吉田です。今年の梅雨に向けて最大の多湿地帯の溝切りを一歩進めたく、海岸林リーダー2期生の報告会も兼ねて臨時ボランティアをしました。臨時にも関わらず集まってくれたのは19名。リーダー1期生・2期生7名が初めて揃いました。7名中3名は自転車。うち二人は1時間以上かけて。タフな考え方に感心します。嬉しいことに、コロナ禍で若者が全く来なかった長い時期に加勢してくれた東北大院生の畑君も、就活が一段落したようで久しぶりに来てくれました。

 午前中は、①スズメバチトラップ4ヵ所設置、②閖上のサイクルスポーツセンター前の「一大多湿地帯」北端の抜本改善(溝切り・その支障となる防風柵数基を解体)、昼休みは、5月12日~16日に名取で訪日研修するタイ南部ラノーン県のオイスカのマングローブ植林の動画上映、午後は、③北釜地区ゴミ拾い、④海岸林リーダー2期生の報告会(出席者26名)。予定していたことはすべて出来ました。この日溝切りした場所は、去年までが応急処置、これで完成です。ここでは二度と溝切りしないと思っています。

 5月13日(土)の公募日は、タイ南部ラノーン県から訪日研修する漁村住民22名、午後からはANAグループ労組連合会など130名ぐらいになるかもしれません。過去最大3Lサイズの排水溝を目標200m掘りたいし、支障となっていた排水口の最後の解体も予定しています。

 今年のボランティアはコロナ禍前のように1,000人を上回るのは確実。第1にその皆さんと徹底的に葛と戦うつもりです。第2に地元宮城県民、名取市民のボランティアが増えるよう努力すること、とくに若い世代を増やすこと。これが今年のテーマです。

 吉田です。2022年度はコロナ禍ながらも、宮城県内を中心に868人のボランティアが終日作業をしてくれました。今年度は長年支援して下さっている企業団体から申し出が復活しています。1,500人に迫るのではないかと皮算用しています。ボランティア担当の葛撲滅ゾーンは、去年の10haから26haに増えます。いまから腕が鳴ります。

 新年度のトップバッターはUAゼンセンさんでした。4月1日(土)終日、傘下の各単組に所属する、愛媛、兵庫、東京などからの10名でした。初めての方が大半だったことと、単独開催だったことから、いつもより少し現場歩きと説明を多めにしました。それでも午前・午後各90分は、みっちり溝切り。10人で3時間、30m×20mの区画を。統一地方選挙と、春闘で人数は少なめでしたが、思っていたより仕事が進みました。

 去年の春、大勢のボランティアに「応急処置」してもらった2018年植栽地の多湿ゾーンの排水路完成を目指して。おそらく、4・5月のボランティアは全員「溝切り」。全員ここ(3.81ha)に投入となる見通しです。

 地元ボランティア4名とプロ1名も同じ場所にいましたが、まったく違う仕事の「防風垣解体」をはじめてお願いしました。彼らはもう100回以上来てますし、プロが指導してくれるし。解体した場所の下のLLサイズの排水溝が埋まってしまっているので、5月13日に掘り直すための準備です。

 今期から地元ボランティアリピーターズさんには、少しずつステップアップのオーダーをと思っています。より運営側に回っていただく意味で。一人一人の特徴も活かしながら。

 吉田です。3月31日に地元の大槻さんと本数調整伐完了の状況を歩いて点検しました。不法投棄やゴミ投棄など異変がないか、今後の作業の検討など、いろいろ兼ねながらの巡視でもあります。

 林内作業道を重機が走る時に邪魔になるクロマツを抜根したものが時々残っています。わたしたちにとっては貴重な観察材料です。こういう素材を見つけるのも巡視の意味と思ってます。

 今日は出張帰りで疲れたので、理屈抜きで結論だけ言うと、順調に育った「良い根」です。

 吉田です。3月31日、82歳の大槻さんと現場を巡視しました。一人の目より、二人の目。一緒に来てもらえると本当に助かります。二人とも、何か面白いことがないか・・・を見つけるだけみたいなとこもちょっとありますが。

タイトル:「100年後の松原を」福岡出身の東北大生が取り組む
“防災林”の再生 若い世代の目に映る“大震災12年” 

3月10日(金)、福岡RKB毎日放送「タダイマニュース」の中の
17:45~18:00の枠の4分間で、海岸林再生プロジェクトが紹介されました。

<内容>
タイトル:「100年後の松原を」福岡出身の東北大生が取り組む
“防災林”の再生 若い世代の目に映る“大震災12年” 

