格:海岸林ボランティア
レース日:当年のボランティアの日の夕方
・・・・・・疲れて、寒くて、誰も燃えない。 忘年会とセットでも甘いか。。。 燃えなくても、これまで3年半、影に日向に、汗をかいてくださった方は それぞれの思いで自転車に乗って、幼い海岸林を愛でてみるのも悪くないと 思ってくれるのでは。
これから半年間で取り組むこと① ~名取市民へのアプローチ~
震災から3年半がたち、市民に向けたアプローチのギアを変える時だと感じます。
10ヵ年計画達成後の、ポスト2020年の行政・市民協働型への移行を意識して。
半年で1,200人を超えるボランティア総数のうち、名取市民は植樹祭を除き、
極めて少ない参加率です。しかし、毎月第3土曜「ボランティアの日」に一度来た方は
全員リピーターになってくださいました。フル参加も2名。
ご参加いただいた佐々木市長は状況を理解くださったと思います。
(参加者総数に占める宮城県民率は40%)
こちらではまだ、海に来て釣りする市民も、防潮堤を見に来る人も少ないです。
「なんとなく足が向かない」とよく聞きます。
年に1度でも、ボランティアに来ることで海に向き合ってもらえたら。
海岸林を我が事として考えて参加する人が増えるよう、対策を講じようと思います。
市役所にもいかねばなりません。ちょうど来年度計画を練る時期でしょうから。
私たちは、やんのやんのと、市役所に仕事を持ち込むのを3年半控えてきました。
今までは農林水産課に特化してきましたが、これからは社会教育課、児童生徒課、
復興まちづくり課、政策企画課、広聴課、商工観光課などとも少しづつ仕事を
ともにしたいと思います。コツコツ焦らずに。
まずは今年度下半期後半、「第2回海岸林視察バスツアー」を実施します。
そこで植樹祭や、ボランティアの参加をお勧めしたい。
*もちろん県外の参加も可です!!
国連防災会議関連行事にて発表の場を用意していただいていますので、
第2回定期報告会はこれらに置き換えようと思います。
また、来年度は「市民講座」も市役所と相談します。
当方、講師陣は豊富です。
夏には、「親子参加ボランティア」も促進してみたいと思います。
今年は大勢の大人に交じり、全く遜色なく汗をかいてくださりました。
とてもいい体験になったと思います。
事例としては
単身赴任のお父さん(ネクスタ㈱)を訪ねつつの高校生の姉と小学生の弟、
トヨタ部品宮城共販の社員さんと高校生の息子さん、
UAゼンセンの本部職員さんの家族全員(小学生と幼稚園児)
全日空社員さんと中2のお嬢さん。
私の中2の娘、高1の長男も。


海岸林再生プロジェクト支援、5回目の写真パネル展と実生苗のバザー
川崎の井上です。
9月23日、恒例のお彼岸バザーが、川崎市早野聖地公園で開催されました。
海岸林再生プロジェクト支援の自作の写真パネル展示は5回目です。
里山ボランティアの出品は、木炭・竹炭・木酢液・炭に焼いた楓の実と竹枝の卓上飾り、苗畑で育てたサンショウ・カエデ・ナツツバキの苗など。
私は、今年4月に発芽させたクロマツ・ツバキ・サルスベリなど実生13品目、アフリカンリリーなど株分け4品目、ツツジなど挿し木育苗4品目、21品目16コンテナ300ポットを出品しました。4月発芽のものは昨年10月以降に拾い集め、播種したものです。
木炭・竹炭・木酢液以外は無償、海岸林再生の寄付金パンフを手渡して、「絆」と書いた竹筒に気持ち分のコインを寄付していただく方式です。
今回の海岸林再生プロジェクトへの寄付は5,000円、渡したパンフは50部でした。
寄付は前回の半分、実生苗の大部分を持ち帰る結果でした。品目が独り善がりだったか、「無償」が「ただより高いものは・・」のイメージになったのかも。「1ポット20円」と言い切っていたらどうだったか。反省しきりです。
「すぐ花が咲くか」「実がなるのはいつか」と問われ、「『桃・クリ3年・・・』と申しますので」としか答えられませんでした。来年3月のお彼岸バザーでは、素直に「10年育てることを楽しみましょう。」と言おうと思います。
また、10月10日から近所のバラ苑開放が始まり、我が家の前をバラ苑鑑賞の人たちが通ります。昨年から写真パネルを展示して、海岸林再生寄付金パンフを置いています。今年は、それらに加えて、バザーから持ち帰った多数の苗を「1ポット20円~50円」で販売して寄付金にするつもりです。
これからの季節、また実生苗づくりのための種子集めです。
「クロマツの実生苗を見たのは初めて!」と多くの人が感心していたので、今秋もマツボックリ採りは必須です。「花はないの?」と聞かれたので、来年に向けて何か準備します。
「海岸林再生の会」の皆さん、
私は、川崎市に住んでいるので、名取市にはなかなか行けないけれど、皆さんの顔を思い浮かべながら、種を撒いたり草をとったり、出荷用のポット取りをしているのです。
発芽を見るのは楽しいです。細々でも息長く、自分も楽しみながら応援していきます。皆さん、ごきげんよう、お元気で。

