総務部ハルハルです。
11月26日(日)大阪チャリティマラソン走ってきました。
マラソン参加の寄附のお願いにあたり、ただご支援、ご協力っていうのは気が引けて、自分でも体張らなきゃと。
5時間以内で完走できなかったら、生まれてこの方した事のない坊主にすると口が滑ってつい宣言。
宣言したのはいいものの、アシックスの分類では、マラソン5時間以内は中級者ランナー。
自分は、最長走行距離10km。どうしよう。。
いざ練習すると膝は痛くなる。本番前に30㎞試走してみた方がいいとのアドバイスを受け、走ろうとするも試走中に足の痛みで感覚がなくなって、結局本番までの最高走行距離は28㎞。
おまけに直前1週間は、3㎞走ると太もも、ふくらはぎにつる感覚が。正直やばい。。。
不安しかなく、坊主を覚悟。。。
いざ本番当日、荷物を預けなきゃと大阪城公園に7時半に到着も、一般ランナー向けの荷物預かり所に誘導され、
今自分がどこにいるのかもわからず、右往左往。
8時集合のところ、8時10分、やっとのことでチャリティランナー荷物預かり所に到着。天候曇りで少し肌寒い中、
荷物を預けた後はTシャツ一枚に。

混雑しているスタート地点

混雑しているスタート地点


雨なんか降る感じではないのに、100円ショップで売られている
ビニール合羽を着用している人をやたら目にする。
あれって、寒さ対策だったんだと納得。
空には、中継用のヘリコプターが2台旋回中。
マラソンスタートまで30分ほどの待ち時間、ちょっと寒いし、心細い。
8時55分チャレンジラン(5㎞)スタート、9時 3万人参加のマラソンスタート、スタート地点に到着するまでに17分。
9時17分すぎいよいよスタート。ごちゃつくスタート地点。
自分の走るスペースを探して、右に左に。
1㎞6分以内で走れたら、完走タイム4時間13分、余裕で5時間以内でいける。いけるとこまで、いってみようと。
0~5㎞ 28分37秒 最近なかった感じ、足の痛みがない。
5~10㎞ 57分8秒(28分31秒)まだ行ける。
10~15㎞ 1時間25分40秒(28分32秒)あれっ、調子いい。
15~20㎞ 1時間54分33秒(28分53秒)おっ、だいぶ貯金ができた。
20~25㎞ 2時間25分5秒(30分32秒)右脇腹に少し痛みが。
前半のツケかな、不安が頭をよぎる。
25~30㎞ 2時間57分28秒(32分23秒)いよいよ未知の領域に差し掛かる。
足は痛くない、でも右脇腹には、まだ痛みが。ちょっと苦しい。残り12㎞。
30~35㎞ 3時間31分46秒(34分18秒)完全に未知の領域。足がつって、伸ばしている人を多数見かける。
自分も不安とともに歩いて楽になりたいという弱い自分が顔を覗かせる。
ダメだ、ダメだ。1度歩いたら、走れなくなる。自分に活を入れる。
右脇腹の痛みはなくなった。でも、足が急に重くなり、ペースも落ちる。
残り7㎞。
35~40㎞ 4時間5分13秒(33分27秒)足がどんどん重くなり、1㎞が遠く感じる。
手に持っていたiphoneが滑って飛んで、
画面から道路に叩きつけられる。やっちゃった。。。
すぐに手に取り画面を確認。割れてない、しかも無傷。
強化ガラス保護フィルム貼っててよかったー!
37㎞長い登り坂、歩いてる人が多い。
ここまでよく頑張った、ここはみんなと一緒に歩いても。。。
弱い自分がまた顔を覗かせる。。ここまで来て歩いたら、全て台無し。
あと少し頑張れ。自分を奮い立たせる。残り2km
40~フィニッシュ 4時間19分32秒(14分19秒)めちゃめちゃ苦しい。
頭では、スパートしなきゃと思っていても、足が前に出ない。
どんどん抜かれる。ゴールが見えた。
スピード全然出てないけど、気持ちだけは、スパート。
ゴーール。ミッションクリア。坊主回避!
一番右の紫のTシャツがハルハル

