えりも岬海岸林を視察して

2017年11月8日( カテゴリー: お助け隊員の声, 海岸林あれこれ )

まず、名取市民ボランティアを代表してこの視察に参加させていただき、
大変参考になり、現場の厳しさを実感でき、本当に良い勉強になりました。
誠にありがとうございました。

名取海岸林とほぼ同じの全長約5㎞、面積は倍の約200ha

名取海岸林とほぼ同じの全長約5㎞、面積は倍の約200ha


えりもに行き、まず一番感じたことは、北の地に生活するために、
住民皆が協力のもと、そしてそれを国、道、町が一体となり、
子どもの時から体験させ、自然の大切さを教育の場に取り入れていることに
感動しました。昭和の初めにえりも砂漠、ハゲ山状況下を、行政の技術者と漁民が
手作業で耕し、そして、20年の試行錯誤の結果、海藻を飛砂防止のために山に敷き、
まず草を根付かせるという、えりも式緑化工法の基礎を編み出し、
今、浜・山に緑の黒松が成長している姿に只々感激です。
育樹祭に交ぜていただきました

育樹祭に交ぜていただきました


ボランティアの一人として、今後は一層の協力と自己研鑽し、
地元の人に海岸の大切さを伝え、また、地区の市会議員、区長などに
今回の視察を説明し、名取市として職員自ら海岸林の保育作業を体験するよう提案し、
学校教育の一環として子どもたちに海岸林での体験を促す旨の投書でもしようと
考えております。マツの生長障害・病害などは専門家に委ね、ボランティアは
指示された仕事を一生懸命やるとともに工夫し、海岸林が生長を願い、
楽しいボランティアが出来れば何よりと思います。
「えりもの緑を守る会」緑化技術部会をオブザーブさせていただきました

「えりもの緑を守る会」緑化技術部会をオブザーブさせていただきました


オイスカ宮城県支部会員 名取市在住 大槻壽夫

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