2020年植栽予定地を歩いて
今年はポスト2020年の構想を具体的に外部と協議する年に位置付けています。
6月3日、いつもの巡視から踏み込んで、2020年の植栽予定地の隅を歩いて回りました。
まず、南側の岩沼市との境界杭を探しました。
今まで見つけられませんでしたが、2か所だけ「岩」と刻んであるものを見つけた。
岩沼市が設置して間もないと見え、新しい石杭。思っていた場所と違った。
あとは、大体で・・・、3回目になるけどまた、探さなきゃ。
岩沼側のニセアカシア・葛は相当なことになるだろう。すでに名取にも侵入。
手首と同じぐらいの太さ。防風垣の中に親が。そこを起点としている。
今年は対策を打たねばならない。
林業会社時代、20ha以上、しかも平地でない山の杭の点検で、毎年2回歩きました。
お前は迷わない。足が速いという理由で。朝早く出て一日で帰ってくるのが条件。
現場の隅を把握することは何かと重要。いい発見、悪い発見、不明点、アイデアが浮かぶ。
ですが、悪路も悪路、背の高い草を掻き分けながら、ごみや危険物が投げ入れられていたり。
足元も目も気をつけねば。でも、あの頃に比べたら比較にならない。
崖もない、熊もいない、荷物も少ない、遭難の心配もない。
ここは仙台空港から最短。常に人が来る。
この場所はどんな森の姿が求められるのか。林内の将来像を誰かが考えねばならない。
盛土のイメージ、作業道のイメージ、残存林の補植前にこの笹や倒木は誰が処理するのか。
内陸側の土地利用はどうなるか。海に来る人の駐車場はどの辺になるのだろう。
ゴミはさらに増えるだろうな。海沿いの道、海岸林内の道はどう管理するのだろうか。
浜への車道は直線ではなく、S字にして津波場合の減勢を図るといいのでは。
防災放送設備も必要では。
いろいろな意味の境界の場所でもある。
人が来ない場所と人がたくさん来る場所の境界。国の事業と県の事業の境界。市と市の境界。
歩いてみると、ここはどうなるのだろうというグレーゾーンが見えてくる。
そういう場所に限って、ニセアカシア、笹、篠竹、葛の発生源にもなる。
物干しの鉄パイプの柱が、何本も投棄されているのも知っている。いろいろ話し合ってみよう。
120年ぐらい前からの残存クロマツの中も分け入ってみた。
倒木多数。篠竹は2m以上。2011年に計測したが、この砂丘は6mの高さがある。
津波の避難場所は名取にはないが、ここは人が来る。
海岸林を見る眺めも悪くない。津波に耐えたマツを活用した啓発普及の場所に最適。
歩きながら具体的な利用方法を、あたらめて想像してみた。
足で稼ぐのはいいのだが、仕事は増える。
さらに整理しなければならないから・・・
公共工事の海岸林再生も進む
6月3日夕方、タイ会長一行の視察地下見とその経路確認、
他市の海岸林含む各種公共工事等の下見を一気にやってしまおうと・・・
こういうことを追加でするから帰れなくなるのですが、
平日ではとてもできないし、工事の邪魔になるし。
「今年からは毎年100ha規模で植えないと」と聞いていたこともあって。
でも、無理して強引に行ってよかった。植えたばかりの現場をいくつも。
海岸林は怒涛のように進んでいること、公共工事のボリューム感が解かりました。
また、全国の例にもれず、宮城南部も海岸浸食が進んでいます。
新設した防潮堤のすぐ袂まで、汀線(波打ち際)が迫っている場所も他市町にはあります。
そういう場所では、台風や高潮の時、一気に防潮堤を破損することも考えられます。
マングローブ造林4,000ha(その半分はオイスカと政府が協働)を17年で行ってきた
タイ南部ラノーン県を担当する政府関係者が、「養浜工事も見たい」と言った場合にと思い、
震災遺構の小学校、海岸林、農地復旧と合わせて、1か所でまとめて見れる場所を決めました。
タイでは温暖化の影響と思われるマングローブ最前線の浸食の恐れがあり、
さらなる海岸林の拡幅を研究しているようです。
拡幅は二つの方向に。
1.内陸側に向かって、エビの違法養殖場跡地の接収と再造林、
2.海側に向かって、海中に大量の竹を刺して、海中に「堆砂垣」を作ってゆくような
技法で「養浜」する。
ちなみに、4,000haとは、東日本大震災被災海岸林面積3,600haを超えます。
ラノーン県はタイで一番小さな県ですが、マングローブ造林地の直線距離は80㎞。
仙台湾から相馬ぐらいまでの被災海岸林と同じぐらいの距離。
半年ぶりに山元町から、亘理町、岩沼市、名取市へと北上しました。
プロに案内を頼まれた時こそ、勉強のチャンス。
いい道を見つけたし、2011年からの定点観測を、節目節目で続けたいと思いました。
植樹祭の感想が届きました!⑤
ちょっと時間が経ってしまいましたが、またまた植樹祭の感想です!