一番右の紫のTシャツがハルハル


今回、海岸林再生プロジェクトを少しでも支援できればとの思いで、チャリティランナーとして参加させていただきました。多くの方々にご支援、ご協力いただき、本当に感謝しております。
ご支援いただいた皆さまの思いを背負い、私なりに何とか体現したいと8月末~11月本番まで3ヵ月間試行錯誤でトレーニングしてきました。おかげさまでゴールまで1度も歩くことなく完走できました。
直前まで足の不調にいろいろと頭を悩ますことを練習中に経験できたことが、対策を講じて本番で活かすことに繋がり、今では、運がよかったと思っています。
来年以降も海岸林再生プロジェクトの現場に行って活動に参加したり、陰から支えたりと今後も何らかの形で携わって参ります。
改めましてご支援、ご協力ありがとうございました!
今後とも海岸林再生プロジェクトをよろしくお願い致します。

今年の大阪マラソンベストチャリティランナー賞を、
オイスカ海岸林ランナーがいただきました。

「3年連続でオイスカさんですね」。
受付ブース対応と報告会の準備で人を割けず、授賞式に出られませんでしたが、
大会実行委員長さんから褒めていただいたそうです。

この前の大河ドラマ「直虎」。
静岡県掛川の高天神城が出てきましたが、その近くに住む久我さんと天野さん。
海にはクロマツ、海岸林。

名取にも来てくれました。
掛川でも活動報告会の機会をつくって下さいました。

左が天野さん、右が久我さん

左が天野さん、右が久我さん

そして、有言実行で受賞。
久我さんは一昨年、そして天野さんが今年のベストチャリティランナー賞。
応援に来てくれた平山さん(会えなかったけど)はじめ
ご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました。

一言で言って、彼らは明るい。
マラソン前日の活動報告会の後、オイスカ関西支部岡崎会長、黒田事務局長の
計らいで、地下鉄「谷町9丁目」駅の改札横の店で、希望者だけの夕食会。
食べっぷり、快活な笑い。初めて会うチャリティランナー仲間との会話の様子。
惚れ惚れしました。

大阪での報告会にて

大阪での報告会にて。前列がチャリティランナー。
楯を持っているのが天野さん。その右が久我さん

駆けても速い。
さっさと走って、鮮やかに帰る。
見事としか言いようがない。

次はどこで会えるかな?

大阪マラソンへのご協力の御礼

2017年11月28日( カテゴリー: 本部発 )

11月26日、私たちにとって4回目の大阪マラソンは無事終了しました。
途中タイムアップで関門収容された吉田一人除き、怪我なく爽やかに完走。
今年は独特の一体感、連帯感があったのが大きな特徴。
ご協力いただいたすべての皆様に、心から御礼申し上げます。
大阪マラソンは、東北の復興を、西日本に伝えるための重要な足掛かりです。
年を追うごとにオイスカネットワークと支援企業・労組などの連携が進み、
行事として定着、ランナーの出身県も広がりました。
「できるだけ大勢の人から少しづつ」
この行事は、私たちのこの最上位指標の追求そのもの。
まず、オイスカランナー数は、第1回の24人から年々増えて、今年は61人。
しかも、ベストチャリティーランナー賞は3年連続受賞。
どう考えても、ランナー・関係者が数千人に説明したのは間違いない。
加えて、総出走者32,000人÷14団体として、2,285人からの支援。
今年も同僚諸氏は、体を張って「盛り上げ役」を買って出てくれました。

昨日知り合ったばかりなのに、この格好

昨日知り合ったばかりなのに、この格好


名取で一緒に汗をかいて、ここでまた再会

名取で一緒に汗をかいて、ここでまた再会


毎年行っている活動報告会は、今年は復興庁の助成金を活用して開催。
出走前のランナーなど26名が参加。現場のレポートを初めて聞いた方に
大好評だっただけに、より聴講者が増える努力をしなければなりません。
課題は一つ一つの深度、ちょっとした一工夫。
もう一歩踏み込んだ「組織的拡散」。
より早い段階で、布石を打つ時期かもしれません。
次の一歩のヒントがたくさん見えました。
毎年の組織的な参加協力。ネクスタ㈱はその先頭

