この年末年始、襟裳岬、青森太平洋側、千葉県富津岬を見てきました。
青森太平洋側では、松くい虫被害がないことにホッとし、、
枯れ木の何本かは見ることかと予想した富津では、鈴木和代さんがブログで紹介した
巨大展望台から青々茂る様子を一望して、努力の成果に圧倒されました。
千葉県も厳しい戦いがある場所です。

青森県日本海側、屏風山海岸林1,000ha。ここから遥か南で、松くい虫を食い止めているため、まだ及んでいない。最前列は50年生マツ。(2016年)

青森県日本海側、屏風山海岸林1,000haここから遥か南で、松くい虫を食い止めているため、まだ及んでいない。最前列は50年生マツ(2016年)


「松くい虫はエボラ出血熱のようなもの」
東大名誉教授の太田猛彦先生は、将来を考える私に注意喚起してくださいますが、
長年の努力の甲斐あって、北海道・青森にはまだ侵入していなかったのですが、
2015年、青森日本海側で、とうとう被害が確認されました。
同時に広葉樹に被害を与える、さらに質が悪く、対処が厳しいナラ枯れも。
カシノナガキクイムシです。
「日本には森林害虫が大まかに400種類」。
林業会社在職時代に、松くい虫駆除の作業者講習でそう聞いたことがあります。
「蔵王の樹氷が見れなくなる?」
昨年秋、蔵王の樹氷をかたどるシラビソ枯損が報じられました。
トウヒツヅリハマキです。オイスカが取り組む「富士山の森づくり」のきっかけとなった蛾です。
全国の名もないような海岸林もたくさん歩いて、見聞きしてきた7年間でしたが、
日本海側はさすがに「防風林」「防砂林」として、海沿いの床屋でも、スーパーの従業員でも
松に守られていることをわかっている人が多いと感じました。
住民参加の森林整備活動は地元でメジャーな存在とは言えなくても、知らぬ人は少なく、
不断の啓発活動の重要性を感じました。
「みんなが1年に一度でも松林に集い、何か作業をすることに意義がある」(ひだか南森林組合幹部)
太平洋側某県民有林にて。幅600mの海岸林は松くいで壊滅(2012年)

太平洋側某県民有林にて。幅600mの海岸林は松くいで壊滅(2012年)


しかし、太平洋側のある場所で、農家や住民だけじゃなく、官有地としての所有者や環境行政と
森林行政の調整が不調で、薬剤駆除が後手に回り、松くい虫被害を増長させた話も聞きました。
「どんなに懸命に説明しても、壊滅的被害を受けた後まで、ありがたみを分かってもらえなかった。
われわれも、もう知るもんかと匙を投げてしまったのも悪いんです」と行政マンは言いました。
唐津の虹ノ松原では「218haの松原で昨年度は年間で228本。住民の巡視体制・通報もあり、発見即対処」。
年間6,000人も市民が整備に参加します。「住民啓発には力を入れており、反対意見なし」。
徹底した考え方は官民で共有されており、見習うべきモデルです。
佐賀県唐津市「虹ノ松原」。我々が参考にべき、多くのものがある場所です。松枯れ、見当たりません。(2015年)

佐賀県唐津市「虹ノ松原」。我々が参考にすべき多くのものがある場所です。松枯れ、見当たりません(2015年)


宮城県では、津波に追い打ちをかけるように震災翌年に大発生。
福島や岩手でも、山に墓標が立っているような被害を見た年でした。
名取市でも「当初予算も補正予算も使い切る」と聞きましたが、いまも駆除は続いています。
名取では、数に限りがある貴重なマツノザイセンチュウ抵抗性クロマツを内陸側に分厚く配置しました。
しかし、虫もさるもの。抵抗性の効果は確約されていません。
植栽後10数年の若齢マツに被害を与えた例も国内にあります。
2020年以降のあり方を考える時、海岸林内だけではなく、
森林組合と組合員など民間協力体制による市内、周辺地域の巡視体制・徹底駆除の継続、
農協などと連携した普段の住民説明・啓発は、大前提として織り込まねばならないと思っています。
官民連携はこういうところから始まります。
西日本某県の高速道沿いの山林すべてこの状況。灰色は枯れて数年、手前の茶色が当年枯れ。松くい虫防除を根底から諦め、すべての松を食い尽くされるまで待つ方針なのかとすら思った。(2012年)

