9月に入り、下半期は①活動報告会開催、②寄附金募集チラシ配布の
2点に力を入れることを、東京本部海岸林チーム定期会議で確認しました。
ホームページのトップ「インフォメーション」に
今後の行事など、はみ出すぐらい、掲載したいです。常に。
http://www.oisca.org/kaiganrin/
まだ、あと少し書き切れていません。
11月25日は、大阪での活動報告会(詳細まもなく公開)
11月26日の、大阪マラソン、62名のチャリティランナー紹介
下半期は、様々なオファーが突然飛んでくるのが常ですが、
活動報告会をもう少し各地で開催できたら。
第2四半期後半になってしまうかもしれません。
(*復興庁関連の民間助成金で遠方でも開催支援いただいています)
首都圏での開催回数も、もっと増やしたいのですが、
われら少人数では手が回らないのが悩みです。努力が足らず・・・
昨年、草加市社協が開催協力してくださったようなパターンも増やしたいのですが。

冷夏で農業の心配をしましたが、騒ぐ様子はなく、なんとか平年並みの模様(育苗場横の水田にて)

冷夏で農業の心配をしましたが、騒ぐ様子はなく、なんとか平年並みの模様(育苗場横の水田にて)


いま、宮城県内にオイスカの会員がかつてないほど急増しています。7年前比で倍増。
県内会員や寄付者の方にターゲットを絞り、視察会のご案内を届けたら、
申し込みが立て続けに。この感触だとバス1台では間に合わない?
(前向きに考える単細胞的な癖あり)
また、寄附金募集チラシの配布は、できるだけ早く、遅くとも年末までに、
最低2万6千部配る目標です。(1万部はすでに予定あり)
土曜日は仙台空港で200部配り、今日は、宮城の新聞社から30部依頼を受けました。
たとえ数部単位であっても、我々にとってはありがたいご依頼。
配れば1になるかもしれない。配らなければゼロかもしれない。
配布数が寄附額に比例するのは、データ上間違いないです。
目下、造林面積50ha。想定以上の草との闘いが続き、支出はピーク。頑張らねば。
下半期に入ると、事業計画・予算編成の季節にもなります。
こちらは世間並みですが、毎年11月下旬には決めてしまいます。
すでに粗方の想定はできています。
6月中旬からの「空中断根(発根促進)」のため、地面との間に籠を置き、根を土から意図的に離す工程は来月半ばで終わり。次は「根降ろし」の作業が控えている(育苗場にて)

6月中旬からの「空中断根(発根促進)」のため、地面との間に籠を置き、根を土から意図的に離す工程は来月半ばで終わり。次は「根降ろし」の作業が控えている(育苗場にて)


事務が増える季節ですが、追いかけられる事務ではなく、攻める事務で。
明日からまた3泊、197往復目の宮城。
事情通の地元の人が布団を寄附くださったようです。

11月26日の大阪マラソンにオイスカのチャリティランナーとして参加することを決め、
トレーニングをしています。9月16日、宮城県名取市の海岸林再生のボランティアの日には、
集まってくださった多くの方から貴重なご寄付をいただきました。
責任の重さがズシリときましたが、大きな励みになりました。本当にありがとうございます。

一緒に走る東京本部の佐藤君

一緒に走る東京本部の佐藤君(左)と


62歳にして今回がはじめてのマラソンなのですが、実は2000年、大阪に勤務していた45歳の時に
マラソンに挑戦しようとしたことがあります。東京からの新幹線の車内に新大阪に近づいたことを
知らせるアナウンスが流れ出すころ、列車は神崎川という細い川を渡ります。
新幹線は新大阪を過ぎるとまた同じ川を渡るのですが、この川の新幹線ガード2か所の間、約10キロが
練習のコースでした。川岸の遊歩道に200メートルごとに標識が立っていて便利だからです。ところが、
春先から始めた練習が夏になるとできなくなりました。
走り始めて7キロほどになると膝が猛烈に痛くなり走れなくなってしまうのです。しばらく休んで走っても同じでした。
7キロ走ると膝が痛くなる……というわけで挑戦は断念しました。
その後は膝が痛くなるのが怖くて走るのもやめていましたが、時間に余裕もでき、今度こそ、という気持ちで
走り始めてみると膝も痛みません。リベンジができそうな気になってきました。
そもそも、私には「マラソンを走ったことのある人」になりたいという夢があります。
なんでもいいのですが、自分は「~をしたことがない人」より「~をしたことのある人」になりたいタイプです。
マラソンを走ると、人生の中に別の景色が見えるかもしれないとも思います。その夢がかなうかもしれない、
しかも応援してくれる人がいる、というのはとてもうれしいことです。
あと2ヵ月、「無理は禁物」を肝に銘じて準備をします。

