植樹祭の感想が届きました!④
引き続き、ホーチキ株式会社の社員さんからの感想です。
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○今回の植樹祭の活動に参加させていただいて感じたこと、
それは『ボランティアスタッフの方々の意識の高さ』です。
自分は社会人になってからの参加ですが、スタッフの半数以上が私より
年上の方がほとんどで、一人一人が海岸林再生に対して強い意識を持たれていると感じました。
何を行うにも遅いなんてことは無いと思いますので、
これからもっと海岸林再生の活動の役に立てればと思います。
○今回は会社を通してこのようなボランティア団体の取組みがあることを知り、
それに参加させて頂きとても有意義な一日になったと思います。
子供も思っていたよりはツラくなく自分で植樹が出来たことは楽しかったようです。
自分の力で植えたことで、ちゃんと木が大きく育つのかとても気にかけておりました。
地震当時1歳半だった子供も津波の恐ろしさはなんとなく記憶にあるようで、
津波から人々を守ってくれる木になってくれるといいなぁと話しており、
自分が出来るボランティアについて考える良い機会になったのではないかと思います。
○先日は大変お世話になりました。
親子共に貴重な体験をさせていただき感謝しております。
東日本大震災では実家のある宮城県七ヶ浜町という海沿いの小さな町も大きな被害を受けました。
震災翌日町に入り海を見ると、小さな頃からあったはずの松林がまるで何かにきれいに
切り取られたようになくなっていた光景は今でも忘れられません。
ですから、今回海岸林再生という活動に参加でき少しでもお役に立てたことを嬉しく思います。
また一緒に参加した娘は6年生ということもあり、親としては復興とは何か、社会貢献とは何か
ということを学んでほしいと常々考えておりましたので大変いい機会を与えていただきました。
本当にありがとうございました。
○植樹は初めての経験だったので、初めは少し大変かなと感じ母と一緒に作業しましたが
後半はコツをつかんできたので自分1人で作業してみました。
クロマツを植える作業はとても楽しかったです。植樹したクロマツが大きく育って、
人々を災害から守りまた安心して暮らせるようになるといいなと思います。
ありがとうございました。

植樹祭の感想が届きました!③
東京本社と東北エリアの社員の皆さんで参加してくださったホーチキ株式会社の皆さんからの感想です。
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当社100周年記念事業の一環として、当社宮城工場所在地(角田市)である東北エリアに対する重点的なCSR活動を実施し、東日本大震災への復興支援と、地元への感謝の念を伝えたいとの想いを実現するため、本プロジェクトへの支援を決定いたしました。
今回、本プロジェクトをトライアルとして体験できる絶好の機会として、5月20日(土)に開催された植樹祭に、東北エリアの社員およびその家族総勢33名で、初めて参加させていただきました。
好天に恵まれ、今回の植樹祭用に準備したお揃いの赤いビブスを全員で着用して、大変楽しくクロマツの植付け作業が出来ました。自分たちの手で植えたクロマツの今後の成長が楽しみです。
関係者の皆様、今後ともよろしくお願いいたします。
以下、参加者からの感想です。
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○参加者数が530人という大人数であったことに大変驚きました。
参加者の復興に対する思いを感じることができました。自分も微力ながら
協力できたことをうれしく思っています。
今後も機会があれば、協力していきたいと思います。
○地元でありながら、復興に関するプロジェクトやイベントといったものに
参加することは、きっかけが難しく、また参加する機会に恵まれたとしても、
継続的に携わっていくことに自信がなく、正直敷居が高いように感じてきたのが本音でした。
このプロジェクトの植樹祭に参加する機会を与えて頂いたことで、
少しでも地域的な貢献や会社にとっての100周年という記念の節目に
お役に立つことができ、そのことが私にとっても思い出深いものとなっていくように思えます。
○私は植樹をした名取、仙台の海岸線沿いを通勤で良く利用し通っておりました。
震災から海沿いの松が無くなって、ずっと何もないなと日々思っておりましたが、
今回植樹祭に参加したことで、ただ見えていないだけだということがわかりました。
