企業・団体情報交換会
昨日(25日)はオイスカ本部事務所にプロジェクトをご支援くださっている
企業・団体の担当者の皆さんにお集まりいただき、来年度のボランティア
受け入れ計画をお知らせしたり、お互いの取り組みについてシェアし合ったりする
情報交換会を開催しました。
雨の中、15社・団体から20名の方にご参加いただきました。
現場でのボランティアの時に何度か顔を合わせているメンバー同士で挨拶をする姿が見られるなど、和やかな雰囲気。
それぞれの企業・団体さんの取り組みは、本当にユニークなものばかり。
寄附金の集め方も本業を活かしたものが多く、新たな支援を検討してくださっている企業さんにとって参考になるものとなったようです。
日頃から本当にさまざまなかたちでご協力くださっている皆さんにさらなるお願いをいくつかしてみました。
写真パネル展を開催してもらいたい、活動報告会を催してもらいたい等々。
震災から5年が過ぎようとしている今、“風化”を強く感じます。そのような中、いろいろな形でより多くの方に海岸林の再生という復興に取り組む人たちがいることに目を向けてもらいたいと思っているのです。早速手をあげてくださる企業さんもいらして心強く感じました。
皆さんお忙しい中本当にどうもありがとうございました。
これからも引き続きよろしくお願いします。
今年最後のボランティアレポート その2 偽装データ!?
今回15ヵ所のモニタリングを4班に分かれて実施しました。
モニタリングは3人一組で行います。
野帳と呼ばれる記録ノートを付ける係
ノギスで幹の太さを測る係メジャーで樹高を測る係です。
野帳には前回の測定数値が記載されています。
野帳係はその数値を比較して、
「お、前回よりだいぶ太った!」「大きくなったなぁ~」と思うのですが、時々「あれ?前回より1㎝小さくなった」というようなこともあります。
指導員S氏は“前回の測定者がデータ改ざんをしたんだ”と笑い話にしつつ、測定の難しさ、データ取得の重要性をボランティアの皆さんに話してくださいました。
1ヵ月も経てば場所によってはかなりの砂が根元に堆積してしまっています。例えば幹の太さを測ろうとしたとき、前回測定した根元は砂をかぶってしまっていて、今回測定した根元は前回より1㎝上だとしたら幹の違う位置を測定しているから積み重ねたデータは正確なものではないということになってしまいます。
意図的な偽装をするつもりはなくても、結果的に“データ改ざん”と言われることのないよう、気を付けなければならないのです。
簡単なようでいて簡単ではない作業なのだと実感しました。
今年最後のボランティアレポート その1 杭打ち750本!!!
21日、今年最後のボランティアが無事終了。
午前中はモニタリング班と広葉樹班に分かれての作業。
モニタリング班は、いつもの生育状況調査(樹高や幹の太さを計測)だけではなく、これまでビニールのテープに番号を付けていたものを、丈夫に、そして見やすく改善する作業をしていただきました。
番号の付いた杭は60㎝。地中に打ち込むのは20㎝。とはいえ、場所によっては
なかなか土の中に入らず、結構苦労しました。杭が腐らないよう防腐剤を塗っていきます。
金鎚が各グループに渡されましたが、それだけでは足りず、その辺に転がっている太目の
棒を“ぶったたき棒”と名付け、杭を思いっきり“ぶったたき”ながら打ち込む班も。
その数トータル750本。看板も入れると765本になります。
結構な重労働は午後1時近くまで続きました。
大変な作業ではありましたが、これからのモニタリングが楽になります。
皆さん“ぶったたき”作業(笑)、ありがとうございました。
ボランティア受け入れ反省会 ~今年最後のボランティアの日にて~
11月21日(土)指導者含め総勢 56人が集まった今年最終のボランティアの日。
ニコングループからいつものように多数の個人申込の方、
毎月参加の仙台トヨペット、今年3回目と言う人もいる埼玉県草加市の
社会福祉協議会災害ボランティア登録者「チーム草加」、そして個人申込の方々。
仕事内容は
①モニタリング調査とPC入力
②今後のモニタリング調査のための環境整備
③広葉樹植栽木への支柱整備
④育苗場の最後の除草
⑤倉庫大清掃、道具点検・本数管理
⑥寄付金募集のチラシ準備
⑦来年の植樹祭の備品準備
その報告は次のブログに任せます。
市民ボランティアを本格的に受け入れて2年。
年間1,700人。これ以上大事な仕事はないので、私たちも毎回楽しみです。
今年は「指導者を増強する」と言う点で改善しました。
初心者の域を超えるミッションをボランティアにも求めています。
「葛って分かります?」と聞いて、大半が知らない。
