10月17・18日、名取市海岸林再生の会は、2日で17人出勤し、2年生のクロマツ苗8万本の
空中断根段階の終わり、「根おろし」作業を行いました。
クロマツ育苗では、発根促進のため「根切り」という作業を行います。
苗の根っこを「切る」というのは、一般の人はまったくイメージが沸かないでしょう。
根っこを切ると、苗木は本能的に「頑張って生きないと死んでしまう」という本能で、
細根を伸ばそうとします。限られた土から精一杯、水分と養分を摂ろうとします。
空中断根とは、手で伐るのではなく、籠に乗せて根を空中にさらし、自然と断根させます。
十分な細根を形成させることを「根鉢をつくる」と言います。
秋を迎えると成長は止まり、水分を取ろうという生理は弱くなりますが、
生きていないわけではないので、籠を外して土におろし、わずかながらも水分や養分を
摂ろうとする作用を助け、日光を十分浴びるよう、少し間隔をあけて設置し、
根元径を太くするよう促します。

コンテナを手渡しで移動

コンテナを手渡しで移動


結構な重労働です。腰を痛めやすい。
24本ずつのコンテナを約3,300台動かしますから。
私が加わった場所は、ネズミの穴だらけ。殺鼠剤は蒔いてますが。
0.7haの同じように見える育苗場でも、その場所が前に何をやっていた場所か次第で、
随分違います。この列は、夜盗虫が多いとか、いろいろ。
ネズミの穴。植栽地にもたくさんありますね

ネズミの穴。植栽地にもたくさんありますね


トラクターで1列ずつ「うならせる」(耕運)と、ネズミがびっくりして飛び出してきます。
何匹も。再生の会の人でも女性はネズミが嫌い。大声出して逃げる人もいます。
反応は様々。籠でぶっ叩こうとする人、足で踏みつけようとする人(私はコレ)。
でもなかなか。小っちゃくて素早い。とてもとても。
19・20日は液肥の散布。その後は草取りと薬剤散布。生育調査。種苗組合・県への報告。
天気予報を睨みながら作業工程を組みます。
今年、再生の会はご苦労さん会が少なく、18日は半年ぶりにこじんまりと。
ゆっくりいろんな話ができました。イイ会でした。
私たちは、上方生長を極力抑え、根元径が太い、ずんぐりむっくりな苗を目指しています。
「今年は秋伸びではなく、夏伸びだ。これは初めてだ」と統括。
去年より夏までの上方生長は抑えたと思いますが、真夏に上に伸びた。
苗は同じに見えても、我々にとっては毎年違います。
来春、播種直後から2年生苗植栽の時までは、また、圃場は完全全面使用になります。この時のための0.7ha。空き地に見えても計算づくの0.7ha

来春、播種直後から2年生苗植栽の時までは、また、
圃場は完全全面使用になります。この時のための0.7ha。
空き地に見えても計算づくの0.7ha


ヤラセではありません。このポーズ、自然に出ました

ヤラセではありません。このポーズ、自然に出ました

今回広葉樹を植えるのに現場にタンクで水を運びました。
ここで吸水ポリマーと液肥を混ぜて、ちょっともったりとした水をつくります。
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佐々木勝義さんから「配合を間違えないように!」と何度も言われ、ポリマーと液肥を混ぜる高橋さん。彼は今日、指導員として初参加してくれた造園会社のお兄さんです。
水が冷たくてなかなかポリマーが溶けないのか、もったりしてきません。
この作業は初めてだという高橋さんが混ぜている横で、
「前はもっと白かったよねぇ」
「うん、もっとドロッとしてた気がする」等々感想を言うリピーターの皆さん。
配分は間違っていないはず。
高橋さんが根気よくかき混ぜ、だんだんとそれらしくなってきました。
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高橋さんがやっているのを後ろでずっと見守るAさんとMさん。
交替してかき混ぜると、この作業にはまってしまった様子。
「なんか、杜氏みたいだよね」「お酒飲みたくなっちゃうよね」等々おしゃべりしながら。
Mさんは吸水ポリマーを見て、「紙おむつを取り替え忘れているとパンパンになっちゃって、うっかり破裂するとこの吸水ポリマーが出てきちゃうんだよね」というお話までしてくれました・・・・・・が、自分の子どもたちは手縫いのおしめで育てたのだそうです。
「海岸林再生プロジェクト」のボランティアはクロマツの話だけではなく、杜氏の話題や紙おむつの話題まで幅広いのです!!