自分でも植樹したことも相まって、海岸線沿いの数年後、数十年後が楽しみになりました。
また、参加できる機会があればぜひ参加をしたいと思います。
ブログ更新1,500回
あまりの忙しさで、ブログはサボり気味に。ですが、震災からだいたい2,270日。
ブログ更新はとうとう1,500回になりました。
打率6割6分。よくこんなに続いたなあと思います。
多くの寄付者・ボランティアのご支援をいただいています。
日常的に関わってくださる方は、何も宮城県民ばかりとは限りません。
担当してくださった方も異動して、サウジアラビアにいる人、網走のほうにいる人など様々。
そのような忙しいみなさまが、1年に一度、3年に一度でも、ふと思い立って
海岸林ホームページに立ち寄ってくれます。
そういう時に、変わらず仕事が続いていることや、仕事の歩みを知っていただき、
安心してもらいたい。単純に言うとそんな気持ちです。
私たちは発信する責任、説明する責任、報告の義務、
ガラス張りの運営を果たそうというのが合言葉。
海岸林の再生は名取以外でも、東北以外でも全国で行われていますし。
何か一つでも参考になればという気持ちもあります。
つい先日は、西日本のある県庁の森林整備課から「ニセアカシア駆除」について
相談を受けました。プロからのお問い合わせも嬉しいです。
これからも淡々と、粛々と、肩の力を抜いて続けていこうと思います。
植樹祭の感想が届きました!②
植樹祭参加者には、宮城県内からの参加者のほかにご招待している支援企業の方々もいらっしゃいました。
支援企業の方からも多くの感想をいただいたのでご紹介します。
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埼玉トヨペット株式会社
CSR・環境部 社会貢献課
轟 和宏
ボランティア活動には毎年参加しておりましたが、植樹祭には4回目にして初めて参加させて頂きました。
当日は約530名の方が参加。その内、名取北高校の生徒さんが100名参加していると伺い、若い地元の方々にも海岸林再生プロジェクトが支援されていると感じました。
私たちは8班に配属され、『月面に木を植えるような硬い土の現場』を想像して植栽場所に向かいましたが、植栽した場所は砂地。鍬がすいすい入りあっという間に作業が終了してしまいました。
ほっと一息ついて辺りを見渡すと雑草が生えており、鍬で草刈りをおこないました。その後、オイスカの吉田さんから作業終了の声がかかりましたが、雑草が気になってちょっとだけ吉田さんの声を無視して、草むしりを続けていました。



閉会式終了後、オイスカ浅野様より、素敵なおもてなしを受けました。
それは、植栽現場を一望できる高所作業車に乗せていただいた事。
22mの高さから見た植栽現場は絶景で、植えた年度で緑の濃さが違い、地上から見る風景と全く違いました。
今年も7月のボランティア活動に埼玉トヨペットグループで参加する
予定です。植えたクロマツがしっかり根付いたか確認しに行きます。

植樹祭の感想が届きました!①
5月20日に行われた植樹祭の感想が届きましたので、ご紹介します!
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アイベックスエアラインズ株式会社の社員さんより
天気予報通りの快晴で、暑いぐらいの中の植樹でした。
500人を超える参加者でいつものボランティアにはない華やか(笑)な雰囲気で、
10-20本ものマツを植えることができました。
このマツの成長を見守るとともに、草刈りにも参加してこれからも地域貢献に
参加していきたいと思います!!ありがとうございました!!
※IBEXの社員の方々は毎月ボランティアに来てくれています!
今回の植樹祭には12名で参加してくださいました!!
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株式会社デンコードーの社員さんより
家族5人で今回はじめて植樹祭に参加しました。
私自身もこの様な活動に参加する事がはじめてで大変貴重な経験
でした。この様な機会を頂き、有難う御座います。
子供達は中学生、4歳、2歳なので若干体力的に不安でしたが
汗をかき、日焼けをして楽しみながら一生懸命穴を掘って、植樹できました。
子供達が
10年、20年、30年後、今回植樹した、クロマツが大きく育ち、「あれは
東日本大震災で流されてしまったクロマツをあの時自分が植えたんだよ」と
震災、そしてその後の植樹を含む震災復興の取組みを彼らの
子供達に伝えてくれたらと思います。
また機会がありましたら今度は娘もつれて参加します!