西日本某県の高速道沿いの山林すべてこの状況灰色は枯れて数年、手前の茶色が当年枯れ。松くい虫防除を根底から諦め、すべての松を食い尽くされるまで待つ方針なのかとすら思った。(2012年)


西日本某県の海岸林巨木群も、ひたすら毎年枯れ続けている

西日本某県の海岸林巨木群も、ひたすら毎年枯れ続けている

太平洋戦争を振り返る古典的名著「失敗の本質」という本を正月に読み返しました。
NHK‐BSのインパール作戦の特集も、録画してゆっくり見ました。
目的、目標を定め切れず複雑化し、知らず知らず二重の目的、目標となるということは
日常的によくあることです。難しいなと思います。実行計画云々以前に重要なことで、
大前提が複雑化することは、すべてが複雑化することに繋がると思います。
目的・目標と実行計画、そして戦略と戦術、そのあたりをよく考えて進めたいです。
我々にとって今年は、県の震災復興計画が終る2020年以降のことに踏み込む年であり、
昨年末から1月にかけて、協議の進め方について行政の合意を得ることができ、
今年度中に協議を始めることになりました。
小さな一歩ですが、大きな一歩にも思えます。
2011年、海岸林の再生に関する検討会が、1年間かけてありました。
それは森林再生の初期段階の基本方針を示したもので、
現場の我々にとっては大目的、大方針を示したものに思えました。
5回の検討会をすべて傍聴しましたが、本当に納得できるものでした。
先週、植栽完了後についても、あらためて大方針が示されるようお願いを始めました。

2015年植栽後から3年半の精英樹クロマツ裸苗。十分な支根が出てました。目下の関心の一つは根の様子です。来年度は森林総研東北支所とともに直根の動向を本格的に調べます

2015年植栽後から3年半の精英樹クロマツ裸苗。十分な支根が出てました。目下の関心の一つは根の様子です。来年度は森林総研東北支所とともに直根の動向を本格的に調べます


最近、森林管理・育成も「順応的管理」という言葉をしばしば耳にします。
もちろん、自然相手は順応が大事です。モニタリング調査は将来必ず役立つでしょう。
ただ、社会相手の場合は、変化を先取りし、対応準備を怠らないことが肝要。
震災から7年が経過しますが、世の中も、身の回りも状況は刻々と変わります。
2020年までに更にいろいろ変わるでしょう。
私たちの場合は、能動的に変化を仕掛けるぐらいの心意気でいたいと思います。
第2次アドボカシー期。各機関をつなぐ仕事が増える年になるでしょう。
10月の爆弾低気圧で盛土が少し崩れた個所で、2017年植栽後から半年のコンテナ苗の根の様子が分かった

10月の爆弾低気圧で盛土が少し崩れた個所で2017年植栽後から半年のコンテナ苗の根の様子が分かった


2017年植栽後から半年のコンテナ苗。これも根の出方は順調

2017年植栽後から半年のコンテナ苗これも根の出方は順調

こんにちは、浅野です。
和代さんのブログでもありましたが、千葉県富津市の海岸林の視察に行ってきました。
展望塔のある岬の先端のマツはこんな感じでした。

風向きが一目でわかるマツ

風向きが一目でわかるマツ


やはり、一番海側で風を受けているマツは葉が落ちています…
が、同じ木でも奥の方は緑が残っています。マツの生命力ってすごいですね。
ちょっと戻ってみると何が原因なのかは分かりませんが、火事の後が…。
火事の後

火事の後


これを見て「こういうのがつちくらげ病の原因になるんだよなー」と吉田さんが一言。
前に佐々木勝義さんからマツ林→火災→つちくらげ病の話を聞いていたので「あぁ!」となりました。
つちくらげ病は火事などで周囲の土の温度が上昇していき、病気の元となるつちくらげの胞子が一斉に飛散することで発生する病気で、感染すると集団枯損を引き起こすというものです。
いつ火事になったのか…大丈夫なのか…ちょっと心配ですね。
そこから防潮堤の方へ行き、海岸林を見ると…
海に近い方は枯れてます

