3世代で植樹祭に参加!
広報室の林です。
昨日はステキなご夫婦&お子さんを紹介しましたが、
こちらもステキなご家族、しかも3世代。
緑のビブスを着たお父さん、お母さんは「名取市海岸林再生の会」のメンバーとしてクロマツの育苗に携わっています。
息子さんはプロジェクトの支援をしてくださっているANAの社員。震災の年に入社した彼は、新入社員ながら会社と社員ボランティアグループとをつなぐ大事な役割を果たしてくれました。今もANAグループ社員のボランティア活動では、リーダー役として活躍してくれます。
今、このSファミリーが立っているほんの少し内陸側に彼らの自宅がありましたが、津波で流されてしまいました。今はここから少し離れたところに家を建てて、かつてこの地で取り組んでいた農業を再開しています。
息子さんが子どもさんを連れて現場に来たのは今回が初めて。
普段のボランティアはこの年齢のお子さんにはハードすぎますが、
植樹祭は楽しく参加してもらえたようです。
もう少し大きくなったらボランティアにも参加してくださいね!
松男君、海岸林デビュー!
広報室の林です。
植樹祭にこんな小さなお子さんを連れたご夫婦が参加してくれました!子どもの名前はなんと、「松男」君!!
…といっても、私が心の中で勝手に呼んでいるだけなのですが。
なぜならこのご夫婦、「海岸林再生プロジェクト」がご縁で結婚されたお二人だからです。結婚式には吉田と一緒に呼んでいただきました。お二人は律儀にプロジェクトへの寄附も欠かさず続けてくださっています。
こんなご夫婦ですから、子どもの名前は「松男」と私は勝手に決めていましたが、実際の名前は「ま」だけ合っている全然違う名前でした……残念。
まだこんな小さいのに、お天気もどうなるか分からなかったのに、関東から車でやってきてくれ、松男君は海岸林デビューを果たしました!
10年、20年が過ぎてプロジェクトのマツが大きく育つ頃、松男君がご両親の出会いのきっかけとなったこのプロジェクトの海岸林に親しみを感じてくれていたらいいなぁ。そして松子ちゃんの誕生も楽しみにしています!!
出た出た芽が!育苗場より
海岸林担当の鈴木です。
このところ【観察日記】をサボっているのですが、観察は続けていて写真は撮りためています。
近々まとめて報告します。
植樹祭の日に育苗場を見てきました。
ちょうど1年経った苗が力強く天に向かって、お隣さんと争うように上へ上へと穂(頂芽)を伸ばしています。
春は植物の生命力を感じる時期ですね。
しばらくすると穂から新しい葉が出てきます。
東京で育てている苗より緑が濃いような・・・活力があるような・・・再生の会のみなさんの愛情をたっぷりうけているからかな??
4月26日に種まきをしたクロマツ、めんこい姿になっていました。
おそらく4~5日前に発芽したのだろうと思います。
まだ弱々しいけれど、帽子をつけたまままっすぐ天に向かって伸びて伸びています。
発芽して7日ごろの折り紙で作る七夕飾りの提灯のような姿がいちばんかわいいなぁと個人的に思っています。
もう今頃はぼんぼりの姿から帽子が取れて葉が広がっているのだろうと思います。

名取事務所の菅野さんが
「頭がちょんぎれている苗があんだ~」と
え~とどこにあったかな?あったあったここ!
見ると無残な姿に

2週間ちょっと土の中でもぞもぞして、皮をやぶってやっと出てきたのに、皮の少し下でかみ切られ、その下の柔らかい葉だけを食べられてしまいました。
100本に1本くらいの割合で被害にあっています。
「せっかく芽が出てきたのになぁ。かわいそうだよなぁ
これに泣いている顔を書いてブログに載せといて!」
と、菅野さんの発想が微笑ましくもありました。
(どこかパイナップルみたいに見えますね)