震災から6年半が経った9月16日ボランティアの日。
また今回も100名以上集まってくださいました。
名取駅の写真展をご覧いただいたのか? ご近所から自転車で来た方も。
終日ツルマメ抜き取り。
今年6月から今日までの1,250人はこれ一筋。
「彼岸まで」を合言葉にプロもボランティアも頑張ってきましたが、それも大詰め。
ツルマメの花は終わり、小さな実が付き始めました。
この時期のツルマメは巨大化。
1本の根から半径1m。鎌は使わず素手で抜きます。
一つ処理すると見違えるほど、マツが救われるので、ビフォーアフターに感嘆の声。
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「今日は2ha終われば十分かな?」
終わってみれば、4.6ha(クロマツ23,460本)、
ちょうど東京ドーム全敷地面積分を完了。とんでもないスピード。
総仕上げの時期ですから、対象地は斑状で広範囲。
今日はよく歩いていただきました。私の歩数計も10,000歩以上。
朝から、「今日の場所はハチは必ずいます!」と明言しました。
(植えてから2年の場所にはいませんが)
フタモンアシナガバチという種類です。スズメバチはまだいません。
刺される前に11ヵ所もボランティアが発見し、駆除。お見事。
指導側もですが、ボランティアも腕をあげています。
リピーターが指導側の指示をよく聞いて、いい動きをするからでしょう。
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今日も無事に終わってよかった。
【帰京後・・・】
地元のMさんからメール。
「台風による強風も、防風垣などに被害なし」
(去年8月末に、竜巻で170基飛ばされました)
我がことと思ってくださる方が今年も増えて本当にありがたいです。

倉庫と防風ネット解体

2017年9月20日( カテゴリー: 現場レポート )

9月20日、再生の会は11人出勤。
私は宮城県支部亀井文之会長との面会のため珍しくスーツ。
「手伝ってくれんの。ありがとね」と峰男さん。
昨日から旧事務所の防風垣撤去と倉庫解体が始まったそうだ。
自分たちでできることはやって、仕上げは業者さんにという算段。
近いうちに、新事務所の南隣に倉庫が建ち、防風ネットが張られます。
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すべて、2012年3月、前田建設工業㈱から寄贈された資材。
初の播種を控え、圃場立ち上げ、再生の会が産声を上げた1週間後のことです。
防風ネット設置は社員さんと一緒に、積雪の中、2日かけたことも休憩中の話題に。
確かにあの作業は、ボランティア作業としては指折り面白かった。
普段は設計したり、指揮する社員さんたちだから、自分ですることには
まったく慣れてなく、難渋していることにすごく好感を持てました。
2年生クロマツ苗の「空中断根」も間もなく終わり。
10月初旬には「根下ろし」となります。
籠の上に置いて地面から離し、苦しい思いをさせながら細根発達を
促進する時期を終え、地面に戻す作業です。
もう忘年会の話も出ています。
「事務所でとんちゃん(ホルモン焼き)やっか??」
再生の会は冬支度が始まります。
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現場で見つけたモノ

2017年9月19日( カテゴリー: 現場レポート )

広報室の林です。
今年は昨年まで見なかったものを現場で見かけるようになりました。
写真がなくて申し訳ないのですが、防風柵のところにビーチボールが
転がっていたり、浮輪が落ちていたり……。海に遊びに来る人が多かったのでしょうか。
防潮堤を超えて風に飛ばされてきたのかもしれません。
(遊泳禁止エリアなので、実際はもっと遠くの海水浴場から飛ばされてきたのかも)
そして先日防風柵の中で見つけたのはこれ。
ウルトラマン
なんだかよく分からないと思うので拡大してみました。
ウルトラマン拡大分かりますか??
だいぶ赤い色がはげてしまっていますがウルトラマンです!
いつからここにいるのでしょうか。
これも風で飛ばされてきたのか、自分で飛んできたのか??
本当にこれがウルトラマンなのかどうかも分からないくらい興味がなかったので、確かめるべくネットで調べてみると、ウルトラマンってたくさんいるのですね。写真で見ると、これはウルトラマン80じゃないかと思うのですが……。詳しい方がいらしたら教えてください。
 