今年は日タイ修好130周年。
昨年はプミポン国王が崩御され、オイスカの東北タイでの緑化への感謝と敬宮愛子様ご生誕を
祝して上野動物園に贈られたゾウが流産したり、悲しい出来事が続いたこともあり、
オイスカタイと何かやりたいと思っていました。(お互いに)
2000年から2007年、東北タイの乾燥地、南部の巨大マングローブ造林に関わった経験があったから、
名取のプロジェクトコンセプトを構築できたと思っています。

インド洋大津波の後、漁獲高は30分の1に激減したという意味の写真。「なぜ村人はマングローブ林を再生しようとしているのか」ゆっくり聞くことができ、このヒアリングが4年後の私に大きな意味を持った(2007年撮影)
振り返ってみると、国際協力NGOの職員として、「日本人として指導した」という感覚はなく、
むしろ、「海外の方から鍛えていただいた」という気持ちしかありません。
そのオイスカタイ総局の幹部10名が、名取でのボランティア作業・視察研修のため
わざわざ来てくださるので、名取でトークセッションを行います。
6月8日(木)18:15~19:30 名取駅西口1階 コミュニティープラザ 入場無料
*チラシはこちら
オイスカインターナショナル・タイ総局は、1975年からタイ全域で、官民連携、住民雇用と参画、
事業規模やインパクトなどに優れたプロジェクトを行っており、直近開始した北部タイの事業のほか、
南部タイのマングローブ植林については、「海岸防災林つながり」として、15年来の友人でもあり
同い年のタイ政府職員ほか一行メンバーに、私が聞き手となって、質問を繰り出すつもりです。
彼は2012年3月11日以来2度目の名取入りです。
私にとっての恩人・親友ばかりの一行は、7日午後は松島観光、
8日午後・9日午前、育苗場や日本の現場で雑草と戦ってくれます。
タイの雑草はすごいんですよ~
わたし、あの「ツル切り」では倒れそうになりました・・・
日本の仕事はド楽勝だと思います。
地元・地元・地元……
宮城県名取市の海岸林再生10年プロジェクトの現場で行われた5月20日の植樹祭。出席した石破茂衆院議員が繰り返し強調していたのが、「地元の気持ち」ということでした。
開会式の挨拶では、江戸時代の初め、伊達政宗にさかのぼって話を始め、このプロジェクトは400年前から松林を育んできた地元の人々の気持ちを受け継ぐものなのだ、ということを強調しました。若手代議士のころからオイスカの海外の現場に何度も出かけたということで、プロジェクトの成否が地元の熱意にかかっていることをよく知っているのでしょう。
その後、植樹祭に参加した市民や高校生らと気さくに言葉を交わしたのも、「白砂青松の再生は、市民一人一人の気持ちがあってこそ」の信念のあらわれのように見えました。
石破議員はオイスカ国際活動促進国会議員連盟会長。一緒に参加した谷公一衆院議員(議連事務局長)とともに、自身でも3本ほど苗木を植えたのですが、その感想を聞かれても、「地元の人々の熱意があってはじめて成立するプロジェクトです」ということばかりでした。
地元を代表する組織のひとつが、クロマツの苗木の生産を担当している名取市海岸林再生の会でしょう。植樹祭が終わってから、再生の会の鈴木英二会長に短歌を一首を教えてもらいました。
よみがえる松の緑に夢をはせ朋友(とも)集いしや北釜の里
北釜というのは、震災前に約100世帯、400人が生活していた海岸に近い集落の名前です。すべてが津波に流され集落に住む56人が死亡、1人はまだ行方不明です。今は人が住んではいけない地域に指定されていますが、歌にはクロマツの成長に故郷の再生を重ね合わせる地元の人々の気持ちがうたわれています。詠んだのは、鈴木会長が経営する会社で働く74歳の男性だそうですが、こうした気持ちが松明のように若い世代に次々受け継がれていくこと。石破議員が訴えていたのは、おそらくそういうことです。
今年はこれとの勝負になりそうです。ここでも去年、完全に抜いたのに・・・
ニセアカシア、クズはまだ残党が出てきます。
センダイハギが集中的にある場所では、黄色い花が咲き始めました。
ハマエンドウの紫色の花が咲き始めました。
フタモンアシナガバチはクロマツに巣を作り始めました。
チドリのヒヨコがたくさん。建設会社の社員さんも夢中でした。
「ハマチドリ」と勝手に呼んでいましたが、そうではなくコチドリか、シロチドリか、イカルチドリ。
喧嘩は相当強い。ヒヨコを守るために夫婦でトビを執拗に攻撃します。
親もヒヨコも図太い?車で走っても、ギリギリまで逃げません。
逃げても小石と同じ色なので、擬態でジッとするので見失います。
チュウシャクシギか?、ダイシャクシギか?、ホウロクシギか?
