先月のボランティアの日が土木作業でヘトヘトになったことは前にブログでもお伝えしました。
午後に根踏みをしたチームの方が面白いものを発見しました。

分かりますか?近くで撮ると…

落花生です。しかも割れてない。
振ってみるとカラカラと音がします…。
こんなところで落花生?しかも一つだけ??
と、周りにいた女子たちが不思議がっていると…
「そりゃ、カラスが持ってきたんだべぇ」と松島森林総合のSさん。
Sさん曰く、近くの畑の落花生を取ってきたカラスが落としたんだろうとのこと。
なるほどー。と納得の女子たち。
海岸林ではいろいろな面白い発見があります!
皆さんも植栽地に来たときはそこも楽しんでくださいねー
2017年度事業 速報値
事業量最大期に入った昨年度も、当期支出を収入がなんとか上回り、
もちろん、途中の資金ショートもなく、新年度に入ることができました。。
存分に仕事させていただいたこと、心から御礼を申し上げます。
2017年度および、累計データを速報値的に報告します。
●協定締結面積:96.62ha(2019年に約5ha追加協定見通し)
*うち生物多様性配慮ゾーン、作業道、盛土法面、防風垣などを除いた
植栽可能箇所は約70haとなる見込み。
●植栽完了面積:50.39ha、265,522本(今年度約16ha植付計画)
●2017年植栽:13.66ha 71,945本
●2017年播種数:57,000粒
●2017年雇用数:1,435人、累計:6,087人
*育林部門の葛・ニセアカシア駆除対策が見込より多く計画の1.2倍で推移
●2017年ボランティア数:2,096人 累計:7,214人
●2017年活動報告会数・聴講者数:
30回・5,911人 累計:191回・30,687人
●2017年視察者数:231人、累計:3,223人
●2017年国内メディア掲載数:23回、累計:204回
●累計寄附収入:おかげさまで何とか「6億円」に辿り着きました。
なお、昨年は第1回インフラメンテナンス大賞、全国山林種苗品評会「林野庁長官賞」を
受賞することができました。
今回の写真は、めずらしく「会議」をテーマにしてみました。
震災遺構の荒浜小学校
海岸林担当の鈴木です。
宮城に行ったら必ず子ども達に見させたいと思っていたのが震災遺構となっている仙台市立荒浜小学校
校舎の2階、30㎝くらまで津波が押し寄せ、当時は1階に流された車が何台も突き刺さっていました。津波の威力や脅威を伝える震災遺構として、2017年5月から内部が公開されています。
言葉ででしかわかっていない津波の怖さを少しでも肌で感じてくれればと思い連れてきました。
1階部分はガレキはきれいに片付けられているため、展示されていた写真でしか直後の様子を知ることができませんでした。子ども達は写真を見てもやっぱり現実のものとして受け止めていない様子
2階に上がり、「津波がここまで到達しました」というラインがありました。おそらく掃除用具を入れるロッカーなのでしょう、津波で浸かった部分が少し錆びていました。これを見て、少しだけ現実のものとして捉えられたようでした。
上映されていたビデオに見入り、展示されていたジオラマに見入り・・・そして窓の外を眺めるも、そこには何もない土地が広がり、クロマツがぽつぽつと立ち、海が広がっている。
あーここに人々の生活の営みがあったんだなぁ
荒浜地区は古くから漁業で栄えた地区で、この地区の南北は200mの海岸林幅があるのですが、この地区は三方を海岸林に囲まれ、海岸線のすぐ近くまで住宅が建てられていたようです。
ジオラマは「○○の家」と書かれたプレートが付けられており、活き活きとした人々の生活を想像させてくれます。目を窓の外に移すと何もない。この対比が消化しきれない何かを心の中に残しました。
感じること、感じ方は人それぞれだとは思いますが、
津波の威力や脅威を知るために、訪れなければならない場所だと思います。
名取北高校でも説明会をしました。たくさん来てくれそうです。
植樹祭会場周辺のゴミです。日に日に増えています。
先日はベッドマットの多数のバネが捨てられました。
火をつけて何かを燃やした跡もあります。
たばこの吸殻を大量に捨てた人も3人。
寄附者の銘板があっても気にしないことにも悲しくなります。