(HPへの我々の誘導が弱いということが毎回わかる。その情報にも辿り着いて頂きにくい)
しかし、多数の不慣れな一人一人に、丁寧に説明しなくてはいけない。それが私たちの「一期一会」。
作業の意味を分からず作業してほしくない。一日かけてわかってもらいます。
それでも、少数のプロに匹敵する戦力といえる作業ボリュームを求めねばならない。
「ちょいボラ」は僕らの現場には不釣り合い。
だから、僕たちは相反する二つの目標を追求している感じです。
震災から5年。
甚大な被害、広大な面積。
宮城県の震災復興テーマは「創造的復興」。
すなわち、創意工夫を繰り返し、いい意味で常識を越えなければ、
このボリュームの復旧は成し得ない。
私達のこの時期は、事業計画・予算の時期。
したがって、何から何まで反省、棚卸し。
作業が終わってから、ボランティア・リピーターに残ってもらい、
改善点を聞きました。
・地元市民・県民に向けてもっとアピールしてほしい。
市の秋祭り出展、地元FMへの出演、子供向け企画を教育委員会に働きかけを。
地元の私も手伝います。
・地元はまだ、汗をかく段階ではないのかもしれない。
「とにかく見に来てください」という状況なのかも。
・初めて来た人へのリピーター化への工夫はさらに必要。
・今日来ている人がどんな人なのかもっと知りたい。
・来る人が予備知識を知らなすぎる。受け入れ側もさらに工夫が可能。
・今日は6班に完全に分かれたが、作業内容を熟知している班長毎での作業は良い。
・リピーターと、初心者をさらに分業化。
・指導側は、工事で言えば「現場監督」。正しい仕事が出来ていない人が多いが、
確認が間に合わない。
・終日、目一杯やるだけでなく、少しでも早上がりするような気持ちのゆとりが
指導者側にあってもいいのかもしれない。
遠くから来てくださる皆さんに「無駄なことをさせてしまったなあ」
「無駄な時間だったなあ」と反省することはたくさんあります。
Something New。今年と来年の私達は違う。
一歩でも良くなるように改善します。
広報室の林です。
先月のボランティアレポートが途中になっていたのですが、
あれこれ報告することが多すぎで、続きはまた・・・・・・と思っていたら
もう今年最後のボランティアの日ん活動まで終わってしまいました。
報告したいことはいろいろありましたが
(事務所前に砂を入れてもらい、雨の後でもぬかるみが減って快適になったこと、
海なし県の長野からオイスカ会員さんたちが参加してくれたこと、
ススキやアザミなどが秋空の下、とっても美しかったこと、赤トンボが次から次へと
みんな同じ方向を向いてどんどんどんどん飛んでいく様子が興味深かったこと
名取市役所のSさんが、震災前を知らない皆さんにその様子をお伝えしたいと
写真を持ってきてくださりプチレクチャーをしてくれたこと・・・・・・などなど)
今さらなので一つだけ。
10月17日。
ボランティアの日の午後の私の担当はマーキング。
翌週行われる植栽に向けて色付けした割り箸を1.3m間隔で盛り土に挿していく作業です。
車3台で分乗して本隊とは離れての作業。森林組合のお兄ちゃんたちが指導についてくれました。
そのうち、ダンプが近づいてきておじさんたちが何やらこちらに向かって言ってきました。
申し訳ないのですが、基本、運転手のおじさんたちは強面で(私の勝手な先入観??)
いつも吉田からは「ここは工事現場なんだからダンプ優先。迷惑をかけることがないように!」と
厳しく言われているので、「車の停め方が悪くてダンプのじゃましちゃったかなぁ。怒られる・・・・・・」などと
心配しながらダンプのおじさんの方を見ると、なんと前日いろいろとお話をしたおじさんたちでした!
「ご苦労さんね~。今日は植え方(植栽)か?」と聞くので
「来週の植え方の準備です」と答えると
「たいへんだったなぁ、お疲れさんね~」と優しく声をかけてくれました。
大勢で作業をしていたのに、昨日の私のことを覚えていて声をかけてくれたことがうれしかった。今まではただすれ違うだけのダンプだったけど、前日のコミュニケーションを経て、海岸林の再生のためにこの日から“魂を入れて”作業に臨んでくれたおじさんたちに、今まで以上に「おつかれさまでした。ありがとうございました」の気持ちが湧いてきました。
やっぱり会話・対話って大事。前日、おじさんたちとのコミュニケーションを「今日一番の大事な仕事」と思ったけどやっぱり大事な仕事でした。
そんな出会いがあった10月のボランティアの日。
レポートはこれでおしまい(本当は大阪マラソンの報告もたくさんしたいのですが)。
近く今年最後のボランティアの日の活動をレポートします!