プロジェクトがアイベックスエアラインズと共催で実施した、
「松がつなぐあした」の読書感想文コンクールの入選者3人
(高校生1人、大学生2人)が、虹の松原(佐賀県)を訪問し、
松葉かきを行いながら、自分なりにクロマツを未来につなぐ方法を
探していく というような構成になっています。


ぜひご覧いただき、よろしければ他の方にもお知らせいただけたら、とても嬉しいです。

https://www.youtube.com/watch?v=_em_JKnnf7c

相葉さん効果、すごいですね!(吉田)

 「CSOラーニング制度」は、大学生・大学院生の方に環境問題に取り組むCSO(市民社会組織、NPO・NGOを包含する概念)で8ヶ月間のインターンシップを経験していただく制度です。オフィスやフィールドでの活動の他、地区ごとに月1回の定例会を開催し同期との情報交換を行います。また、全国合宿では全ての地区が一同に集まり、交流や情報交換をします。
 参加するインターン生には、1時間あたり800円を奨学金として支給します(奨学金は、SOMPOグループ社員の寄付金である「SOMPOちきゅう倶楽部社会貢献ファンド」を活用しています。次代を担う人材の育成を、社員も支援しています)。*以上、同制度HPより

オイスカでは、同制度が開始された2000年度から受け入れNGOとして認めていただき、現在は東京本部(年2名)、中部日本研修センター(年2名)、そして海岸林再生プロジェクト(年1名)の3拠点でインターン生に活躍いただいています。

 応募締切は5月5日です。ご応募お待ちしております。

損保ジャパン CSOラーニング 2023年募集概要

同社からは、1988年以降、オイスカの特別法人会員として長年ご支援いただいております。

1999年以降今に至るまで、フィリピン、インドネシア、タイほか各国での数千haにおよぶ                 マングローブ植林プロジェクトにご協力いただき、その上で当プロジェクトも支援いただいています。

ウエブCMは下記からご覧いただけます。

https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/itsu-ichi/

撮影にご協力いただいたボランティアの皆さん、撮影クルーの皆さん、冷たい雨の中でしたね。

ありがとうございました。

下記は日テレNews

相葉雅紀「自分ができる範囲のことをやっている」 心がけている環境問題や防災を語る (ntv.co.jp)

 吉田です。仙台空港の誘導灯を挟んだ南北で1月から続けていた本数調整伐は、完了目前です。3月末には終わる見通しです。宮城中央森林組合、松島森林総合のプロの手で約15ha、そのうち岩沼市・名取市の市境0.5haはボランティアで、また一部防風柵が不要な場所を名取市海岸林再生の会で整理整頓しました。3月10日に大槻さんとじっくり歩きましたが、31日(金)の午後、再度実査しようと思います。

 伐採したクロマツは100%再利用です。10tダンプ70台以上となりますが、大衡町にある宮城県森林組合連合会の処理場であっという間に粉砕処理され、チップや堆肥になります。一部は工業用・家庭用のペレット燃料や、バイオマス発電で使えるかテストされています。

 伐採・集積・搬出・処理の一連の流れを写真にまとめてみました。

 また今年度もあっという間に終わってしまいましたが、来年度やりたいことがたくさん。先週、今年の野帳を振り返って、現場でやらねばならないことの頭の整理や、小さなことも漏れなく棚卸ししました。先刻、佐々木統括と電話で少し来年度のことを作戦会議、情報交換しました。

 今年は暖冬。サクラの開花も早いので、草の出足も早いのかもしれませんね。

 大衡町のウッドリサイクルセンターに着いてからも、最後のリレーがあります!来年はボランティアの皆さんを視察に連れて行きたい。これも「講習会」として。

 吉田です。名取市「市史編さん室」から、古い写真提供依頼などの郵送(市史だより)が届きました。この機会に私たちとしても独自で収集し、HPで公開、貴重なものが見つかった場合、必要に応じて編さん室に提供協力してみたいと思いました。

 ご無理のない限りで結構ですが、ぜひご協力いただけたら幸いです。海岸林で撮った、震災以前の家族写真とかでもいいと思います!「白黒時代」だと最高です。(もし海岸林でなくても貴重なものがあったらぜひ)お気軽に吉田kaiganrin@oisca.orgまでご相談ください。とりあえず1ヵ月先で一度〆ます。

 昔の海岸林の写真の発掘は、私たちにとっても大切だと思っています。

名取市HP 市史編さん室

230315 名取市史だより第1号

 下の写真は、市役所農林水産課がむかし提供くださった写真です。空港の真東、北釜地区集落の北東。

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