大阪マラソン 24名のチャリティランナーと、応援・ご支援いただいたみなさまへ
住友化学労組の募集に応じ、チャリティランナーになっていただいた N・Yさんから報告とご質問がありました。
名取の海岸林でも、タイ南部の巨大マングローブ植林プロジェクトでも 同社・労組には長年ご支援いただいております。
「国内外、計150名もの方からご支援をいただき、寄付金は最終的に総額26万(!)となりました。 ラノーンにマングローブの苗を植えたように、名取の海岸にもクロマツを植えるため、 当日はベストを尽くします!」
Q:寄付金総額が確定したら寄付を下さった皆さんにお礼メールを 出そうと思っているのですが、できればその際に、 この寄付金がどのように使われるのかを書き添えたいと思っています。 例えば20万円だと苗木が何本くらい植えられるか、など。 集まった寄付金は活動全般に使われるでしょうから難しいかもしれませんが、 もし何か書いていいような例がありましたらご教示いただけますと幸いです。 お忙しいところ恐縮ですが、ご返信のほどよろしくお願いいたします。
A:この度は大阪マラソンを通じ海岸林再生プロジェクトにご支援をいただき 心から御礼を申し上げます。ご質問にお答えします。 「2千円でクロマツ1本、播種~植栽~2033年までの保育とそれに伴う一切の経費」が 賄えます。ちなみに1haに5千本育てます。私たちの目標は約100haに50万本。 長期の保育など一切に10億円という計算です。平均3割ぐらいは枯れて植え直しという リスク計算の上です。今年のように98.4%活着という好成績は、当たり前ではなく、 5割枯れるような、海沿いの厳しい現地の気象条件も考えてのことです。 試算は4度行いました。「低コスト林業」への努力で、将来の保育費用を予定以上に 積み立てることができるよう頑張ります。
オイスカは、阪神大震災では3ヵ月・5ヵ所の炊き出しを長田区で実施し、 私はボランティア調整・派遣、物資・資金調達を担当しました。 今回のマラソンに、オイスカからは部長と新人の二人の女性が走ります。 私はチャリで応援に走ろうかと。途中の栄養補給で、たこ焼きとか、 お好み焼きを食べながら、阪神大震災以来の大阪出張を、私なりに頑張ります。
林野庁からご了解いただいた上で、9月25日まで2日間、宮城中央森林組合の手で外来種「ニセアカシア」の駆除を実施しました。
とても生命力が強く、種でも、根でも広がります。
毎年夏が除伐の適期。繰り返しても勢力を弱めるのに数年かかるそうです。
すでに発生源から種が飛び、なぜか植栽盛土の法面から稚苗が目立ちます。
窪地状になっているから、種がとどまりやすいのか?
とくに昭和30年前後は、戦中の海岸林乱伐の影響で、飛砂・飛塩の害が全国的に多発しました。それを防ぐために海に向かって海岸林を拡幅しようと、ここ名取でも震災で倒された海岸最前線に植えたものの5割枯れてしまい、補植を繰り返し立派に育てました。
そういう中、貧栄養土壌を改善しようと、葉や落枝などが肥料になる木として植えたのがニセアカシア。しかし、全国的に急速に増えすぎてしまい、クロマツの
成長を阻害するものとなってしまいました。
目標林はクロマツ主体という仕様書を抜きにして、
もしもクロマツをあきらめて、全部ニセアカシアの林に
してしまったらどうなるか自分なりに考えてみました。
この木は落葉樹。冬は防風機能を果たさないと思います。
また夏の台風などの強風には、細い葉のクロマツと違い、葉が多い茂ることで風の抵抗を多く受けるでしょう。
しかもこの木は折れやすく、根が深くなく倒れやすい。風が強い海沿いでは、幹は折れ、倒れることも多いでしょう。
お互いに支え合える高木(クロマツ)を津波で一切失った宮城沿岸では、低い藪のまま高くなれない。防風林に必要な高さになれない。
除伐した場所で、既に息を吹き返しているものも見つけました。
切り株に薬を塗るという手はまだ取っていません。
冬でも夏でも、大きなトゲがない稚苗を見つけたら、根っこから引き抜くしかないか。









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