海に近い方は枯れてます


ここも海に近い方は枯れていました。
これはどこの海岸林も同じですが…やはり一番前は犠牲になるんですね。
せっかくなので海を見ようと、防潮堤から見てみました。
ゴミはあるけどなかなか綺麗な水…と思ったら、保安林の看板が。
上の写真の鉄枠?から飛んだようです。
風で飛ばされたようです

風で飛ばされたようです


やっぱり海岸は風が強いみたいですね…。

こんにちは
海岸林担当の鈴木です。
吉田、浅野とともに千葉県富津市の富津岬海岸林の視察に行ってきました。
富津岬は、東京から東京湾アクアラインを通り、木更津から少し南下し、東京湾口の少し湾にせせり出ている岬で、対岸が横須賀です。
富津市の観光名所といえば ↓↓ この展望台
岬の突端にあり、明治百年を記念して、昭和48年に建設されたもののようです。
この不思議な形、五葉松をかたどっているそうな

明治百年記念展望塔

明治百年記念展望塔


幹線道路沿いにあるわけではないこの展望台ですが、滞在10分ほどの間に観光と思われる人たち30人ほどに出会いました。空気の澄んだ日には対岸の横須賀、富士山もきれいに見えるようですから、ぜひ行ってみてください。ただし、真冬の風の強い日は避けた方がいいかと・・・
展望塔の一番上に設置されている案内プレート 富士山がきれいに見えるようですね

展望塔の一番上に設置されている案内プレート
富士山がきれいに見えるようですね


岬の突端から少し離れたところに島が見えました。
明治14年から大正10年にかけて建設された砲台を備えた人工島

明治14年から大正10年にかけて建設された砲台を備えた人工島


この人工島は、富津岬から横須賀の観音崎を結ぶ東京湾口に首都防衛を目的として建設されました。展望塔の上からは、第一海堡、第二海堡を見ることができました。写真の海堡は9年間、その奥は25年間の歳月を費やして建設され、当時は、アメリカから技術提供を求められたほど、注目された技術だったそうです。
展望塔からもう一つ見えるもの
展望塔から見える海岸林

展望塔から見える海岸林


最前線の場所は風や潮の影響があまりにも強く、植物が成育するにはとても厳しい環境のため、おそらく何度も植え替えをしているのだろうと思います。
防潮堤が波の威力で壊れてしまうくらいですから、台風や高潮の時には相当なダメージを受ける場所なのだろうと思います。
コンクリートでさえ波の力で壊れてしまうのだろう

コンクリートでさえ波の力で壊れてしまうのだろう


上から見ると何も植えられていないように見えるのですが、近くに寄ってみると、クロマツと広葉樹が、1m間隔で半分ずつ植えてあり、展望塔に一番近いところは9割が枯れてしまっているように見えました。
やはり相当厳しい環境なのだろう

やはり相当厳しい環境なのだろう


クロマツがことごとく枯れている中で、マサキとトベラという広葉樹は少し持ちこたえているようでした。
マサキ

マサキ


トベラ

トベラ


 
 
 
 
 
 
 
マサキの表面には塩の結晶がついているほどの最前線の場所でも成育できるように進化してきたのだろうと思いますが、それでも植物の強さに脱帽です。
この場所での植栽を何度も繰り返した結果の樹種の選定とクロマツとの比率なのでしょう。
とはいえ、この場所で植物を育てるのは並大抵の努力ではないはずです。

匠の技

2018年2月2日( カテゴリー: 本部発 )

「海岸林再生プロジェクト」はオイスカの看板プロジェクト

これは、先日、宮城県支部の会合で講演をした海外事業部の長部長が、
プロジェクトの現場視察をした後に語った言葉です。

発芽率や活着率が100%に近い数字で、非常に精度が高い事業であり、
オイスカが国内外で展開している植林プロジェクトのモデルとなる、と。

育苗場を視察する長部長(右)と案内をする佐々木統括

育苗場を視察する長部長(右)と案内をする佐々木統括


 
長部長は、主に海外の現場を長く担当しており、大規模な植林プロジェクトも数多く手がけてきました。支部での講演でも、インドネシアやフィリピン、バングラデシュなどで取り組んでいるマングローブ植林や海岸の森づくりについて紹介。
多くの植林現場を見ているからこそ、発芽率や活着率がこれほどまでに高いことが、どれほど驚くべきことなのか、称賛に値することなのかがよく分かるのです。
 
