東京本部も最強の布陣が整いました
オイスカ職員を一度退職し、昨年4月から半年、東京本部で海岸林関連業務のアルバイトをした上で、アフリカを中心に1年間世界各国で滞在経験を積んだ浅野奈々穂さんが、晴れて正職員として復職しました。
所属先は東京本部啓発普及部。海岸林を中心に従事することになります。
元オイスカ職員で男3人分以上働く最強のパートの鈴木和代さん、
広報室長と海岸林を兼務する林久美子さん、東京本部も念願の布陣が整いました。
オイスカはNPO業界でほぼ「例外的」に男性比率が5割と高いのですが、東京本部海岸林は女子が実務の中心を占めます。自主性に長け、胸を張って紹介したい3人です。
皆さんにお世話になりますが、どうぞよろしくお願いします。
9月17・18日、半日ずつかけて、
2014年・2015年植栽地クロマツのモニタリング調査を行いました。
メンバーは清藤城宏オイスカ緑化技術参事、再生の会の大友祐一朗さんと私。
今回は職員研修を兼ねて、オイスカ西日本研修センター(福岡市早良区)の小野副所長と、中部日本研修センター(愛知県豊田市)の小杉副所長が加わりました。
調査の計測内容は
①根元径(根元の太さ)、
②樹高(頂芽の先端までの高さ)
調査個所は現在14ヵ所(再来年までに20ヵ所程度に増えます)、1ヵ所50本。
慣れてる人でも1ヵ所20分は必要です。
その14ヵ所の設定は苗の種類ごと。
1.苗の生産地(オイスカ第一育苗場、第二、購入苗)
2.生産方法(コンテナ苗、裸苗)
3.マツノザイセンチュウ抵抗性の有無
4.植栽時期(年度、春植え・秋植え)
5.広葉樹は本数が少ないので毎木(すべて)
調査以外でも、佐々木統括、森林組合、再生の会が各自「巡視」していますし、私や林広報室長がボランティア受入の際、舐めるようにすべての現場を見ていますので
広い現場でも、シンクイ虫、スス病など病害虫の発生状況も把握しているので、モニタリングでは「計測」に専念できます。
調査回数は基本年3回。5月、9月、11月。
今回の調査の結論として、見事に成長すると比べて、秋の伸び、太りはあまりないことが今年もよく分かりました。
昨年もそういう結果でした。
11月の最終調査を経て、結果をホームページで公開します。
名取市役所職員もボランティア自主参加
9月19日のボランティアの日。 「嵐」の4連休宮城コンサート(利府市)の影響で、全国からのボランティアが 参加しにくい状況が鮮明になった時点で、名取市役所職員参加協力を相談していた。 「くれぐれも動員はご容赦ください。あくまでも自主参加で」と。 市役所の皆さんは、有無を言わず協力してくれた。 再生の会の櫻井副会長夫妻の自宅を訪ねた時、 「また東北放送のラジオで、名取の海岸林ボランティア募集!って聞いたぞ」と。 市のホームページを東北放送のディレクターさんが見つけてくれて、 何度も放送してくれたことは、当日、取材に来てくれた時に分かった。 庁内イントラでも募集の告知があったと、市役所職員からメールがあった。 これまで4年半、私のほうから強く現場参加を求めたことはない。 林業を知る技術系職員は他市町村の例にもれず、明らかに不足している。 何より、直近の課題に追われていることもよく知っている。 出来るだけのことはコチラで引き受け、当局に負担をかけないことだけ考えてきた。 農林水産課から連絡あり。 ボランティアを取りまとめたと。しかも大勢。若い職員も。 寄附を継続していただいている三浦副市長や、熊谷生活経済部長のお名前もあった。 大澤農林水産課長は娘さんと一緒に。総務課の女性のSさんは、先輩を連れて。 そんな様子を、私にとっての初代農林水産課海岸林担当のSさんは前の日から手放しに喜んでいた。
この日は昨年植栽地16ha、全長1.5km、幅200mを、75人が横一列に並び「総点検」した。 去年と同様「お彼岸まで」徹底して草と闘うと決め、今日まで1,400人にご尽力いただいた。 その総仕上げのお題目は「小さなつる草」。 腕章組(3回以上のリピーター)は均等に散っていただき、手本を見せてくれる。 葛と格闘している三浦副市長の姿が印象的だったと、うちの林が言っていた。