ico.さんチャリティアート展
海岸林担当の鈴木です。
植樹祭が終わり、名取事務所で片付けを少しだけ手伝い、帰路につくには少し時間に余裕があったので
ico.さんのチャリティーアート展に行ってきました。
これまで何度かご案内をいただいていたのですが、なかなか行く機会に恵まれずにいました。
プロジェクトでico.さんに描いていただいた絵はもう何点になっただろう??
ico.さんが描き出す柔らかい雰囲気が好きなので、ワクワクしながら会場へ向かいました。
会場に入ると、なんとico.さんがいらっしゃるではないですか!
植樹祭に参加した後に来られたそうで、一緒に参加したご友人2人もいらっしゃいました。
今回のアート展でコラボしたというお花の先生もいらっしゃり、とてもいいタイミングだったようです。
今回は「花と絵とことば展」とのことでしたので、どんな絵が展示されているのかと楽しみにしていたところ、ico.さんにお話を伺うと、お花の先生とライターさんとのコラボした企画展とのこと。
お二人ともプロジェクトの趣旨に賛同してくださり実現した今回のアート展だったようです。
見えないところで一生懸命に賛同者を増やしてくださっていて本当にありがたいなぁ・・・きっと全国にはico.さんのように賛同者を増やしてくださっているたくさんの方がいてプロジェクトが成り立っているんだなぁと本当にありがたい気持ちになりました。
チャリティーアート展であたたかい気持ちになり、仙台駅にもどり、子どもと約束していたお土産を買い新幹線に乗り込みました。
お昼を食べ損ねていたので、お弁当を食べ、やっとお腹が落ち着き車窓を眺めると、西に傾いた夕陽を受けたきれいな光景がひろがっていました。延々と続くその光景、新緑の緑の山々、田植えを終えたばかりのきらきら輝く田んぼ、少しピンク色に染まった雲・・・ずっとこの景色を眺めていました。


いつもの変わらない景色なのかもしれませんが、この日はあたたかい気持ちになった後で清らかな心になっていたおかげできれいに見えたのかな?
人をあたたかい気持ちにさせてくれる仕事っていいですね!
チャリティーアート展は28日までですので、足を運んでみてくださいね
増田中学校の生徒さん
こんにちは
海岸林担当の鈴木です。
植樹祭の話題が続きますがお付き合いください。
名取北高校の校長先生が地域連携校でもある隣接する増田中学校に声をかけてくださり、生徒さん2人、引率の先生1人が参加してくれました。
2人に参加した動機を聞いてみましたが、
「うーん・・・何となく・・・」との応えでした。
でもきっと言葉にしないだけで、「何となく、何か」を感じての参加なのだろうなと思います。
鍬を使っての作業を見ていると、鍬使いのうまさにびっくりしました。
聞いてみると、おじいちゃんの家で鍬を使ってお手伝いしているから~ との返事。
日頃から土に親しんでいるから「何となく、何か」を感じたのかもしれません。
参加の2人が「何となく・・・」の気持ちを学校で話してくれれば、「何となく、何か」を感じてくれる生徒が増えていくのかな?
クロマツの成長を楽しみに、ボランティアにも参加してくださいね
”人を巻き込み、人を動かす”ってこういうこと
海岸林担当の鈴木です。
海岸林の担当ですが、植樹祭に初めて参加しました。
これまで4回の植樹祭の写真を繰り返し繰り返し見てきました。
写真で見ていたので、その光景に新鮮さはなかったのですが、写真では伝わらない風の薫り、雨があがったばかりの少しもやっとした空気、やはり現場に来るのはひとあじもふたあじも違います!
何より、こちらから「おはようございます」と声を掛けると返事が返ってくる、
これが何より嬉しいです。
名取北高校の生徒さんが140人参加という話題は何度かブログにも紹介しているのですが、
どうしてもお伝えしたいことがあるので、今日のブログは名北高生の話にお付き合いください。
生徒が本当に楽しそうに植樹をしている横で、北高の教頭先生にお話を伺いました。
ある時、
「先生!どうしても言いたい事があるんです」と2人の生徒が教頭先生のところへ来たので、
少し身構えて話を聞くと
「マツを植えるだけじゃだめなんです!140人も参加しているけれど、それだけじゃだめなんです。
本当に必要なのはその後の草刈りなどの管理なんです!」
と力を込めて話しをしてくれたそうです。
生徒の行いに心を動かされ鳥肌がたちました。
そこで、教頭先生が2人にインタビューする形で、5月22日発行の「名北の風」という名取北高校だよりにA4誌面の3分の2を使い生徒の熱意を紹介しているとのこと。
5月19日の植樹祭が終わった直後の22日発行の誌面での掲載という、こちらの意向を100%汲んでくださっているようでありがたく思います。
教頭先生からお話を伺った後、2人のうちの1人に声をかけてみました。
「ボランティアに行ってきました~と教頭先生に言いに行っただけです~」
と照れくさそうに話してくれました。
ちょっとしたことでも気軽に話せるあたたかい雰囲気の学校なのだろうな
生徒のひと言の裏にある想いまでしっかり聞き出してくれる生徒を大事にする学校なんだろうなと感心しました。
救急箱や飲料水、AEDなどを設置してある救護本部の前を通った名高生、よっぽど喉が渇いていたのでしょうね。通り過ぎたものの、水飲めますか?と数歩後戻り。
一緒に歩いてきた校長先生が、「持ってあげようか?」と、生徒が手に持っていた鍬を持ち、生徒は「先生、水飲みますか?」との気遣い
本当にいい学校だなぁと
生徒と校長先生や教頭先生との気持ちのいいやり取りに、これまた感動しました。