まさかウルトラマンについてネットで調べることになるとは思いませんでした。

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ツルマメと格闘中の皆さんに指導員の佐々木勝義さんが声をかけ、呼び集めました。写真のクロマツが茶色く枯れてしまったのは、ツルマメに長く巻き付かれていたことが原因なのだそう。

ある参加者が「ツルマメが巻き付いていると、風て倒れるをの防いでくれたりするような、プラスの効果はないのですか」と質問していましたが、これを見て、太陽を好むマツにとって、ツルマメに巻き付かれることがどれだけストレスかがよく分かったようでした。
勝義さんが「こうならないように皆さんに作業をしてもらっているのです」とこのマツを前に放った言葉に、一同納得。幸い全体が枯れているわけではないから、このマツもまた元気になるだろうとの言葉にみんなほっとし、この作業はこうして一本一本クロマツを救出していく大事な作業なんだということがとてもよく理解できました。
 

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中央部分が枯れていました


 

ここで作業をしていたチームは、午後になって佐々木さんから
その仕事ぶりを褒められるのですが、
このクロマツの姿を見たことも大きかったかもしれません。
たいへんだけど、チクチクされるけど、放っておいたら枯れてしまう。
だからツルマメと闘うのだという気持ちにさせてくれたクロマツでした。

 

広報室の林です。

いつもボランティアさんたちの服装や持ち物にある工夫に関心するのですが、
これはまた体への負担を軽減する便利なものだなぁと感じたのでご紹介します。

これ、わかりますか??
この男性、小さなイスに座ってツルマメと格闘しています。

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こんな感じのイス。
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こうして腰にぶら下げておくのだそう。
しかも100円ショップで購入されたのだとか。
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これがあるのとないのとでは腰への負担が違うでしょうね~。
長時間しゃがむのが大変だという方にお勧めです!

集合

今回もたくさんの方にご参加いただきました!

前回同様、天候が心配されていましたが、たいした雨にも降られることなく
曇り空の下、少々強めの涼しい風が吹く中、作業がはかどりました。
午前中は内陸防風林チームと海岸林チームに分かれの作業となりましたが、
内容は同じ。“いつもの”ツルマメの抜き取り作業です。
これまでは今年の植栽地での作業が多かったのですが、
今回は少し大きくなったクロマツをツルマメから救出する作業です。

↓ 男性の背丈と同じくらいのクロマツの下の方がツルマメでぐるぐる巻きになっていました。
                             ↓ チクチクされながら、ツルマメを外し、根っこを引き抜きます。
                                              ↓ こんなに大量のツルマメが!
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広い広い植栽地の中に、ところどころこのようにツルマメ群生地帯があるのです。

リピーターの方々でもなかなか根っこまでしっかり引き抜くのが難しく、
スタッフHから、リピーターの証である腕章を「没収ですね」と厳しく言い放たれる人も……。

午後には皆さん熟練し、かなりツルマメに打撃を与えられた感じがしました。

佐々木勝義さんからその仕事ぶりを褒められた「ツルマメ駆除隊」の皆さん
(中には午前中Hから腕章を没収されかけた2名も……)

500

いつも「自分はいけないけど、遠方から来られる皆さんに
いい思い出と共に帰っていただけたら」と差し入れをご用意くださる
ニコンプレシジョンの社長さんから今回もたくさんのおからクッキーが!
受け取ってすぐに食べる方もいれば、職場へのお土産に持ち帰る方もいらっしゃいました。
いつもありがとうございます!!
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昨年に続き、県内から親子で参加してくださったAさん。
作業中もお昼休みもずっと仲良し。終わりの会で、吉田に指名されたお二人は「そっくり~」(立ち姿もそっくり!)との声を受けながら感想を語ってくださいました。
息子さんは、高校3年生だけどと、前置きをしながら「息抜きにと参加した。社会勉強になった」と受験勉強では学べないものを感じ取ってくれたようでした。
来年、大学生になってまたお父さんと一緒に参加してもらいたいです!

