造林講習会

2018年4月17日( カテゴリー: 現場レポート )

天気予報で最高気温15度と聞くと1枚多く着ます。
4月16日植栽初日は、冬を思い出すような朝の寒さでした。
週末は暑くなるようですが。
森林組合のDさんは7時に事務所に一番乗り。会うのは1年ぶり。
「この時期(年度初め)は仕事が薄いんです~」 わかる・・・この業界。
5月一杯までは途切れやすい。今年は新顔が3分の1。
薄い~と言いつつ、「今日はこのまま焼肉やろうよ!」と。さすが山師。
同じ森林組合でも、普段は別々の班で、なかなか会えない仲間が大勢集まるから、
そんな話が出るのかな。今年は松島森林総合からも3人。
オイスカからは、小林省太さんとフィリピン人職員のグラゼンさんが、
それぞれ目的をもって同席した。

うちの会議室に花が飾られたのは初めて

うちの会議室に花が飾られたのは初めて


おもむろに造林講習会が始まった。びっしり2時間。
毎年感心するのは、じつに真剣に聞いてくれること。メモは誰も取らない。
ベテランになればなるほど、仕事ができる人ほど完全に聞き入っている。
佐々木統括の話は、基礎の基礎でも、例えも含めて実に具体的かつ現実的。
マツの植え方と杉の植え方を比較したり、道具の扱い方・点検、法令、安全対策・・・
植付だけでなく、施肥、下刈、ハチの駆除まで多岐も多岐。
林業マンは正直です。ためにならないと思ったら堂々と寝るものだ。
部屋は暖房でガンガンに暖かくても、今年も寝る雰囲気はなかった。
「カツカツしてやることないからな!」これも毎年必ず言うセリフ。
お昼まで残り1時間半は道具の分配・点検など段取り。植付は午後から。
初日に相応しい落ち着いたスタートと思うや、植付班以外の誰かから声がかかる。
「(植付班は)20人だから4,000はやるよな!」
「4,500でもいいぞ!」
3時間・20人・4,000本。
つまり約1分で1本。
まずこれを全長3.5㎞

まずこれを全長3.5㎞

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