10月29日夜~30日、日本マレーシア協会による、マレーシア・サラワク大学の
学生14名、引率者4名の視察をお受けしました。
国立研究開発法人科学技術振興機構の、日本・アジア青少年サイエンス交流事業
「さくらサイエンスプラン」の一環です。
学生さんたちは、被災地視察を中心とする10日間の行程の終盤にもかかわらず、
食欲の旺盛なこと。誰一人体調が悪そうな人がいない。これはお見事。
そして何より、協会役員さんたちの明るいこと。
こういう方が引率だから学生も元気なんだろう。
夜、講義の時間。
質問の嵐。30分ぐらいのつもりが1時間半。
植物生物学、生態学、林学、機械生産工学、土木工学の学生。
なにせ熱心。怒涛のように質問の手が挙がる。
「先生たち、もう寝る時間だよ」と言っても無視(笑)
翌日は好天に恵まれ、育苗場ではまず、説明を聞いてもらいながら除草作業。
引率の方たちは、学生と同じように手を動かし、体をお動かし、お任せ感がない。
学生たちにいつものクイズを出すと、競うように手を挙げてくる。
「菌根菌」や、防風垣・盛土の効果など、説明し甲斐がありました。
お昼休みは再生の会の大友淑子さん、地元ボランティアの大槻壽夫さんを
交えたスライド上映をし、震災以降の経過を二人からも存分にコメント。
育苗場でも、植栽後でも、「うちの松は幸せ。たくさんの人に声をかけてもらい
可愛がってもらえる名取の松は、必ず立派に育つ」というと、
引率の先生が、ひと際詳しく注釈を入れてくれた。
こういう理屈で説明できない世界、万国共通なんだなあ。
その後現場に行ったものの、帰京の時間も迫り、作業は出来ませんでしたが、
「すごく楽しかった」と淑子さん。
学生たちのこの元気が「世界」なんだ。彼らからパワーをいただきました。
首都大学東京の学生目線ブログリレー
初めまして。首都大学東京4年のOです。11月6日に2度目の訪問をさせていただきました!
昨年夏、研究室でテーマを決めてミニ論文を書く!という授業が仙台であり、訪問させて頂いたことが始まりです。わたしの所属する環境地理学研究室では「土壌に何が多く含まれているのか」ということや「どれくらい堅いのか」などということを調べています。
佐々木統括に現地を案内していただきました。その時は第一育苗場、第二育苗場、植林地で表層土壌のサンプルを採取させて頂き、固相、液相、気相といった土壌の物理性やカルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムの量がそれぞれの地点でどのように異なっているのかを調べ、『人が管理すればどのような条件下でも植物は再生する』ということを教えていただきました。
一見、グランドの土のようにみえた造成地でもマツは力強く育っているのを見せてもらいました。
今回は気候、地形を研究している友達も一緒に訪問しました。
今回、現場を訪問させて頂いて感じたのは「境」でした。生物保護区域と造成地の境、造成地の中でも区画ごとの「境」、区画の中でも土の中には見えない「境」。その地点ごとの境は「なぜ違うのか」、「なんで違うのか」を考えていました。太陽の日の当たり方も風の当たり方も人が感じないことを植物は感じながら育っていく。人にはわからない植物を相手に大規模に植栽していくこの地域が数年後どう変化していくのかとても楽しみです!!本当にありがとうございました!