ボランティアの日は終日の活動となるので皆さんお弁当を持参します。
企業や組合さんは地元のお弁当屋さんにまとめて注文することが多いようです。
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ある団体のリピーターさんが
「いつものお弁当じゃない!」とちょっとうれしそう。
ほかのメンバーからも
「東北まるごと弁当だって~」「はらこ飯入ってる~~」
と嬉しそうな声。
それを見ていたほかの団体の方も
「うちもこうやって注文すればいいね」
と相談していました。
午前中へとへとになった体を休め、
午後に向けてテンションが上がるお弁当、大事ですね。

今回補植したのはサクラ、コナラ、エノキなど146本。
指導員の佐々木勝義さんも満足の出来だったようです。

勝義さんの指導通り、苗木の周囲に雨水が溜まるように
土手がつくられていました。
そして根元には乾燥を防ぐためのチップが。
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これを植えたのは地元のMさん。
毎回軽トラックで来てくださり、作業用の道具を植栽地に運んでくださいます。
今回は苗木運搬用に軽トラックをお借りしました。

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なかなか上手に植えられたとご本人も満足そう。
盛土の一番端っこで場所も分かりやすいし、
自分が植えた木がちゃんと育ってるかこれからも確認できると。
「枯れてたらどうしよ~」といいながら。
左腕の腕章が様になっています!
いつもご参加ありがとうございます。

野鳥観察のプロの観察

2016年10月17日( カテゴリー: いきもの, 現場レポート )

10月のボランティアの日、ブログを読んで「アマツバメ」に気づいた人がいたようです。
なによりMさんは、周りの人に教えてくれていました。そういう事ってなんだか嬉しい。
というか、確かにMさんからアマツバメと正解が出て嬉しかった。
でもやっぱりダメなのは私。「今日は大したことないや」で済ませた。
気持ちの大らかさが欠けてるんだなー
今年は、年ごとに自然が変化していることを楽しみはじめ、話題にする人が増えた気がします。
そういうことをボランティア運営にも活かしてみたいと何度も話題にのぼりました。
「その練習を19日の高島屋労働組合連合会の受け入れでやってみようか」と企みながら
また、宮城に向かっています。