ニコン
 
久しぶりの参加となったニコンのHさん。参加者の皆さんがレベルアップしていることに驚いたようで、そのことをお話しくださいました。
実際、緑の腕章をつけたリピーターの皆さん(10回以上参加の方。ほぼスタッフと同じ動きができます)をはじめ、白の腕章(3回以上参加の皆さん)の方がたくさんいてくださることで、全体の作業の質が向上していることを感じているので、Hさんの感想を聞き、うれしく感じました。
 
 
 

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いつも最後に募金をお手伝いくださる仙台トヨペットの皆さんはめずらしくお休み(行事があるとのことでした。残念!)。
ということで、今回はかわいい新入社員の女子ではなく、2人のおじさんが募金に立ちました。
実はこの2人、11月の大阪マラソンにチャレンジするランナー。初の42.195キロに挑みます。そこで皆さんに募金を呼びかける場を設けさせてもらいました。
集まった4万円を超える募金は、20,866円ずつに分け、ジャパンギビングを通じ、それぞれ入金しています。
 
Kさん https://japangiving.jp//fundraisings/33288
Sさん https://japangiving.jp//fundraisings/33505
 
ご参加くださった皆さん、募金にご協力くださった皆さん、ありがとうございました。

今年の楽天は、夏の2週間で一気に10連敗。
スタジアムに一度も行けぬまま、ずいぶん沈んでしまいました・・・
14日の「予告先発」はまだ発表されてませんが、昔からファンの岸投手ならば行かねば・・・
名取北高校出身。打線援護なく、目下8連敗。
プロ野球と同様、「彼岸まで」を合言葉にしたプロ・ボランティアの下刈も終盤戦。
ツルマメが結実し、弾け散る前に。
「予告先発」つながりで、われわれ9月16日(土)ボランティアの日の仕事「予告」を。
今年は、6月以降ずっと「ツルマメ」抜き取り。
今回もそれに代わりありませんが。

2015年植栽地の樹高1m強のクロマツにツルマメが巻き付く

2015年植栽地の樹高1m強のクロマツにツルマメが巻き付く


私はこの2週間、東京本部勤務でしたので、14日夕方に宮城入り。
名取事務所、森林組合、松島森林総合から報告(ボランティアへの依頼)が入っております。
前日15日に現場実踏してから仕事内容は最終決定しますが、大まかに予告します。
当日は全国から約100名。
朝から2チームに分かれます。
①2014年植栽地南端(航空機誘導灯付近)30人程度
②2015年植栽協力地 内陸防風林(海沿いビニールハウス団地北東の共有林。三和ゲート近く)70人程度
*②は近いので、歩いていくかもしれません。
*本来、地元農家が一切自力で行う箇所ですが協力要請があり、特例で初実施。
*1.33haのうち、幅10m×100m程度と聞いていますが、見てみないと・・・
それぞれ終わり次第(②のチームが先に終わるはず)
2016年植栽地の最南端を北上。(最も海寄りの幅60m)
ツルマメ抜き取りが続く。
【注意】
・今回は植栽後3・4年経ち多少樹高1~2mのマツ周りの作業のため「長袖」を。
後でかゆくなりますから。
・それらの松にはハチの巣(主にフタモンアシナガバチ。黒い)がないとも限りません。
マツの枝元に小さな巣をつくります。対策は当日説明します。
(プロの情報と前日踏査でも出来る限り自分の目で確認しておきます)
マツの葉に腕が触れるので、いつも申し上げるように「長袖」推奨

マツの葉に腕が触れるので、いつも申し上げるように「長袖」推奨


フタモンアシナガバチの巣。今年はプロからの発見の報告は2回しかない

フタモンアシナガバチの巣 今年はプロからの発見の報告は2回しかない


 
 
 
 
 
 
 
 
以上、「予告」まで。

広報室の林です。
2日のボランティアの日、印象に残ったのはこの2人。

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終わりの会で吉田が感想を言うように指名した男性たち。

みんなの前に出てきた2人からは何となく若手漫才師のにおいが……(かぎ取ったのは私だけ!?)

ビブスを見てもらうと分かる通り、彼らは違う会社からの参加だったにもかかわらず
朝からずっと一緒に作業をしていて、吉田が不思議に思って声をかけたのだそう。

なんと、学生時代同級生で、一緒に勉学に励んだ親友だったのだそう。
朝、ボランティアの集合場所で思ってもみなかった再会に驚いたのだとか。

6月にはオイスカ北海道支部から参加したAさんが、
集合場所で、息子と顔を合わせて驚いたという話を聞きました。
その息子さんが今回も参加していたので話を聞くと
ボランティアの翌日にお父さんと一緒に松島などを観光し、
思いがけず親孝行ができたとのことでした。

全国から大勢のボランティアさんが集まる
このプロジェクトならでは楽しい一コマです!

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