向かうや否や、目に入ったのは、緑色の小山。
ピンク色の花はついていない。
さては…
すべて「つる豆草」です。
山のようになっているのは、他の雑草に巻きついているから。
クロマツがこうなったら、光を奪われ、生長点を止められ、変形し、衰弱し、枯死します。
2014年植栽地は30%、2015年は50%、2016年は20%ほどが、つる豆地帯です。
2014年の場所は、これまで2年しっかり抜いてきたので概ね解決しているので、
ターゲットは絞り込めていて気が楽ですが。
それでも、7月・8月に小中学生が合計200人ほど来てくれて、全員「つる豆隊」になってもらい、
2015年の場所も解決が見えてきました。
過去2年の現場はあと1回総点検するつもりです。
8月19日、UAゼンセンの21名のうち、自称タフな人を2人募り、30分だけ「つる豆」隊に
なってもらい、2016年の場所も解決が見えてきました。
来週はボランティアが150人以上。
何人かは写真の2017年の場所も攻めてしまおう。
工事で土の掻き起こしが予定されていますが、種が混ざって、拡散する前に。
雨上がりは、面白いように引き抜けます。
快感に近い。ひと抜きでひと抱えになります。
四国では現在、四国遍路の世界遺産登録を目指した取り組みが活発に行われていますが、
今年は4年に1度、閏年に巡る「逆打ち」の年。さらに60年に1度の「丙申」にあたり大変ご利益があると
言われているので、今春以後あまりツイていなかった私は意を決して巡礼してみました。
道中、同じく巡礼している方々から印象深い話しを聞きましたが海岸線の長い高知県では
立派な松林を見る機会もあり、先人達が自然とどのように向き合ってきたのか知ることができました。




雄大な太平洋に面して数㎞に亘る見事な海岸林が維持管理されていますが、
7月末にオイスカ高知県推進協議会で活動報告を行っていただいた本部の林広報室長と、
以前から気になっていた高知市の種崎千松公園を視察しました。同公園は、海側から
海水浴場→キャンプ場→駐車場があり、その奥側(看板には表記されていません)は墓地として
利用されていて、この地域の方々と海岸林との関りの深さや「ふるさと」について考える機会となりました。
(なお、徳島県はコチラ☞ http://www.oisca.org/kaiganrin/blog/?p=13588 )



ダイレクトメールをお送りしたあと
008月8日発送で、海岸林寄附者、オイスカ会員、ボランティアの方など7,500件に
年次報告、近況報告とともにご寄附のお願いをお送りしました。
8月は災害が多い時期。
昨年は首都圏・宮城、一昨年は広島などでも豪雨がありました。
ダイレクトメールの反応がピタリと止まります。
しかし、どうしてもこの時期しかない。
この時期は公益財団法人オイスカとして、会計監査、決算理事会などの役員会を経て、
全体の事業報告、決算報告を含む「年次報告書」が完成し、
海岸林上半期事業の最新実績も集約して報告できるからです。
説明責任、報告義務を追求する。気持ちの上では極める。
これは当プロジェクトの不文律です。
私自身からもずっと言い続けています。
海岸林寄附者の名簿管理は、東京本部チームの最も大事な仕事の一つです。
お金に余裕があるなら、非常に件数が多いなら、外注などすればイイのでしょうが、
本部海岸林女子が、常に更新・整理整頓しながら自力で頑張ってきました。
自分たちですることの意義は大きく、少しづつお名前も覚えます。
日々の動向を肌身で感じ、諸々の分析は毎月1回の定期会議で再確認します。
お礼状に手書きで、一言書き加える日々はずっと続いていますが、
今日は、高島屋のカタログギフト「ローズセレクション」のお礼状も
お中元時期で、とくに件数が多く、二人がかりで行いました。
オイスカの会員でもなく、一度もお目にかかったことのない、
全国各地の方からご寄附が寄せられ続けています。
各地で広めてくださっている方のことも想像しながら、
海岸林チームみなで分担して、一言を書いています。
東京本部での私にとっても、心が整っていくルーティンです。
この仕事は、20年前のオイスカベテラン職員の姿から教わりました。
名取駅写真展&ポスター貼り120ヵ所
こんにちは、浅野です。
8月3日(水)、3月にもお借りしたJR名取駅の無料市民ギャラリーで8月31日まで写真展を開催するため、
朝から名取駅に行って来ました。
今回も市内在住で、毎月ボランティアに来て下さっている大槻さんが手伝いに来てくれました。
本当にいろいろなことをお手伝いいただいてありがたいです。
オイスカ東京本部から国際協力ボランティアの伊藤さんも来てくれました。
今回はパネルではなく、印刷した写真を使うという新たな試みです。
とは言いつつも、新しくニコンさんに作っていただいたパネルといつも使っている
説明パネル・目を引くパネルは展示されていますが…。
パネルより簡単かと思いきや、バランスをとるのが難しくて結構時間がかかってしまいました。
2時間近くかかりました…。今度はもっと早くできるようにしたいと思います。
そのあと、吉田担当部長・伊藤さん・私の3人で名取市全域の広報掲示板に
8月28日に予定している市民向けボランティアのポスターを貼りに行きました。
自転車と車、それぞれ持ち場を決めて出発しました。ちなみに、この日は晴天で気温も30℃超え…
1人30ヵ所いけばいいほうかなぁ…と言っていたのに、なんと約120ヵ所の掲示板に貼ることができました!