植樹祭初参加の仙台南高校の生徒さん
植樹祭には宮城県立仙台南高校放送部で活動する2年生の女子生徒ら3人が先生とともにはじめて参加しました。昨年夏、名取市で開かれた全国トンボ市民サミットで名取市海岸林再生の会の鈴木英二会長に会ったのをきっかけに、オイスカの活動に関心を持ったといいます。今回は植樹体験だけでなく、秋の県の新人大会に向けての番組づくりも目的。植樹祭の様子を、写真とナレーションを組み合わせた「オーディオピクチャー」という5分の作品にまとめるそうです。
会場では、お互いに写真を取り合うだけでなく、名取北高の生徒ら参加者たちにもカメラや録音機を向けて「参加したきっかけは?」「感想はどうでしたか?」などと質問をぶつけていました。追加取材もしたうえで仕上げた番組は、出来がよければ全国大会(総合文化祭)に進めます。応援しています!
では、と、こちらも植えつけ作業の感想を取材してみました。みんな、小中学校時代に農業体験の時間があり、農家に行ってクワを使った農作業や焼畑などを経験したことがあるそうです。「でも、その時はやることが全部準備されていたから……」。農家からすれば、簡単なことをちょこっと手伝ってもらえば、という程度の「お客様あつかい」だったのでしょう。
では、きょうは? 「クワで土を掘るのが大変で難しかったよね」「そう、大きな石もけっこうあったしね」とうなずきあっています。農業体験よりも大きなインパクトが彼女たちには残ったようでした。
天気をも変えてしまう……
第5回植樹祭を開催しました!!
こんにちは、浅野です。
5月19日(土)、第5回植樹祭を開催しました。
前日、前々日は雨。当日の明け方に土砂降りの予報。
心配しながら寝て起きると…快晴!!とはいきませんでしたが、
雨は降っていませんでした。よかったー。
参加者はスタッフを含めて530名、そのうちの75%が名取市民(在勤・在学含む)でした。
今までの中で一番市民率が高く、地元への広がりを感じました。
雨の影響で足元が悪い個所もありましたが、皆さん頑張って植え付けをしてくれました。
地元の名取北高校の生徒さんたちの班が一番ぬかるんでいて中には裸足で植え付けをしている姿も…。
おかげさまで約9,000本のクロマツが無事、現場に植えられました。
参加してくれた皆さん、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました!
ぜひ、植えた後の管理をしにボランティアの日にご参加ください!!