今回は当プロジェクトの寄附チラシや植樹祭チラシなどのイラストを描いてくださっている
イラストレーターのico.さんのお友達からの感想です!
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1人目/ なまえ TETSU
昨年まで東京にいた仲間が仙台で素晴らしい活動に参加していると聞いて、植樹祭に参加しました。
植樹は長い道のりの事業ですが、土地にちゃんと根付く活動に参加できる今回の機会は大変意義深く感じ、楽しみにしていました。
当日、バスの中から、初めて会場を見た感想は、ただ、ただ、広いな!でした。
整備された植樹会場は事前にたくさんの準備されたことがよく分かる状態で、多くの方の力添えが植樹祭を支えていることを実感しました。植樹は事前のプリントもあり、当日の実演説明もあり、分かりやすく、ほどなくコツをつかめて、20本ほど植える事が出来ました。
よく手をかけられた苗を初めて触った時は、かなり緊張しましたが、しっかり砂浜に植えた時は、何とか根付いてくれよと念じながら、ひとつひとつ、苗の土を踏みしめました。
来年募集があったら、ぜひ、また参加して、今年の松の育ち具合を見に来たいと思います。そして、時間の許す限り、また、植樹したいと思います。あ、近くに西友がたくさんあるので、微力ながら募金したいと思います。
仲間の笑顔とも再会出来て素敵な植樹祭の経験になりました。
2人目/ なまえ nana
東京で知り合った友人の参加している、たいせつな活動に心を動かされ、押しかけ参加させていただきました!
職人さんたちに、時間をかけ大切に育てられた苗木を植えるのは、緊張ありつつも、大きく元気に育ちますようにと、願いをこめながら植えさせていただいてきました。
そして、植樹活動は、木を植えるだけではなく、その後の育林作業がとても重要で、これからが、また大変なことを、初めて知りました。
植樹の参加だけで、育林作業のボランティアには参加できず、植えっぱなしみたいな感じになってしまうのが申し訳ないのですが、寄付やプロジェクトの拡散など、自分でもできること、ご支援させていただきたく思います。
とても多くの人が参加するボランティア活動に参加したのは、初めてだったのですが、とてもいい雰囲気があるのを感じて、”ひとつの未来のために集まる人たち”の力って、すごいんだなぁっと思いました。
活動されているオイスカの方々も、、明るく、アツく、とても素敵な人たちだなぁって見ていて感じました。
何十年後、何百年後の、未来のために今があることを、考えてくることも出来ました。
参加してくることができ、とても良かったです!
これから毎年参加をして、松の成長を応援していけたらと、思いました。
また来年もよろしくお願いいたします!