ボランティアは戦力。でも、少しでも広い視野で一日を過ごしてもらえるよう、カイゼンの努力が必要だ

ボランティアは戦力。でも、少しでも広い視野で
一日を過ごしてもらえるよう、カイゼンの努力が必要だ


以下、初めてボランティアを受け入れた2012年から参加し、震災前の名取市の海沿いも詳しく知る
Mさんが、アマツバメなどに関する知識を提供してくれました。
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ツバメ:夏鳥 繁殖は人家中心ですが、南へ帰る頃が近づくとねぐらも兼ねた集結地、
主に葦原に集合し大群になります。(何千か万羽)
そのころになると全国各地でねぐら入りの観察会が催しされています。
県南では仙台市名取市を流れる名取川沿いや亘理町の牛橋が集結地になっているようです。
アマツバメ:夏鳥 雨燕と言われるのは:
雨が降る様な湿気が多い時はアマツバメの食料となる飛んでいる、浮遊している虫類、
クモ類が普段いる上空より地面近くに下がってきます。その時に人の目に触れる機会が
多くなります。そのような背景があり雨燕と言われている様です。
ツバメが低く飛ぶと雨が近いと言われるのと一緒だと思っています。
他の俗称としてその姿形より、鎌燕と言う地域もあるそうです。
ボランティア作業で最近下草刈用の大きい鎌も使っていますが、その容姿にアマツバメが
重なって見えました。
そうするとツバメは草刈でメインに使っている小さい鋸鎌でしょうか。
ツバメはどちらかというと地上近くを飛び回り、主に人家に巣を構えますが、
それに対しアマツバメは、ツバメよりも上空を行動圏にして採食を初め、睡眠や交尾も飛びながら
する事があるそうです。営巣場所も人が近づけないような山岳や海岸の断崖にある穴等です。
私は蔵王のお釜付近を飛び回っているのを目にしますので、付近の崖で営巣していると思っています。
飛ぶ速度はハヤブサが最速と思われていますが、調べたところによると(諸説有りますが)、
最近の情報では、水平時の飛行速度はアマツバメの仲間のハリオアマツバメが時速110kmで、
ハヤブサの同速度100kmより速いそうです。ハヤブサが最速時速300kmといわれるのは
急降下時の速度だそうです。
そんなアマツバメですが、春と秋の渡りの時期に運がいいと飛行時の風切り音や鳴き声が聞けますので、
今回の様に多数身近に見られた時は耳を澄ましてみて下さい。
海岸林再生の作業で暑さ寒さ以外でも季節を感じることが出来るほどになりました。
最近よく言われる言葉ですが、「生物の多様性」が出てきたことを実感しています。
今回10/15の作業でフクロウの仲間の冬鳥のコミミヅクやイタチを目撃しました。
海岸沿いの作業をしている場所は冬鳥の白鳥等の渡りの通り道でもあります。
もしかすると次の時に、鳴きながら南下する家族連れが作業の合間にでも見れるかもと
楽しみにしています。
イタチはこんなところから道を横切った

イタチはこんなところから道を横切った

最近、防風垣の劣化が気になっていました。
足をかけるとミシミシミシミシと音を立てることがあります。
いつか誰か落ちなければいいけれど・・・・・・と心配していました。

一ヵ所壊しておいたらみんな気を付けるかな・・・と思い
えいっえいっと足で踏みつけてみましたが壊れませんでした。

そのうち「バキッ」っという音と「あ~~~!」という声が響きました。

↓ ここ、ここです。 壊れました!!
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壊したのはこの人です!
笑顔で壊したところを指さしています!!

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みんなへの注意喚起のために
「ここはキケン」と目印を作ってくれたんですよね(笑)

ここに限らず、だいぶ朽ちてきている場所が見られます。
防風垣の寿命は10年くらいと聞いています。
でもそれは、本来の目的を果たすのに有効な期間ということでしょう。
人が腰かけたり、写真を撮るために登ったりする設計にはなっていないのですから
設置後2年も経ったものに力をかければこのようなことになる可能性大です。

皆さん、腰かける際にはしっかりと確認してからにしてくださいね。

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今回も70名を超える方が全国から参加してくださいました!
寒いのではないかと防寒対策バッチリで臨んだ方が多かった中、
お天気に恵まれ日中は暑くて汗が出てくるほど。
とはいえ、夏の暑さと違いカラッとしたさわやかな感じでした。

主な作業は広葉樹の補植。
前日までに掘り取って仮植されていた苗を1本ずつビニール袋に入れるチームと
穴を掘るチームとに分かれ作業が始まりました。
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これまでも何度か紹介していますが、クロマツを植える際には穴を掘って苗を植えるだけなのですが、広葉樹は培養土と水を入れるという手間と労力、費用もかかります。今回は培養土は入れない代わりに根を十分に包み込むだけの土を一緒に現場に運び込むことになり、1本の苗木の重さは大きいものでは10キロ近くになったのでは?
写真は掘り取った苗を運び出しているところ(掘り取り作業の写真がないのは、私自身も労働力として駆り出されていたため・・・・・・)。サクラなどは細く、枝も張っていませんでしたが、エノキは指導者の佐々木さんの言葉を借りれば「造園用の苗木サイズ。本来であれば根巻(根を土ごとコモなどを巻き付けて保護する)をしなければならない」状態にまで育ってしまっていて、袋に入れるのも運ぶのも一苦労。
しかし、本当の苦労はこの後なのです。
 