カラダは大きく、くちばしが大きく下に曲がり、防風垣の上に夫婦でいるのを何度も見ました。
今まで6年、見たことなかったけど。営巣か?
よく歩けばきっと色んな卵を見つけられるのでしょう。
6月はボランティアが350人。草刈りが楽しみです。
植樹祭無事終了 の お礼
植樹祭の日程は前年11月に決め、準備は12月から始まります。
「祭」と名がつくが、私たちとしては「祭」の気持ちはなく、今年は全体で7万本・13.66ha植える事業の一環。
日程決定の根拠は、まずプロで6万本を植え、余裕をもって1週間の間を開け、植栽適期の範囲内というセオリーです。

2ha、1万本の植樹祭。定員は指導者含めて500名強と考えていました。
告知は、2月末の名取北高校全校生徒への講演、3月上旬に名取駅写真展と宮城県内寄付者へのDMで開始。
4月には名取市の広報、県内メディアへのプレスリリース、ベガルタ仙台ホーム戦で10,000部配布など。
動員は一切せず、多過ぎでも少な過ぎでもなく、なぜか適正人数でピタリと集まりました。
今年は5人に一人が自分で手を挙げた高校生。「絵になる」子どもや幼児ばかりを大勢集めるのではなく、
「自分で考えるチカラ」がついてきた若い世代には特に参画してほしいというのが、我々の考えなので、
その意味で全年代をバランスよく構成させることができたのは一番の成果でした。
オイスカ東京本部海岸林チームの事務部門は実質3人あまり。
通常業務、現場実務に加え、一大行事を並行させるのは非常にタフなこと。
今年は浅野さんが頑張った。伸び盛りに突入したのかもしれません。
反省点は多々ありますが、おおむね、再生の会、森林組合、オイスカのチームワークで
乗り切ることができました。私個人的にはミスもあり、猛省です。改善点も追求します。
ですが、けが人病人なく、無事終えることができました。反響、喜びの声をたくさん聞きました。
しばらくは自分も含めてローギアにし、キモチもカラダもメンテナンスしたい。
まずは植栽7万本が無事終わり、正直言ってホッとしています。
ご協力いただいている皆様に、心から御礼を申し上げます。
これからさらに参加者の声をじっくり拾ってゆきます。
cf. 新植7万本への「施肥」は、すでに森林組合の手で7割方終わっています。
これからはプロとボランティア併用で、草との勝負です。
指折りの難所へのクロマツ植栽
5月18日、クロマツ120本を植えました。
ここでは過去2回の広葉樹植栽で、ほぼ全滅。
風当たりも強い。掘れば水が沸く最悪の水捌け。
地元業者が行政手続きをせず、無許可で土を持ってきて
新聞沙汰になった曰く付きの場所。
土にチップが大量に混ざっているし、赤土のような粘土。
良くない条件がすべて備わっている。
3月、オイスカ西日本研修センターの農業研修生12人と所長以下職員が、
1時間半で13本の本格的な溝切りをしてくれた。さすがの出来。
40㎝目標で溝を掘ってもらいました。これで水捌けは完全解決するでしょう。
しかし、この土では育ちは悪いのは明白。
一番人から見られる場所なのに・・・















