仙台駅が大きく変わりました
ずーっと工事をしていた仙台駅。
駅ビル「エスパル」が本館に加え、「東館」がオープンしました。
ニュースでは、ボールパークに改装した楽天スタジアムのことも。
私にとって駅ビルと言うと、自分にご褒美の時だけ3階の立ち食い寿司でチャチャっと。
ちょっと時間があるときは、地下1階の仙台土産館。そのぐらいでした。

写真は、ヨドバシカメラがある東口と、いわゆる「栄えている方」西口との連絡通路。
今まではただ通るだけのような東西連絡通路が大胆に一新。
お昼をとうに回っているのに新しい食事処はすごい行列。
お土産屋も一新。4階ワンフロアのみ東急ハンズがありました。
新幹線乗り場には連絡通路側からも最短距離で行けるようになりました。
今日は土曜日。人でいっぱい。
微熱があったし、一人では全然おもしろくないし、
第二育苗場でいただいた背中のチンゲン菜8袋が重いので、
今日はチラ見で撤収。
ボランティアで来る人も楽しみが増えるでしょうね。
ちょっとはご案内できるようにしておきます。
新刊書籍のご案内 「仙台藩の海岸林と村の暮らし」菊池慶子 東北学院大学教授 蕃山房 定価800円
菊池慶子 東北学院大学教授と初めてお目にかかったのは、3年前。
企業団体担当者限定のボランティアで、再生の会と共に「苗の床替え」をした時。
私たちも海岸林の歴史には、非常に興味を持っており、かつ重要と思っています。
ですから、先生とはすぐに意気投合し、学生を連れてボランティアに何度も。
先生は宮城の海岸林の歴史の研究をライフワークとされています。
http://researchmap.jp/read0038844/
http://www.tohoku-gakuin.ac.jp/faculty/letters/history/staff/kikuchi.html
去年好評だった、ボランティアの日の昼休み「プチ海岸林史」講座はまた今年も。
たまたまその日は運よく、三浦副市長を筆頭に市役所職員が多数。
先ほど、新刊の小冊子「仙台藩の海岸林と村の暮らし」(蕃山房 定価800円)を
お贈りいただきました。先生はいつも届けてくださります。もう4冊目。
詳細・購入手続きはコチラ(蕃山房HP)
http://banzanbou.com/annai/
いつも書籍に、このプロジェクトの事にも触れてくださっています。
すぐ拝読。これは皆さんにお知らせしようと思いました。
先生とは、「いつか名取の海岸林史を調べて残したい。年配の人の話を聞き取って残したい」と
話してきました。いよいよ明日から2日間、「名取市海岸林史聞き取り調査」に着手します。
中心メンバーには、菊池先生と元日経新聞論説委員の小林省太さん。
ゴールとか、成果物とか、期間など、今の時点ではあまり明確に設けていません。
少しづつ、まず始めてみようと。
昨日、菊池先生は電話で「研究者としてのプロボノのようなもの」と言っていました。
歴史研究家として、プロとして、ボランティアで協力したいという意味と思いました。
調査成果は、ブログでも即アウトプットします。
海岸林チーム 東京でのひとコマ②
こんにちは。浅野です。
海岸林チームの本部事務所でのひとコマをお伝えします。
今日は林広報室長。
新しいパンフレットができてから、ボランティアの方に
挟み込み作業をしていただいています。
その挟み込みが終わったパンフレットをきれいに整えるのは林室長。
これが主の仕事ではないはずなのに、やりすぎてプロになってしまいました。
整えている間に挟み込みがないものや2枚挟み込んでしまっているものを
瞬時に見つけられます。
この写真を撮った直後も「あ、これ入ってない」「あ、これもだ」
見ると、本当に入っていない。
完全にプロ。
「毎日、これだけの量やってたら誰だってできるようになるんだよー」
と満面の笑みで話す林室長
…私もできるように頑張ります。
海岸林チーム 東京でのひとコマ①
こんにちは。浅野です。
今日はオイスカ本部でのひとコマをお伝えします。
まずはプロジェクト担当の吉田副部長。
副部長は鳥が好きです。
名取に行くとよく鳥を探しています。
実は東京にもたくさんの野鳥がいるらしく、
本部でもときどき餌付けをします。
昨日の午後、副部長の机の上に見るからに傷んだデコポンを発見
「これ、もう食べられないですよね?」
「お?これ、鳥にあげるんだよ!」
「…鳥??」
「ちょっと来てみ」
「…?」
おもむろにカバンからペーパーナイフのようなものを取り出し、外に出ていく副部長…
ついて行ってみると、上半分の皮をむき器用にデコポンを木の枝に刺していました。
そして、すごく満足げな笑みを浮かべ「ここメジロがよく来るんだよー」と。
春の日差しの中、今日も平和な本部です。
今春の播種約10万粒の準備、本格的に開始