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植栽前に吸水ポリマーを液肥を混ぜた水を苗木の袋に2リットルほど入れて穴掘りチームが掘ってくれた穴まで運ぶのです。ただでさえ重い苗木袋がさらに2キロほど重くなるのです。
苗木のためにはたっぷり水を入れてあげたいのですが、運ぶ人からは「うぅぅ・・・」とうめき声がもれたり、「鬼!!」と言われたり。
 
 
水が入って重くなった袋はこんな感じ。肩に担ぐ人も。
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あまりに重いものは、2人で。
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それぞれ協力して穴を掘り、苗を運び込みようやく植栽。
146本を植えることができました!

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最後は今年の植栽地の草刈り。
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道具の片づけは地元参加の若者が中心に。
解散後に新幹線や飛行機で福岡や大阪、東京に帰る方たちには
先に着替えをしてもらい、作業着姿のまま車で自宅に向かう地元の皆さんが
率先して片付けに協力をしてくれています。写真右の仙台トヨペットの新入社員
チームは、他の皆さんが植栽地からバスで育苗場に戻る前に、事務局の車に乗って
先発で片づけに協力をしてくれました。
写真左のお兄さんたちはアイベックスエアラインズのボランティア部の皆さん。
ここのところ連続でボランティアに参加してくれています。

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最後は恒例の仙台トヨペット若手社員による募金活動。
自分たちを引率してきてくれた上司からも募金をしてもらったり、
また育苗場から200mほど離れたところに駐車してあるバスまでお財布を取りに戻って
わざわざ募金に協力してくださった方(右写真)もいたり・・・・・・。
皆さんご協力ありがとうございました!!  合計金額は44,148円になりました。
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皆さんどうもありがとうございました!!

広葉樹補植に備え、その前日10月14日に掘り取り・仮植を行いました。
再生の会からヨシミさんとノブコさん、プロはカツヨシさん、
ボランティアはヒサヲさん、オイスカはトシミチとナナホ。今日は混成軍。
統括は、北海道と東北6県の県庁林業振興課の大型バス1台の視察対応。
「今日、植林やんのがぁ?」「なんだ、そんでねーのがぁ」
広葉樹のことになると、伝達がどこかから伝言ゲームのようになる(笑)
震源地も大体わかっている。でも出勤してくれて助かる。今日は大変だし。
「植林じゃないっすよ」とわかってもらうために、
「お茶っこ」飲みながら、よーく打ち合わせ。今日のメンバーは初構成。
今日は掘り取り、仮植すべて終わらせたい。終わらなかったらどうしよう…
皇居で採種され、先年秋は「とても植えるに値せず」という生長だったエノキが、
今夏、巨大化、根元は肥大化… ん?だれか、変わった肥料やったか?な、わけない。
「根っ子はどんなだぁー?」 やってみなければわからない。
まず、カツヨシさんはひたすら剪定。その後、みんなが1本ずつ掘り取る。
数は大したことがないけど、根が張っている。
数日前の雨で、下のほうは程良く土が湿っている。
植付にもいいタイミングだ。
「よすだくん、そんでねくって、こうすんだ」
「よしだくん、そんなんじゃだめだ、こうすんだ」
ヒサヲさんは元社長だから標準語に近い。

