9月のボランティア作業予告

2018年8月31日( カテゴリー: 本部発 )

8月25・26日、小雨は降るし、気まぐれで日が出て湿度が高いなか、
60余名のボランティアが奮闘して下さいました。
最近、微妙に地元率が増えた感。嬉しい。
地元紙「河北新報」に、高田松原の草との闘いの現状が報道されました。
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201808/20180826_33009.html
場所は違えども、同じ目的。シンパシーを強く感じます。
我々の現場には、2社の林業プロチームのほか、400名以上のボランティアが、
70ha・35万本のマツを守るため、復興のために来訪予定。
慣れた人も多いけど、初めての方が半数。
(もちろん名取市海岸林再生の会のプロチームも、10万本の育苗で頑張っています)
9月20日前後が、下草刈り完了の大目標。
上半期順調であったことと、今年の名取は雑草にも厳しいほどの少雨だったことから、
例年よりも多少気楽。あまりの草に笑ってしまうのが例年のお盆休み明け。
そうは言っても、やはり我々の目の色が変わる9月です。
9月の作業予告とすれば、これまでブログで何度も紹介し、お察しの通り
1.ツルマメの抜き取り
正確に言えば、この時期は根の張りが旺盛になっているので、
抜き取りというより、草刈り鎌で土ごと根ごと刈り取る。
また、状況・場所次第では、他の草も含めた「つぼ刈り」も。
(マツの一定周囲、必要な範囲限定で草刈り。×全面刈り)

ツルマメに覆われたクロマツ(ほぼ見えませんが)。基本的に作業目的は、陽樹中の陽樹、マツから日光を奪うものを除去すること。栄養を奪うという事ではありません。マツは貧栄養土壌にめっぽう強いのが特徴

ツルマメに覆われたクロマツ(ほぼ見えませんが)
基本的に作業目的は、陽樹中の陽樹、マツから日光を奪うものを除去すること。栄養を奪うという事ではありません。
マツは貧栄養土壌にめっぽう強いのが特徴


なかには、多湿で湿地性植物の葦が多い繁る場所もあります。あとでプロが誤伐しないで済むよう、マツの周りだけ刈る(つぼ刈り)

植栽地の場所によっては、多湿で湿地性植物の葦が
多い繁る場所もあります。あとでプロが刈払い機を使って下刈をするときに誤伐しないで済むよう、マツの周りだけ刈る(つぼ刈り)


2.溝切り
多湿改善のための、排水溝づくり。(冬でも続けたいぐらい)
いま取り組んでいる場所の溝切りは楽天球場1個分が完了目標。溝のサイズも大中小の大。防風柵1基を4人でどけることから始め、溝が出来たら戻します。これ、極上の出来

いま取り組んでいる場所の溝切りは楽天球場1個分が完了目標。溝のサイズも大中小の大。防風柵1基を4人でどけることから始め、溝ができたら戻します。これ、極上の出来


詳しくは、過去のブログをご参照ください。
プロ、ボランティア、全員が安全に乗り切れるよう、精一杯頑張ります。

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