バトンタッチされました、地理学を学んでいます、Tです
私の印象に残っているのは、その規模でした。過去に何が存在していたのかは関係ない。幅200メートル、全長5kmを超えるこの計画。人間の、自然に対する挑戦の一つなのだと、実感しました。また来ます。
さらにバトンタッチされたFです。空について学んでいます。
風の観点からも、海岸林の役割は大きいのではないかと感じました。木は風から人々の生活を守る。しかし、木が若いうちは人が守らないと大きく育たない。今、人々の力を結集して木を育てる意義はそこにあるのではないかと感じました。
アンカーに任せられました、地質について学んでいるOです。
今回の訪問で印象に残ったことは、「オイスカって何スカ?」という言葉です!…というのは冗談で本当に印象に残ったのは、『支援をされて活動を行うのではなく、行政とも対等な関係で活動を進めていた』ところです。支援を受けるだけの立場ではいつまでたっても自立できないので、地域を巻き込み自立して活動しているということに感動しました。ありがとうございました。
佐賀入りしました ~「海岸林の将来ビジョン形成調査」in虹ノ松原
11月17日、オイスカ西日本研修センター(早良区)の農場で頑張っている
同期の立石君が福岡市の西新で、有機野菜の配達のついでに、
店で僕を拾ってくれて、センターで昼食をいただいてから佐賀に向かいました。
センターには19日夜戻ります。
大相撲九州場所で髙田川部屋(金星16回の元大関の安芸乃島。オイスカ会員)の
宿舎になっており、名取の現場も落ち着くこの時期、
1年前からちゃんこを狙いすましていました。
この調査には虹ノ松原保全対策協議会、NPO法人唐津環境防災推進機構(KANNE)、
林野庁九州森林管理局、佐賀森林管理署、佐賀県、唐津市、
そして経済同友会にご協力をいただいております。
虹ノ松原には、先駆性、計画性、実践システムに注目しています。
自分でも呆れるほどの質問票を各方面に事前にお送りした上で、
私が1日早く入り、佐賀森林管理署では森署長ほか皆様から2時間もじっくりお話を伺い、
佐賀県くらし環境本部有明海再生・自然環境課にもお時間をいただきました。
そして、国・県・市・民間がそれぞれの役割を自覚し、緻密な計画性を持ち、
責任を果し続ける実践力を初日から感じました。
2年前の「えりも岬海岸林」調査で感じたような、においを感じます。
自助自立精神、郷土愛、大勢の体温を感じて帰ることでしょう。
2007年の「虹ノ松原保全・再生対策調査報告書」(基本計画)と、「虹ノ松原再生・保全実行計画」に関し、
聞き取り調査を先行し、本隊を迎えます。
今回の「海岸林の将来ビジョン形成調査」メンバーは、
東大名誉教授の太田猛彦先生、清藤城宏オイスカ緑化技術参事(元山梨森林総研)
プロジェクト立ち上げからずっと行動を共にしている佐々木勝義さん(松島森林総合)
菅文彦さん(コーズ・アクション代表、オイスカ広報啓発アドバイザー)
廣瀬兼明西日本研修センター所長と総勢6名。
本降りの雨。
ですが、徹底して松原を踏査します。
頑張りました。パンフ手渡し1,640部②
井上さんのイベントレポートの続きです。
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3.バラ苑開放期間の自宅前実生苗バザー(2015年10月9日~11月1日)
秋のバラ苑開放にあわせ、自宅前を大勢の人がとおるので、写真パネル(通算35回目)を出し、
無人の実生苗バザー(自宅前は3回目、通算7回目)を開きました。
在宅の日は路上で苗床からポットに移す作業をして、
バラ苑鑑賞の方々が通りかかると声をかけパンフを手渡しして、
時間のある人には写真を示しながらプロジェクトの話をしました。
寄付金パンフ手渡し920部、買っていただいた実生苗289ポット、
代金14,580円 寄付金17,960円 合計32,540円。寄付金の方が多い結果でした。
「去年買った苗、大きくなったわよ」の声も聞かれ、
今回もまた近所の方や市民アカデミーのお仲間から販売用の花や植木の無償提供が増えました。
熱心に説明を聞いてくださった方が、
「世のためになる良い活動だ。パンフを常時置いてもらうよう話すよ」と言ってくださり、
川崎市生田緑地ビジターセンターとコメダ喫茶店向ヶ丘遊園店の2箇所のパンフ設置が実現しました。
「大木の枝下ろしのことなら貴方に相談しなさいと近所に人に言われてきたんだ」という人が立ち寄りました。
昨年バザーで話し込んだ婦人に頼まれて柿の木を伐採したことを聞き及んだようです。
そのときの謝礼はその方の名前でプロジェクトに寄付しています。今度もそうなるかどうか。わくわくしています。
4.高校の同期会 (2015年10月14日)
卒業後50年の同期会、90名参加。