とくに開会式・閉会式予定地では、あらかじめ拾うか迷いました。
我々は1年中ゴミ拾いしなければならないのか・・・
処分するのお金がかかるような類のものもあります。
でも、敢えて拾わないことにしました。
当日参加者から叱責を受ける可能性も高いですが。
現状を知ってもらおうと決めました。
司会進行は私がしますが、言うべきことはきっぱり言おうと思います。

海岸林担当の鈴木です。
さぁ休憩!休憩!
の声とともに、午前中の土詰め作業を終えて事務所に戻る途中、
「自然がいっぱいあっていいよね~」
「ここはまだ土筆が出てないね」
3月末に浜松の祖父母の家に行った際に、土筆が山ほど生えている所を見つけていたので気になったのでしょう。
東京都内の住宅地で生活していると、住宅の小さな庭先で季節を感じるだけです。
名取の事務所がある辺りは居住禁止区域になっていることもあり広々としています。
自然の中に身を置いて、心の鍵が少し開いたかな?
そして、宮城行きの目的の「海」!
海岸林の現場から砂浜を歩いて波打ち際に
しばらく波と追いかけっこ
そのうち、石を拾い投げ込み、小さな流木も、さらにはどこかから流れ着いた漁船用のバケツまでも。(私の心のつぶやき:こんな大きなバケツを投げ入れていいものか?まぁ流れ着いたものを戻すだけだからいいのか?)
これがなかなか船出せず、投げ入れては戻り、タイミングを見計らってより遠くに入れるも波に戻されを繰り返し、やっと船出!と思い、次にサッカーボールに興じている間に、数メートル先にまたまたバケツが舞い戻っている・・・
靴が濡れるのも忘れて3人で楽しそう
3人・・・そう吉田部長も一緒になって夢中です。
そういえば、最近、子どもたちが汚れを気にせず夢中になって遊ぶ姿を見たことがなかったなぁ。久しぶりに夢中になって遊ぶ子ども達の姿を見ました。
子ども達は吉田部長のことを「よしちゃん」と呼んで慕っています。
子どもの心も解き放つ吉田マジック!
さらには大木までも船出させようと奮闘
たっぷり2時間くらい遊んだのかな?
もう存分に海を満喫!
と思ったのですが、吉田部長には海その2、海その3が用意されていました。
子ども相手にも手を抜かない
ブログ読者はご存知だとは思いますが、スゴイ人です。
こんにちは 海岸林担当の鈴木です。
しばらくご無沙汰していました。
2018年がすでに4ヵ月も経とうとしています。
つい先ほど、同僚と
「夜になって、今日何したかな?と思い返して、あれ?何もしてない!と思うことが多くなったんだよね~。私の仕事をする手が遅くなったんじゃないかと思うんだよ~」
「いやいや 違うよ! それは時間が経つのが早くなっただけ!1秒が0.8秒くらいに縮んでるんだよ」
という話をしたものの、本当に仕事の手が遅くなったのかも!?と少し不安に思うのでした。
このブログももっと早くに書かなければならなかったのですが、
こんなに遅くなってしまいました(-_-;)
4月3~4日に中学入学直前の娘、4年生になる息子を連れ、1年ぶりに名取を訪れました。
子ども達にとっては3回目の名取です。
春休みなのでどっか行きたい!宮城に行きたい!!というので、クロマツの成長を楽しみにしているのかと思いきや、
「海で遊びたい!」「おいしいものを食べたい!」というので、少しガッカリ
それでも、宮城でのたくさんの楽しい思い出の片隅にクロマツが映っていればそれでいいか・・・
親が思うように子どもは動きませんね(^^;)
再生の会のみなさんと一緒にコンテナの土詰め作業に混ぜていただきました。
私は年に1回ペースでしか訪れることができないのですが、
「あ~ 去年ラジオに出てた人だよね」と。
私のことを覚えていてくださって、何だか嬉しい気持ちになりました。
土詰めのやり方を教えてもらい、親子3人並んで作業にとりかかりました。
目を輝かせて、職人のようにきれいに仕事をしている息子
どんな作業をしても面倒くさそうにする娘は、ここでもやっぱり面倒くさそう
同じように育ててきたつもりですが、2人はやはり違うのですね
再生の会のみなさんのテンポのいい会話が飛び交います
東北の方はゆっくり話すという勝手なイメージがあるのですが、そうでもないのです
短い単語のやりとりが頭の上をポンポンと・・・
子ども達に何を話しているかわかる?と聞いたところ、さっぱり??と
BGMにしか聞こえないようです。
普段の生活の中で年配の方と触れ合う機会があまりないので、いい機会になったのかな
自分が土詰めをしたコンテナで育ったクロマツが海岸沿いに植えられ、何十年か経ったら見上げるほどの大きなマツに成長している・・・・こんなところにまで想像は到底及ばないのだろうな~
この1ヵ月降水量わずか10㎜
今年1年のテーマは「溝切り」。
今日は2014・2015・2017年植栽地の多湿地帯3.5haの改善。
夕方、全体の仕事の後を点検し、仕事の出来に感動し、本当に頭が下がりました。
皆さんありがとうございました。「二度と行かない」なんて言わないでくださいね。
ベテランは1日6時間で600本植える人がいます。
宮城中央森林組合、再生の会、そして我々も体を休められる日曜日。
植栽の手始めは、防潮堤沿い県有林全長3.5㎞。
防潮堤で海からのストレスは軽減されるものの汀線に最も近い。
土壌はまさに山砂。滞水することはまったくない。