毎年の組織的な参加協力。ネクスタ㈱はその先頭


「私は300人以上から寄附をいただきました」とは、兵庫の会員企業ランナー。
「社員に海岸林活動報告会をしたらどうですか?」と言われたと大阪の企業の重役。
「私の同僚が、○○局のパーソナリティーなので・・・」と某ラジオ局ディレクター。
「うちの会社からも来年はランナーを」と宮城から大阪に転勤された方。
いまはまだ、裏方チームに余韻も疲れも残っています。クールダウンが先決です。
もし、また寄附先団体に認定いただけたら、輪を一歩でも広げよう。
去年よりこれが前進したと言えるように。
来年のエントリー締め切りは11月30日。認定が決まるのは2月です。

今年度最終モニタリング調査

2017年11月27日( カテゴリー: 清藤先生の視点 )

緑化技術参事の清藤です。
職業体験のため7人の仙台の中学2年生が、15日から17までやってきました。海岸林、オイスカ、職業について
学び、体験しました。詳しい報告は他の方に譲るとして、16日と17日は今年度最後のモニタリング調査を4班に
分かれて生長調査・土壌調査の手伝いをしてもらいました。
2014年植栽から今年2017年植栽までの植栽地に26ヵ所の調査地を設けてあります。それを手分けをして、
50サンプルの樹高と根元径の測定、土壌の硬さと土壌酸度を調べるために60㎝深さに穴を掘ってもらいました。
特に潜って根元径を測るのは大変そうでしたし、土壌調査の穴掘りは初めての中学生にはキツイものがあったでしょう。
image1image2
さて今回は今年度モニタリング最終回、前回の7月からどの程度伸びたのか、秋伸びはそれほどないものの
育てた苗の産地によっても違いがあるはずです。データを集計し分析しなければ具体的なことは言えませんが、
やはり植栽場所による違い、苗によるちがいなどが見られています。
生長が抜群に良いのは、第一育苗場精英樹露地苗による植栽地。調査プロット内でも2mを超えた樹高の個体が
みられるようになりました。ちなみに一番伸びている個体はやはり2014年に植えられた第一育苗場精英樹露地苗
による植栽地でした。最高は310㎝、根元径8.1㎝でした。樹高3mは通常10年以上経ての海岸林での樹高です。
また一年間で一番伸びた長さは130㎝でした。
無題
コンテナ苗はどうも露地苗に比べて2・3年は生長が遅れるようです。
樹木が生長するのには水と養分が必要です。その水と養分は地下部根から地上部へ送っているはずです。
となると根の発達が生長の大きなカギです。根の発達には土が伸びるにふさわしい硬さがあるでしょう。
硬ければ伸びない限界もあるはずです。そのために土壌の硬度も調べています。また根に酸素が必要ですが、
水がたまるような場所では酸欠を起こし根が枯死するのです。露地苗とコンテナ苗の違いは根量の違いが
大きいでしょう。樹木生理学で学んだ記憶では、根は地下部深さ30~50㎝にほとんど分布している。
植えられた苗の根の伸びを観察したいのですが簡単にいきませんが、たまたま大雨で崩れた今年植栽の場所の
苗の根をみることができました。

コンテナ苗の新しい根の発生

コンテナ苗の新しい根の発生


コンテナ苗です。植栽後半年で写真のようにコンテナで覆われていた下部から大量の根がのびていました。
コンテナで育苗中の根は、底穴の空気に触れる底に向かうため、コンテナ下部に、根は伸び細根が多発します。
伸びてコンテナから飛び出た根は、空中断根、根の切り戻しにより根は切断された状態でコンテから取り出され、
出荷されますが、植栽されるとその下部の断根された空気に触れた部分から根が大量発生し、盛んに養分と水を
吸収して生長の基を作っていくのです。まだ支持根になるほどしっかりした根は発達しておりません。
ではこの状態でその後はどうなるのでしょうか?たまたま2014年に植栽されたコンテナ苗での植栽区で水路を
掘った土手で根の伸びを観察できましたので、写真をおみせします。
苗は現在樹高95㎝、その根をみますと支えとなる水平に伸びた根は1mを越しておりました。また真下に伸びて
いる直根も太くしっかりと張っていました。
今回、サンプル数は少ないのですが、コンテナ苗の根の伸び方をみることができました。植栽当初は地下部20㎝
あたりから大量の根量を増やしながら生長に備える根形作りをし、根の充実に伴って上部の生育が順調に
伸び始め、同時に支持根の根を四方に伸ばし始め、また垂直根も発達してしっかりと生育に堪え得る根が、
樹体を支え生長させていくと想像されました。
水平に根が1m以上伸びている