掘り取り

掘り取り


初構成だけど、すぐに呼吸があってきた。
70歳代の3人、とくにヒサヲさんは、カラダじゅうで呼吸するように、
怒涛のように剣スコを突っ込んでゆく。とても72歳と思えない。
いまは穏やかだけど、社長時代はどんな働き方だったか、想像がつく。
「こち亀」の本田君がバイクのハンドルを握ると人が変わるのと一緒みたい。
ヨシミさんは仮植穴を掘り、根を剪定し、仕事の回転に気を配る。
ノブコさんはみんなの仕事を見ながらすべて補佐する。
腰の張りがとれない私は、思い切りできないけど、傷めることはなかった。
ナナホもケガ上がり。
午後も即再開。もう終わりは見えていた。
水もたっぷりかけた。もう安心。
仮植完了

仮植完了


みんなが撤収した後、ちょっと気になることがあって圃場に行った。
あれー
勢い良く散水しすぎて、苗が吹っ飛んでいた。
ベテランが揃うと、つい安心して管理が甘くなる。
点検って大事です。

第一三共㈱の皆さんより

2016年10月12日( カテゴリー: お助け隊員の声 )

こんにちは、浅野です。
9月17日のボランティアの日に参加してくれた第一三共㈱の皆さんより感想が届きました!
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・東日本大震災を見つめなおす良い機会になりました。
・「海岸林再生プロジェクト」が非常に意義のある活動であることを改めて感じました。
松林が生い茂り地域に人が戻り生活している未来の姿を想像すると嬉しくなりました。
・一人ひとりの力は微力でも、全員の力を合わせることで、広大に生える雑草を取り除くことができるという達成感がありました。
・クロマツを植えるだけではなく育てていくことの難しさ、地域やNGOの方々の取り組みを知る大変良い機会となりました。
・仙台駅からの移動中、市内の風景はそれなりの復興を感じましたが、作業現場の海岸線を見ると、まだまだ先の長さを痛感しました。
・このような活動を継続することによって、ボランティア活動に参加する企業風土を醸成できると思います。
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ベストチャリティランナー賞

2016年10月11日( カテゴリー: 本部発 )

河北新報で、名取・岩沼を走るフルマラソンが始まると報じられました。
開催日は来年10月1日。大阪マラソンは来年から11月末に変わります。
大阪マラソンコールセンターから、「ベストチャリティランナー」受賞の
知らせを受けました。14団体に対し400人以上のチャリティランナーが
いますが、一番寄附金を集めた人がいただくことになっており、
去年の海岸林支援者の久我宇佐治さんに続き、オイスカは2年連続です。
寄せられたご寄附の大半は、現場ボランティアに来た方から。
人数にすれば相当なことになります。あらためて御礼申し上げます。
腰を痛めたことをブログで報告したので、あっちこっちから心配いただいています。
痛めて10日後の10月5日、思い切って勤め先から自宅まで30km歩いてみました。
歩けないものは走れるはずがないし。どんな状態になるか、どこが痛くなるか
知りたいし、明後日のリハビリで理学療法士の先生に伝える材料集めになる。
対策の取り方をプロに聞かねば自分だけではわからない。
5kmあたりで痛めた右側下半身が足先までしびれが始まった。
正しい姿勢を保ち続けられないから、20kmを超えてから左膝裏に鈍痛。
それより、本格的にランを始めた頃、痛くなった個所が痛くなったこと、
あのころに戻っているというのがショックでした。現実を思い知らされました。
ですが、家まであと1kmのところから、敢えて走ってみました。すごくゆっくり。
たった1kmだけですが、少し走れたことだけが唯一の明るい材料。
強い向かい風でしたが、ゴールを前にすると、すごく苦しかったことは忘れ、
もう少し走りたい気分になるほど達成感がありました。
10月7日、病院に行って、第2段階のリハビリをみっちり教わりました。
「カラダと相談しながら、ブレーキを踏みながら練習するしかないですね」と。
焦りは禁物。2次災害を招いてしまう。
ベストチャリティランナー賞を素直に喜べない、それどころではない毎日です。
30km歩いたことを呆れられたものの、治りも筋力の低下も思ったより悪くはないと
言われましたが。
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