気になるのは、この1ヵ月(3月23日~4月22日)の降雨のなさ。
2017年は、203㎜降ってぬかるみで難儀しました。
2018年は、10㎜しか降っていません。前年比5%・・・
乾燥注意報が続き、その上、今日は真夏日。
「穴を掘ると気持ち湿っているけど、いい加減降ってほしいよな」
(森林組合ベテラン)
週末は小さい傘マークが出ました。
この乾燥続きでは10㎜未満は雨のうちに入りません。
クロマツですから耐えてくれるといいのですが。

広報室の林です。
今日はちょっとお尻が筋肉痛。
先週末のボランティアでは腕・腰に来ましたが。
筋肉痛の原因はこれ。
クロマツの種まき作業です。
しゃがんだままの姿勢でコンテナに詰められた土に
3段階で作業をしていきます。
まずは穴あけ。棒で土を押さえてくぼみを作ります。
次にそのくぼみに種を一粒ずつ入れ、
最後に覆土。それぞれ別の人が担当していきます。
(その後にもコモや寒冷紗で覆ったり、水をかけたりします)
しゃがんで作業 → 横に移動するために立ってまたしゃがむ。
その繰り返しが結構足腰に来るのです。
私はそれがお尻のあたりに。もしかしたら明日もっと痛みが広がるかも。
今回で7回目の種まき。そして10ヵ年計画の最後の種まき。
地元の河北新報にも掲載いただきました。
「海岸林復活へ種まき」
発芽した苗は、育苗場で2年間育てられ、
2020年に海岸に植えられます。
当日の様子は参加したスタッフから続報があると思います。
溝切りの成果と副産物
広報室の林です。
先週末のボランティアの日、溝切りをしたことは既報の通りです。
立派な溝ができ、排水が促され、クロマツの生育も改善されることでしょう。
その成果はこの後、はっきりと分かるはずです。
ただ、作業は本当にたいへんでした。
粘土質のところも多く、岩のようなものが出てきたり、
ヘドロの臭いがする場所もあったり……。
だんだん鍬をふるう握力もなくなり、言葉も少なくなると
その様子は“強制労働”の様相を呈してきます。
そんな中、楽しそうなリピーターのお二人を発見。
自分が掘り進めているところがヘドロ臭がすると大騒ぎ。
「くさい、くさい」といいながら横を見ると、
隣で作業をしている若手二人の場所はさらさらした土質なのに気づき
「さわやかな人の場所は土もさわやか!」と。
「俺らは心がすさんでるからヘドロが出てくる」と大笑い。
私のところは水が出てきました。
私は心がジメジメしている!?
こんな場所でクロマツが頑張っていると思うと
作業をやった甲斐があったと疲れも吹き飛びます。
そして、いたるところで見つけたこんなもの。
粘土質の土が出てくると作りたくなるのですね(笑)
ビブスにあるUCAはユニバーサルスタジオジャパンの労働組合
「ユー・エス・ジェイ クルー・アライアンス」のこと。
お姉さん、USJなのに帽子はミッキーマウス。手にもミッキーマウス……
と思ったのですが、よぉく見てください!
分かりましたか?
セサミストリートの仲間たちでした!!
海岸の砂地ではこうはいきません。
溝切りをして粘土質の土が出てきたからこその作品です。
思わぬ副産物はとってもとっても楽しいものでした。