ボランティアの本格的な活躍の季節になりました。
植栽終了から2週間が経ちましたので、ちゃんと根付いたか気になります。
オタクの休日は現場を歩き倒し、おかげさまで、今年もほぼ100%の活着を確認しました。
植樹祭用1万本の割り箸を刺してくださった4月のボランティアの皆さんにもお礼を申し上げます。
6月末に事務所のみ今の場所から120mのところに移転します。
7日に地鎮祭、そして測量・整地。水道・電気など各種工事が1か月以上続きます。
事務所が移転した後は、倉庫の引っ越し。ボランティアの駐車・集合場所は当面変えません。
並行して、再生の会は育苗、森林組合は中旬から下刈、ボランティアは350人。視察50人。
私はほとんど名取勤務となります。
●2017年の現場はツルマメがひどい。とくに植樹祭の会場、西側サイクリング道沿い。
●2015年の内陸防風林7列はイネ科の雑草で、すでに1度プロの下刈を行ったのに、どこにマツがあるかわからない。
ここは一番草がひどい場所。去年はプロとボランティアで5回刈りました。
その成果で、伸びはとてもよく、「あと1年で草の心配は大幅に減るかもしれない」と言われてます。
ボランティアのミッションとして、6月、まずはこの2点に集中することになると思います。
2017年の現場は、ぬかるみが多いです。
また作業道は完全に水路化。オタマジャクシたくさん。東西にも南北にも車が侵入できる場所が限られます。
20㎜以上の雨が降ると相当ぬかるみます。各自予報を見て、遠路の人にも長靴持参を推奨します。
50㎜以上の雨が降ったあとは、私や森林組合は膝上まではまり、足が抜けなくなる場所すらありました。
トイレは恐ろしく遠くなりました。一番遠いところだと、最短の空港からでも5㎞。
バスの往復の回数が増えるかもしれません。途中でトイレに行く人はあまりいませんが、
まずは、今まで以上に前の日から体調を整えていらしてくださいね。
これまでと一番違うのはそれらの点です。
ここならではの楽しみとしては、鳥の卵を見つけられるかもしれません。大抵マツの根元にあります。
見つけたら周囲に声をかけて、みんなにも見せてあげてください
さらに運が良ければ、チドリのヒヨコも。(追いかけて親には悪かったけど)親は擬傷行動を取ります。
大勢の皆さんのおかげで、2014・2015年の26haは、マツが草に勝っている場所が多くなりました。
2016年の植栽地はまだまだ辛抱ですが、2014・2015年の生長は目を見張るものがあります。
2016年の現場もしばらく様子見。去年雑草へのダメージを相当与えましたから。
そこにある葛、ニセアカシア対策は7月以降に集中。ボランティアよりもプロ中心で手を打ちます。
ボランティアの投入は先々様子を見て検討します。
10回以上来訪の「リピーター」の皆さん(緑色の腕章)は、経験豊富。
防風垣ごとの各列を任せ、声掛け・指導に当たってもらう。遠くを散々歩き、ツルマメを探して抜いてもらう。
また、大鎌をもって別働隊編成して内陸防風林などへ飛んでもらう。また違う道具を持って、葛・ニセアカシア対策に
加勢してもらうなど、負っていただくところは今年も多くなるでしょう。
仕事はたくさんあります。
ですが、まずは全体を預かる私自身が気持ちにゆとりを持って、安全管理を第一に、
一つずつ各個撃破、腰を据えていこうと思っています。
大きく、色濃くなりました!
昨年の植樹祭の日、高所作業車から撮影した写真です。
お天気もあまりよくなく、苗もポツポツ見える程度で
盛土の表面の土の色ばかりが見える全体的に茶色い写真。
のり面の雑草の緑の方が目立つほどでした。
今年の植樹祭の日、お天気に恵まれました。
空も青いし、苗が大きくなり、全体的に緑色が濃い写真になりました!
高所作業車から見た時、クロマツの成長がうれしかったのと同時に、
こんなに広いところに、人の手で一本ずつ苗が植えられ、
同じく人の手で草刈りが行われているのか~と、“人の力”のすごさを感じました。
でもまだこれは植栽地の一部。
この後ろ、写真の下にはさらに植栽地が続いています。
毎年植栽地が広がっていきます。
今年も多くの皆さんの手をお借りして、このマツがさらに大きく
色濃く育っていくよう管理作業をしていきます。
クロマツの種まき 体験版
暑くなってきましたね
海岸林担当 鈴木です
播種(はしゅ)・・・海岸林の担当になった当初はこの単語の読み方すらあやしかったのですが、だんだんと詳しくなってくるものですね。
名取では4月28日、56,000粒のクロマツの種を蒔きました。(ブログはコチラ)
東京の事務所には50人ほどのスタッフがいますが、種まきを経験したことがあるのはこの中の一握り。
ということで、東京の事務所でも!と吉田が土入りコンテナ1台を名取から東京に持ってきました。
6月1日 播種日と決め、2日前に冷蔵保存していた種を水につけました。
水につけるのは冬眠から目覚めさせるため。
最初はあまり人気も興味もなかったようですが、

吉田が一声かけると、
わらわらと人が集まってきました

でも播けるのはたった24粒
芽が出るのは6月13日ごろの予定です。
観察日記をブログでアップしていく予定・・・というのをプレッシャーに水やりを忘れないようにがんばります!
水をやりすぎず、乾燥させすぎず、元気に育つように管理しようと思います。
再生の会のみなさんのご苦労が少しでもわかるようになるかな~?

さくらんぼ と ラジオ
こんにちは
海岸林担当の鈴木です。もう6月・・・さくらんぼの季節ですね!!
