名取市出身のイラストレーターico.さんより

2026年3月20日( カテゴリー: お助け隊員の声, 松枯れなど病虫害対策 )

 イラストレーターico.です。3月14日(土) 『宮城の海岸防災林のこれからを考える ~全国の好事例に学ぶ~』in仙台防災未来フォーラム2026の感想レポートを書かせて頂きます!

 私は過去に小林省太さんの著書「松がつなぐあした」で、松食い虫の挿絵を描いたことがあったのですが、その程度の知識で吉田さんから「市民代表で登壇して、質問して!」と言われ、特になんの下準備も調べ方もせず、セミナー当日を迎えました。

 ただ、セミナーの少し前に、テレビで関東のどこかで「なんとかカミキリ」が桜の木を食い荒らし、なんとその桜並木が全滅した、というニュースを観ました。昔からある故郷の風景、観光名所が、「なんとかカミキリ」によって奪われてしまった・・。私はそれを観て、「まさか名取市民の森も、こんなふうになってしまったら?」と思うとゾッとして、初めて自分ごとになったのでした。

 今回の解説者•森林総研東北支所 中村克典さんの講演を聞いて思ったのは、今の松枯れ対策は、ほぼ薬剤散布、線虫の侵入を防ぐ「樹幹注入」、感染した木を処理する「伐倒駆除」に尽きるようで、やるべきことは明確でシンプルだな、と(素人目線で)感じました。

 吉田さんの話を聞いていると、とても絶望的に感じてしまうのですが(実際絶望的なのでしょうが)、要するに「マツノマダラカミキリを1匹でも名取市民の森に入れない」という断固たる意思と、資金と実行力があれば、どうにかなるようです。(楽観的過ぎますか?)

 ではどうすれば断固たる…を、オイスカやボランティアの皆さんだけでなく、市民全体の共通認識にできるか?どうすれば資金も集まって、実行してもらえるか?

 私個人の考えとしては・・・やはり「海岸林が愛されること」なのかなと感じました。市民から愛されれば、寄附も集まるでしょうし、かわいい松を枯らすなんてこともさせないでしょう。

 でもそれこそ言うは易しで、困難であるからこそ、今絶望的な状態にあるわけですよね。現地での松食い虫との格闘と同時進行で、市民が市民に「愛されるべき海岸林」の魅力を伝えていく。海岸林は一癖も二癖もあるわけでなく、単に「知られていない」だけなんですよね。「海辺にある木」、それが当たり前すぎて、空気みたいな存在なのかもと。当たり前にある海岸林を、実は植えて育てている人たちがいること当たり前にあった海岸林が、どんな役割があって、自分たちがどんな恩恵を受けてきたか名取市民全体にこれらが周知されるように、一市民として私もがんばろうと思います!

 貴重なお話ありがとうございました!

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