水平に根が1m以上伸びている


2014年植栽抵抗性コンテナ苗

2014年植栽抵抗性コンテナ苗


垂直に太い根が伸長

垂直に太い根が伸長

こんにちは、浅野です。
先週の土曜日(18日)は今年最後のボランティアの日でした。
今回は、リピーターの方向けの視察会ということでオイスカの植栽地だけでなく
愛林碑や他の地区の植栽地を見に行きました。
ボランティアリピーター向けということでほとんどが顔見知り。
皆さん、集合も早くて若干早めにスタート。まずは、自己紹介から。
「身体の続く限りは…」が合言葉なのか、みなさん口をそろえておっしゃっていました。
D
それが終わると現場へ。もちろん乗り合いで。
まずは広浦の愛林碑を見に。
初めて見る方がほとんどだったようで、「こんなところにあったんだぁ…」
「全然知らなかった!!」など驚きの声を漏らしていました。

広浦の愛林碑を前に真剣に話を聞く参加者

広浦の愛林碑を前に真剣に話を聞く参加者


そのあとオイスカの植栽地を見学し、岩沼市の植栽地へ。
吉田担当部長と佐々木勝義さんの話を聞きながら、それぞれの違いや共通点を
実際に見ていろいろなことを考える機会となったようでした。
来年も皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!
DSCN0483

11月も中旬になるとハチの姿も見えなくなります。
ですから、安心して中学生をマツの密林の中に行かせてあげられる。
ということで、通常のプロット調査のほかに、最大樹高レベルの
ゾーンで生長調査もしてもらいました。
もとの砂浜の基盤ではなく、人工盛土ではどのような生長を見せるか、
知見はありません。未知の世界と言ってよい。

中学生も枝が密集した林内に入って調査

中学生も枝が密集した林内に入って調査


普通、海岸林は、波打ち際に近い方の松は樹高が低いもの。
断面にすれば、海から山へ右肩上がりです。
ですが、当プロジェクトのいまは、それが真逆。
理由の最たるものとしては、「海側はコンテナ苗ではなく裸苗」だから。
名取での経過を見ても、コンテナ苗は、裸苗に比べて2・3年初期生長が遅れるようです。
2014年に植えて、2016年から大きく伸び始めた名取1区の裸苗、
驚いたことに、この1年で130㎝も伸びた個体があります。
樹高は3.2m。普通10年ぐらい要するはず。
辺りはすでに「鬱閉」。地面はまったく見えません。
これが1年で130㎝伸びたマツ。清藤先生もビックリ

これが1年で130㎝伸びたマツ。清藤先生もビックリ


名取1区の内陸側半分はコンテナ苗。
先日のブログ「森林総研の土壌調査」で紹介した個体は直根は1.3m、支根は50㎝。
調査プロットの樹高平均は103㎝、根元径38㎜でした。
きっと来年2018年、裸苗より2年遅れで大きく伸び始めると見ています。

11月16日、再生の会と合同で来年度事業計画・予算編成会議を行いました。
いつも話し合っていることの最終確認ですから、ちゃちゃっと1時間半程度。
・植栽完了は2020年。工事の都合で1年前倒しは叶わず。
・協定面積は若干追加され、約100haとなる見込み。
・最終植栽実面積(生物多様性保護ゾーン・盛土法面・防風垣・作業道・排水溝などを
 除いたもの)は70haあまりとなる見込み。
・播種は最後となる公算。1㎏、約5万粒。育苗場の一部は返還。
・植栽面積は16ha強、約8万本。波打ち際から一番近い場所全長約4㎞×幅20mなど。
 名取市海岸林全長5㎞は繋がることになります。
・育林面積は66ha。プロ野球グラウンド約50枚分。
・育林費が完全にピーク。そのため全体予算は過去最大の見込み。
・ボランティア受け入れは今年度並み2,000人あまり。
・記録編纂を開始。①社史的な詳細版、②読み物風に、③写真集、④技術マニュアル
・植樹祭はあと3年3回、空港から徒歩圏内で開催見込み。
DSCN0244
変わったことと言えば、国・県・市との将来に関した協議を提案しましたが、
動く気配がないので、当方からはっきり申し出ることに変更。
これ以外はまったく既定路線です。