3月14日から今春の播種準備を開始しました。
再生の会は連日10名ほど集まり、「コンテナへの培養土詰め」に明け暮れています。
3週間ぐらいかかるかもしれません。3月17日は11名。
第二育苗場からは毎日交互で。杉ケ袋からは新しい女性も。
寒いので、作業はビニールハウス内で。
手も動くのですが、同時に口もずっと動いてます。
よくぞここまで同時に口が動くものだと感心するやら、呆れるやら。
ハウス内は乾燥し埃っぽいのに加え、花粉症で菅野さんはかわいそう。
昨日はとんでもない蔵王おろしだったそうです。
手にするのは、「ちり取りと棒と空き缶」(笑)
どう使うのでしょう。
先週、「例年より1週間早くヒバリが鳴いた」というニュースを聞きました。
種蒔きは4月末ごろでしょう。
3月18日(金)午前2時10分 FM出演(ほぼ全国)
番組名「ON THE PLANET」
出演日 3月17日(木) 26時10分頃~ (7分間)
放送局(JFN系列35局)
【東北】FM青森・FM岩手・Date FM(宮城)・AFM(秋田)・Rhythm Station(山形)・ふくしまFM
【首都圏】FMぐんま・RADIO BERRY(栃木)
【中部】FM-NIGATA・FM長野・K-mix(静岡)・FMとやま・HELLO FIVE(石川)・FM福井
@FM(愛知)・FM GIFU(岐阜)・レディオキューブFM三重
【近畿】e-radio(滋賀)・FM OSAKA・Kiss FM KOBE(兵庫)・V-air(鳥取・島根)・FM岡山・HFM(広島)
【四国】FM徳島・FM香川・JOEU-FM(愛媛)・Hi-Six(高知)
【九州】FMS(佐賀)・FM Nagasaki・FMK(熊本)・Air-Radio FM88(大分)・JOYFM(宮崎)・μFM・FM沖縄
*FM北海道、FM東京、FM山口、FM福岡以外すべて。
*各地域の周波数はコチラ
http://www.jfn.jp/Stations/all
「さて、ここからは夢を追っている人に話を聞いていきましょう。
今日は東日本大震災で奪われてしまった海岸線の海岸林だったクロマツを植樹して取り戻そう
という「東日本大震災復興 海岸林再生プロジェクト」。オイスカの吉田俊通さんに電話が
つながっています。吉田さん、こんばんは!!……」
収録時間 3月17日(木) 23時30分頃~ 名取のホテルで電話収録対応します。
こんにちは。啓発普及部の家老です。
前回に引き続き、視察研修パート3です。
これでシリーズは終了です。
メイプル館で衝撃的なDVDの映像を見た後、研修生は有限会社 耕谷アグリサービスを訪問しました。有限会社 耕谷アグリサービスは、名取市で稲・麦・大豆等の栽培をされており、機械を使用した管理も特徴です。被災後には、津波で塩害を受けた田んぼでも育てやすい綿花を育てました。綿は温かく、色が純白なため、犠牲になった人の鎮魂の意味も込めて綿を育てているそうです。
研修生は、環境保全型有機農業の指導者育成の研修を受けているため、たくさんの質問がでました。
①堆肥を使っていますか?
②田んぼのレべリングはどうやっていますか?
③精米は1回にどのくらいできますか?
④機械の価格、使い方を教えてください
⑤震災のときのどのような被害はありましたか?
⑥ハウスの資材は、どの程度の気温まで大丈夫かですか?
復興しながら、最新の機械を用いた環境保全型農業に取り組んでいる耕谷アグリサービスに、研修生は興味津津でした。研修生の質問に丁寧でお答えいただき、またお忙しい中、対応していただいた有限会社耕谷アグリサービスさん、本当にありがとうございました。
研修生は、先週末それぞれの国へ帰国しました。
同じ釜の飯を食べた研修生は本当に仲良し。涙涙の別れでした。
日本では、復興する日本人の姿を含め、多くのことを学んだことと思います。
宮城県の訪問は、1泊2日と短かったですが、研修生の心には確かに何か残ってくれたと思います。
これから学んだことを活かしながら、それぞれの国で活躍してくれることを願うばかりです。
オイスカ海外研修生視察①
3.11震災から5年
オイスカ海外研修生視察②
こんにちは。啓発普及部の家老です。
前回に引き続き、視察研修パート2です。
名取到着2日目、研修生はまず、仙台市若林区荒浜にある荒浜慈聖観音へ行き、手を合わせました。
その後、名取市閖上の日和山、ゆりあげ港朝市のメイプル館へ行きました。
そのメイプル館で見たDVDの映像が研修生にとって衝撃だったようです。
被災地や海岸林の現場を訪れても、そこに震災、津波の影響を直接感じることはできません。もちろん家がなくなり、建物もなく、ダンプカーが走っていることで、ここは確かに津波がきた場であることは分かります。しかし、以前の状態をしらないため、研修生は被災地を訪れたことだけで、津波や震災を想像するのは難しかったようです。