 
 

そして長部長は、それを支えているのが、佐々木統括をはじめとする
現場の技術者たちの“匠の技”だと表現していました。

誇るべき高い技術だとは分かっていましたが、
私の口からは出てこない表現に、ちょっと感動。

その、“匠の技”ともいえる育苗・植栽の技術。
そこに丁寧な作業で育林を支えてくださるボランティアの存在があって
名取の現場ではクロマツが元気に育っていること、
もう少し丁寧に発信していかなければいけないなぁと感じました。

宮城_180124_0039

プロにはプロの技術の本当の素晴らしさが分かるのです

南部アカマツ

2018年2月2日( カテゴリー: 海岸林あれこれ )

田野畑村「北山崎」。
リアス式海岸を代表する絶景です。
いつも観光ポスターで見ていた場所でした。今回まさか見れるとは。
やっとあり着いた昼食もそこそこに。
小林さん、清藤先生は好奇心の塊。足で稼ぐタイプ。モタモタしない。
小林さん「先生、先端まで行きます?」
清藤先生「・・・」
吉田「行きません(笑)」
と言っていたのに先生は突然ギアが入る。
第1展望台は誰でも行く。そこから先端目指して、絶壁の尾根伝いに急坂を上り下り。
180120 岩手北山崎 南部アカマツ  (13)180120 岩手北山崎 南部アカマツ  (1)
先生、走ってるし・・・私はしぶしぶ後を追う。何歳ですか??
小林さんもズンズン。飽きたって顔しないし。
こういう2人だから、変に気を遣わず、現場に行っても波長が合うんです。
ここは南部アカマツ。
意識して見たのは初めて。超優良材だそうです。
これほどの断崖絶壁、これほどの強風でも、まっすぐ伸びる。
普段見るアカマツと、松ぼっくりの形も、葉の長さも、樹形も違う。
東京本部海岸林女子にも見せてあげたかった。
せめて南部せんべい買っていこう。

180120 岩手北山崎 南部アカマツ  (32)

岩手県野田村・普代村にて

2018年2月1日( カテゴリー: 海岸林あれこれ )

1月19日~22日、青森北部視察がメインでしたが、
他県の復旧状況は、見れるときに見なければならないなので、
八戸を起点に、岩手最北部の野田村・普代村・田野畑村にも行きました。
震災以来2度目。前に来たときは、「あまちゃん鉄道」の車窓から見ただけで
歩きはしませんでしたし、海岸防災林の復旧面積はさらに小さいですが、
やはり、さまざまな工事が続いていました。

野田村前浜。名取よりはるかに高い防潮堤の後ろに去年10月植えられました

野田村前浜。名取よりはるかに高い防潮堤の後ろに去年10月植えられました


野田村明戸。植栽6年目の試験地。マツの間にカシワ・サクラ・コナラを海に向かって列状に配置

野田村明戸。植栽6年目の試験地。マツの間にカシワ・サクラ・コナラを海に向かって列状に配置


野田村はリアス式海岸ではなく、海から緩やかに耕地が内陸に続き、
当然ヤマセに毎年晒される土地柄です。植樹祭が行われたようですし、
津々浦々でも小さな海岸防災林が造成されていました。
普代村は、NHKスペシャルなどで紹介された計画的な町づくりと、
奇跡と称される「普代水門」の甲斐あって、被害を食い止めた場所として知られています。
明治の津波では死者行方不明者1,010人、昭和の津波では138人。
東日本大震災による津波では死者ゼロ、行方不明者1名。
集落は奥の高所に移転する街づくりが震災前に行われていた。
普代水門。1984年完成。高さ15.5m。水門右端上部に青い表示で震災の津波高23.6mと記載。間一髪、右の県道の扉を手動で閉めた