【さくらんぼ といえば!!】
ANAショッピング A-styleが展開する東北応援プログラム2017がスタートしています!
さくらんぼの売り上げがプロジェクトへの支援になります。
宝石のようなつやつやしたサクランボに思わずうっとり~
A-styleを運営する全日空商事さんは、これまでも さくらんぼのほか、カレンダーや引退した飛行機の部品の 再生グッズなどで支援を継続してきてくださいました。
いつもありがとうございます!!
【ラジオ といえば!!】
プロジェクトのパンフレットなどのイラストは、このところイラストレーターのico.(いこ)さんにお願いして描いてもらうことが多いです。
最近描いていただいたのは、5月20日の植樹祭のチラシです。
「楽しそうにクロマツを植えているイラストを中心に」というこちらからの依頼で描いてくださったのがコチラ↓
「ウォーリーをさがせ」のような楽しいイラストに仕上げていただきました。(画像をクリックすると大きくなります)
この中にプロジェクト担当部長の吉田が腕章をつけ、左手で指差し、トラックの隣にいますので探してみてくださいね!
ico.さんはイラストレーターの傍ら、ラジオパーソナリティという別の顔もお持ちです。
「なとらじ801」は、もともとは東日本大震災を受け、復興の一助となることを目的として2011年4月10日に開局したラジオ局です。
第2第4土曜日 17:30~18:00 「piece of NATORI」という番組を担当し、名取市のあれこれを切り取ってお届けしてくれます。
次回放送は6月10日(土)、5月20日に開催した「第4回植樹祭」のことをお話してくださるそうです。
ぜひお聞きくださいね!
PCで全国から視聴することもできます!!
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なとらじ80.1MHz
piece of NATORI
第6回 <名取市民の森>特集
〇放送日 6月10日(土) 17:30〜18:00
※再放送 6月24日(土) 17:30〜18:00
なとらじ(PCで全国から視聴できます)
http://www.natori801.jp
piece of NATORIのFBページ
https://www.facebook.com/piece.of.natori/
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広報室の林です。
休日なのでちょっとゆる~いお話を。
個人的な話ですが、私は以前小さな高等学校に勤務しておりました。
毎年100名ほどの生徒が入学してきて、ご家族を含めると300名近い
新たな人の顔と名前を覚えていたことになります(寮がある学校で
小さく家族的だったので、 ご両親だけではなくおじいちゃん、おばあちゃん、
兄弟姉妹まで行事ごとに 足を運んでくれる家族が多かったです)。
生徒募集を担当していたため、入学前から保護者の皆さんと関わることも多く、
卒業式では保護者受付で、お名前を聞かずとも「B組の●●さんですね」と
ほぼ確実に対応することができるほど人の顔と名前を覚えるのは得意でした。
そんな私ですが、なかなか覚えられないのが俳優さんたちの名前。
実際に対面しない人は顔と名前が一致しないのかもしれません。
そして、同じように覚えられないのが鳥の名前。
たびたびブログでも紹介されていますが、プロジェクトの植栽地にはかなり
多くの鳥たちが集って来ています。名前や習性が分かったら楽しいだろうなぁと
思いつつ、吉田ほどのオタクでもなく、観察をして調べることもせず、
鳥が「私はシロチドリです」とか「俺はトビじゃなくてミサゴだよ」とか
直接教えてくれたら覚えられるかも…と勝手なことを考えたりしていました。
そんな私のところに回覧されてきたのがこれ。
『ぱっと見わけ 観察を楽しむ 野鳥図鑑』(ナツメ社発行)
国の調査報告でプロジェクト現場にいるとされた鳥に吉田がチェックを入れてあります。その数54種。写真と共に探し方や好きな食べ物などの生態、特徴などが詳しく説明されていて、見ているとすぐに時間がたってしまいます。業務時間中に開くのを我慢して、休日にゆっくり……と思ったのです。
はじめに出てくるカモ科の鳥だけでも30種掲載されていてびっくり! しかもオスとメスとでは全然違う鳥に見える!!