「植樹祭だけじゃだめだとずっと思っていました。これからもまた来ます」 (総務課のSさんの力強い眼差しが嬉しかった) 「今日はずっと、今も、感激で涙が出そうです」(三浦副市長) 今日中に完了できるか分からなかった16haの総点検をやり遂げてしまった。 遠くに霞んで見える飛行機の誘導灯までたどり着くと一丸になって。 しかも、自分だけ先に進むのでなく、隣が苦労していたら、助けに行きながら。 つまり、今年と去年の植栽地26haを彼岸までに終わらせました。 10月以降は、更なる総点検と、来年を睨みながらの仕事。 一人でも多くの市職員の方にも、一個人としてオーナーシップや愛着を 持ってもらえるよう、これからも共に頑張りたい。 オイスカが頑張ったと褒めてもらうよりも、 「私は何度もここで頑張った」と思ってもらいたい。 皆さんありがとうございました。
9月19日(土) ボランティア報告 その9 寄附者名プレート
活動の最後、先月設置したばかりの寄附者名プレートをみんなで見に行きました。
個人は1万円、法人は10万円以上のご寄附をくださった方たちの名前を掲げています。
仙台トヨペットの皆さんは会社の名前プレートの前で記念撮影。
同社は、「海岸林再生プロジェクト」だけではなく、オイスカが取り組む国際協力活動にもいつも目を向けてくださっていて、ネパール地震やミャンマーの洪水などの緊急支援募金にも社内で呼び掛けて寄附を取りまとめてくださっています。
「海岸林再生プロジェクト」へはエンジンオイル1リットル当たりの寄附額を決め、積み立てた分を毎月寄附してくださっています。お客さまも一体となった、仙台トヨペットならではの支援です。そして何よりも新入社員を中心に、毎月ボランティアに継続して参加してくださっていること、本当にありがたいです。(夏の暑い間は大変だからと男子社員ばかりの三回でしたが、9月からは女子社員の参加も復活。若い女子が来てくれるとうれしい!!)
どうぞ支援者の皆さん、名前プレートの前で記念撮影をして
ブログや社内報などに使ってください。
9月のボランティアの日の報告はこれで終わりです。
10月も大勢のボランティアさんが参加してくださる予定です(定員を超えました!)。
どうぞ皆さんよろしくお願いします。
9月19日(土) ボランティア報告 その8 ボランティアの先輩
先日もちょっぴり登場しましたが、今日は名取市役所職員のOさんの話題です。
もう何度も参加してくれているOさん。もちろん腕章組。
昨年は大学生でしたが、この春名取市役所に就職。
ボランティアに参加するようになったのは、就職希望の名取市のホームページで
「海岸林再生プロジェクト」のボランティア募集記事を見たのがきっかけでした。
「明日が二次面接」という日にもボランティアに来てくれていました。
(偶然市長も現場に来てくださっていて、周囲の大人たちに促されたOさん、
面接前日に面接官に“ご挨拶”&“アピール”がしっかりできました!)
就職してからも植樹祭やボランティアにも個人で参加してくれている感心な若者です。
今回は市役所からも職員の方々が大勢参加してくださいました。
ある女性職員は、Oさんの姿を見て「さすがベテランは格好から違う」「O先輩、いろいろ教えてください!!」とOさんに声をかけていました。
Oさんは、他にはいない大学生ボランティアだったこともあり、社会人ボランティアの皆さんにずいぶんかわいがられていました。昨年末のボランティア忘年会は市役所に就職が決まったお祝いも兼ねて開催されたほど。いつも地元のニコン社員さんが最寄駅からの送迎をしてくれています(ニコンさん結成の“チームN”にはOさんも加わっています。Nikonの社員とNatori市役所のOさんがメンバーなのです)。
この春、就職したての頃は、配属先でお年寄りとの関わりが多く、
「名取弁がわからない」のが一番大変と言っていたのが、
もうすっかり慣れてしまった様子。誰とでもすぐになじんでしまうOさんのこと、
きっと市役所でもかわいがられているのだろうなぁと想像していましたが、
今回その様子がうかがえ嬉しく思いました。
新人ながら頼もしいボランディアの大先輩。
これからも市役所の皆さんを引き連れて(?)ずっとボランティアに
通ってきてもらいたいと思っています。
Oさん、これからもよろしく!