予想を大きく上回る結果となりました。
これでボランティアに参加してくれる方が増えることを祈っています。
8月28日(日)11時27分~ 24時間テレビで紹介されることになりました(宮城県のみ)
8月14日、24時間テレビの取材のため、宮城テレビの記者さんとディレクターさんの
現場案内をさせていただきました。「お休みのところを…」と恐縮しておられましたが、
このプロジェクトを紹介し、支援者にも報告できるチャンスですし。
記者さんがホームページから探し当ててくださったようです。
2年半前、24時間テレビから4駆の軽自動車を寄贈いただきました。
これも宮城テレビが動いてくださいました。
車には4人乗れる、鍬は150丁、水は500lでも運べる、砂や泥にもまったく刺さらない。
お盆の日曜日。
海には、犬の散歩、ハゼ釣り、日焼け、車の中で昼寝、飛行機の撮影など、
いろいろな休暇を過ごしている人がいます。
中には、海岸林の作業道に入り、盛土の取付口に車で登り上げ、荷台を開け、
足を延ばして、口を開けて、昼寝している知らないオジサンもいました。
(林業マンとやることが同じ)
いつか、こういう人のためにも、しっかりした説明板や、散策の道しるべ、
森の味わい方を標すことができればいいなと思いました。
波打ち際では、ワタリガニを上から探す、ハヤブサ系の猛禽類が幾羽も飛んでいます。
松林には、ギンヤンマがたくさん。エサが多いのでしょう。
またネズミがマツをかじったのか??1本枯れていました。
まだ、復旧の工事だらけで、相変わらず殺伐としてますが、名取市民の森っぽい、
ほのぼの感がありました。ほのぼのぐらいならイイですが、これからはイタズラも
されるでしょう。巡視は欠かせません。気になっていた場所の現場管理や、
森林組合、林業会社の作業進捗、仕事の出来具合も把握しました。
(作業班の仕事が上手だった。去年のような誤伐が無いように見えた。)
この5年、157回目の出張は、初めての日帰り。
お盆明けのボランティアとプロの配置イメージ、ばっちり描けました。
●24時間テレビ放送予定(宮城テレビのみ)
8月28日(日)11:27~1時間「私の生きる道」
高知レポート、これで最後にします。
案内をしてくれた池田氏が「高知に来たら挨拶しなくちゃ」と坂本龍馬像に案内してくれました。
おおきい!!!
この下に白砂青松の景色が広がっています。
龍馬像は遠く海の向こうを見ているのかもしれませんが、この海岸の
松林のことも見守ってくれているような感じがしてしまいました。
仙台市内から伊達政宗像は名取の海岸林を見てくれているだろうか??
プロジェクトのチラシに使われているこの絵では政宗公が私たちの活動を
見守ってくれているのですが、皆さんお気づきでしたか??
名取市出身のイラストレーターico.さんにこの絵を描いていただいた時、
お願いして描きこんでもらったのです。
いろいろな人の力で前進しているプロジェクトですが、人の力ではどうしようもない
こともあります。神頼み・・・ではありませんが、この地で海岸林の造成を始めたと
いわれている伊達政宗公に見守ってもらえるプロジェクトでありたいと思っています。
広報室の林です。
以前、福岡の海岸林を視察した時、マツボックリでゴルフの練習をするおじさんを見かけました。楽しそうでいいなぁ、名取もおじさんたちがゴルフの練習に来るような海岸林になったらいいなぁなどと思っていたのですが、ここではゴルフ禁止。
残念・・・と思いましたが、やっぱりここでもやる人がいたんでしょうね。危ないから禁止することになったのでしょう。みんな考えることは同じなんですね~。
でも小さな女の子と遊びに来ていたおじいさんはゴルフの練習をしていた様子。禁止されてもやっちゃう人もやっぱりいるのですね。
そしてテントを張ってキャンプをしている様子も見られました。
ゴルフの練習でもキャンプでも、いろいろな人が足を運ぶ場所になってくれたらいいなぁと、そんな思いで気持ちのよい公園を散策してきました。
続けての投稿です。
高知では香川県にある四国支部のスタッフ池田氏が海岸林視察に
連れていってくれました。
よく管理された千松公園(まさに千本の松!といった公園でした)。
マツの木についているこんなものまで写真に収めている私を見て「お、マツ子!」という池田氏。
確かに海岸林以外のところに行ってもマツに目が行ってしまう私。まだまだ知識も少なく、クロマツオタクにはなれませんが、関心度の高さだけは「マツ子」と呼ばれてもいいレベルになっているかもしれません。