同期会本番の会場に写真パネルを展示(通算36回目)しました。
受付で寄付金パンフを渡してもらい、
代表幹事の開会挨拶の前にプロジェクト支援の
訴えをすることができました。
サプライズ企画のフォークダンスのあと
女性幹事に促されて、紙の手提げを持って
歩いた結果71,460円集まりました。
8割の人が協力してくれたのでした。
同期生に感謝です。
5.かわさき市民アカデミーフェスタ (2015年11月7日8日)
オイスカ顧問の太田猛彦東大名誉教授は、かわさき市民アカデミー(受講生6千人)の学長でもあります。
フェスタは学園祭のようなもの。海岸林再生プロジェクトの写真パネル展は4回目(通算37回目)です。
今回は実行委員会にお願いして寄付金パンフを入場受付で渡してもらうことができました。
基調講演に元宇宙飛行士の向井千秋さん(現東京理科大副学長)を招いたので大盛況。
140人定員の講堂では聴講希望者が入りきれず、2回講演をお願いしました。
講演終了時に出口で「太田学長が顧問をしているプロジェクトです」と言いながらパンフを手渡しました。


パンフを渡しつつ「説明を聞いていただけますか?」と声をかけて、かなりじっくり説明をしました。
市民アカデミーの理事長さんもいらっしゃって、
一番長い時間聞いてくださったと思います。
募金箱には3,700円入っていました。
パンフの手渡しは380部。
感心してくれた点を列記すると…
① 最初の話し合いが避難所の体育館で5月27日だった取り組みのスピード
② 最初の播種から今年8月撮影の雑草に負けない高さになった写真の時系列での説明
③ 植栽現場の写真にいつも遠景に写る砂丘上の松林と、毎日新聞社が撮影した巨大津波が襲っている松林が同じものであること。
根返りと生存の理由・3m盛土の根拠を話し、
クロマツの深根性を解説した点 「松って根が浅いんじゃないのですか」と驚いた声。
まだまだ、振りまかれた嘘「マツの根は浅い」の呪縛と戦わねばならないと思いました。
今、私個人は、来年の準備(実生苗用の種集めと播種、霜柱対策、挿し木床づくり等)で忙しくしています。
8月29日名取市の方からベニバナ、アケビ、ハスの種子をいただいたので播種・発芽が楽しみです。
里山ボランティアは年明けからの炭焼きのため、伐採に入ります。
来年もまた、春のお彼岸バザー、バラ苑開園時自宅前バザーがあります。頑張ります。
名取市の皆さん、また来年お会いできることを楽しみにしています。それではまた。
頑張りました。パンフ手渡し1,640部①
かわさき市民アカデミー・川崎市早野聖地公園里山ボランティアの井上文雄さんから
この秋に行ったイベントレポートが届いたので、掲載します。
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秋は5つイベントが続き、9月23日から11月8日までで、
寄付金パンフ1,640部を手渡しすることができました。
参加した8月29日ボランティアデーの模様を最新情報として追加した写真パネル展は通算37回目を数えました。
お預かりした寄付金は、合計112,700円となり、いままでにない額で自分ながら驚いています。
派生効果でパンフ置きを承諾してくださったお店などが3ケ所増えました。
1.里山ボランティア 秋のお彼岸バザー(2015年9月23日)
例年お彼岸の墓参の方々にむけて、冬に焼いた木炭・竹炭を提供するバザーを開いており、
私は海岸林再生プロジェクトの写真パネル(通算34回目)、寄付金を募るため庭の花木の実生苗を出品しました。
寄付金パンフ手渡し130部、出た実生苗74ポット、寄付金5000円でした。
海岸林再生プロジェクトへ寄付をしていることがバザーのステータスを上げているようだとの部内の声も聞かれます。
2.福島県浪江町視察・名取市海岸林再生現場見学(2015年10月4日5日)
かわさき市民アカデミーの受講生仲間28人、太田猛彦先生と一緒に見学が実現しました。
浪江町の請戸港からは福島第一原発のクレーンが見え、昼間だけ入域できます。
港のそばに住んでいた方にご尽力いただいて入域許可証を取得、ガイドもお願いしました。
さすが住宅によりかかる船や、田の中の自動車・船は撤去が済んでいましたが、
土台だけの町、床が落ちた小学校の体育館など慄然とするものでした。
翌日名取市に入り、苗畑・植栽現場を見学させていただきました。
「このスケールの大きさは想像以上だ」「緻密に計画され実行されていて、すごいと思った」
「いつも見ている写真の見方が変わった」などの感想が聞かれました。
事前学習用にパンフを50部用意し、宿舎にも10部置いてもらい、
昼食をとった閖上さいかい市場のすし店「浜や」さんは常時設置OKしてくださり12部置いてきました。