こんにちは。インターン生の内川です。
先日はリピーターのボランティアさんたちと、現場を一緒に見て回りました。
名取はすっかり寒くなっていました…これで今年の現場での活動は最後ですが、
実は、福島で別の活動をやっております。
S__94617604
9月下旬から、福島大学の教員の方々と面談し、海岸林再生プロジェクトの
広報活動をさせて頂けるよう、交渉をして回っておりました。
十数名の先生とメールでアポイントメントを取り、直接お話を聞いて頂いた先生の中から、
共生システム理工学類の塘忠顕教授に講義中の30分間というお時間を頂けることになりました。
現在、それに向けて授業で使うスライド作りや、知識の補強をしております。
本番は11月28日の3限目(13:00〜14:30)、学生さん達が1番眠い時間ですが、
皆さんに興味を持って頂けるよう、精一杯頑張りたいと思います。
今週末の大阪マラソンも、お手伝いさせて頂くことになっておりますので、
また新たに支援者の方々とお会いできるのを楽しみにしております。

10月末の台風21号で盛土が崩れた個所を、
清藤先生に見せようとモニタリング調査の途中で寄り道。
さすが先生。
倒されてもタダでは起きないとはこのこと。
流された苗の根を掘り取っている。
崩落した場所は、広浦沿いの2017年植栽地。
土は目が細かい。乾燥するととても固くなる。
大雨の後は、なかにはトロトロになる場所も。
森林組合の秀君、私ともに太腿まで沈んだ、まさにその場所が崩れた。
目印を付けたのですが、目印自体がなくなっていた。
滞留している水、浸透した水がここに集まってくる。
苗は、宮城県網地島産(準抵抗性)コンテナ苗。生産地はもちろん再生の会。
活着率、生長度合いは極めて順調。
2017植栽後半年網地島コンテナ DSCN0345 (2)2017植栽後半年網地島コンテナ DSCN0346 (3)
平均して、直根らしいものが見当たらないが、根は豊富。
中には60㎝程度の支根もあった。
植えた後の、根のサンプルは少ない。
今月の調査では、極力根にも注目してきた。
森林総研の調査、僕らの土壌調査でも根の一部に出くわした。
東京に帰ってから、引き続き整理してみよう。

11月15日から3日間、中学2年生7名と大人との濃密な3日間。
「職業体験」という趣旨をしっかり意識しながら受け入れました。
ペットショップ、パン屋など選択肢は色々。当方は「復興支援」という
カテゴリーらしいですが、第5希望まで選んで、最後は先生が決めるそうです。
受入指導者は、佐々木統括ご兄弟が座学・まとめも担当。
清藤先生と小林省太さんと私。やたら濃い布陣。
スケジュールは、初日は育苗場・植栽地見学と、座学2コマ。
2日目は終日調査、3日目は調査の残りと、海辺と飛行機の真下の体験。
午後は、まとめの時間(これが大事)。
「おい吉田、ちゃんと仕事考えろ」
「この時期じゃ、やることないですよー」
9月頃、こんな会話から始まりましたが、モニタリング26ヵ所を我々と一緒にやろうと
思いつきました。体験内容としても申し分ない。時間が余った場合や、雨の場合も
一応考えましたが、結果的に60cmの穴を26カ所の土壌調査も加えたので、
我々4名、生徒7名で目一杯1.5日を要しました。
第5希望の生徒も何人かいましたが、かなりキッチリ、実によくやってくれました。
というか、我々も楽しんでいました。

教務主任の先生も視察だけでなく体験

教務主任の先生も視察だけでなく体験


「穴を掘ってどうするのか?」生徒たちは関心を持っていたから聞く態度も真剣

「穴を掘ってどうするのか?」生徒たちは関心を
持っていたから聞く態度も真剣


まとめでは、
「穴掘りを褒められました。才能があることがわかって嬉しいです」
「決断という言葉が一番印象に残りました。決断力のある大人になりたいです」
「400年前にこの仕事を始めた人、今もやっている人はすごいなあと思いました」
「私たちのような者を受け入れていただいて、大変お手間とお手数をおかけしました」
感想文が届いたら、ブログで紹介します。
調査結果は年内にまとめ、各関係先に渡すとともに公表しますが
生徒たちにも届けることを約束しました。

2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
月別アーカイブ

ページトップへ