おもしろかったのはこの公園にはマツに混じって南国風情たっぷりの木々が生えていること。私は知らなかったのですが、高知県には南国市(「なんごく」ではなく「なんこく」と濁らないのだそう)があるくらい、南国の気候なんですね。
高知入りの直前に行っていた静岡では田んぼの稲は青々としていたのに、高知では穂が垂れていてびっくり。しかも刈り取られているところもかなりあり、さらにびっくり。かつては二期作が盛んだったのだと聞きました。
そんな熱帯のような気候ですからこの通り。
マツ子もびっくりの高知の海岸林でした。
明日はこの千松公園についてもう少しお話したいと思います。
初の高知県訪問 レポートその2 たまにはオイスカの話
広報室の林です。
昨日に続き高知訪問についてご報告しますが、
今日は「海岸林再生プロジェクト」ではなく、
オイスカの元々の活動について少し紹介させてください。
その1で、四国研修センターの研修生が登場しましたが、
彼らはアジア太平洋地域から日本に農業を学びに来ている青年たち。
当プロジェクトでオイスカを知ってくださった方には、
「オイスカは海外でも活動しているの?」と驚かれますが、元々オイスカを
知っている方たちは「オイスカは日本でもやっているの??」と驚くのです。
オイスカは1961年の設立以来、アジア太平洋地域で農業技術指導を通した
人材育成に取り組んでいる国際協力を推進するNGOです。
各国にある研修センターでは、毎年多くの青年たちが農業について学び、そこを巣立ってからは学校で農業を教えたり、地域の農業普及員として活動するなどさまざまに活躍しています。彼らのように日本でさらに学び、帰国後に指導員となる者も。
オイスカでは、世界中の人たちが飢えることなく、その地域の気候や土壌といった条件の中で、持続可能な農業が行えるようにすることを目指して活動しているのです。
写真に写っている研修生たちはこの日参加した一部ですが、フィジーやパプアニューギニア、マレーシアやモンゴルなどの青年たち。
彼らは肌の色や宗教、言葉の違いを乗り越え、一つ屋根の下で寝食を共にし、農業を学びながら友情を育んでいきます。
センターの萬代所長が言いました。「センターは小さな世界平和の発信基地だ」と。本当にその通りだと思います。
クロマツだけじゃないオイスカ。
ご存じなかった方、ぜひオイスカは国際協力NGOなんだということ、頭の片隅に留めておいてください!
初の高知県訪問 レポートその1 誕生日効果!?
広報室の林です。
7月28日に高知県に行ってきました。
オイスカの高知推進協議会で活動報告の時間をいただけることになり
個人的には初の高知訪問が実現しました。
この日は、推進協議会の会員さんたちや香川県にある研修センターの研修生らが集まってくださいました。
プロジェクトの経緯、進捗、今後の計画など話した後、募金の呼び掛けをさせてもらいました。
研修センターのスタッフで、今年の大阪マラソンにチャレンジすることになっているフィリピン人のリッチーさんも会場に来ていたので、今回はリッチーさんのチャレンジを応援する形で寄附を呼びかけさせてもらいました(リッチーさんのページはこちら)。
実はこの日●●歳の誕生日を迎えた私、「東京で開催されるであろう盛大な誕生日パーティーを泣く泣く蹴ってこちらに来たので、ああ、来てよかったと思えるだけの成果を持ち帰らせてください! 目標は誕生日を記念して43万円です!」と年齢をばらしつつ、会場にいる人たちが1万円ずつ入れてくれたら達成できますから~と大きなことを言って報告を終えました。
「海岸林再生プロジェクト」の植栽地には、個人で1万円、法人で10万円以上の
ご寄附をくださった方のお名前をプレートにして県別に防風柵に貼ってあるのですが
高知は今のところ2名分のみ。ということで、1人1万円の寄附をしてプレートを増やしましょう
ということで呼びかけさせてもらったのです。すると1万円札が数枚、合計で約7万円の寄附が
集まりました!! 43万円には遠く及びませんが、研修生を除いて約30名ほどの方の協力で
7万円になるとは驚きでした。センターの萬代所長が責任を持ってジャパンギビングを通じて
リッチーさんのチャレンジに寄附してくれました。
懇親会後、研修センターのスタッフや研修生たちが「ハッピ~バ~スデ~トゥ~ユ~♪」と歌で祝ってくれました。日本人スタッフに、「で、何歳になったんですか?」と聞かれ、「え!? 43万円って言ったでしょ」と。気が付いていなかったようでした・・・・・・。
研修生の皆さんありがとうございました。
そしてご寄附をくださった高知推進協議会の皆さま、本当にどうもありがとうございました。ぜひ現場の様子も見に来てください! お待ちしています。