普代水門。1984年完成。高さ15.5m。水門右端上部に青い表示で震災の津波高23.6mと記載。間一髪、右の県道の扉を手動で閉めた


水門内陸側にわずかながら植栽されていた

水門内陸側にわずかながら植栽されていた


 
 
 
 
 
 
 
 
消防団員の方が、手動で門を閉じたという有名な場所に立ち、背筋が凍る思いがしました。
水門裏には津波の勢いを弱めて犠牲となった防潮林の残存木が残っていましたが、
ここもいつか、正式に防災林造成されるのだと思います。
田野畑村では、ちょっと観光を。
有名な「北山崎」の絶景と南部アカマツを。
これは明日のブログで。

なんで杉が?

2018年1月31日( カテゴリー: 現場レポート )

雪の中の巡視で、変わったものを見つけました。
なんで今まで誰も気づかなかったんだろう。
佐々木統括もビックリ。「誰かが植えたか」
イタズラできない場所です。

2015年植栽地の最も海寄り。
防風垣の「中」から「杉」が伸びていました。
なんで??しかも防風垣を超える高さ。

180124 (19)180124 (16)
防風垣の中は、快適空間なんでしょう。草刈りしにくいし。
ニセアカシア、日本三大毒草ドクウツギの温床、発生源です。
杉は初めて。波打ち際から200m程度の塩がきついところ。
葉っぱは真っ赤を通り越し、黄色。枯れてもおかしくない。

今まではマツの色に溶け込んで、我々も見つけられなかった。
でも、いまは冬景色。おかしな色、おかしな葉っぱ。
わかりやすい。

写真の左奥の茂み、500m先の下増田神社から種で飛んできたのか?。
ここで生きてゆけるか、今後も見守ってみたいです。

後ろは仙台空港。500m先の神社で生き抜いた杉から種が飛んできか

後ろは仙台空港500m先の神社で生き抜いた杉から種が飛んできか

積雪の1月の生き物

2018年1月30日( カテゴリー: いきもの, 現場レポート )

ノスリとカラス

ノスリとカラス


巡視に行くと早速、ノスリがカラス2匹に追いかけられている。
今日はどんな生き物と会うのか。

まず、動物の足跡(アニマルトラック)を見る。
同じ歩き方のものしか見つからなかった。

鳥はトビ・ノスリ・カラス・スズメ・ツグミ・ホオジロ・カワラヒワ
カワラヒワは、スズメのように群れている。
見たことないのは、スズメぐらいの大きさでつがいでいて、
喉元にピンクの毛がある鳥。

ホオジロ

ホオジロ


カワラヒラ

カワラヒラ


もう少しゆっくり見たかったけど、なかなかそうもいかず。
マツは順調。とくに変わったこともなく。
ホッとしました。

タヌキの足跡?

タヌキの足跡?

積雪の現場

2018年1月29日( カテゴリー: 現場レポート )

この年末年始は、どうしても来なければならない用事もなく、
例年以上に現場をご無礼させていただきました。
1月24日、じっくり現場を巡視しましたので写真報告します。
宮城県南部から福島にかけた海沿いは「浜通り」と言います。
仙台市内など内陸よりも気温は低く、風は強いですが、雪は少ない。
積もることは年にそう何度もありません。
出張で来ても、積雪に出会うことは少ないです。
再生の会の苗は、地際からびっしり、充実した枝ぶりが特徴。
一番下の枝は雪に埋もれています。
今日は飛行機も欠航が多いらしく、いつもの時間のいつもの飛行機は来ません。
すごく静かでした。
晴れだとニュースで言っていましたが、真っ白だった蔵王の山はすぐ見えなくなり
西から灰色の雲が迫ってきて、あっと言う間に雪がぱらついてきます。
あっと言う間に2時間。次の約束があるから戻らなきゃ。
次がまた楽しみです。

2014年植栽地 樹高平均100㎝

2014年植栽地 樹高平均100㎝


2015年植栽地 樹高平均75㎝

2015年植栽地 樹高平均75㎝


2016年植栽地

2016年植栽地


2017年植栽地

2017年植栽地

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