映像では、地震直後の揺れ、人の悲鳴、津波が徐々に迫ってくる様子、車が津波に飲み込まれる瞬間、それを撮影している人の声が流れていました。
研修生は真剣に画面を見つめていました。
映像終了後、フィジーとパプアニューギニアの研修生は2000円するDVDを購入していました。アジアの各国と違い、メラネシアに属している両国。国土を海に囲まれているため、津波に対する意識も高いのかな?と感じました。
映像を見ることができるメイプル館の詳しい情報はこちらです。→http://yuriageasaichi.com/maple
プロジェクト10ヵ年計画「上半期」が終了した日
チーム海岸林に、昨年、日本経済新聞(論説委員兼解説委員)を退職した
小林省太さんが加わり、デビュー戦ともなった震災5年目、
3.11の一連の行事が無事終わりました。
・3月11日:経済同友会小林喜光代表幹事、復興庁岡本事務次官ほかご一行72名の視察
・3月12日:海岸林再生プロジェクト第3回定期報告会in名取 聴講者106名
・3月13日:海岸林再生の現場を歩こうツアー 参加者54名
これらに関係した方のみならず、全国のどこかで、このプロジェクトに思いを馳せ、
チーム海岸林の「一員」としてご協力いただいている皆様に、心から御礼を申し上げます。
しばらくぶりに、植栽現場の「寄附者銘板」のたくさんのお名前を、一人でゆっくり見たことが、
私の震災5年でした。その時以外、感傷に浸ることはありません。5年目は単なる一通過点ですから。
名実ともに胸を張れるビックチームになりました。どこかで、誰かが、いつも、休むことなく、
毛細血管の様に細やかに、遠くにいても復興の一端を担うチームとなりました。
一連の行事で、名取市海岸林再生の会、オイスカ、支援者・ボランティア有志が一堂に会し、
笑顔で、途方もなく元気よく、堂々と、ご支援に対する成果報告をいたしました。
特に支援者・ボランティアの皆さんの報告は、聞き惚れてしまいました。
素晴らしいトークセッションでした。
また突然、仙台の女子高校のボランティアグループが寄附を申し出てくださり即席の登壇。
予定にないサプライズ。
遠くから来てくださった方もたくさん。
オイスカ富山の熱烈な支援者「大江鉄工」の大江敏光社長、新潟市北区役所の藤井さん、
埼玉県草加市の社協幹部の舩渡さん、ANAグループ社員の廣瀬君、久保君等々…
佐々木一十郎名取市長は、追悼式を挟み、3日連続、我々の全ての行事に来て下さりました。
名取市の農林水産課、政策企画課、震災復興部まちづくり課の皆さまをはじめ、
宮城県庁農林水産部森林整備課、林野庁東北森林管理局仙台森林管理署、復興庁、宮城復興庁
経済同友会、仙台経済同友会、河北新報社、NHK仙台放送局、東北放送、FMなとり。
3.11に向けて、新しい寄附金チラシ作成にご協力いただいた、名取市閖上出身のイラストレーターのicoさん、
パートの鈴木和代さん、デザイナーの土肥さん…お名前を挙げ切れません。
3.14から今年の播種準備「コンテナへの培養土詰め」が始まります。
名取市海岸林再生の会も燃えています。
私もギアチェンジします。
140往復目の名取出張
当然、4年連続で3.11を名取で迎えます。
今回の主な出張目的は、FMなとり出演、経済同友会代表幹事一行約70名の視察対応、
復興庁事務次官ほか幹部の皆さまも含まれる。そして定期報告会、現場を歩こうツアー。
例年通り、来週から出張目的はがらっと変わります。
出張前日というか当日は、どうしても徹夜になることが多い。
やるだけのことをやってからでないと、出足が鈍って時間が無駄になる。
今回は安易なことを先にやっていたから。仕事の順番をつい間違えた。
仙台市内の細かな用事を済ませ、名取事務所入りしたのは午後。
途中で閖上出身のおじいさんとバッタリ会った。
「まだ仮設住宅にいる。かさ上げした災害公営住宅に入居するのは3年先」と。
トレーニングで美田園から歩く。土は乾燥している。今日は蔵王おろしが吹かない。
この調子だと、また去年の様に4月に入ってどっさり雨が降るのか。
来週から再生の会はコンテナ播種の準備である「土詰め」が本格的に始まる。
今日は静かだ。
明日の視察対応の現場確認へ。
途中、あちこちにテントが張られている。
明日は追悼式の他、大小さまざまな行事。
工事関係者はひたすら年度末の工事。
FMなとりは年に3回は広報してくださる。
週末の行事の最終PRの時間をいただいた。
今晩、チーム海岸林に新たに加わる小林省太さん(元日経新聞論説委員)と
ボランティアの鈴木昭さん(元フォーリンプレスセンター職員)と、
清藤城宏オイスカ緑化技術参事(元山梨森林総合研究所主任研究員)が来仙。
酒豪ばかりだ…



