ヨシキリ科やセキレイ科の小さな鳥の多くは、きっと過去に見かけていたとしても「スズメ」だとしか思わずにきただろうなぁという子たちです。
鳥のこと、本当に何も知らなかったなぁ~と改めて思い知らされました。そして彼らはちゃんとその特徴でちゃんと名乗ってくれていたことも知りました。ごめんね、今まで覚えてあげずみんなスズメだ!と思っていて。
オタクには遠く及びませんが、現場で出会えそうな鳥ぐらいは、
ぱっと見わけられるようにしておきたいなぁと思います。
ただ、あまり鳥に夢中になると草刈りがおろそかになりそうで……。
鳥の観察は休憩時間の楽しみにしておきます。
植樹祭の感想が届きました!④
引き続き、ホーチキ株式会社の社員さんからの感想です。
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○今回の植樹祭の活動に参加させていただいて感じたこと、
それは『ボランティアスタッフの方々の意識の高さ』です。
自分は社会人になってからの参加ですが、スタッフの半数以上が私より
年上の方がほとんどで、一人一人が海岸林再生に対して強い意識を持たれていると感じました。
何を行うにも遅いなんてことは無いと思いますので、
これからもっと海岸林再生の活動の役に立てればと思います。
○今回は会社を通してこのようなボランティア団体の取組みがあることを知り、
それに参加させて頂きとても有意義な一日になったと思います。
子供も思っていたよりはツラくなく自分で植樹が出来たことは楽しかったようです。
自分の力で植えたことで、ちゃんと木が大きく育つのかとても気にかけておりました。
地震当時1歳半だった子供も津波の恐ろしさはなんとなく記憶にあるようで、
津波から人々を守ってくれる木になってくれるといいなぁと話しており、
自分が出来るボランティアについて考える良い機会になったのではないかと思います。
○先日は大変お世話になりました。
親子共に貴重な体験をさせていただき感謝しております。
東日本大震災では実家のある宮城県七ヶ浜町という海沿いの小さな町も大きな被害を受けました。
震災翌日町に入り海を見ると、小さな頃からあったはずの松林がまるで何かにきれいに
切り取られたようになくなっていた光景は今でも忘れられません。
ですから、今回海岸林再生という活動に参加でき少しでもお役に立てたことを嬉しく思います。
また一緒に参加した娘は6年生ということもあり、親としては復興とは何か、社会貢献とは何か
ということを学んでほしいと常々考えておりましたので大変いい機会を与えていただきました。
本当にありがとうございました。
○植樹は初めての経験だったので、初めは少し大変かなと感じ母と一緒に作業しましたが
後半はコツをつかんできたので自分1人で作業してみました。
クロマツを植える作業はとても楽しかったです。植樹したクロマツが大きく育って、
人々を災害から守りまた安心して暮らせるようになるといいなと思います。
ありがとうございました。
植樹祭の感想が届きました!③
東京本社と東北エリアの社員の皆さんで参加してくださったホーチキ株式会社の皆さんからの感想です。
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当社100周年記念事業の一環として、当社宮城工場所在地(角田市)である東北エリアに対する重点的なCSR活動を実施し、東日本大震災への復興支援と、地元への感謝の念を伝えたいとの想いを実現するため、本プロジェクトへの支援を決定いたしました。
今回、本プロジェクトをトライアルとして体験できる絶好の機会として、5月20日(土)に開催された植樹祭に、東北エリアの社員およびその家族総勢33名で、初めて参加させていただきました。
好天に恵まれ、今回の植樹祭用に準備したお揃いの赤いビブスを全員で着用して、大変楽しくクロマツの植付け作業が出来ました。自分たちの手で植えたクロマツの今後の成長が楽しみです。
関係者の皆様、今後ともよろしくお願いいたします。
以下、参加者からの感想です。
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○参加者数が530人という大人数であったことに大変驚きました。
参加者の復興に対する思いを感じることができました。自分も微力ながら
協力できたことをうれしく思っています。
今後も機会があれば、協力していきたいと思います。
○地元でありながら、復興に関するプロジェクトやイベントといったものに
参加することは、きっかけが難しく、また参加する機会に恵まれたとしても、
継続的に携わっていくことに自信がなく、正直敷居が高いように感じてきたのが本音でした。
このプロジェクトの植樹祭に参加する機会を与えて頂いたことで、
少しでも地域的な貢献や会社にとっての100周年という記念の節目に
お役に立つことができ、そのことが私にとっても思い出深いものとなっていくように思えます。
○私は植樹をした名取、仙台の海岸線沿いを通勤で良く利用し通っておりました。
震災から海沿いの松が無くなって、ずっと何もないなと日々思っておりましたが、
今回植樹祭に参加したことで、ただ見えていないだけだということがわかりました。
自分でも植樹したことも相まって、海岸線沿いの数年後、数十年後が楽しみになりました。
また、参加できる機会があればぜひ参加をしたいと思います。
